法藏館新刊話題の本のお知らせ
法蔵館書店ニュース 2008/9/9 98号
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法 蔵 館 書 店 ニ ュ ー ス 2008/9/9 98号
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☆ 話 題 の 本 ☆
8/5中外日報中国新聞掲載
●『 戦国期の石清水と本願寺 都市と交通の視座 』【歴史/専門向き】
鍛代敏雄著 A5 284頁 4,515円 978-4-8318-7560-0
京都と大坂を結ぶ交通の要衝淀川流域に位置した、
権門寺社の石清水八幡宮寺と真宗教団の本願寺。
幕府―守護の政治体制が及ばない「宗教領主」としての
実態を、都市自治や物流、交通などの視点から考察し、
地域的特質を明らかにする。
8/9東京新聞掲載
●『 日本文化の人類学/異文化の民俗学 』【民俗/専門向き】
小松和彦還暦記念論集刊行会編
A5 784頁 10,500円 978-4-8318-5682-1
日本文化研究における人類学的実践、及び民俗学的な知識と感性に
裏打ちされた異文化研究のさらなる可能性を探究する知的冒険者たち。
精鋭37名による意欲的研究成果を収載。
◆◆◆ 法蔵館新刊案内 ◆◆◆
● 『 2009年 ほのぼのカレンダー 』
標語 東井義雄 絵 田中陽一郎 文字 谷内正遠 145円
≪5つの特徴≫
@当月のカレンダーの上部に前月、次月のカレンダーを小さく表示しました。
A誰にでもよくわかる、ほのぼのと心あたたまる標語。
BA3(縦42.0cm×29.7cm)の大型で、日付欄にスケジュールが書き込め
ます。
C四角い壁掛けサイズ。
D名入印刷承ります(有料)裏表紙に貼り付ける形。
≪2つの特典≫
10月31日までに名入印刷お申込の方へ
@もれなく小社オリジナル散華(第三弾:至心信樂)プレゼント!
Aさらにご希望の方には年回表(定型のみ)無料で印刷承ります。
★詳細はお問い合わせ下さい。
●『 大きな 大きな しあわせのどまんなか 』 105円
ほのぼのカレンダー法語の解説書。
● 『 2009年度版 ほのぼの手帖 』 200円
A5判(開くと縦21p×横29.7pになります)
東井義雄法語・親鸞聖人略年表・年中行事等付。
●『 自分の「心」に気づくとき
カウンセリングの対話から 』【仏教/一般向き】
譲 西賢著 四六判 186頁 1,680円 978-4-8318-8956-0
カウンセリングを通して、人間の心が苦しみから解き放たれ、
健やかなものに変わっていく過程をていねいに分析。それをもとにして、
心の救済の原理が仏教の教えに照らされ語られる。
【目次】
一 煩悩に心が閉ざされた暗い人生
二 真実の姿に気がつけとの如来の呼びかけ
三 真実の自分の姿に目覚める ほか
【著者】
1953年岐阜県に生まれる。
1975年名古屋大学教育学部教育心理学科卒業。
1981年名古屋大学大学院教育学研究科
教育心理学専攻博士課程後期課程満了。
現在、真宗大谷派慶円寺住職、真宗大谷派真宗本廟教化教導、
岐阜聖徳学園大学教育学部教授、岐阜聖徳学園大学仏教文化研究所所長、
臨床心理士・学校心理士。
●『 真宗教義学原論T 信楽峻麿著作集 6 』【仏教/専門向き】
信楽峻麿著 A5 431頁 9,450円 978-4-8318-3386-0
本書は、従来の煩瑣で難解な教義学を根底から覆し、
親鸞思想の中核である信心論と行道論までもをみごとに論理化。
教団内だけではなく一般通じるよう客観的に解き明かされた
教義学の名著。
【目次】
第一章 真宗教義学序説
第二章 真宗教法論
第三章 真宗行道論 ほか
