法藏館新刊話題の本のお知らせ

法蔵館書店ニュース  2007/7/6 84号
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法  蔵  館  書  店  ニ  ュ  ー  ス    2007/7/6 84号

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☆ 話 題 の 本 ☆

4/26中外日報掲載
●『 いのち いしずえ―真宗本廟再建悲話 』 【仏教/一般向き】

   上野實英著  A5  121頁  1,050円  978-4-8318-8937-9


雑誌アポロニア(日本歯科新聞社)5月号掲載
●『 待ってるよ、赤ちゃん
―しんれつ・こうがいれつを持つ子どもを安心して迎えるために』
                          【福祉/一般向き】
   楠本健司編  B6  55頁  315円  978-4-8318-5615-9


5/22中外日報、5/31読売新聞夕刊掲載
●『 密教空間史論 』 【日本史/専門向き】

   冨島義幸著  A5  477頁  9,975円  978-4-8318-7472-6


6/10本願寺新報
●『 旅順博物館蔵トルファン出土漢文仏典断片選影 』【歴史/専門向き】

   旅順博物館・龍谷大学編 B4 262頁 84,000円 978-4-8318-7280-6


6/16中外日報掲載
●『 親鸞 他力の宗教―ドイツ講話集 』 【仏教/一般向き】

   薗田坦著  四六判  110頁  1,260円  978-4-8318-8938-6


6/21週刊仏教タイムス掲載
●『 四国遍路と世界の巡礼 』 【歴史/一般向き】

   四国遍路と世界の巡礼研究会編   
   四六判  232頁  2,310円  978-4-8318-5681-4


掲載内容については弊社ホームページ
http://www.hozokan.co.jp/cgi-bin/hzblog/sfs6_diary.cgi?action=cat&cat=1
の『話題の本』でご覧下さい。



   ◆◆◆ 法蔵館新刊案内 ◆◆◆

●『 苦悩とけて絶対の信へ―西田哲学を契機として 』 【宗教/一般向き】

   海邉忠治著  四六判  100頁  1,260円  978-4-8318-1056-4  

   絶対の仏と相対の私とは、離れようにも離れられない裏表の関係であり、
   必然、不離の関係である。絶対の信を求め続けた著者が最後に到達した
   究極の宗教体験を語る書下し。

   【目次】
    ・断続の信より常住、絶対の信へ
    ・後期西田哲学についての宗教的考察
    ・究極の宗教
    ・久松真一の哲学・宗教と西田哲学について ほか

   【著者】
    1917年2月兵庫県生まれ。1941年龍谷大学文学部卒業。
    1947年京都帝国大学文学部哲学科卒業、同大学院(旧制)にて
    3ヶ年研究、龍谷大学講師。1958年相愛大学教授兼同短期大学教授。
    1986年甲子園短期大学学長。現在、相愛大学名誉教授。


●『 ブッダとイエス・キリスト 』 【宗教/一般向き】

   ドラモンド著◆八木誠一◆田中友敏共訳   
   四六判  272頁  2,730円  978-4-8318-1057-1  

   敬虔なクリスチャンであり広い視野から長年に渡り
   宗教間対話を進める宗教学者が、最新の研究成果をもとに
   ブッダとイエス・キリストの生涯とその思想を解明。

   【目次】
    ○第一部 ゴータマ・ブッダ
    第一章 ゴータマ・ブッダの背景    
    第二章 ゴータマの生涯
    第三章 ゴータマ・ブッダの教え
    ○第二部 キリストであるイエス
    第一章 イエスの背景
    第二章 キリストの宇宙的背景
    第三章 イエスの公生涯と活動      
    第四章 イエスの教え
    第五章 キリストとしてのイエスの事業
    ○第三部 個人として、また宇宙的存在として見たブッダとキリスト
    第一章 自然観と人間観   
    第二章 女性と子供
    第三章 僧団と教会      
    第四章 世界観と宇宙観
    第五章 犠牲の精神と十字架の神秘  ほか
   【著者】
    八木誠一
    1932年横浜生まれ。1955年東京大学教養学科卒業。
    1962年東京大学大学院西洋古典学科博士課程修了。
    1967年文学博士(九州大学)。2000年名誉神学博士(スイス、ベルン大学)。
    東京工業大学教授、ベルン大学、ハンブルク大学客員教授、
    桐蔭横浜大学教授をへて、2007年まで同大学客員教授。
    この間、東西宗教交流学会会長、日本基督教学会理事長を務める。
    わが国を代表する宗教哲学者。
    
