法藏館新刊話題の本のお知らせ

法蔵館書店ニュース   2007/12/10 89号
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法 蔵 館 書 店 ニ ュ ー ス   2007/12/10 89号

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☆ 年 末 年 始 営 業 の お 知 ら せ ☆
2007年12月29日(土)〜2008年1月6日(日)の間休業させていただきます。
年内発送は12月27日(木)までの受付になります。
それ以後のご注文は2008年1月9日(水)以降の発送になりますのでご了承下さい。
この一年お引き立ていただきまして誠に有難うございました。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。


☆ 話 題 の 本 ☆
11/26神戸新聞掲載、11/27京都新聞掲載
●『 五来重著作集 第1巻 日本仏教民俗学の構築 』【民俗/専門向き】

   五来 重著 A5 444頁 8,925円 978-4-8318-3407-2

   柳田國男、折口信夫に次ぐ民俗学者と評される著者の、
   未公刊博士論文「日本仏教民俗学論攷」はじめ、
   仏教民俗学を構築した主要論文を収録した半世紀にわたる
   研究成果の集大成。

第2回配本2007年12月中旬頃刊行予定!!以降、隔月初旬に刊行予定。
●『 五来重著作集 第2巻 聖の系譜と庶民仏教 』


11/8・11/15合併号仏教タイムス掲載
●『 生と死からはじめるマンダラ入門 』 【仏教/一般向き】

   森雅秀著 四六判 222頁 2,415円 978-4-8318-7433-7

   マンダラを生んだインドの世界観死生観を辿りつつ、
   マンダラをその構造と機能から解明。
   日本に至る図像内容の変化、ユングのマンダラ観まで
   多様な切り口でマンダラを語り尽す。


11/7南紀州新聞,文化時報、11/11読売新聞,11/15朝日新聞掲載
●『 熊野比丘尼を絵解く 』【仏教/専門向き】

   根井浄◆山本殖生編著 A5 523頁 6,300円 978-4-8318-7562-4

   「熊野歓心十界図」で絵解きし、熊野信仰を全国に布教した熊野比丘尼。
   250点以上の絵画史料と、数多くの文献史料を博捜し、熊野比丘尼の
   宗教者としての実像にも迫る画期的大冊。


◆◆◆ 法蔵館新刊案内 ◆◆◆

● 『 親鸞の生涯と教え 』 【真宗/一般向き】

   鎌田宗雲著 四六判 202頁 2,100円 978-4-8318-2157-7

   浄土真宗の開祖親鸞が生きた時代とその生涯とは―誕生から結婚、
   念仏弾圧から往生まで。史料を簡潔に紹介し、親鸞の激動の九〇年の
   一生とその教えの核心を鮮やかに描き出す。

  【著者】
   1949年岡山県生まれ。龍谷大学文学部卒業。
   現在、浄土真宗本願寺派報恩寺住職、中央仏教学院講師。

  【著書】
   ・阿弥陀仏と浄土の理解
     四六判  366頁  3,780円  (2004年 永田文昌堂)ほか

   ・たった一度の人生だから
     四六判  82頁   735円 (2003年 探究社) ほか

  【目次】
   第一章 求道の人―親鸞の生涯
   第二章 親鸞への視点
   第三章 浄土真宗の教え


● 『「歎異抄」もの知り帳 』【真宗/一般向き】

   野々村智剣著◆仏教文化研究会編  
   四六判 122頁  735円  978-4-8318-8960-7

   広く親しまれている『歎異抄』。
   けれど、意外にその中味は詳しくは知られていない。
   ふっと感じる素朴な疑問から深い内容まで、
   明快に答えてくれる便利なガイドブック。

  【著者】
   1932年、奈艮県生まれ。
   浄土真宗本願寺派奈良教区吉野中組・祐光寺住職。
   龍谷大学文学部卒、同大学院修士課程修了。
   現在、ウイズ仏教文化研究会を主宰。

  【著書】
   ・門徒もの知り帳 上・下巻
     四六判 上107頁 下108頁 各600円
     978-4-8318-8961-4,8962-1 (1987年 法蔵館)