【著者】
1926年広島県に生まれる。1955年龍谷大学研究科(旧制)を卒業。
1958年龍谷大学文学部に奉職。助手、講師、助教授を経て1970年に教授。
1989年より龍谷大学学長に就任。現在、龍谷大学名誉教授、文学博士。
仏教伝道協会理事長。
●『 真宗教義学原論U 信楽峻麿著作集 7 』【仏教/専門向き】
信楽峻麿著 A5 408頁 9,450円 978-4-8318-3387-7
本書は、従来の煩瑣で難解な教義学を根底から覆し、
親鸞思想の中核である信心論と行道論までもをみごとに論理化。
教団内だけではなく一般通じるよう客観的に解き明かされた
教義学の名著。
【目次】
第四章 真宗信心論
第五章 真宗証益論
【信楽峻麿著作集】 既刊 第1巻〜第5巻
第1巻 改訂 浄土教における信の研究
A5 517頁 15,750円 978-4-8318-3381-5
第2巻 改訂 親鸞における信の研究 上
A5 406頁 13,650円 978-4-8318-3382-2
第3巻 改訂 親鸞における信の研究 下
A5 449頁 13,650円 978-4-8318-3383-9
第4巻 歎異抄講義 T
A5 426頁 9,450円 978-4-8318-3384-6
第5巻 歎異抄講義 U
A5 338頁 9,450円 978-4-8318-3385-3
●『 五来重著作集 第6巻 修験道霊山の歴史と信仰 』【民俗/専門向き】
鈴木昭英担当 A5 予450頁 8,925円 978-4-8318-3412-6
全国各地の修験道霊山の歴史と信仰を通して、
わが国の山岳信仰に関する大胆な仮説、すなわち、
山岳信仰の神奈備起源説、狩人の霊山開創伝承説ほかを
提唱する。
【目次】
T近畿霊山の山岳信仰と修験道
U諸国霊山九峰の修験道と信仰
V修験道文化・伝承論
・解説 鈴木昭英
・出典一覧 ほか
【五来重著作集】 既刊 第1巻〜第5巻
第1巻 日本仏教民俗学の構築
A5 444頁 8,925円 978-4-8318-3407-2
第2巻 聖の系譜と庶民仏教
A5 561頁 9,975円 978-4-8318-3408-9
第3巻 日本人の死生観と葬墓史
A5 385頁 8,925円 978-4-8318-3409-6
第4巻 寺社縁起と伝承文化
A5 434頁 8,925円 978-4-8318-3410-2
第5巻 修験道の修行と宗教民俗
A5 494頁 8,925円 978-4-8318-3411-9
●『 改訂 補陀落渡海史 』【歴史/専門向き】
根井浄著 A5 788頁 16,800円 978-4-8318-7569-3
初版刊行後、近接学問に多大な影響を与えた本書が、
新出史料および新見知を増補し改訂版として待望の刊行。
生きたまま小舟で南方の観音浄土を目指すという、
日本宗教史上の謎に迫る。
【目次】
第一章 補陀落信仰の世界
第二章 補陀落渡海の実態
第三章 補陀落渡海の諸相
第四章 補陀落渡海の絵画史料
第五章 補陀落渡海の周縁
・写真図版一覧 ほか
【著者】
1949年、宮崎県生まれ。
1979年大谷大学大学院文学研究科博士課程修了。
現在、龍谷大学教授。神戸大学、京都女子大学、
立命館大学など非常勤講師。
【共著書】
・熊野比丘尼を絵解く
A5 523頁 6,300円 978-4-8318-7562-4(2007年 法蔵館)ほか
・観音浄土に船出した人びと
B6 229頁 1,785円 978-4-642-05650-2(2008年 吉川弘文館)
ほか
◆◆◆ 法蔵館のこれから出る本 ◆◆◆
【10月初旬出来予定】
●『 大無量寿経講義 第1巻
法蔵菩薩の誓願 』(全3巻)第1回配本 【仏教/専門向き】