   ・増補新版 パウロ・親鸞*イエス・禅
     四六判 328頁 2,940円 978-4-8318-1052-6(2000年 法蔵館)

   ・場所論としての宗教哲学
     A5 276頁 3,675円 978-4-8318-1055-7 (2006年 法蔵館)他

    田中友敏
    1938年福岡県生まれ。福岡大学卒業後、東京神学大学大学院卒業、
    神学修士取得。米国インディアナ州アンダーソン大学神学大学院卒業、
    宗教教育修士取得。国際基督教大学宗務部にて牧師として奉仕、
    同時に同大学教会副牧師、同教会幼児園園長。
    現在は学校法人東京清光学園、清瀬ひかり幼稚園園長。日本キリスト
    教団牧師。R・H・ドラモンド先生には国際基督教大学時代に出会い、
    先生の本の翻訳は3冊目である。 


●『 生と死からはじめるマンダラ入門 』 【仏教/一般向き】

   森雅秀著  四六判  222頁  2,415円  978-4-8318-7433-7 

   マンダラを生んだインドの世界観死生観を辿りつつ、マンダラを
   その構造と機能から解明。日本に至る図像内容の変化、ユングの
   マンダラ観まで多様な切り口でマンダラを語り尽す。

   【目次】
    第一章 自己と宇宙
    第二章 死のイメージ
    第三章 マンダラの構造と機能
    第四章 マンダラの表現方法とその意味
    第五章 両界曼荼羅の世界
    第六章 マンダラは心を表しているのか    
    ・各章への補遺    
    ・あとがき

   【著者】
    1962年生まれ。1984年名古屋大学文学部卒業。
    1990年名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期過程中退。
    1994年ロンドン大学大学院修了。Ph.D.(ロンドン大学、1997年)。
    名古屋大学文学部助手、高野山大学文学部助教授等を経て
    現在、金沢大学文学部教授。専門はインド、チベットの仏教文化史。
    比較文化研究。

   【著書】
    ・インド密教の仏たち B6 334頁 3,360円(2001年 春秋社)

    ・仏のイメージを読む B6 274頁 3,360円(2006年 大法輪閣)他


●『 戒律文化 第5号』 【歴史/専門向き】

   戒律文化研究会編  B5  122頁  2,625円  

   【目次】
    ○口絵
    ・泉涌寺出身の律僧―金沢文庫の聖教を手がかりに(高橋秀栄)
    ・中世社会における持斎の受容(大塚紀弘)
    ・中世鎌倉名越の律宗寺院―東栄寺を中心として(落合義明)
    ・奈良国立博物館蔵神泉苑請雨経法道場図について(内田啓一)
    ・湛睿筆『破僧違諫戒勘文』に関する一考察(道津綾乃)
    ・京都東山太子堂考(松尾剛次)
    ○書評・新刊紹介
    ・山川均著『石造物が語る中世職能集団』(藤沢典彦)
    ・西大寺編『金田元成和尚著作集』(佐伯俊源)
    ○戒律文化のひろば
    ・戒律の現代化と菩薩道(川原英照)
    ・斉別受八戒の授戒会実施について(真言律宗授戒実行委員会)
    ○彙報・会則



◆◆◆ 法蔵館のこれから出る本 ◆◆◆

【7月下旬出来予定】
●『 共生する世界 ―仏教と環境 』 【仏教/一般向き】

   嵩満也編  A5  予256頁  3,780円  978-4-8318-2432-5 

   今差し迫った状況にある地球環境問題。その解決に向けて仏教は
   どのような視座を提供できるのか。ディープ・エコロジー、
   南方熊楠等、様々な角度からの論考・議論も収めた注目の書。



☆重版出来ました☆
●『 日々の糧 』 【真宗/一般向き】 ☆第12刷☆

   寺川幽響編  A6  64頁  200円  978-4-8318-8930-0

   生きる指針や反省の手がかりになる寸言を1か月の日々の朝夕に配し目標
   とした。


●『 蓮如上人のことば 』【仏教/一般向き】 ☆第8刷☆ 

   稲城選恵著  四六判  245頁  1,529円  978-4-8318-2311-3

   百のものを十にし、十のものを一つにして語られた蓮如上人の言葉の中から、
   重要な語録50を厳選して、現代的にわかりやすく解説。蓮如上人の教えの
   真髄が集約された入門書の決定版。


