法藏館新刊話題の本のお知らせ

●『中世日本紀論考』
●『中世日本紀論考
 註釈の思想史』  
  【日本思想史・日本文学】
 原 克昭著   A5判  500頁  12,600円  
 978-4-8318-6030-9

中世という時代に集中的に現れた『日本書紀』や『麗気記』の註釈と
いう営為。神典「日本紀」「麗気記」としてさまざまな思想や文芸の
拠り所となりつつ、荒唐無稽とされてきたこれらの思想的営為の内実
を〈中世日本紀〉研究の視座に立脚して徹底した資料的考証学と多角
的視座で中世思想史における本質的意義を明らかにする画期的論考。

≪目次≫
第T部 <中世日本紀>研究史の再構築
第U部 神代紀注釈の形成
第V部 神代紀をめぐる言説の生成と展開
第W部 中世神道思想史への射程

原 克昭(はら かつあき)
1973年3月、愛知県生まれ。2003年、早稲田大学大学院文学研究科東洋
哲学専攻博士後期課程単位
取得退学。早稲田大学助手、日本学術振興会特別研究員PD等を経て、
現在、早稲田大学・明治大学・
東京成徳大学中学高等学校ほか非常勤講師。博士(文学)。
【著書】『校註解説・現代語訳 麗気記T』(法藏館)

2012年06月02日(土) No.1219

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