法藏館新刊話題の本のお知らせ
『良寛の涙』
●『良寛の涙』 【仏教・社会/一般向き】
久馬慧忠著 四六判 123頁 1,260円
978-4-8318-5647-0
今もなお多くの人から親しまれている良寛。しかし、
その穏やかな姿の裏には様々な涙が隠されていた―。
長年「良寛さん」を慕ってきた著者による、人間味
あふれる評伝。
【目次】
一 千金の涙
二 切ない別れの涙
三 波間に沈む涙
四 兎を思う涙
五 見舞状に見る涙
六 哀れな乞食に落とす涙
七 仏教界の現状を嘆く涙
八 法悦の涙
九 ただの世界にただ涙
十 人の親の不幸に涙
十一 学問の師を弔う涙
十二 人の世を嘆き流す涙
十三 仏法の師の恩に涙
十四 法灯の滅するを嘆く涙
十五 盗人に間違えられて流す涙
十六 筍を消失して流す涙
十七 臨終の涙
【著者】
1934年、神戸市生まれ。
1954年、駒沢短期大学仏教科卒業後、沢木興道老師、
内山興正老師に随侍。1956年、曹洞宗・東善寺(舞鶴市)
住職。1966年、曹洞宗・成福寺(一宮市)へ転住、現在に
至る。長年、一宮福田会(袈裟講習会)主宰。また15年間
にわたり、参禅と袈裟把針指導と講演のために渡欧。多年、
坐禅・袈裟・良寛・妙好人について研究を続ける。
現在、曹洞宗・成福寺住職、NHK名古屋文化センター講師、
曹洞宗東海管区教化センター布教師。
【著書】
『袈裟のはなし』
『良寛入門─仏のモノサシ・人のモノサシ─』(法蔵館刊行)
2010年10月05日(火)
No.873
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