●『 正信偈もの知り帳 』 【仏教/一般向き】  ☆第11刷☆

   野々村智剣著  四六判  108頁  650円  978-4-8318-8963-8

   正信偈・同朋奉讃(弥陀成仏のこのかたは)にわかりやすい意訳を
   付けた新しいお経本。


●『 数珠のはなし 』 【仏教/一般向き】 ☆第8刷☆

   谷口幸璽著  四六判  90頁  1,020円  978-4-8318-6413-0

   お葬式・法事・墓参り・毎日の仏壇への礼拝……
   仏教徒の誰もが一度は手にする数珠のいわれと作法を、
   写真入でわかりやすく解説したガイドブック。
   身近な暮らしの中の仏教入門。


●『 法然の生涯 』 【仏教/一般向き】  ☆第9刷☆

   高橋良和著  A5  74頁  612円  978-4-8318-2304-5

   日本浄土教の開祖法然は、持戒堅固の清僧でもあった。
   法然の人物像を児童文学者のやさしい筆致で描く。


●『 説教の歴史的研究 』【仏教・文学/専門向き】 ☆第7刷☆

   関山和夫著  A5  422頁  8,610円  978-4-8318-7654-6

   古代の説話の源流から中世の曼荼羅講説による浄土教展開や
   真宗の説教、近世・近代の民衆演芸と説教の関係等、教団発展の
   原動力となった説教の持つ意義と功績につき未開の分野に跡をきざむ。


●『アマテラスの変貌―中世神仏交渉史の視座』【歴史/一般向き】☆第2刷☆

   佐藤弘夫著  四六判  242頁  2,520円  978-4-8318-7129-9 

   異国の仏が姿を変え、神として日本に現れたのではない!
   童子、男神、女神と変貌するアマテラスを手がかりに、
   従来の神仏習合、本地垂迹、神国思想などの見方に画期的な変更を迫る。


●『 待ってるよ、赤ちゃん 』 【社会福祉/一般向き】 ☆第2刷☆

   楠本健司編  B6  55頁  315円  978-4-8318-5615-9

   500人に1人の確率で生まれる唇裂・口蓋裂を持つ子どもたち。
   形成外科・歯科・言語聴覚士・臨床心理士らが連携して、
   家族とともに唇裂・口蓋裂児の育ちを見守るための小冊子。


◆◆◆ 法蔵館書店新刊案内 ◆◆◆

●『親鸞聖人と恵信尼公 ― 越後の生活と真宗 』

   上野實英著  A5  79頁  1,000円  北越出版

   親鸞聖人の越後旧跡の調査等から考えられる聖人の布教のかたちと、
   その後の越後の真宗の歩みを解り易く説いた書。


●『上越後の親鸞聖人 』

   上野實英著  A5  48頁  1,000円  北越出版

   親鸞聖人ゆかりの上越後寺院、旧跡のガイドブック。
   
  【目次】
   ・上越後の親鸞聖人
   ・上越後の親鸞聖人の足跡
   ・親鸞聖人越後七不思議 ほか


●『 街頭法座 真宗伝道掲示板全書 』

   大峯顯◆渡邉晃純監修  B5  319頁  16,800円  四季社

   伝道掲示板用に人々の生きる力の糧になるような言葉を選句、解説付。

  【目次】
   第一章 『歎異抄』のこころを知ろう
   第二章 親鸞聖人・蓮如上人のこころを知ろ
   第三章 生きる力となる言葉を知ろう
   第四章 経典の言葉のこころを知ろう ほか


●『 真宗法要聖典 訓読付 』

   現代に真宗の勤式を考える会編   
   B6変  177頁  450円  永田文昌堂

  【目次】
   伽陀・三奉請、大経、観経、小経、正信偈、念仏・和讃、
   和訳正信偈―経讃 ほか


●『「歎異抄」のあじわい 第一条、第二条、第四条より 』
             【芦屋仏教会館夏期講座連続講話集3】

   梯實圓◆石田慶和◆中西智海著◆芦屋仏教会館編  
   B6  90頁  840円  自照社出版

   門弟たちの“いのち”をかけた問いに対する親鸞聖人の信心のお言葉は、
   この世の闇を照らし、人間の善悪を超えた仏の世界へといざなう。

  【目次】
   ・善悪を超えて―第一条より(梯實圓)
   ・生死いづべき道―第二条より(石田慶和)
   ・“すゑとほりたる慈悲”のこころ―第四条より(中西智海) ほか


