法藏館新刊話題の本のお知らせ

2016/9/8 194号【法蔵館書店ニュース】
PDF版は、書影がカラーで見られます。
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法藏館書店ニュース 9月号(2016/9/8)194号

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◆◆ 目次 ◆◆
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話題の本
法藏館新刊・重版案内
法藏館刊行予定案内
法藏館書店新着案内
特集1:オススメ「いのち」の満足を得る本(推薦者:田代俊孝先生)
特集2:「リクエスト復刊」情報
イベント情報・出張販売
法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
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9、10月の書店休業日

9月のお休み :4日・11日・18日・25日
10月のお休み:2日・9日・16日・23日・30日 ※すべて日曜日


▼▼ 話題の本 ▼▼
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◆文化時報〈2016年8月6日掲載〉
『仏教と心理学の接点―浄土心理学の提唱―』
藤 能成編著
A5判・272頁・本体2,800円+税・ISBN:978-4-8318-2459-2

◆仏教タイムス〈2016年7月28日掲載〉
『誤解された親鸞の往生論』
小谷信千代著
四六判・120頁・本体1,000円+税・ISBN:978-4-8318-9030-6

◆岐阜新聞【朝刊】〈2016年7月25日掲載〉
高知新聞【朝刊】〈2016年7月24日掲載〉
熊本日日新聞【朝刊】〈2016年7月16日掲載〉
中部経済新聞【朝刊】〈2016年7月12日掲載〉
『ボランティアは親鸞の教えに反するのか―他力理解の相克―』
木越 康著・四六判・172頁・本体1,600円+税・ISBN:978-4-8318-8712-2

◆読売新聞【大阪・夕刊】〈2016年8月4日掲載〉
東大寺の新研究1
『東大寺の美術と考古』
栄原永遠男、佐藤 信、吉川真司編
A5判・637頁・本体17,000円+税・ISBN:978-4-8318-6021-7

◆中外日報〈2016年7月22日掲載〉
『空海教学の真髄―『十巻章』を読む―』
村上保壽著
四六判・253頁・本体2,300円+税・ISBN:978-4-8318-5756-9

◆文化時報〈2016年7月23日掲載〉
中外日報〈2016年7月20日掲載〉
『近代仏教スタディーズ―仏教からみたもうひとつの近代―』
大谷栄一、吉永進一、近藤俊太郎編
A5判・304頁・本体2,300円+税・ISBN:978-4-8318-5543-5

◆解放新聞〈2016年7月11日掲載〉
『長楽寺蔵 七条道場金光寺文書の研究』
村井康彦、大山喬平編・A5判・550頁・本体16,000円+税・ISBN:978-4-8318-7675-1


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◆ひとりふたり‥―報恩講を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税  ※30冊以上は本体100円+税、100冊以上は送料無料
身近な話題から仏教・真宗の教えにふれる聞法誌。暮らしに役立つ仏教の知識が満載!
【定期購読受付中!】定期購読をお申込みいただくと……
・通常注文より、優先的にいち早くお届け!
・買い忘れなく安心! などのお得感満載! ※詳しくは、法藏館書店までお問い合わせください。
■目次
◎いのちの言葉……感謝―書くということ  あまんきみこ
◎歳時法話……彩りと移ろいのはざま  中川和則
◎大住誠のお悩み相談室……森田療法の事例A…T子さんの場合(1) 大住 誠
◎お寺でヨーガ……秋のヨーガ―夏の疲れをリセットの巻  Yai
◎はてなの仏教用語……法螺(ほら) 木村宣彰
◎生活六法全書……尊厳死、安楽死を考える(1) 出口治男
◎今すぐ訪ねたい仏跡―日本編……「鬼人成仏」伝説  星野 暁
◎おうちで精進料理(秋)……こんにゃくの焼いたん  西川玄房
◎声に出して読みたい歎異抄……運命の力を受け入れる  齋藤 孝
◎著者に会いたい……絵を通して、「仏教」を伝えたい  とよだまりさ
◎正信偈のこころ……念仏の大道  楠 信生