   ・正信偈もの知り帳
     四六判 107頁 650円 978-4-8318-8963-8 (1994年 法蔵館)

  【目次】
   ・『歎異抄』の著者は誰?
   ・河和田の唯円とは、どんな人?
   ・河和田の唯円の没年月日の謎
   ・『歎異抄』は、いつごろなぜ書かれた?
   ・『歎異抄』は発禁本だったのか
   ・『歎異抄』は声に出して読むもの?
   ・『歎異抄』は十八条で構成されている
   ・『歎異抄』の内容をひとことで言うと
   ・この一冊さえあればいい
   ・日本を代表する 古典文学
   ・親鸞聖人の肉声が聞こえてくる
   ・核心やさしい言葉で
   ・すべての人にこころの救い
   ・親鸞聖人の九十年に及ぶご生涯
   ・親鸞聖人略年表
   ・前序・第一条〜第十条・後序の原文と現代語訳 ほか


● 『 真実に遇う大地 』【聞法ブックス10】【真宗/一般向き】

   松田正典著 小B6 56頁 400円 978-4-8318-2140-9

   人間形成の危機とニヒリズム―科学を専門に学ぶ著者が、
   科学技術が発展した現代が直面するこの課題を根源的に
   克服する道を親鸞と歎異抄の思想にもとづき解明した講話。

  【著者】
   1939年岡山県津山市に生まれ。
   広島大学理学部物理学科卒業。理学博士(素粒子物理学)。
   広島大学助教授(総合科学部)バージニア州立理工科大学
   客員研究員を経て、広島大学教授(総合科学科)、
   広島大学大学院教授(生物圏科学研究所、理学研究科)。
   2002年3月定年退職。現在、広島大学名誉教授。
   1982年に財団法人広島大学仏教青年会設立、同財団理事長。
   真宗保育学会理事。

  【著書】
   ・生きるための歎異抄(聞法5)
    小B6  96頁  400円  978-4-8318-2135-5 (2001年 法蔵館)

   ・いのちの伝承
    四六判 186頁 1,365円 978-4-8318-8593-7 (1992年 法蔵館)

  【目次】
   ・私の仏教との出遇い
   ・二十一世紀の危機
   ・科学技術の発展と人間形成
   ・能力主義と理想主義 ほか


● 『 自分らしく生きる ― 他力への道 』 【仏教/一般向き】

   五十嵐隆明著  四六判 214頁 1,680円 978-4-8318-8169-4 

   浄土宗西山禅林寺前管長である著者が宗派を超えて語りかける。
   教育や道徳、社会の根底で人の心を支える仏の教えの、
   現実生活への生かし方を明らかにする仏教入門書。

  【著者】
   1933年京都府生まれ。龍谷大学文学部卒業。
   総本山禅林寺第八十八世法主。浄土宗西山禅林寺前管長。
   学校法人永観堂学園永観堂幼稚園元理事長。社会福祉法人同和園理事長。
   養福寺名誉住職。

  【目次】
   一 日本が悩んでいる
   二 自分を鍛えよう
   三 人と共に生きる
   四 自分らしく立派に
   五 心で語る 
   ・あとがき 


● 『 ミャンマー上座仏教史伝「タータナー・リンガーヤ・サーダン」を読む』
   
   池田正隆著 A5 408頁 9,975円 978-4-8318-7432-0 【仏教/専門向き】
   
   ビルマ語で書かれた仏教史に関する貴重な文献資料の本邦初訳。
   上座仏教がインドからスリランカを経て、ミャンマーに根づた様子が、
   当時の風俗をまじえ生き生きと語られる。
 
  【著者】
   1934年北海道久遠郡せたな町北檜山区北檜山生まれ。
   1957年大谷大学文学部(仏教学)卒業。
   1957年ビルマ政府佛教会招請留学僧として渡緬。
   1960年3年間の僧院(比丘)生活を終え帰国。
   1961〜95年大谷中・高等学校教諭。
   1983〜98年大阪外国語大学非常勤講師。
   1995〜2002年京都光華女子短期大学・天理大学・
   大谷大学各非常勤講師。
   現在、社団法人日本ミャンマー友好協会会員。

