法藏館新刊話題の本のお知らせ

正月の床飾りには結び柳
空海が中国を訪れた時代、長安では旅立つ人に柳の枝を折って手渡し、送る習慣があったようです。旅に出る夫の無事を祈って妻が結び柳を持たせたとか。柳の霊力と一陽来復の意味もこめて、再び元に戻れるようにとの願いからです。茶席や料亭での正月の床飾りに飾られる結び柳。無事に一年を送れる幸せに感謝しつつ拝見してみてください。お正月に使う柳箸の両端が細くなっているのは片方を自分が、もう片方を神様が使うためです。木肌が白く、清浄に邪気を払うものと考えられ、春一番に芽を出す縁起の良い木。今年は法藏館もプレ400年。幸先よろしくお願いします!
                    
2010年01月06日(水) No.708

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