◆親鸞思想の再発見―現代人の仏教体験のために【真宗/仏教】
田代俊孝著・四六判・170頁・本体1,700円+税・ISBN:978-4-8318-8756-6
仏教は、悩んでいる人のためにある。回心とは、体験である。悩み多き現代人のために、「仏教体験」という救いの道を明らかにする。
■目次
T、他力信心の仏教体験
 慙愧によって、如来の心と一つになる  ほか
U、親鸞思想再発見
 聖道の慈悲と浄土の慈悲の新しい見方  ほか

◆善光寺の歴史と信仰【日本史/仏教】
牛山佳幸著・四六判・303頁・本体2,500円+税・ISBN:978-4-8318-6024-8
全国屈指の著名寺院、信州信濃の善光寺。膨大な史料考証を基に、数々の伝承に彩られた同寺の姿を描き出す。善光寺を知る絶好の1冊、待望の刊行!
■目次
第1章 古代―創建と当初の性格
第2章 中世―武士政権の成立と信仰の流布
第3章 近世―庶民信仰の展開
第4章 近代―新たなる出発  ほか

◆隋唐都城財政史論考【東洋史】
礪波 護著・A5判・514頁・本体10,000円+税・ISBN:978-4-8318-7393-4
隋唐の都城と関所、隋唐の財政と倉庫の2部構成に、学界動向と書評・紹介を附篇として収める。中国の都城と財政の関連論文とコラムおよび書評類をあますところなく集録する。
■目次
第T部 隋唐の都城と關所
 第1章 中國の都城/第2章 中國都城の思想  ほか
第U部 隋唐の財政と倉庫
 第1章 唐代實封制再考/第2章 太倉と含嘉倉  ほか
附篇T 學界動向
附篇U 書評・紹介  ほか

◆大系真宗史料 文書記録編14―東西分派【真宗/仏教】
真宗史料刊行会編・A5判・460頁・本体9,000円+税・ISBN:978-4-8318-5073-7
本願寺教団が東西2派に分裂していった過程を、教如が直接記した史料ではなく、江戸期の東西双方の学僧が論じた史書により検証する。鷺森日記、顕如上人貝塚御座所日記ほか。
■目次
1、鷺森日記
2、貝塚御座所日記
3、貝塚御座所雑記
4、宇野新蔵覚書(本願寺坊官覚書)
5、神田徳本寺由緒秘録
6、教如上人大坂御退散之記
7、慶長八年御影像御着京之記  ほか

◆大系真宗史料 文書記録編10―私心記【日本史/仏教】
真宗史料刊行会編・A5判・568頁・本体10,000円+税・ISBN:978-4-8318-5069-0
本願寺第8代蓮如の末子である実従の日記「私心記」。現存する天文元年8月から永禄4年末までの自筆本・書写本の諸本を、初めて網羅的に翻刻掲載。戦国時代の本願寺の動向を明らかにする。
■目次
天文元年(1532) 東大本/堺本
天文2年(1533) 東大本/堺本
天文3年(1534) 東大本/堺本
天文4年(1535) 東大本/堺本
天文5年(1536) 史料研本/堺本
天文6年(1537) 史料研本/堺本  ほか


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◆真宗の往生論―親鸞は「現世往生」を説いたか [2刷]【仏教学/真宗学】
小谷信千代著・A5判・392頁・本体3,800円+税・ISBN:978-4-8318-8732-0
親鸞が「現世往生」を説いたと理解してきた大谷派近代教学の問題点を、近代仏教学の実証的な手法を用いて指摘する挑戦的な1冊。
■目次
第1章 世親の往生論
 1、論題「無量寿経優波提舎願生偈」について/2、『浄土論』の著者世親  ほか
第2章 親鸞の往生論―「現世往生」は「即得往生」の誤解に基づく謬説
 1、問題の所在/2、現世往生説の典拠  ほか

◆近代仏教スタディーズ―仏教からみたもうひとつの近代 [2刷]【歴史/仏教】
大谷栄一、吉永進一、近藤俊太郎編・A5判・304頁・本体2,300円+税・ISBN:978-4-8318-5543-5
廃仏毀釈などの逆境を乗り越え、常に時代の動向とリンクしながら、社会に影響を与え続けた「近代仏教」。その歴史と魅力を、総勢29名が豊富な図版と人脈相関図を用いて活き活きと描いた、新しい近代史入門。
■目次
第1章 「近代仏教」とは何か?
第2章 近代日本の仏教史をたどる
第3章 よくわかる近代仏教の世界
第4章 近代仏教ナビゲーション  ほか