  【著書】
   ・ビルマ仏教 
     四六判 228頁 2,548円 978-4-8318-7420-7(1995年 法蔵館)ほか


  【目次】
   1 アーシ−サプッバカガンターラッバ序偈 趣旨了解
   2,3,4 第1回〜第3回仏典結集挙行についての要約
   5 9国・9か所へ宣教師派遣のこと
   6 ミャンマー国へ伝道師到来のこと
   7 尊者ウパーリより伝承の師資相称次第
   8 三蔵を暗誦のみにより伝持してきたこと
   9 第4回仏典結集が挙行されねばならなかったことについての要約
   10 セイロン島〔スリランカ〕における漸次分派のこと ほか


◆◆◆ 法蔵館のこれから出る本 ◆◆◆

【12月中旬出来予定】
● 『 聖の系譜と庶民仏教 』【五来重著作集2】【民俗/専門向き】

   伊藤唯真編編 A5 561頁 9,975円 978-4-8318-3408-9

   名著『高野聖』と『善光寺まいり』の決定版を収録。
   高野山と善光寺が全国的霊場になったのは高野聖と善光寺聖の
   活躍があったことを解明した、五来民俗学の精華。


【12月末出来予定】
●『 鎌倉期の東大寺復興―重源上人とその周辺 』
         【GBS論集5】【歴史/専門向き】

   GBS実行委員会編 A4 予152頁 2,100円 978-4-8318-705-2

   平成18年に八百年御遠忌を迎えた、鎌倉期東大寺復興の立役者
   俊乗房重源上人を軸に、南都仏教の具体相や日本中世社会に及ぼした
   影響を、仏教学・美術史学・歴史学の各分野から究明。


● 『中論 サンスクリット索引 』【仏教/専門向き】

   立川武蔵著 A5 予350頁 9,450円 978-4-8318-7358-3

   初期大乗仏教の龍樹の代表著作『中論』のサンスクリット索引。
   空と縁起の思想を確立した『中論』は、中観思想の基本文献。
   本書では、サンスクリットテキストおよび、アルファベット順と
   頻度順の索引を付す。
     

◆◆◆ 法蔵館書店新着案内 ◆◆◆ 

●『 蓮如さんについていきたいよ ― 上人のご一生とお文 』

   入江健明著 B6 133頁 1,680円 探究社

   親鸞聖人の生涯を分り易く説いた一冊。

  【目次】
   1 蓮如上人の誕生
   2 八代目を継承
   3 上人の功績
   4 身代わりおはつ ほか


●『 浄土 大いなる場のはたらき ― 濁世を超えて、濁世に立つ(V)』

   本多弘之著 B6 281頁 2,730円 樹心社

   「浄土」の真実とは、親鸞の信心とは、どのような意味を持つのか。
   有楽町・東京国際フォーラムでの著者の講演「親鸞思想の解明」の
   第32回から第47回までを収録。『現代と親鸞』掲載を編集し単行本化。

  【目次】
   ・仏の心業功徳について1   
   ・大衆功徳について   
   ・上首功徳について
   ・主功徳について ほか


●『 証道いま盛なり ― 流罪から始まる念仏 』

   梶原敬一述 A5 121頁 630円 還相社会学研究会

  【目次】
   ・流罪を契機にした浄土真宗の教学の確立
   ・念仏ひとつに定まる
   ・さまざまな人間観
   ・親鸞は別の人間観をみた ほか


●『 日本人として心が豊かになる 仏事とおつとめ 浄土真宗 』

   伊藤智誠監修 新書 142頁 735円 青志社

   「教え」「おつとめ」「お葬式」「法事」「お墓」
   浄土真宗の常識が手にとるようにわかる本!