本多弘之著 A5 予520頁 9,450円 978-4-8318-3391-4
大乗仏教を代表する経典であり、親鸞が真実教とした
浄土真宗の根本経典『仏説無量寿経』の本格的講義録。
上巻の冒頭から四八願の第二〇願までを解説しその現代的
意義を述べる。
●『 出会い そして別離のいのち (中村薫講話集6) 』【仏教/一般向き】
中村 薫著 四六判 予96頁 予735円 978-4-8318-8957-7
娘の自死による悲痛な苦しみの中から著者に見えてきたものとは。
赤裸々な心理描写が、読む者にその思いの強さを伝える。生と死に
真っ向から対面しいのちの尊厳を見つめる。
●『 親鸞思想の原点 目覚めの原理としての回向 』【仏教/専門向き】
本多弘之著 A5 予180頁 予3,045円 978-4-8318-7669-0
愚かな人間にこそ本当の救いが与えられる。人間の弱さや罪深さを
徹底的に自覚することで生み出された親鸞の救済思想の根本意義を、
親鸞教学の第一人者が解き明かす。
●『 真宗教団史の基礎的研究 』【歴史/専門向き】
織田顕信著 A5 予640頁 13,650円 978-4-8318-7474-0
著者の多年にわたる真宗史・仏教史学の研究成果を「初期真宗の研究」
「親鸞絵伝・絵像の研究」「三河真宗の研究」「近世・近代東本願寺の研究」
の4つのテーマに分けて集大成する。序文・池田勇諦(同朋大学名誉教授)
●『 彦根藩井伊家文書 浄土真宗異義相論
「承応の鬩牆」を発端とする本願寺・興正寺一件史料 』
(龍谷大学仏教文化研究所研究叢書20) 【歴史/専門向き】
平田厚志編 A5 予800頁 18,900円 978-4-8318-7288-3
江戸時代初期、当時本末関係にあった西本願寺と興正寺との間で
起こった事件の発端、経過、顛末を、彦根城博物館に残る当時の
関係者の書簡から読み解く、初翻刻史料。年表付き。
●『 大系真宗史料 文書記録編 6 蓮如御文 』【歴史/専門向き】
真宗史料刊行会編◆岡村喜史担当
A5 予478頁 予10,500円 978-4-8318-5065-2
江戸時代の一般門徒に読み継がれて親しまれてきた、
史実を知るには相応しからぬ荒唐無稽な親鸞伝のうち、
康楽寺系三種と、町版系の作者不明の二種、計五種を収録。
●『 戒律文化 第6号 』【歴史/専門向き】
戒律文化研究会編 A5 予90頁 2,625円 978-4-8318-606-7
松尾剛次「叡尊教団と中世都市平安京」、
淺湫毅「金戒光明寺の文殊菩薩騎獅像および眷像について」ほか収録。
☆重版できました☆
●『 大乗仏教の根本思想 』【仏教/専門向き】
小川一乗著 A5 487頁 6,932円 978-4-8318-7832-8
釈尊の悟りの本質を明らかにし、従来の仏教思想の中の非釈尊的教説を
検証するとともに、龍樹の無自性空、親鸞の信こそが釈尊の悟りを正しく
受けついだ即の仏道であることを明らかにする。
●『 現代の課題に応える仏教講義 』【仏教/一般向き】
ひろさちや著 四六判 224頁 1,890円 978-4-8318-7256-2
教育、家族、社会、科学、医療、生き死になど、現代の困難な課題を
テーマに、仏教がそれらの応用問題をどう解くかを明快に示し、併せて
仏教の基本を分りやすく説く。
●『 妙好人 因幡の源左 語録板画集 』【仏教/一般向き】
長谷川富三郎著 A5 108頁 1,050円 978-4-8318-8940-9
草の束を背負ってくれた牛に、阿弥陀如来が我が身の業を
背負って下さる事実を領解した源左。そのときの言、
「ふいっと分らしてもらったいな」を含めた四十八の法話。
源佐の念仏の世界を無弟、長谷川富三郎 が版画で表現。
●『 本願寺教如の研究 上 』【歴史/専門向き】