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〈2016年10月上旬 刊行予定〉

◆回峰行と修験道―聖地に受け継がれし伝灯の行【仏教】
楠 淳證著・四六判・118頁・本体1,300円+税・ISBN:978-4-8318-6430-7
神秘の聖地をめぐることで見えてくる世界とは? 現代まで受け継がれてきた不思議の行法「回峰行」「修験道」の実際を、行の体現者が実体験をとおして生き生きと紹介する。

◆親鸞聖人に学ぶ新しい老い方【真宗】
加藤智見著・四六判・192頁・本体1,500円+税・ISBN:978-4-8318-8759-7
超高齢社会となった日本で、これからの「老い」はいかにあるべきなのか。老病死を暗いものではなく、むしろあるがままに受け入れるためのヒントを親鸞の教えに学ぶ。

〈2016年10月中旬 刊行予定〉

◆敦煌から奈良・京都へ【東洋史】
礪波 護著・四六判・318頁・本体予価2,500円+税・ISBN:978-4-8318-7710-9
高度な研究を平易に語ることで定評のある東洋史の碩学による、シルクロードや中国の歴史・文化・人物、中国学を牽引した内藤湖南・宮崎市定等に関するユーモア溢れる随筆集。

◆橋本循著作集 第1巻【中国文学】
橋本 循著・A5判・536頁・本体5,000円+税・ISBN:978-4-8318-3731-8
白川静の師で中国文学研究者の橋本循(立命館大学名誉教授。1890〜1988)の著作集(全4巻)。第1巻は歴史的背景から文学と思想を解明した「中国文学思想管見」。

◆CD版 曽我量深説教集 全3集[リクエスト復刊]【真宗】
曽我量深著・各CD8枚組・各本体10,000円+税(分売可)・@ISBN:978-4-8318-9812-8、AISBN:978-4-8318-9813-5、BISBN:978-4-8318-9814-2
1977年刊行のカセットテープ版(品切)が、「リクエスト復刊」によりCD版として新たに登場。

◆正像末和讃聞思録[リクエスト復刊]【真宗】
金子大榮著・A5判・172頁・本体2,000円+税・ISBN:978-4-8318-6549-6


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◆真宗大谷派の革新運動〈吉川弘文館〉
森岡清美著・A5判・514頁・本体13,000円+税
明治中期、真宗大谷派の学僧清沢満之と井上豊忠ら6人の白川党が宗務改革を志し、全国的な一大運動となるが、宗政当局の術策により挫折した。新発掘の井上の日誌を中心に幅広い史料を活用し、彼のライフヒストリーを軸に白川党の活動を克明に分析。蹶起から挫折に至る全軌跡を明らかにし、現代大谷派宗門改革の源流を初めて解き明かした労作。
■目次
白川党結成への道
第1の出会いと最初の岐路
第2の出会いと同志6人
本山の問題状況  ほか

◆シルクロードに仏跡を訪ねて―大谷探検隊紀行〈吉川弘文館〉
本多隆成著・四六判・276頁・本体2,800円+税
20世紀はじめ、各国による中央アジア探検が相次ぐなか、日本では西本願寺が私財を投じて仏跡調査に踏み切った。第22代法主大谷光瑞の許に若き僧侶たちが結集し、仏教東漸の経路を探る。三次にわたる調査の足跡や蒐集品のゆくえを、豊富な写真をまじえてたどり、シルクロード研究に貴重な成果をもたらした大谷探検隊の壮大な旅を蘇らせる。
■目次
T ヨーロッパ留学
U 第1次大谷探検隊
V 第2次・第3次探検隊
W 大谷探検隊の将来品  ほか