●『 愚禿鈔講義録 3 』

   宗正元講述  A5  230頁  2,000円  雲集学舎

   加藤寿太郎氏の、ほぼ全講にわたるテープ起しをもとに有志の協力によって
   製作。

  【目次】
   ・第十一講 ・第十二講 ・第十三講 ・第十四講 ・第十五講ほか



●『 こころの薬 ― 苦しみを取り除く「般若心経」』

   大谷徹奘著  B6  167頁  1,000円  イースト・プレス

   名門寺院・薬師寺の人気僧侶が“日本で一番身近なお経”の教えを
   わかりやすく書いた“こころに効く薬”

   【目次】
    第1章『般若心経』とは
    第2章 観自在菩薩さまはどのようにして苦しみを克服したのか
    第3章 苦しみの根元がわかれば、幸せへの道が見えてくる  ほか 


●『 空海の哲学『マンダラ』― すべての生物と共に生きる願いの「場」 』

   北尾克三郎著  B6  124頁  1,050円  プロスパー企画

   『金剛界マンダラ』の世界を、そこに今日のヒトの生きる「場」の
   本質があるとして解き明かす。

   【目次】
    T マンダラとは何か
    U マンダラの骨格
    V マンダラ世界の展開 ほか


●『 曼荼羅グラフィックス 』

   田中公明著  A5  135頁  2,940円  山川出版社

   コンピュータ・グラフィクスにより鮮やかに彩られた曼荼羅の世界。
   曼荼羅塗り絵付。

   【目次】
    ・ミトラヨーギンの一〇八曼荼羅
    ・内庭の塗り分けパターン
    ・『ヴァジュラーヴァリー』曼荼羅集
    ・「ミトラ百種」曼荼羅集 ほか


●『 神会 ― 敦煌文献と初期の禅宗史 』【 唐代の禅僧 2 】

   小川隆著  B6  261頁  2,730円  臨川書店

   敦煌文献の発見とともによみがえった初期禅宗の世界、
   その中でひときわ異彩を放っていたのが神会。
   「北宗」に始まり、神会を経て馬祖禅にいたる唐代禅宗の
   形成過程、それを豊富な原典資料の訳読により活き活きと
   描き出す意欲的な初期禅宗の思想通史。

   【目次】
    序論 胡適と敦煌禅宗文献
    第一章 南宗と北宗 神会の「北宗」批判T
    第二章 頓と漸 神会の「北宗」批判U
    第三章 神会の思想 ほか



●『 校注 良寛全詩集 』

   谷川敏朗著  B6  526頁  5,775円  春秋社

   清澄・無為、やすらかな境地にあそぶ珠玉の良寛詩集。
   写本、実筆詩集、遺墨より483首収載。

   【目次】
    ・良寛全詩集
    ・良寛の漢詩の世界 ほか


●『 傍訳 原書で知る 正法眼蔵随聞記 ― 生き方の書 』

   中野東禅編著   B6   318頁   1,260円   四季社

   【目次】
    ・人生論の書として
    ・道元禅師から学ぶ人生指針
    ・正法眼蔵随聞記TUV ほか


●『 唯識説を中心とした 初期華厳教学の研究
                  ― 智儼・義湘からの法蔵へ 』

   大竹晋著  A5  536頁  13,650円  大蔵出版

   華厳宗の思想、華厳教学は6〜7世紀の唯識思想のひとつとして生じ、
   中国・朝鮮半島、日本の仏教に大きな影響を与えた。華厳教学の創始者、
   智儼が構築した体系を弟子の義湘・法蔵が改変する過程を明らかにする。

  【目次】
   第一部 大乗始教・大乗終教・別教一乗の構造
   第二部 大乗始教・大乗終教の論理
   第三部 別教一乗の論理  ほか


●『 神々と肉食の古代史 』

   平林章仁著  B6  251頁  2,940円  吉川弘文館

   古来、日本人は肉食を忌み避けたとされている。
   だが、神話の神々は生贄を食べ、墓にも肉が供えられていた。
   信仰を中心に肉食の実態を解明し、のちに禁忌となる過程を考察。
   祭儀と肉の関係から、古代文化の実像に迫る。