小泉義博著 A5 438頁 9,450円 978-4-8318-7476-4
石山合戦終結をめぐって生じた顕如と教如の方針の相違が
最終的に本願寺の東西分立に帰結する。その間の教如と門徒衆の
動向を追跡。宗門の立場から叙述された注目の織豊時代史。
●『 増補新版 王法と仏法 中世史の構図 』【歴史/専門向き】
黒田俊雄著 四六判 278頁 2,730円 978-4-8318-7483-2
社会構成史と思想史の両面から、中世社会の構造を解き明かした
黒田史学の真骨頂。日本中世史研究における不朽の名著に
「顕密体制論の立場」および解題を増補する。解題=平雅行。
◆◆◆ 法蔵館書店新着案内 ◆◆◆
●『 心に響くことば 』
天岸淨圓著 新書 84頁 126円 本願寺出版社
2009年=平成21年法語カレンダー月々(12ヶ月)の法語解説書。
●『 月々のことば 第52集 』
浅井成海◆白川晴顕◆藤榮行信◆清基秀紀著
B6 158頁 735円 本願寺出版社
2009年真宗教団連合、法語カレンダー法語の解説書。
●『 真宗大谷派手帳 2009 』
真宗大谷派宗務所出版部編
14.8×9.7 37頁 550円 東本願寺出版部
●『 死はかねて生のうちにあり 月々の文書法話集 』
豊島學由著 B6 167頁 1,050円 自照社出版
よく生きて安心して死んで往ける浄土真宗の救いの真実を、
お同行たちと語り、深めあった珠玉の法話集。檀家さんへの
毎月のお参り、その折に配る法話のしおりをまとめた1冊。
【目次】
・悲
・必ず救う
・争い
・浄土は虚空のごとし ほか
●『 認められた人生 布教の理論と実際 』
豊島學由著 B6 171頁 1,680円 自照社出版
真宗伝道八十年、中央仏教学院や各地の布教現場で熱く語る
最新の真宗伝道論。
【目次】
第1部 易行難信の法を聞く
第2部 真実の救い―場所が与えられること ほか
●『 みほとけとともに 5 ≪ラジオ放送≫西本願寺の時間 』
本願寺出版社発行 A5 239頁 1,050円 本願寺出版社
【目次】
・「聞く」ということ(寺川幽芳)
・浄土を知らされた人生(中西昌弘)
・私のことで仕上がった仏さま(増山顕佑)
・親の言葉 南無阿弥陀仏(野田成敏)ほか
●『 光 風のごとく 緑陰ポケット詩篇 』【 ほのぼの新書 】
西原祐治著 新書 137頁 840円 探究社
詩人、俳人、歌人、小説家、僧侶等の言葉に著者が感じた事や
思った事を記した1冊。原文、解釈、原文著者紹介で構成。
【目次】
第一章 光らないものはない
第二章 ここは陽だまり ほか
●『 妙好人とはこんな人 』
入江健明著 B6 158頁 1,890円 探究社
念仏一筋に行き切った妙好人、15名を紹介。
【目次】
一 妙好人とは、どんな人
二 堺の吉兵衛
三 大和の清九郎
四 八木の了妙 ほか
●『 寺社勢力の中世 無縁・有縁・移民 』
伊藤正敏著 新書 254頁 798円 筑摩書房
最先端の技術、軍事力、経済力などをもった中世の寺社。
その勢力を中心に史料を基に中世日本を再現する。
【目次】
序章 無縁所―駆込寺と難民
一章 叡山門前としての京
二章 境内都市の時代
三章 無縁所とは何か
四章 無縁VS.有縁 ほか
●『 おのずから しからしむ 井上隆雄写真紀行
人間・親鸞のいのちとこころ、その生涯に歩く』
井上隆雄 A4 119頁 2,500円 東本願寺出版部
親鸞聖人の生誕から入滅までの足跡を訪ねる。
●『 縁起する浄土 』
徳岡秀雄著 B6 206頁 2,310円 探究社
布教使として、浄土をどう理解し、どのように説明できるのか、
社会学者としての活躍してきた著者が、新鮮な感覚で真摯に読み解いた
「浄土のメカニズム」とは?