◆持たない暮らしのすすめ―本当の幸せを得るための人生の法則〈海竜社〉
川村妙慶著・四六判・222頁・本体1,500円+税
人生に必要なモノとは、あなたが必要だと思っているモノのうちごくわずかなモノではないでしょうか。モノを持ちすぎると、本当に大切なことには気がつきません。モノを持ちすぎない生活をするには、柱となる「仏の智慧」が必要です。
■目次
第1章 〈抱え込んだ心〉足さないことで満たされる
第2章 〈上手な捨て方〉苦労は捨てず、宝物に
第3章 〈持たないコツ〉買わない、使い切る、手放す  ほか

◆NHK「100分de名著」ブックス  ブッダ 最期のことば〈NHK出版〉
佐々木 閑著・四六判・158頁・本体1,000円+税
ブッダの遺言集として、死後に編纂された『マハーパリニッバーナ・スッタンタ(涅槃経)』には、ブッダの「最後の旅」の様子がストーリ仕立てで描かれている。ブッダが自らの死によって示した「人間のあり方」とは何か? そして2500年もの間、連綿と形を変えずに受け継がれてきたサンガ(僧団)の仕組みに「組織のあり方」の極意を見る。
■目次
はじめに 仏教という宗教の本質を説く経典
第1章 涅槃への旅立ち
第2章 死んでも教えは残る
第3章 諸行無常を姿で示す
第4章 弟子たちへの遺言  ほか

◆サンガ新書069  ブッダは実在しないのか?〈サンガ〉
島田裕巳、藤本 晃著・新書判・244頁・本体800円+税
ブッダは、いたのかいなかったのか? ブッダとは、いったい誰なのか?『ブッダは実在しない』(角川新書)で物議をかもした島田裕巳氏に、仏教学者でありテーラワーダ仏教徒でもある藤本晃氏が論戦を挑む。最新の研究を検証して、歴史上のブッダの実在について明らかにする。
■目次
第1章 「実在しないブッダ」を探す
第2章 ブッダの人物像と悟り
第3章 文献学的考察
第4章 仏教伝来の真実  ほか

◆真宗ブックレット13  原発震災と私たち―いのちを奪う原発〈東本願寺出版〉
玉光順正、藤井学昭、長田浩昭、岡山 巧企画取材編集・A5判・158頁・本体1,000円+税
2011年3月の福島第一原発事故によって、あらためて私たちは人知の闇の深さをつきつけられることとなった。事故によって露呈した原発の問題性をあらためて見つめ、被ばくがもたらす悲しみ・痛みが映し出す人間と国家のありかたを問い直す1冊。
■目次
プロローグ/どこに立つのか…藤井学昭(編集委員)
福島で今、起こっていることは、日本社会の縮図である…中下大樹(真宗大谷派祐光寺衆徒)
原発事故は今も終わらない…武藤類子(福島原発告訴団団長)  ほか

◆教化研究 第158号〈東本願寺出版〉
教学研究所編・A5判・236頁・本体1,500円+税
特集 仏事を作す。
■目次
巻頭言 仏事を作す―信仰の喜び、信仰への導き…安冨信哉
講義録 仏事を作す―仏事と教学…楠 信生
対談 現代における苦悩と祈り…天童荒太、安冨信哉
 なくしたものとつながる生き方―グリーフケアと仏事…尾角光美、能邨勇樹
インタビュー 葬儀の意義―葬儀社を設立したキリスト教信者の葬儀観…鈴木 隆

◆竹中智秀選集 第6巻―法蔵菩薩とわれわれ〈樹心社〉
竹中智秀著・四六判・290頁・本体2,600円+税
「あなたは誰なのか」と聞かれた時、「私は仏法に順って生きる者です」と言える人を、親鸞聖人は「法蔵菩薩」と言われます(本文より)。本書は著者が全国各地でおこなった法話を収録している。家庭や学校、世間での問題や生老病死等々、避けられぬ日々の生活を踏まえながら分かり易く、かつ熱く語られている。
■目次
法蔵菩薩とわれわれ
発心の問題について
業と宿業
現代の闇と浄土真宗の救い
現生不退―今、ここを生ききる
罪と罰と救い
心に浄土をたもて  ほか