  【目次】
    第1章 10分でわかる浄土真宗   
    第2章 浄土真宗の歴史
    第3章 浄土真宗の仏壇とおつとめ
    第4章 浄土真宗の行事としきたり ほか


●『 DVD 宗祖親鸞聖人 七百五十回御遠忌にむけて 』

   東本願寺企画 19.0×13.5 40分 2,000円 東本願寺出版部

   衛星放送で放送分「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌に向けて」をDVD化。

  【目次】
   (一)世界最大の木造建築に挑む―先人の願いと技を受け継いで
   (二)国宝『教行信証』―親鸞聖人の息吹を感じて


●『 現代に響くうた 正信偈 第四巻 』

   本多弘之述◆福岡裕◆三枝明史◆編  
   A5 256頁 1,890円 聖典学習会(正福寺)

   2007年の4月と1998年4月に、本多弘之先生が行われた講義の
   第7講と第8講を収録したもの。


●『 観無量寿経講読17 念仏の衆生 』

   円日成道著 A5 206頁 2,520円 永田文昌堂

  【目次】
   第一講 第九観(真身観)ほか
   第二講 仏身光と仏心光 ほか
   第三講 前念命終・後念即生 ほか
   第四講 仏身を観じて仏心を見る ほか


●『 死者たちの物語 ―『餓鬼事経』和訳と解説 』

   藤本晃訳著 B6 338頁 2,940円 国書刊行会

   前世で悪業をなして飢餓界に生まれた者すなわち幽霊が、
   人間の前に姿を現わして、前世の悪業と今受けている苦しみの
   果報を述べ悪因苦果の因果応報を自ら証明する。
   善事と効徳廻向の大切さを明かす経典『飢餓事経』全51話収載。

  【目次】
   第1話 田のごとし  
   第2話 豚の口  
   第3話 臭い口  
   第4話 小麦粉人形 ほか


●『 空海とヨガ入門 』

   小林良影著 B6 235頁 1,890円 学習研究社

   初めて明かされる“失われた密教”の全貌。
   日本でただひとり、弘法大師に連なる著者が発掘した、
   空海の真実と密教の知られざる奥義!

  【目次】
   第1章 母系空海論
   第2章 入唐求法の真相
   第3章 インド神秘主義の系譜
   第4章 密教修法の効験 ほか


●『 大日如来の世界 』

   頼富本宏編著 A5 241頁 3,360円 春秋社

   日本密教では一切の仏・菩薩の根源とされ両部曼荼羅の中心に
   位置する大日如来。この特別な尊格がアジアの仏教文化圏
  (インド・ネパール・チベット・ジャワ・日本・中国・韓国)で、
   どのように理解されてきたかを探る。

  【目次】
   第1章 インドの大日如来(頼富本宏)
   第2章 ネパールの大日如来(森雅秀)
   第3章 チベットの大日如来(森雅秀)
   第4章 ジャワの大日如来(松長恵史)ほか


●『 和尚が書いたいい話 』

   坂瓜捷兵著 B6 215頁 1,575円 致知出版社

   最後の最後まで絶対に諦めない。もがいて、もがいて、
   もがき続ける。自分を信じる力が、明日を拓く!絶対に諦めるな!
   社長兼真言宗僧侶の著者が生き甲斐や誇りを持って生き抜く智慧を説く。

  【目次】
   第一章 那由他   
   第二章 不可思議   
   第三章 無量   
   第四章 大数 ほか


●『 志は老いず 』

   川口高風著 B6 187頁 1,260円 大法輪閣

   講演録、おりおりの法話、禅僧の逸話やことば、恩師の思い出など、
   大学教授・住職たる著者60年の半生で書きためた好エッセイ集。

  【目次】
   1 志は老いず(講演)
   2 おりおりの法話
   3 禅僧のことば
   4 禅僧の生き方  ほか


●『 日本人として心が豊かになる 仏事とおつとめ 曹洞宗 』

   中野東禅監修 新書 142頁 735円 青志社

  「教え」「坐禅」「おつとめ」「お葬式」「法事」「お墓」曹洞宗の常識が、
   手にとるようにわかる本!

