法藏館新刊話題の本のお知らせ

法蔵館書店ニュース 2009/07/05 108号
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法 蔵 館 書 店 ニ ュ ー ス  2009/7/5 108号

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 ☆ 話 題 の本 ☆

5/14、5/21、5/28 仏教タイムス 掲載

●『 五来重著作集 全12巻 別巻1巻 』 【民俗/専門向き】 @〜H巻既刊
  
   A5 平均460頁 @,B〜H8,925円 A9,975円


5/14 仏教タイムス、5/28徳島新聞 朝刊 掲載

●『 仏画 十三仏を描く 』【美術/一般向き】
   
   真鍋俊照著 A4変 83頁 3,675円 978-4-8318-6420-8


日本史研究 561号 掲載

●『 秀吉の大仏造立 』 【歴史/一般向き】
   
   河内将芳著  四六判  227頁 2,100円  978-4-8318-7583-9


5/26 中外日報 掲載

●『 神も仏も同じ心で拝みますか 』【真宗/一般向き】     
   譲 西賢著  四六判  108頁  1,050円 978-4-8318-8975-1


日本宗教文化史研究 第13巻第1号 掲載

●『 浄土真宗異議相論 』【仏教/専門向き】
   
   平田厚志編 A5 821頁 18,900円 978-4-8318-7288-3


5/27 徳島新聞 朝刊 掲載

●『 空海の行動と思想  』【歴史/専門向き】
   
   静 慈圓著  A5  277頁  2,940円  978-4-8318-7375-0


5/29 朝日新聞 全国版朝刊 掲載

●『 生死の仏教学 』【社会/専門向き】
   
   木村文輝著  四六判  240頁  2,520円 978-4-8318-2418-9

●『 親鸞の生命観 』【社会/専門向き】
   鍋島直樹著 A5 488頁 6,615円 978-4-8318-2417-2
 

6/6 中外日報 掲載

●『 ブッダ八大聖地をゆく 』【仏教美術/一般向き】
   
   伊藤明麿著 A4  125頁  2,520円 978-4-8318-7629-4


◆◆◆ 法蔵館新刊案内 ◆◆◆

●『 曇鸞浄土教形成論 その思想的背景 』【宗教/専門向き】
   
  石川琢道著 A5  330頁  6,300円  978-4-8318-7359-0
  
  曇鸞思想の独自性を主著『往生論註』や当時の浄土教信仰の実態から
  解明し、中国浄土教思想の形成にいかなる役割を果たしたかを検討する。
  
  【目次】序論
      第一章 北魏仏教の民間信仰的側面
      第二章 『往生論註』成立に関する諸問題
      第三章 仏身論
      第四章 菩薩道と願生者
      第五章 実践論
      第六章 曇鸞の往生思想の形成とその特徴
      総結


●『 興福寺典籍文書目録 第4巻 』【日本史/一般向き】
   
  奈良文化財研究所編 A5判 322頁 11,550円  978-4-8318-7575-4
  
  興福寺典籍文書71〜80函、長持、東金堂文書函、国宝・
  重要文化財指定品の目録を収録。興福寺所蔵の貴重史料の全貌、
  待望の公刊。
  
  【目次】・凡例・興福寺典籍文書目録・第七十一函・第七十二
      ・第七十三函・第七十四函・第七十五函・第七十六函
      ・(第七十七函)・第七十八函・第七十九函・第八十函
      ・長持函・東金堂文書函・国宝・重要文化財指定品 ほか


◆◆◆ 法蔵館のこれから出る本 ◆◆◆

【7月下旬出来予定】

●『 五来重著作集 第10巻 木食遊行聖の宗教活動と系譜 』
    【民俗/専門向き】
   
  伊藤唯真担当 A5 予470頁 予価8,925円 978-4-8318-3416-4
  
  異端的な芸術活動をした弾誓・円空・木喰などの木食遊行聖は、
  日本仏教史に一貫して存在した「ひじり(聖)」の伝統を持った
  庶民仏教の近世的発現であったことを解明する。