  【目次】
    第T部 牛肉を喰らう女神
    第U部 生肉を好む神々
    第V部 肉食と殺生の禁断ほか


●『 中世貴族社会と仏教 』

   小原仁著  A5  285頁  9,975円  吉川弘文館

   摂関期後期より、貴族社会で浄土教信仰が盛んになった。
   仏典の女性蔑視文言と女性の信仰生活、家の繁栄を希求する来世信仰、
   大仏開眼会に働く政治力学、文人貴族の本朝意識を解明。
   貴族の信仰生活と思想動向を考察する。

  【目次】
   第一部 貴族社会の女性と仏教
   第二部 貴族社会の家と信仰
   第三部 社会と信仰
   第四部 摂関・院政期の思想動向 ほか


●『 中世仏教の原形と展開 』

   菊池大樹著  A5  337頁  8,400円  吉川弘文館

   日本中世仏教研究の現状と課題を踏まえ、古代・中世仏教の
   原形と展開を解明。また、持経者の実像と、中世における
   彼らの活動を、王権・専修念仏・寺院社会など、近年の
   中世仏教研究の課題との関わりの中で掘り出す。

  【目次】
   第一部 中世仏教の原形
   第二部 中世仏教と持経者の活動 ほか


●『 江戸の漂泊聖たち 』

   西海賢二著  B6  185頁  2,625円  吉川弘文館

   江戸時代、民衆ととも生きる修行僧がいた。米穀を断つ木食僧、
   仏像を刻む聖、加持祈祷をする修験者。彼らはなぜ諸国を漂泊し、
   苦行に身を投じたのか。民衆に支持された民間宗教者の足跡から、
   日本宗教史の深層に迫る。

  【目次】
   一 江戸前期の木食僧  
   二 江戸中後期の木食僧 
   三 六十六部・修験・陰陽師ほか


●『 朝廷をとりまく人びと 』 【 身分的周縁と近世社会 8 】

   高杢利彦編  B6  239頁  3,150円  吉川弘文館

   江戸幕府の統制下にあった朝廷の周縁に生きた人びととは。
   地下官人・堂上公家の部屋住、摂家の家司、文化・芸術・
   学問を担った門跡出入りの人びと、朝廷内の旗本・大工など、
   朝廷をとりまく多様な身分の実態に迫る。

  【目次】
   ・公家鑑にみる朝廷の人びと(高杢利彦)
   ・地下官人(西村慎太郎)
   ・堂上公家の部屋住(松田敬之)
   ・摂家の家司たち(中村佳史)  ほか


●『 吉野裕子全集 第4巻 蛇/狐 』

   吉野裕子著  A5  393頁  3,150円  人文書院

   陰陽五行の原理と応用という視点から蛇と狐の忘れられた
   呪性をみごとに解き明かす!

  【目次】
   ○蛇
    第一章 蛇の生態と古代日本人
    第二章 蛇の古語「カカ」 ほか
   ○狐
    第一章 狐の生態
    第二章 日本の狐
    第三章 中国の狐  ほか