  【目次】
   第1章 10分でわかる曹洞宗
   第2章 曹洞宗の歴史
   第3章 曹洞宗の仏壇とおつとめ
   第4章 家庭でできる坐禅入門  ほか


●『 日本にのこる達磨伝説 』

   藤田琢司著 B6 243頁 1,785円 禅文化研究所

   達磨大師は海を渡って日本にも来たという。
   その伝説資料を発掘する。
  
  【目次】
   伝説00 オーソドックスな達磨の伝記
   伝説01 達磨、碁を打つ老僧に出会う
   伝説02 達磨、論語のにおいを嗅ぐ
   伝説03 達磨、手足を失う ほか


●『 一休とは何か 』 【 歴史文化ライブラリー244 】

   今泉淑夫著 B6 229頁 1,785円 吉川弘文館

   新解釈!破戒・風狂ノ真相。『維摩経』から一休を読む。

  【目次】
   ・一休、『維摩経』に出会う
   ・『維摩経』の世界
   ・森女図の世界・艶詩の世界 ほか 


●『 全集 日本の歴史1 列島創世記―旧石器・縄文・弥生・古墳時代 』

   松木武彦著 A5 366頁 1,995円 小学館

   日本列島へのヒトの登場から巨大古墳まで。四万年の歩みを一気に描く
   新しい列島史、歴史が未来を切り拓くシリーズ全16巻、第1回配本。
   小学館創立85周年記念出版。
   2008年5月迄、特別定価1,995円、それ以降2,520円(5%税込)

  【目次】
   第一章 森と草原の狩人 旧石器時代
   第二章 海と森の一万年 縄文時代前半
   第三章 西へ東へ 縄文時代後半
   第四章 崇める人、戦う人 弥生時代前半 ほか


●『 現代語訳 吾妻鏡1 ― 頼朝の挙兵 』

   五味文彦◆本郷和人編 B6 210頁 2,310円 吉川弘文館

   鎌倉時代のもっとも基本的な歴史書、その難解な原文を、
   待望の現代語訳化。現代語で読む『吾妻鏡』ついに誕生!

  【目次】
   ・『吾妻鏡』とその特徴
   ・『現代語訳 吾妻鏡』の底本について
   ・本巻の政治情勢
   ・現代語訳吾妻鏡1 頼朝の挙兵 ほか


●『 中世寺院勢力論 ― 悪僧と大衆の時代 』

   衣川仁著 A5 326頁 9,450円 吉川弘文館

   中世寺院はいかにして社会性・政治性をもつに至ったのか。
   寺院内部の権力構造と、外部に行使された武力や呪術の要因・機能、
   支えた論理を解明。武力統制と秩序維持、平和機能の一端を担った
   中世寺院の歴史的意義を探る。

  【目次】
   第一部 中世延暦寺の権力構造と大衆
   第二部 中世寺院の武力・呪力と社会 ほか


●『 日本仏教と神祇信仰 』

   菅原信海著 A5 256頁 5,250円 春秋社

   いま、日本人の精神を支える宗教信仰の根源を問う!
   神仏習合思想の解明を一貫して探究し続けてきた著者の最新の論考を集成。

  【目次】
   1 日本人の宗教心
   2 日本仏教と神祇信仰
   3 最澄と『法華経』の教え
   4 日本における法華経信仰 ほか


●『 神道と修験道 ― 民俗宗教思想の展開 』

   宮家準著 A5 524頁 8,400円 春秋社

   民衆の感覚に合うよう諸宗教を習合させ唱導する
   民間宗教者の視点に立ち、日本文化の礎たる宗教観を
   儀礼や近年の宗教産業をも包括して考察。
   日本の民俗宗教思想史構築を試みる。

  【目次】  
   第一章 研究対象と研究方法
   第二章 伊勢・三輪と修験道
   第三章 寺院鎮守と修験
   第四章 霊山の権現信仰と修験  ほか


●『 状況への発言 ― 靖国そして教育 』

   高橋哲哉著 B6 282頁 1,995円 青土社

   靖国公式参拝・愛国心教育など国家主義的傾向の
   台頭著しい状況にあって、我々の言葉は封殺され
   一つの価値観を強制される危機に瀕している。
   あるべき歴史認識と精神の自由を見極め、
   逆流する今日に果敢に放たれる、根源的疑問と批判。