●『 大系真宗史料 伝記編4 真宗浄瑠璃 』【歴史/専門向き】
   
  沙加戸弘担当 A5 予400頁 予価10,500円 978-4-8318-5054-6
  
  近世人形浄瑠璃に大きな影響を与えた、真宗関係浄瑠璃15点を掲載。
  「しんらんき」「よこぞねの平太郎」「恵心僧都因果経沙汰附地獄讃談」
  「他力本願記」「華和讃親羅源氏」ほか。


●『 大系真宗史料 文書記録編 15 近世倫理書 』【歴史/専門向き】
   
  平田厚志・大桑斉担当 A5 予450頁 9,975円 978-4-8318-7589-1
  
  政治、宗教、芸術等の諸問題が顕在した東大寺復興や鎌倉大仏の造立。
  歴史は総合であり、中核となるのは政治史であると考える著者が、
  文化のなかに表れた政治権力を解き明かす。
  
  既刊5冊
  伝記編2 御伝鈔注釈   A5 470頁  9,450円 978-4-8318-5052-2
  伝記編3 近世親鸞伝   A5 478頁 10,500円 978-4-8318-5053-9
  伝記編6 蓮如絵伝と縁起 A5 414頁 10,500円 978-4-8318-5056-0
  文書記録編6 蓮如御文  A5 470頁  8,925円 978-4-8318-5065-2
  文書記録編11 一向一揆  A5 453頁 10,500円 978-4-8318-5070-6


●『 醍醐寺研究紀要 第22号 』【密教/一般向き】
   
  醍醐寺文化財研究所編  B5  予200頁  予価2,940円 
  
  日本に伝来した宗版一切経の角筆加点−醍醐寺蔵宗版一切経の角筆点と
  韓国の角筆点吐との関連−(小林芳規)/『枝葉抄』翻刻並解題
  (馬渕和夫)ほか


●『 改訂増補 備中吉備津神社文書 中世篇  』【歴史/専門向き】
   
  藤井学◆山崎浩之編 A5 予224頁  予価12,600円
  
  岡山の備中一宮吉備津神社に伝わる中世文書を集成した史料集。
  全面的に改訂を施し、初公開史料「備中国板倉村検地帳」を新たに
  収録するなど、改訂増補版として復刊。書下ろし解題付き。

●『 大無量寿経講義 第2巻 浄土と阿弥陀仏 』【仏教/専門向き】
   
  本多弘之著 A5 予580頁  予価9,450円
  
  還相回向や女人成仏など、親鸞思想の根本課題を真正面から論じ、
  すべてのいのちを救済する阿弥陀仏の本願の現代的意義を解明し、
  死後に実体化された従来の浄土理解を問い直す。


☆重版できました☆

〜永らくお待たせしました!〜
●『 新訂版 浄土三部経概説 』3刷 【浄土宗/専門向き】
   
   坪井俊映著 A5判 680頁 15,015円 978-4-8318-7810-6
  
  40年前に刊行された名著『浄土三部経概説』の改訂新版。
  浄土教の根本聖典「浄土三部経」を、主として浄土宗義にのっとって
  詳細に解説。浄土三部経研究の基本資料として初学者・研究者必読の書。


●『 妙好人 』 19刷 【真宗/一般向き】
   
  鈴木大拙著 四六判 294頁 2,625円 978-4-8318-8506-7
  
  従来ただ有難いということだけで偶像化されてきた妙好人が鈴木大拙に
  よって,才市の歌を通してはじめて他力実践者として明らかにされて
  いる。
  附録に妙好人数人の行蹟を収める。

●『 本願力にあいぬれば 親鸞聖人ご和讃による歌集 』
    3刷【真宗/一般向き】
※CD『本願力にあいぬれば』同時発売中
   
 平田聖子作曲  四六判  31頁  1,575円  978-4-8318-8126-7
  
  和讃が歌いやすく心に響くメロディーとなって現代によみがえる!
  口ずさむと、自然にお念仏が口にのぼり、心のよりどころとなる曲集。
  弥陀の本願信ずべし/無明長夜の燈炬なり/等全11曲。