●『 ブッダと仏塔の物語 』

   杉本卓洲著  B6  262頁  2,205円  大法輪閣

   ブッダの遺骨を納めた仏塔。仏塔研究の第一人者がその謎を解き明かす!
   図版多数。

  【目次】
   第一部 仏塔の始まり
   第二部 仏塔が語るもの
   第三部 仏塔の広がり ほか


●『 説経節を読む 』

   水上勉著  文庫  308頁  1,050円  岩波書店
 
   説経節の中でもよく知られている5作品を著者が自らの体験
   ・人生を通し語り尽くす。

   【目次】
    一 さんせう太夫
    二 かるかや
    三 信徳丸
    四 信太妻 ほか


●『 週末からはじめる 修行のススメ 』

   修行のススメ取材班編  A5  239頁  1,680円  山海堂

   迷ったとき、悩んだとき、仏教にふれ人生を見直す。出家体験入門。

  【目次】
   第1章 仏教体験入門
   第2章 本格出家をめざすためには
   第3章 私の出家体験
   第4章 いざ巡礼の旅へ ほか


●『 いのちは誰のものか ― 仏教思想に人間を問う 』

   山崎龍明編著  B6  191頁  1,890円  武蔵野大学出版会

   今、仏教思想に学ぶ。人間とは?いのちとは?
   初学者にもわかりやすい仏教入門書。

  【目次】
   第一章 ゴータマ・ブッダに教育を学ぶ
   第二章 仏教にいのちを学ぶ
   第三章 親鸞の生涯と思想に人間を学ぶ  ほか


●『 仏教にできること ― 躍動する宗教へ 』

   正木晃著  B6  309頁  1,995円  大法輪閣

   いま仏教が直面している状況と果たさなければならない使命を
   明らかにしながら、分かり易い言葉と論理で語る・・・。
   実践・参加・展開する宗教の可能性。

  【目次】
   第1章 我執の病―人格障害
   第2章 21世紀型宗教の五条件
   第3章 自然と宗教―日本仏教の特質
   第4章 イスラム教とどう向き合うか ほか


●『 仏教と日本人 』

   阿満利麿著  新書  222頁  735円  筑摩書房

   仏教は、わが国独特のすがたに変容し定着した。
   こうして日本人の心情に深く根ざした仏教は、どのような
   民族的精神風土の上に受け容れられたのか。
   また、仏教とふれることで、日本人の宗教意識にどのような
   変化が生まれたのか。日本文化のはらむ「業」、その光と影を
   透徹した思惟で見定める一冊。

  【目次】
   第1章 地蔵の頭はなぜ丸い
   第2章 「地獄」はいつの間にか「極楽」に
   第3章 日本の僧侶はなぜ肉食妻帯なのか
   第4章 日本人に親しい仏たち ほか


● 『 日本仏教の危機と未来 』

   仏教タイムス社編集部編 A5 105頁 1,050円 仏教タイムス社

  【目次】
   第1部 家族と先祖祭祀
   第2部 鼎談「これからの仏教」  ほか


●『 教義と社会 』

   村松法文著   A5   141頁   1,470円   

   教義と儀式、学の自立と国の施策、学問をすることの意味などを
   テーマにまとめた書。

  【目次】
   一 「儀式」小考
   二 国家と宗教
   三 「知進守退」碑について ほか


●『 真乗 ― 心に仏を刻む 』

   奈良康明◆仲田順和◆下田正弘ほか著  
   新書  393頁  987円  中央公論新社

   昭和の、仏教者、仏師と呼ばれた伊藤真乗その生涯。
   写真79点収録。

  【目次】
   T 出家に至るまで
   U 出家と修行
   V 苦難を超えて
   W 立教 ほか


●『 迷いと確信 ― 大乗仏教からテーラワーダ仏教へ 』

   山折哲雄◆アルボムッレ・スマナサーラ著  
   B6  287頁  1,890円  サンガ

   出家の真意、無常の悟り、日本のスピリチュアリティ、
   国家と宗教、こころとからだ、そして、ブッダの確信。
   宗教学者とテラワーダ仏教長老によるブッダの「法(ダンマ)」を
   めぐる画期的対話。

  【目次】
   第一章 歩くことは学ぶこと
   第二章 ガンディーとブッダ
   第三章 仏教カウンセリングの実践
   第四章 価値へと至る放棄の道  ほか


●『 あなたがあなたになる48章 』

   真城義麿著  新書  198頁  800円  東本願寺出版部

   いまを生きるなかで迷ったり不安になったりわからなくなっている
   あなたに、京都の大谷高校の校長からのメッセージ!
   あなたがあなたになる「練習問題」付。

  【目次】
   ・晴れの日も曇りの日もある
   ・「生きる」って、どういうこと?
   ・人はつながりのなかで生きている
   ・あなたの周りで起こっていることを少し考えてみよう ほか


●『 病に生かされて ― がん病棟の手記 』

   田中八重著  B6  138頁  1,260円  自照社出版

   3度目のがん手術、6クールに及ぶ抗がん剤治療の中で、
   家族や仲間に支えられ、死と向き合いつづけた7ヶ月間の
   いのちとこころの軌跡。

  【目次】
   ・三度目のがん手術
   ・抗がん剤治療T―1〜2クール
   ・新年を迎える ほか


●『 新装版 いいじゃないか 生きようよ 死のうよ 』

   松原泰道著  B6  206頁  1,575円  土屋書店

  「死を問いとして生きる」ことを考える一冊。

  【目次】
   第一章 すべての死が大往生
   第二章 一日一生で生きる  ほか


●『 2泊3日からはじめる 四国遍路の旅 』

   菅野匡夫著  A5  135頁  1,470円  平凡社

   千年にわたって歩み継がれてきた、遍路道の魅力をたっぷりと紹介!
   自然と人に触れあい、自分を知る―。さあ、「試し打ち」の旅へ。

  【目次】
   1 一番礼所から歩く―発願の道
   2 「遍路ころがし」を行く―発心の道
   3 はてしなき空と海―哲学の道
   4 人間を歩く―修行の道 ほか