【目次】
序章 「この私」を見つめる
第一章 「迷いの世界」と「悟りの世界」
第二章 「悟り」から「救い」へ
第三章 如来・如去としての阿弥陀仏 ほか
●『 教行信証講讃 第五巻 信文類(末)』
藤澤桂珠著 A5 311頁 7,350円 永田文昌堂
【目次】
第六章 信一念釈論
第七章 真仏弟子釈
第八章 弁機彰法
第九章 釈義料簡 ほか
●『 実修 妙法蓮華経 法華経全二十八品読誦 』
【 わたしの家の宗教 】
延暦寺学問所協力◆清水宗純読誦
A5 670頁 6,090円 学習研究社
日本で初めて『法華経』全品の読誦を収録。
延暦寺学問所の協力により完成した、観て・
聴いて・読む画期的な一冊。
DVD2枚付(DISK1:183分・DISK2:207分)
●『 新国訳大蔵経・インド撰述部
13律部7 四分律比丘戒本 四分比丘尼戒本 』
佐藤達玄校註 A5 358頁 10,290円 大蔵出版
千数百年にわたり、東アジア仏教世界の僧尼の規範で
あり続けた、最も影響力ある根本テキストの全容を開示する。
【目次】
・四分律比丘戒本
・四分比丘尼戒本
●『 梶山雄一著作集 第4巻 中観と空T』
梶山雄一著◆御牧克己編 A5 439頁 9,975円 春秋社
大乗仏教の中観思想と認識論・論理学を中心に幅広い分野で、
仏教の文献学的・哲学的解明に多大の業績を残した一大碩学の
全容を開示。(第1回配本)
【目次】
第一章 空の論理
第二章 中観思想の歴史と文献
第三章 大乗経典と龍樹
第四章 空の思想 ほか
●『 悩む人ほど強くなれる 禅的思考のすすめ 』
公方俊良著 B6 242頁 1,554円 サンガ
あなたの人生をガラリと変える「禅」のチカラ。
人生の岐路を仏教で歩む。むずかしい世の中をやさしく
生きるための、道元禅師の智慧。
【目次】
1 只管打坐―己れを知れ!
2 行雲流水―道を究めよ!
3 身心脱落―死んで生きよ!
4 悟得発心―真実を見抜け! ほか
●『 弘法大師 伝承と忠実 絵伝を読み解く 』
武内孝喜著 A5 304頁 2,940円 朱鷺書房
空海の生誕地は畿内!?数々の伝説に彩られた
弘法大師空海の生涯。親王院本『高野大師行伏図画』を
中心とする絵伝を読み解きながら歴史的真実と、伝承が
語る豊潤な宗教的世界に迫る。
【目次】
第一章 ご誕生と若き日の修行
第二章 入唐求法
第三章 大師の書とその霊異
第四章 高野山の開創 ほか
●『 密教・自心の探究 『菩提心論』を読む 』
生井智紹著 B6 273頁 2,835円 大法輪閣
空海が<密教の真髄>とした聖典を最新の研究を
踏まえて解明。資料篇として、インドの関連テクストの
貴重な和訳を収録。
【目次】
第一章 『菩提心論』の思想史的背景
第二章 『菩提心論』を読む
第三章 弘法大師空海と『菩提心論』
資料篇 インドの「菩薩心修習論書」 ほか
●『 本願念仏の系譜 法然上人から蓮如上人へ 』
村上宗博◆足立幸子著 B6 340頁 6,500円 真宗興隆会
法然上人から蓮如上人まで、特に覚如と存覚の教学を紹介。
本願念仏という真実を求めた祖師たちの“系譜”をまとめた。
【目次】
第一章 源空の教え
第二章 親鸞の教学
第三章 覚如・存覚二師の教学
第四章 蓮如の教学 ほか
●『 室町期東国社会と寺社造営 』
小森正明著 A5 346頁 7,350円 思文閣出版
国人領主層などの東国の伝統的な領主層に匹敵する
勢力としての寺社勢力に対する鎌倉府の諸政策について
考察する。
【目次】
第一章 寺社造営の推進主体と鎌倉府
第二章 寺社造営の経済的基盤と鎌倉府
第三章 寺社領における有徳人と売買・賃借
第四章 寺社領経済と蔵本の活動 ほか
●『 慰霊と顕彰の間 近現代日本の戦死者観をめぐって 』
國學院大學研究開発推進センター編
A5 315頁 3,360円 錦正社
近現代日本における戦死者の慰霊・追悼・顕彰をめぐる
諸制度や担い手の言説の歴史的変遷について、多彩な
分野の研究者たちが具体的な史料の吟味やフィールドワークに
基づき多角的かつ冷静な視点から論究。
【目次】
・『慰霊と顕彰の間』の刊行によせて(阪本是丸)
・日本における慰霊・追悼・顕彰研究の現状と課題(藤田大誠)
・シンポジウム 慰霊と顕彰の間―近現代日本の戦死者観をめぐって ほか
●『 山の神 易・五行と日本の原始蛇信仰 』【 講談社学術文庫 1887 】
吉野裕子著 文庫 256頁 945円 講談社
蛇と猪。なぜ山の神はふたつの異なる神格を持つのか?