●『 声明は音楽のふるさと 』 4刷 【仏教音楽/一般向き】

 岩田宗一著 四六判 54頁 1,848円 978-4-8318-6214-3

 仏教には、西洋の音楽に負けない素晴らしい音楽(声明)がある!
 声明の再評価を目指し、歴史や理論、著名な声明家からキリスト教音楽との
 比較まで 語った、類書のない一冊。

●『 門徒もの知り帳 下巻 』24刷 【法話/一般向き】
   
    野々村智剣著 四六判 108頁  600円  978-4-8318-8962-1

  わからないこと、はっきりしないことの多い仏事の作法。ふっと感じる
  素朴な疑問に明解に答えてくれる便利なガイドブック。軽妙な語り口で
  楽しく読めてためになる、一家に一冊の必読書。
   
   ※『門徒もの知り帳 上巻』刊行中

●『 仏教とビハーラ運動 死生学入門 』5刷【真宗/一般向き】
   
   田代俊孝著 A5 187頁 2,730円 978-4-8318-8141-0
  
  医学部倫理委員も勤める著者が、仏教と生命倫理・老い・死の受容の
  仕方などの各地の豊富な実践例をもとに、ビハーラ活動(仏教の立場
  からのホスピス)を総合的に紹介する。

●『 死の体験 臨死現象の探究 』10刷【社会福祉/一般向き】
   
   カール・ベッカー著 四六判 221頁 2,330円  978-4-8318-7198-5
  
  「臨死体験について書かれた最高の本の一冊」(遠藤周作氏)。
  NHK番組「臨死体験」で立花隆氏と共演し話題を呼んだ世界的権威による
  日本語書き下ろし。フランク永井氏ほか具体例を満載。

●『 近代日本の日蓮主義運動 』3刷【思想・社会/一般向き】
   
   大谷栄一著  A5  426頁  6,825円  978-4-8318-5626-5
  
  日本近代史の流れを決定づけた「日蓮主義運動」とは何か。
  政教一致をかかげ、石原莞爾、宮沢賢治が心酔した巨大な運動の全貌を
  資料を博捜し、初めて明らかにする気鋭の画期的研究。

●『 真言宗小事典〔新装版〕』 4刷 【事典/一般向き】
   
   福田亮成編  四六判  229頁  1,890円  978-4-8318-7066-7
  
  弘法大師空海が開いた真言宗の思想・歴史・仏事の主な用語を厳選し,
  平易に解説したハンディな小事典。

●『 日蓮宗小事典〔新装版〕』 5刷 【事典/一般向き】
   
   小松邦彰・冠賢一編 四六判 261頁 1,890円 978-4-8318-7068-1
  
  日蓮が開いた日蓮宗の思想・歴史・仏事の基本用語を一般読者向けに
  やさしく解説した小事典。

●『 仏説 阿弥陀経 』 31刷 【経本/一般向き】
   
   立花慧明編  17.5cm×6.0cm・折本   504円
  
  振仮名付。寺院・門徒共用。阿弥陀経のみを収める。

◆◆◆ 法蔵館書店新着案内 ◆◆◆

●『 「信仰」法話集T 生かされてあり―いのちに目覚める― 』
    
    谷川理宣著  B6  80頁  1,260円  百華苑
    
   わたしたちが日々発起する自我の思い…それが自分自身を縛り、
   苦悩の根本の原因になっているのでは?それに気づくことの大事さ
   を教えてくれる「仏法」を取り上げた法話集。
    