  【目次】
   ・カカル試練ナクシテハ
   ・応答の失敗
   ・「不気味な日本人」について  ほか


●『 庭説法 ― 歌えばお経・話せば法話 』

   永六輔著 B6 242頁 1,260円 本願寺出版社

   永六輔が語る抱腹絶倒の法話集。

  【目次】
   T 六輔先生の授業
   U 老いのススメ 
   V 死に方は生き方  
   W 和顔愛語 ほか


●『 内観法 』

   吉本伊信著 B6 285頁 2,100円 春秋社

   古くから日本に伝わる宗教的修行法に改良を加え、
   宗教色を払拭した、独自の心理療法・自己変革法を
   確立した著者の「自伝的」内観入門書。

  【目次】
   一 私の求めた道
   二 道に励みつつ
   三 内観の大衆化
   四 矯正教育界へ―八年の歩み(昭和29年〜37年) ほか


●『 いのちの灯台 ― 生と死に向きあった9組の親子の物語 』

   佐藤律子著 B6 198頁 1,365円 明石書店

   ベストセラー『種をまく子供たち』の編著者が届ける
   けんめいに生きぬいた9つのいのちのメッセージ。

  【目次】
   ・ピンクのクレヨン
   ・おかあさん 生きてね
   ・あなたを痛みで覚えていたい
   ・すずらんギャラリーの窓から ほか


●『 日本の生死観大全書 』

   立松和平◆山折哲雄◆宮坂宥勝監修   
   A5 664頁 8,400円 四季社

   聖徳太子から夏目雅子まで。
   遺書・遺言・辞世・絶筆・弔辞・追悼文500を完全収録。

  【目次】
   第一部 先人たちに学ぶ日本人の生き方
   第二部 語り継がれる不滅の哀悼 ほか


●『 ハートフル・メッセージ 』

   ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ著◆鈴木樹代子訳  
   文庫 141頁 1,260円 春秋社

   愛、思いやり、許しの大切さを説くダライ・ラマ法王からのメッセージ。
   講演『慈悲の力』(1993年ロンドン)からの抜粋。

  【目次】
   partT 満足、喜び、正しい生活
   partU 死と向き合う
   partV 怒りなどの感情とつき合う
   partW 与えることと受け取ること ほか


●『 前田惠學集第七巻 命終わる時 ほか 』

   前田惠學著 A5 637頁 15,750円 山喜房佛書林

   命の流れを長い長いスパンで考えた著者の歩みの跡。

  【目次】
   第一章 命終る時
   第二章 臓器移植と生命倫理の問題
   第三章 現代中国の居士仏教と念仏信仰
   第四章 救いの構造 ほか


●『 東井義雄さんの軌跡 人が生きる根を育てる 』

   中川真昭著 A5 337頁 1,680円 本願寺出版社

   教育者そして仏教者としても生きた東井義雄氏の素顔に迫り、
   79年間の生涯を数多くの詩や文章と共に振り返る。

  【目次】
   序章  カーネーション椿、ひたすら赤く
   第一章 枝垂桜の芽一輪、ほんのりと
   第二章 やぶこでまりの木、小さき庭に
   第三章 根のある草は芽をふく花ひらく ほか


●『 やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ よくわかる宗教社会学 』

   櫻井義秀◆三木英編著   
   B5 209頁 2,520円 ミネルヴァ書房

   宗教現象、宗教と社会の関係を考える様々な視角を検討し、
   社会学的な調査方法を解説。また、具体的な宗教現象や宗教運動、
   宗教文化を取り上げ紹介する。

  【目次】
   T 理論・学説
   U 宗教研究の方法   
   V 事例研究と比較研究  ほか


●『 だいすきおじいちゃん 』 【 いのちのえほんシリーズ 】

   きらあかり作◆絵 B6変 23頁 1,000円 東本願寺出版部


●『 週刊 日本の仏像 No.23 醍醐寺 薬師三尊と法界寺・阿弥陀如来 』

   清水眞澄総監修◆稲木吉一◆塩澤寛樹監修 A4変 34頁 580円 講談社

   美しい仏像を等身大の迫力で見る事が出来る、原寸大ギャラリーをはじめ、
   寺院周辺の名所旧跡など観光コースをガイド。
   寺院のご住職・管長のお話などを収録。