●『 親鸞の水脈 創刊号 』

   真宗文化センター編 A5 51頁 600円 真宗文化センター

   真宗文化の調査研究を目的として設立された
   「真宗文化センター」の機関誌の創刊号。
   親鸞に関するエッセイ、論文、史料などを紹介する。

  【目次】
   真宗文化センターの設立と『親鸞の水脈』の創刊(今井雅晴)
   親鸞の信仰と門弟の信仰―門弟による異義を中心として(小山聡子) ほか



●『 身同 』【 解放運動推進本部紀要 第27号 】

   真宗大谷派解放運動推進本部編   
   A5  112頁  1,000円  真宗大谷派宗務所

  【目次】
   ・2006年度 人権週間ギャラリー展シンポジウム
   ・ハンセン病問題に学ぶ
   ・第16期第6回解放運動推進要員研修会講義 ほか


●『 教化研究 138 特集 今、いのちがあなたを生きている 』

   教学研究所編  A5  137頁  1,200円 真宗大谷派宗務所

  【目次】
   ・巻頭言「いのち」とは何か(小川一乗)
   ・特集 今、いのちがあなたを生きている
   ・座談会 
    御遠忌テーマ「今、いのちがあなたを生きている」をめぐって ほか


●『 燗c学報 第95輯 』

   高田学会編  A5  170頁  2,100円  高田学会

  【目次】
   ・口絵 川瀬和敬師遺影 ほか
   ・特集 川瀬和敬師を偲んで ほか
   ・論文 末燈抄を読み解く 九 ほか


●『 週刊 日本の仏像 No.3 法隆寺@ ―釈迦三尊と金堂、五重塔 』

   清水眞澄総監修◆稲木吉一◆塩澤寛樹監修   
   A4変  35頁  580円  講談社

   美しい仏像を等身大の迫力で見る事が出来る、
   原寸大ギャラリーをはじめ、寺院周辺の名所旧跡など
   観光コースをガイド。寺院のご住職・管長のお話などを収録。

  【目次】
   ・釈迦三尊像と人間との対比 釈迦三尊像の魅力
   ・原寸大ギャラリー
   ・釈迦三尊像を読み解く
   ・至極の一枚 ほか


●『 週刊 日本の仏像 No.4 東寺@ ― 不動明王と立体曼荼羅 』

   清水眞澄総監修◆稲木吉一◆塩澤寛樹監修   
   A4変  35頁  580円  講談社

  【目次】
   ・不動明王坐像と人間との対比 不動明王とは
   ・原寸大ギャラリー
   ・不動明王坐像を読み解く
   ・至極の一枚


●『 週刊日本の仏像No.5 東大寺@ ― 奈良大仏と南大門の金剛力士 』

   清水眞澄総監修◆稲木吉一◆塩澤寛樹監修   
   A4変  35頁  580円  講談社

  【目次】
   ・奈良大仏(盧舎那仏坐像)と人間との対比 宇宙の真理を表す大仏
   ・原寸大ギャラリー
   ・至極の一枚
   ・異視線で見る大仏 ほか


●『 週刊 仏教新発見 02 興福寺 』

   山折哲雄◆末木文美士編集顧問   
   A4  39頁  580円  朝日新聞社

   伽藍など建造物や仏像、仏画、庭などの謎と不思議を紹介。
   日本のおもな仏教宗派の成り立ちや教えについてもわかり易く解説。
   古寺の不思議、仏像の秘密、日本仏教がわかるシリーズ。
   創刊記念2号特別付録 お寺の見方。

  【目次】
   ・巻頭法話 いま、釈迦のことばA(瀬戸内寂聴)怨みは永遠に尽き
    ないのか
   ・興福寺新発見 
    徳川が天下を取るまで、大和一国の主は興福寺だった稲葉伸道)ほか
   ・創建千三百年を機に中金堂の復興 四天王像をめぐる尽きない謎 ほか