   【目次】・まえがき
       ・一 愚かさに目覚める−救いの成就−
       ・二 自覚の道−仏教の教え− ほか

●『 「信仰」法話集U 目覚めの信 他力の仏道』
    
    谷川理宣著  B6  84頁  1,260円  百華苑
    
   主に『歎異抄』の言葉を中心に、浄土真宗の「教・行・信・証」
   について、その基本的な点を考察した1冊。
    
   【目次】一 日ごろの心にては往生かなふべからず
       二 南無阿弥陀仏の二つのはたらき
       三 親鸞聖人の「悪人正機説」についての理解
       四 聞くということー真実に出遭う道ー 

●『 がばいばあちゃん お寺へ行こう 』
   
    島田洋七著  B6  113頁  735円  本願寺出版社
   
   西本願寺を愛した祖母「がばいばあちゃん」と暮らした少年期の
   思い出をユニークなエピソードで綴る。
   
   【目次】まえがき
       第一章 ばあちゃんと一緒にお寺参り
       第二章 人生は山あり谷あり
       第三章 みんなお寺へ行こう! ほか 

●『 幸せへの扉 慈しみの心 』
   
     姜暁艶著  A5  91頁  1,575円  探究社
   「いのちの尊さ」と「真の平和」を心から願い、哀愁と安らぎの中
   から心が癒される二胡演奏CD付。
   
   【目次】・競争社会の中国で
       ・広島での経験
       ・慈しみの心 世界に響け
       ・いのちの尊さ ほか

●『 伊勢神宮の成立 歴史文化セレクション』
  
    田村圓澄著  四六判  317頁  2,310円  吉川弘文館
  
   天照大神が皇祖神としてこの地に祭られた背景には、古代天皇を中心
   とした律令国家の構築という政治的意図があった。伊勢神宮の創立の
   歴史を解明し、その本質を問い直す。
   
   【目次】序章 伊勢神宮の歴史研究の課題
       第一章 歴代の遷宮
       第二章 『古事記』『日本書紀』の日神・天照大神
       第三章 天孫降臨説話
       第四章 『古事記』『日本書紀』の天照大神像 ほか

●『 禅語に生きる 』
 
    立松和平著  A5  269頁  1,680円  淡交社
  
   どこかに悩みを抱え、生きにくさを感じながら過ごす日々…。
   いにしえの求道者たちが悟りの境地を示した禅語にはその日々を
   見つめなおす鍵が隠されている。本書は作家・立松和平氏が、そう
   した「禅語」と共に自身のルーツをめぐり、現代に生きるうえで役
   立つ新たな視点を提供。戦争を体験した父の手記、そして著者の幼少
   よりの記憶など、人生のさまざまな局面をひも解く一冊。
    
   【目次】・はじめに  
       ・禅語という人生
       ・禅語と旅する人生
       ・禅語に学ぶ、生きるヒント

●『 龍樹と語れ!「方便心論」の言語戦略 』
   
    石飛道子著  B6  309頁  2,415円  大法輪閣
   
   ブッダの「言い争ってはならない」という教えを守りつつ、
   異なる立場の
   人々に<仏法>を説くには?そのための論法のエッセンスを凝縮した
   『方便心論』を解読し、龍樹の<驚異の言語論>をよみがえらせる。
   
   【目次】はじめに
       第一章 龍樹、人生の船出をする
       第二章 龍樹、チャラカの「言い争う論法」に出会う
       第三章 龍樹、「言い争わない論法」を聞く ほか


●『 座標軸としての仏教学 パーリ学僧と探す「わたしの仏教」 』
  
    勝本華蓮著  B6  313頁  1,680円  佼成出版社
  
   浄土信仰や『法華経』に親しみ、天台宗での得度を経て、
   現在はパーリ仏教の研究者として活躍中の著者が、自身の信仰遍歴と研   究に基づいて、原始仏教―インド大乗仏教、中国仏教、日本の仏教導入   期から現代の宗派仏教までをやさしく解説。
   
   【目次】まえがき
       第一章 もとはといえば 覚りの仏教
       第二章 うまずたゆまず 解脱への修行道
       第三章 あいまいもこ 小乗と大乗の境界  ほか