  【目次】
   ・薬師如来坐像と人間との対比 醍醐の地と薬師三尊
   ・原寸大ギャラリー
   ・異視線ギャラリー
   ・薬師如来坐像を読み解く ほか


●『 週刊 日本の仏像 No.24 新薬師寺 薬師如来と十二神将 』

   清水眞澄総監修◆稲木吉一◆塩澤寛樹監修 A4変 34頁 580円 講談社

  【目次】
   ・薬師如来坐像と人間との対比 薬師如来と十二神将の造形美
   ・原寸大ギャラリー
   ・十二神将立像を読み解く
   ・至極の一枚 ほか


●『 週刊 日本の仏像 No.25 仁和寺 阿弥陀三尊と御室 』

   清水眞澄総監修◆稲木吉一◆塩澤寛樹監修 A4変 34頁 580円 講談社

  【目次】
   ・阿弥陀三尊と人間との対比 平安様式の阿弥陀三尊
   ・原寸大ギャラリー
   ・阿弥陀三尊像を読み解く
   ・至極の一枚 ほか


●『 週刊 日本の仏像 No.26 聖林寺 十一面観音と飛鳥大仏 』

   清水眞澄総監修◆稲木吉一◆塩澤寛樹監修 A4変 34頁 580円 講談社

  【目次】
   ・十一面観音立像と人間との対比 聖林寺十一面観音立像の美
   ・原寸大ギャラリー(十一面観音立像)
   ・異視線ギャラリー  ほか


●『 週刊 仏教新発見 22 永平寺 』

   山折哲雄◆末木文美士編集顧問 A4 34頁 580円 朝日新聞社

   伽藍などの建造物や仏像、仏画、庭などの謎と不思議を紹介。
   日本の主な仏教宗派の成り立ちや教えについてもわかりやすく解説。
   古寺の不思議、仏像の秘密、日本仏教がわかるシリーズ。

  【目次】
   ・巻頭法話 
     いま、釈尊のことば22 女性の生きる道(瀬戸内寂聴)
   ・永平寺新発見 
     道元はなぜ越前の地を修行道場に選んだのか(廣良弘)ほか
   ・宝物鑑賞 道元禅師の教えと生涯を見る(廣良弘)ほか


●『 週刊 仏教新発見 23 西大寺 』

   山折哲雄◆末木文美士編集顧 A4 34頁 580円 朝日新聞社

  【目次】
   ・巻頭法話 
     いま、釈尊のことば23 善行の報い、悪行の報い(瀬戸内寂聴)
   ・西大寺新発見 
     古の大寺を衰退から救った「釈尊にかえれ」の教え(松尾剛次)ほか
   ・宝物鑑賞 初期密教画像を代表する名品(谷口耕生)ほか


●『 週刊 仏教新発見 24 建長寺 円覚寺 』

   山折哲雄◆末木文美士編集顧問 A4 34頁 580円 朝日新聞社

  【目次】
   ・巻頭法話 
     いま、釈尊のことば24 賤しい人の条件とは(瀬戸内寂聴)
   ・建長寺・円覚寺新発見 
     中国文明の力で京都に対抗した北条政権の戦略とは(松尾剛次)ほか
   ・建長寺宝物鑑賞 建長寺の土地神になった道教の神(浅見龍介)ほか


●『 週刊 古寺を巡る 39 天龍寺 』

   岡本八重子編 A4 40頁 580円 小学館

   名刹といわれる古寺の教えとその歴史、仏像や絵画を始めとする、
   仏教美術の名品わかりやすく、美しく紹介するシリーズ。

  【目次】
   ・揮毫「佛教」(夢窓漱石墨蹟)
   ・天龍寺はどんなお寺か 嵯峨野にそびえ建つ五山第一位の巨刹
   ・本尊讃歌 釈迦如来坐像
   ・諸堂の本尊 法堂(選佛場) ほか