祭りや習俗を渉猟し、山の神にこめられた意味を読み解く。
【目次】
第一章 蛇と山の神
第二章 亥(猪)と山の神
第三章 山の神祭りとその周辺ほか
●『 日本の民俗 5 家の民俗文化誌 』
古屋信平◆多田井幸視◆徳丸亞木著
B6 252頁 3,150円 吉川弘文館
建造物として、あるいは家業・家産・家名をもつ
経営の主体として、また住まう人々の暮らしの場であり
民俗的想像力の源泉として、家は多様な側面を持つ。
民家を取り巻く自然・環境・歴史を検討し、暮らしを読み解く。
【目次】
・家に民俗文化誌(古家信平)
T 自然のなかの家(多田井幸視)
U 家の構成と暮らし(古家信平)
V 家と神々の祀り(徳丸亞木) ほか
●『 両国三十三所 観音巡礼の本
日本最古の霊場1000年の聖域を歩く 』【エソテリカ別冊】
白木利幸監修◆古川順弘◆幣旗愛子◆星飛雄馬編集
A5 192頁 1,575円 学習研究社
心の浄土を訪ねる旅へ―霊場にまつわる縁起・伝説と貴重な
秘仏本尊を徹底紹介!
【目次】
・西国巡礼のなつかしさ(瀬戸内寂聴)
・プロローグ 観音と西国巡礼
・カラーガイド 両国三十三所
・巻末付録 巡礼便利帳 ほか
●『 人はなぜ巡礼に旅立つのか 』
松尾心空著 B6 283頁 1,700円 春秋社
西国巡礼5周を含む7000キロを徒歩で踏破した巡礼の達人が、
巡礼の歴史と信仰、そして数多くの先人たちが、また現代の
巡礼者たちが歩みにこめた思いを語る。
【目次】
第1章 観音さまを求めて
第2章 巡礼道での出逢い
第3章 西国礼所の成立と歴史
第4章 お遍路みちでお出逢い ほか
●『 平泉 自然美の浄土 』
大矢邦宣著 B6 243頁 1,499円 里文出版
「浄土思想を基調とする文化的景観」として世界遺産登録を
目指す平泉。国宝中尊寺金色堂や毛越寺の浄土庭園に秘められた
歴史と文化がやさしくわかる!
【目次】
1 牛若、平泉をめざす
2 鞍馬の毘沙門さま
3 ムカデと金売り吉次
4 恋も「早業」鞍馬流 ほか
●『 スッと心が軽くなる 仏教の言葉 』
鳥沢廣栄著 B6 191頁 1,260円 彩図社
不思議と気持ちが楽になる魔法の言葉。
お寺の住職が仏教語を易しく解説。
【目次】
第一章 心が軽くなる言葉
第二章 道が開ける言葉
第三章 人生が深くなる言葉 ほか
●『 内なる仏に出会う 「三ない」の肝をすえよ!』
丹羽慈祥著 B6 206頁 2,100円 心交社
めげない、逃げない、悔やまない。
「三ない」の肝をすえれば、心が鎮まり「四苦八苦」も
受け入れることができる。これからの人生を勇気を持って、
賢明に歩んでゆくためのガイドブック。
【目次】
第一章 死について考える
第二章 親子関係について考える
第三章 学ぶということ
第四章 働くということ ほか
●『 信ずる宗教、感ずる宗教 』
山折哲雄著 B6 251頁 1,680円 中央公論新社
唯一の神を信ずるのか、それとも人間を超えるものの
気配を感ずるのか。日本人にとって信仰とは、いかなる
ものかを説く。
【目次】
T まんだら宗教学
U 日本人の信仰心
V 宗教つれづれ ほか
●『 やまと教 日本人の民族宗教 』
ひろさちや著 B6 215頁 1,155円 新潮社
日本人の「心の原点」へ、いま一度戻るために。
外来宗教と民衆宗教との交淆の歴史をたどりながら、
真の民族宗教=日本人古来の精神的基盤を明かす。
【目次】
第一章 宗教とは何か?