●『 <自己>の哲学 ウィトゲンシュタイン・鈴木大拙・西田幾多郎 』
    
    黒崎宏著  A5  2,730円  264頁  春秋社
   
   ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」、西田幾多郎の
   「絶対矛盾的自己同一」、鈴木大拙の「無底の底」、これらに通底する    ものは何か? それらを貫く思想の核を見つめ、        人類が歴史をかけて探究してきた、宗教や哲学の本当の意味をとらえ    なおす一冊。
   
   【目次】はじめに
       第1章 真実の自己
       第2章 縁起の世界―ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム            の世界」
       第3章 無我―ウィトゲンシュタインの「無主体説」 ほか

●『 大きな活字でわかりやすい!
    わが家の仏教・仏事としきたり 真言宗 』
    
    小峰彌彦監修  A5  222頁  1,575円  日東書院本社 
   
   真言宗の葬儀、法要、仏壇とお墓のまつり方、年中行事や日々のお勤め
   などをわかりやすく解説。
   
   【目次】序章 真言宗(密教)の教えと曼荼羅
       第一章 よくわかる仏教・真言宗
       第二章 真言宗の開祖「空海」とは
       第三章 お経から学ぶ真言宗の教え
       第四章 曼荼羅が表現する世界 ほか

●『 連続講義「いのち」から現代世界を考える 』
   
    高草木光一編  A5  302頁  2,520円  岩波書店
  
   等身大の生命観と人類の未来図をどう描くか。本書は2008年度
   慶応義塾大学経済学部「現代社会史」(春学期集中)講義録を収載。
  
   【目次】第一部 「いのち」をめぐる現在
       第二部 人類史のなかの「いのち」
       第三部 「いのち」の同時代史のために
       第四部 座談会


●『 正法山妙心寺開山 関山慧玄禅師伝 』
  
    廣田宗玄著  A5  256頁  2,625円  春秋社
  
   破れ衣を身に着け、粗末な草庵に暮らし、自身の修行や弟子たちの
   指導に邁進しながらも語録などを一切遺さなかった「没蹤跡の禅者」、
   無相大師こと関山慧玄禅師。その人となりを示す貴重な伝記資料を
   注解した1冊。
  
   【目次】はしがき
       《解説編》 一 『正法山六祖伝』と『関山国師別伝』
   二 「無相大師遺誡」
       《訳注編》 一 『正法山六祖伝』妙心関山玄禅師 ほか

●『 社会事業による寺院の再生 MBA僧侶の挑戦 』
    
    秋田光哉著  新書  203頁  1,000円  白馬社
   
   新時代の企業経営ノウハウを学び、MBA(経営学修士)の資格を
   取得した住職でもある筆者が宗教法人の在り方を再生、提言する。
   【目次】はじめに どうして今、宗教法人の経営なのか?
       第1章 寺院を取り巻く現状
       第2章 宗教法人(寺院)の会計と優遇税制           第3章 大阪・生玉 光聖寺の再興計画
       第4章 社会事業への目覚め ほか

●『 赤さび色の空を見た 大阪・お寺の子供の戦争体験 』
   
    南部松雄著  B6  312頁  2,100円  自照社出版
    
   昭和20年3月13日の大阪大空襲。終戦から65年の歳月を迎えよう
   とする今日、失われつつある戦争の悲惨さを、今、この時代に再確認す   る労作。著者自らの「疎開日記」をもとに、当時の大阪の光景と戦災に   遭った庶民の心情を克明に描いた1冊。
    
   【目次】・開戦 ・集団疎開 ・空襲 ・敗戦   ほか

●『 原訳「スッタ・ニパータ」蛇の章 』
   
   アルボムッレ・スマナサーラ著 B6 219頁 1,470円 佼成出版社
   
   「強く」「明るく」生きるための教えをまとめた経典「スッタ・ニパー   タ」をもとに、スリランカ上座仏教長老が悟りへの道を示す。 ブッダ   が直々に説法をされていた頃から伝えられていた詩集。
   