●『 週刊 古寺を巡る 40 當麻寺 』

   岡本八重子編 A4 40頁 580円 小学館

  【目次】
   ・揮毫「五福祥来」(當麻寺西南院住職 山下密雅)
   ・當麻寺はどんなお寺か 曼荼羅が説く浄土への道
   ・本尊讃歌 當麻曼荼羅
   ・諸堂の本尊 金堂・講堂 ほか


●『 週刊 古寺を巡る 41 萬福寺 』

   岡本八重子編 A4 40頁 580円 小学館

  【目次】
   ・揮毫「空華」(黄檗宗管長 仙石泰山)
   ・萬福寺はどんなお寺か 黄檗禅の大伽藍
   ・本尊讃歌 釈迦如来坐像
   ・諸堂の本尊 天王殿・祖師堂・禅道・開山堂 ほか


●『 週刊 古寺を巡る 42 智積院 』

   岡本八重子編 A4 40頁 580円 小学館

  【目次】
   ・揮毫「密嚴國土」(総本山智積院化主 阿部龍文)
   ・智積院はどんなお寺か 興教大師の法灯を守る
   ・本尊讃歌 大日如来坐像
   ・諸堂の本尊 天王殿・講堂・大師堂・密厳堂 ほか


●『 週刊 古寺を巡る 43 仁和寺 』

   岡本八重子編 A4 40頁 580円 小学館

  【目次】
   ・揮毫「仁風」(仁和寺門跡 佐藤令宜)
   ・仁和寺はどんなお寺か 平安の時が息づく門跡寺院
   ・本尊讃歌 阿弥陀三尊像
   ・諸堂の本尊 霊明殿・観音堂・御影堂 ほか


●『 同朋 12月号 』

   真宗大谷派宗務所出版部編 A5 80頁 300円 東本願寺出版部

  【目次】
   ・巻頭グラビア 地球のステージ(桑山紀彦)
   ・宙返りの練習 人は対話を望んでいるのか(田口ランディ)
   ・同朋随想 写真家冥利(甲斐扶佐義)ほか
   ・旅する本(前田めぐる) ほか


●『 在家佛教 1月号 』

   在家仏教協会編 A5 100頁 440円 在家仏教協会


●『 大乗 12月号  』
 
   本願寺出版社編 A5 95頁 394円 大乗刊行会


●『 大法輪 1月号 特集 宗教の祈りと願い 』

   小山弘利編 A5 244頁 840円 大法輪閣


☆ 歴史書懇話会WEBサイトリニューアル予定!! ☆

2009年1月、各項目を分類分けし、過去の情報が検索し易くなる予定です。
http://www.hozokan.co.jp/cgi-bin/rekicn2/c_note.cgi?page=0&mode=move&type=note


◆◆◆ 法蔵館書店売行き11月ベスト10 ◆◆◆

順位 書名 / 著者名/ 出版社名 / 税込価格

1 私訳 歎異抄
   五木寛之   東京書籍   1,260円
2 お寺は何のためにあるのですか?
   撫尾巨津子  法蔵館    1,050円
3 笑う門には念仏あり
   森田真円   本願寺出版社 735円
4 浄土 その響きと言葉
   本多弘之   樹心社    2,730円
5 浄土 その解体と再構築
   本多弘之   樹心社    2,730円
6 親鸞をよむ
   山折哲雄   岩波書店   735円
7 後生の一大事  
   宮城 リ   法蔵館    1,050円
8 浄土 大いなる場のはたらき
   本多弘之   樹心社    2,730円
9 現代語版親鸞聖人御消息恵信尼消息
   教学伝道研究センター 本願寺出版社 1,050円
10 こんなことが聞きたかった
   山本 隆   法蔵館     450円


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日曜  午前10:30〜午後5時   
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2007年12月12日(水) No.174 (法藏館書店ニュース)

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