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日本仏教版画史論考
● 日本仏教版画史論考 【美術史/専門向き】
   内田啓一著   
   A5判 352頁 10,500円 978-4-8318-7648-5

  仏・菩薩を板木に摺ったものを印仏という。本書では
  寺社の開板事情や信仰対象としての版画など、絵画史料
  を博捜し仏教版画の歴史上での位置づけを試みる。
  図版120点。

 【目次】
  序 仏教版画概要
  第一章 仏教版画の種々相
   一 仏教版画の聖なる 造形と納入空間の一特色
   二 短冊形と印仏の独立
   三 融通念仏縁起明徳 
      版本の成立背景とその意図
   四 融通念仏縁起明徳 版本の版画史的考察
      ―大念仏寺本を中心に―
   五 中世に開板された 版画の版木
  第二章 密教図像の伝播と仏教版画
   一 宋請来版画の密教図像
   二 諸尊図像・陀羅尼等(九重守)について
      ―西大寺本を中心に―
   三 西大寺流にみられる一尺四方の種子曼荼羅について
   四 密教と仏教版画、そして拓本
  第三章 勧進と結縁、仏教版画
   一 古代の印仏と摺仏
   二 鎌倉時代の印仏と摺仏、そして勧進札
   三 経典の勧進と結縁






2011年04月11日(月) No.973

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