   【目次】T 怒りという猛毒を瞬時に消す(第一偈)
       U 蓮のごとき「欲」を根こそぎにする(第二偈)
       V 考えも感情もすべて涸らし尽くす(第三偈) ほか

●『 輪番独語 築地本願寺輪番ブログより 』
  
    豊原大成著  B6  291頁  1,470円  自照社出版
  
   築地本願寺の「輪番ブログ」が「本」になりました。日常の起居、
   礼儀作法から、仏教のあれこれ…。縦横無尽に語る「ブログ」の記録。
  
   【目次】・徒然の記  ・築地本願寺往来  ・恩師の思い出
       ・仏事のこと ・浄土真宗のこと ほか

●『 修験道教団成立史 』
   
    関口真規子著  A5  326頁  9,975円  勉誠出版
  
   現世利益を顕現する宗教の一体系として、日本人の信仰や生活に密接に
   関わってきた修験道。その二大教団のひとつ、本山派と比べて明確にさ   れ得ぬ点の多い当山派を通し、修験道の成立・発展と教団が形成される   過程を解明、考察する。
  
   【目次】序章
       第T部 醍醐寺と修験道
       第U部 「当山」方の諸相
       第V部 「当山」派成立と修験道法度制定
       終章 ほか

●『 日本人のこころの言葉 日蓮 』
  
    中尾堯著  B6  206頁  1,260円  創元社
  
   浄土を現実の世界に実現することを願った日蓮の生涯を綴った1冊。
   
   【目次】T 災難を生きる
       U 信仰と使命
       V 人の世を思う
       コラム

●『 祈りの文化 大津絵模様・絵馬模様 』
   
    信多純一著  A4変  159頁  3,675円  思文閣出版
   
   江戸時代から現在まで近江大津追分にて作られ、手軽な土産として
   全国津々浦々の人々に愛された民画・大津絵。その多彩に綾なす信仰、
   祈り、教訓、遊びの画題は、多くの人々の想念の数々を端的に映し出す
   ものである。その起源・絵馬との共通点・画題の意味など新考察をえ、
   多くの図版をあげて解説した全大津絵の事典。
   
   【目次】はじめに
       T 大津絵
       U 藤娘のルーツ
       V 絵馬
       W 大津絵の種類
       X 大津絵の時世粧 ほか

●『 日本の美術 518 十二支 時と方位の意匠 』
   
    川瀬由照著  A5変  96頁  1,850円  ぎょうせい
   
   東アジアと日本の十二支についての解説や、「十二支図」の写真
   多数掲載。
   
   【目次】はじめに
       東アジアの十二支
       日本の十二支
       密教図像にみられる十二支について ほか


●『 絵本 極楽 』
   
    西川隆範文  A4  30頁  1,575円  風濤社
   
   極楽という国のことや、いのちの尊さを説いた絵本。



●『 中世法会文芸論 』
   
    小峯和明著  A5  646頁  9,450円  笠間書院
   法会の領域をダイナミックに設定し、中世の表現の時空を総体として
   捉える試み。
   
   【目次】・序 法会の時空―方法としての<場>
       ・T 法会文芸の世界―古代から中世へ
       ・U 安居院の法会唱導世界―澄憲と聖覚を中心に
       ・V 表白・願文の表現世界 ほか

●『 芦屋仏教会館夏期講座連続講話集 5 正信偈のこころ 』
   
    梯 實圓・瓜生津隆真・中西智海著  
    四六判  111頁  840円  自照社出版  
   親鸞聖人は「教行証文類」ご撰述において、何故に行分類の末に
   「正信偈」を造り、置かれたのか。「行分類」から「信分類」へ
   展開する中、「信行不二と一味の救い」という他力真宗の正意を、
   偈前の御文から依経段、そして依釈段の要点より明かす。
  