●『 週刊 仏教新発見 03 薬師寺 』

   山折哲雄◆末木文美士編集顧問 A4 39頁 580円 朝日新聞社

  【目次】
   ・巻頭法話 いま、釈迦のことばB(瀬戸内寂聴)
     命は永遠ではないからこそ尊い
   ・薬師寺新発見 
     薬師寺だけがなぜ寺名を変えなかったのか(綾村宏) ほか
   ・宝物鑑賞 古代仏教文化の精華(佐々木守俊) ほか


●『 週刊 古寺を巡る 19 熊野 』

   岡本八重子編  A4  41頁  580円  小学館

   名刹といわれる古寺の教えとその歴史、仏像や絵画を始めとする、
   仏教美術の名品をわかりやすく、美しく紹介するシリーズ。

  【目次】
   ・揮毫「忘己利他」(那智山主 高木亮享)
   ・熊野とはどんな聖地か 霊験と利益の神秘の浄土
   ・本尊讃歌 那智山青岸渡寺 如意輪観音坐像
   ・諸堂の本尊 三重塔 ほか


●『 週刊 古寺を巡る 20 西本願寺 』
 
   岡本八重子編  A4  41頁  580円  小学館

  【目次】
   ・揮毫「正信」(浄土真宗本願寺派総長 不二川公勝)
   ・西本願寺はどんなお寺か 親鸞聖人に導かれて
   ・本尊讃歌 阿弥陀如来立像 親鸞聖人御真影
   ・報恩の行事  ほか


●『 週刊 古寺を巡る 21 金峯山寺 』

   岡本八重子編  A4  41頁  580円  小学館

  【目次】
   ・揮毫「恕」(金峯山寺管領 五條順教)
   ・金峯山寺はどんなお寺か 修験道の聖地
   ・本尊讃歌 蔵王権現
   ・諸堂の本尊 本地堂・南朝妙法殿・観音堂・愛染堂 ほか


●『 週刊 古寺を巡る 22 神護寺 』

   岡本八重子編  A4  41頁  580円  小学館

  【目次】
   ・揮毫「八風吹不動」(神護寺住職 谷内清岳)
   ・神護寺はどんなお寺か 真言宗開宗の道場
   ・本尊讃歌 薬師如来立像
   ・諸堂の本尊 大師堂・多宝塔  ほか


●『 日本の美術 No.498 室町時代の彫刻 ― 中世彫刻から近世彫刻へ 』

   独立行政法人国立博物館(東京/京都/奈良/九州)◆
   独立行政法人文化財研究所(東京/奈良)監修◆根立研介編   
   A9変  102頁  1,654円  至文堂


●『 同朋 7月号 』

   真宗大谷派宗務所編  A5  76頁  300円  東本願寺出版部

  【目次】
   ・室町時代の造仏の諸相
   ・京都の仏所の変遷と多様化
   ・南都と鎌倉ほかの仏所の動向 ほか


●『 在家佛教 8月号 』

   在家佛協会編  A5  100頁  440円  在家仏教協会


●『 大乗 7月号 』

   大乗刊行会編  A5  93頁  394円  本願寺出版社


●『 大法輪 8月号〈日本の仏像〉物語 』

   小山弘利編  A5  244頁  840円  大法輪閣



◆◆◆ 法蔵館書店売行き6月ベスト10 ◆◆◆

順位 書名 / 著者名/ 出版社名 / 税込価格

 1 世のなか安穏なれ
   大谷光真  中央公論新社    1,260円
 2 お寺は何のためにあるのですか?
   撫尾巨津子 法蔵館        1,050円
 3 宗教の授業
   大峯 顯  法蔵館         2,415円
 4 こんなことが聞きたかった
   山本 隆  法蔵館          450円
 5 親鸞聖人に学ぶ
   一楽 真  東本願寺出版部   1,500円
 6 後生の一大事
   宮城 リ  法蔵館         1,050円
 7 歎異抄のあじわい
   梯 實圓  自照社          840円
 8 地獄と極楽
   稲城選恵  法蔵館          1,050円
 9 笑う門には念仏あり
   森田真円  本願寺出版社      735円
10 いのちに関する5つのレクチャー
   仁愛大学宗教教育研究センター編  法蔵館  1,890円


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2007年07月06日(金) No.71 (法藏館書店ニュース)

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