第二章 仏教の伝来と神道
第三章 神道とやまと教
第四章 やまと教の神々 ほか
●『 仏教がわかる四字熟語辞典 』
森章司◆小森英明編 B6 332頁 3,465円 東京堂出版
多岐にわたる仏教の教えを、凝縮された四字熟語をとおして学ぶ!
仏教入門として、また座右の銘、茶掛けとしても有用な1冊。
●『 生命の足音 教化センター紀要24 』
大阪教区教化センター編 A5 628頁 4,200円
大阪教区教化センター
【目次】
・巻頭言(五辻信行)
・親鸞教学考(廣瀬杲)
・現代教学研究班報告(茨田通俊ほか) ほか
●『 現代宗教 2008 特集 メディアが生み出す神々 』
国際宗教研究所編 A5 245頁 2,310円 秋山書店
【目次】
・対談 宮崎哲弥×島薗進(司会 渡邊直樹)
―マスメディアとスピリチュアルブーム
・論文 メディアのなかのカリスマ(堀江宗正)
西欧とイスラームとの衝突(内藤正典)
ステレオタイプ化する宗教的リアリティ(石井研士)ほか
●『 日本の美術 No.508 孔雀明王像 』【 日本の美術 】
独立行政法人国立博物館(東京/京都/奈良/九州)◆
独立行政法人文化財研究所(東京/奈良)監修◆増記隆介編
A5変 98頁 1,850円 至文堂
【目次】
・弘法大師様の成立と展開
・宗叡請来像の行方
・仁和寺本とその周辺 ほか
●『 同朋 9月号 』
真宗大谷派宗務所出版部編
A5 72頁 300円 東本願寺出版部
【目次】
・巻頭グラビア ひがた記 消えては現れる水辺の世界(太田順一)
・宙返りの練習 信頼ってなんだろう(田口ランディ)
・同朋随想 ホロコーストを尋ねる日々(大桑千花)ほか
●『 在家佛教 9月号 』
在家仏教協会編 A5 100頁 440円 在家仏教協会
●『 大乗 9月号 』
大乗刊行会編 A5 101頁 394円 本願寺出版社
●『 大法輪 9月号 特集 違いと特徴でみる仏教 』
小山弘利編 A5 244頁 840円 大法輪閣
◆◆◆ 法蔵館書店売行き8月ベスト10 ◆◆◆
順位 書名 / 著者名/ 出版社名 / 税込価格
1 現代語 歎異抄
親鸞仏教センター 朝日新聞社 1,575円
2 真宗の基礎
宮城 リ 東本願寺出版部 1,000円
3 親鸞聖人と承元の法難
梯 實圓他 自照社出版 840円
4 死はかねて生のうちにあり
豊島学由 自照社出版 1,050円
5 親鸞和讃集(ワイド版)
名畑應順 岩波書店 1,365円
6 お寺は何のためにあるのですか?
撫尾巨津子 法蔵館 1,050円
7「歎異抄」もの知り帳
野々村智剣 法蔵館 630円
8 地獄と極楽
稲城選恵 法蔵館 1,050円
9 くらしの仏教語豆事典 上
辻本敬順 本願寺出版社 630円
10 浄土真宗の行事と仏具
豊原大成 自照社出版 1,260円
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2008年09月09日(火)
No.350
(法藏館書店ニュース)
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