   【目次】・「正信偈」の序説
       ・信行不二と一味の救い
       ・教えのながれー七高僧の教説

●『 真宗大谷派報恩講大逮夜勤行門信徒練習本
正信偈真四句目下 五淘念佛和讃回向 』
   
    野田曉春編  B6  48頁  501円  薬王山勝光寺
   
   門信徒練習本。

●『 同朋 7月号 』
   真宗大谷派宗務所出版部編 A5 64頁 300円 東本願寺出版部


●『 在家佛教 8月号 』
   在家仏教協会編  A5  100頁  440円  在家仏教協会


●『 大乗 7月号 』
   大乗刊行会編  A5  89頁  394円  本願寺出版社


●『 大法輪 8月号 特集 日蓮聖人と「立正安国論」 』
   小山弘利編 A5  244頁  840円  大法輪閣



☆ おすすめ書籍 ☆

☆6/29 読売新聞掲載

●『 70人の子どもの母になって お寺ではじめた里親生活 』
   
    伊東波津美著  四六版  110頁  1,260円

   心に傷を抱えた子どもと、今日から一緒に暮らす家族になる。
   寺での20数年に亘る里親生活をつづり、親と子どもそして共に
   暮らし支えあう「家族」のあり方を見つめる。

   【目次】野の花のように さりげなくしなやかに(岩部枝子)
       一、今日も響くお勤めの声
       二、里親になりたいんだけど
       三、初めての里親
       四、二男の戸惑い
       五、こんなこと初めてや
       六、これがほんとうの家族なんだ
       七、まわりの人たちと共にある家族
       八、お念仏の声が大きな輪につながっていた
       九、夫が見せたとびきりの笑顔
       十、みんなで囲む食卓が家族をつくる
       十一、楽しんで生きる力のおすそわけ
       あとがき(伊東憲秀)
   【著者】1952年大阪府生まれ。大阪成蹊短期大学幼児教育学科
       卒業後、幼稚園に勤務。


☆6/20 本願寺新報掲載

●『 CD 本願力にあいぬれば 
     親鸞聖人750回大遠忌御遠忌特別記念盤 』

   平田聖子作曲  CD  51:35  2,940円

    ※一般書店、CD販売店では販売しておりません。  

   親鸞聖人の和讃にメロディーが付いた!
   話題の楽曲集のCDがついに誕生。
   
   【曲目】1 仏法不思議
       2 弘誓の船
       3 煩悩にまなこさえられて
       4 清風宝樹をふくときは
       5 無明長夜の燈炬なり
       6 本願力にあいぬれば ほか全17曲
   
   【著者】1960年愛知県生まれ。愛知県立芸術大学音楽学部作曲科卒業、
       ミュンヘンに留学。昭和60年度文化庁舞台芸術創作奨励賞受        賞。日本音楽著作権協会会員。愛知県岡崎市在住。


◆◆◆ 法蔵館書店売行き6月ベスト10 ◆◆◆

順位 書名 / 著者名/ 出版社名 / 税込価格

1 神も仏も同じ心で拝みますか   譲  西賢  法蔵館   1,050円
2 寺よ,変われ          高橋 卓志  岩波書店   819
3 がばいばあちゃんお寺へ行こう  島田 洋七  本願寺出版社 735円
4 『歎異抄』もの知り帳      野々村智剣  法蔵館    735円
5 気がつけばお寺な日々      河村ゆかり  風媒社   1,050円
6 自分の「心」に気づくとき    譲  西賢  法蔵館   1,680円
7 お寺は何のためにあるのですか? 撫尾巨津子  法蔵館   1,050円
8 知識ゼロからの親鸞入門     本多弘之   幻冬舎   1,260円
9 顕浄土真実教行証分類(現代語版)浄土真宗教学研究所 本願寺出版社                               1,680円
10 歎異抄            阿満利麿   筑摩書房  1,050円 
10 70人の子どもの母になって  伊東波津美  法蔵館   1,260円
   

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2009年07月02日(木) No.564 (法藏館書店ニュース)

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