◆お釈迦さま最後の旅と葬儀―浄土真宗の葬儀の一考察〈自照社出版〉
豊原大成著・四六判・118頁・本体1,000円+税
「自灯明・法灯明」のお釈迦さまの教えのもと、弟子たちが執り行ったお釈迦さまの葬儀の様相を述べ、さらには現代の浄土真宗の葬儀への思いについても論じた講義録。
■目次
1、お釈迦さま最後の旅
2、お釈迦さまの葬儀
3、真宗における葬儀
附、インド周辺、仏教以外の葬法  ほか

◆母の掌―わたしの戦争と平和〈自照社出版〉
浅田純雄著・A5判・74頁・本体1,200円+税
“憲法9条は仏教の心に通じる”という信念のもと、『無量寿経』「兵戈無用」の教えにうなずき、長年、平和の尊さを主張する著者が、自らの召集体験と親族の戦死など、戦争が引き起こす凄惨な現実を語る。集団的自衛権を容認しようとする日本、今、仏教がなすべきことは何か。示唆に富んだ1冊。
■目次
はじめに…林寺脩明
母の掌
3人の愛児を残して南海に沈んだ叔父
わたしの戦争と平和―若い諸君へ
懺悔の気持ちをこそ  ほか

◆別冊雲集30  雲集会〈雲集学舎〉
雲集の会編・A5判・318頁・本体2,500円+税
2015年8月におこなわれた「第30回雲集夏の聞法会」の講義録。なぜ法蔵菩薩は国土建立をその本願としたのか。その「国土」を一貫する課題としてきた本郷成光師が残した課題を通して、人と人とが何処において「当に相敬愛」しあえるのか、何が相敬愛することを妨げているのか考える。
■目次
第1日目、8月20日(木)本願成就の道(1)…大島義男  ほか
第2日目、8月21日(金)一心の華文(1)…宗 正元  ほか
第3日目、8月22日(土)一心の華文(2)…宗 正元  ほか
第4日目、8月23日(日)自然の浄土にいたるなれ…佐々木和之  ほか
第5日目、8月24日(月)当来する報土……広瀬 惺  ほか

◆2016年安居本講  『顕浄土真実証文類』解釈―「証」の二重性についての試論〈東本願寺出版〉
小川一乗著・A5判・272頁・本体4,000円+税
2016年7月開講の安居本講のテキスト。
■目次
はじめに―念仏と成仏
序論 釈尊における「証」とは何か
本論 親鸞における「真実証」とは何か
 第1章 証の二重性/第2章 証から真実証へ
結論 「証」についての決判  ほか

◆2016年安居次講 歎異の精神―『歎異抄』聴聞記〈東本願寺出版〉
三明智彰著・A5判・214頁・本体3,500円+税
2016年7月開講の安居次講のテキスト。
■目次
開講の辞
講本『歎異抄』蓮如書写本
歎異の精神
『歎異抄』(蓮如本)講読―『歎異抄』聴聞記
あとがきにかえて

◆朝日ビジュアルシリーズ仏教新発見 改訂版(週刊)29  週刊 仏教新発見 寛永寺・増上寺〈朝日新聞出版〉
山折哲雄、末木文美士編・A4変判・36頁・本体537円+税
徳川家の菩提寺ながら異なる成り立ち。今号の特集は「寛永寺」と「増上寺」。特別付録として多聞天立像写仏用紙がつきます!
■目次
◎寛永寺新発見
 江戸時代、寛永寺はいかにして/日本宗教界の頂点に立ったのか―浦井正明  ほか
◎名僧列伝 天海
寛永寺を歩こう
◎増上寺新発見
 徳川家の菩提寺はいかにして確立したか―宇高良哲/増上寺歳時記/増上寺を歩こう  ほか

◆ドキュメント 水平をもとめて―皮革の仕事と被差別部落〈解放出版社〉
鎌田 慧著・四六判・324頁・本体2,200円+税
社会問題について幅広く取材してきた著者による、姫路・奈良・貝塚の皮革工場や屠場、小諸・糸島の被差別部落の長期ルポ。働く人々の話や解放運動の取材も収載した貴重な記録。
■目次
第1部 姫路の革をつくるひとたち
第2部 高木地区、あらたな挑戦
第3部 解放同盟支部をつくったひとたち
資料 革のできるまで  ほか

◆小栗栖香頂の清末中国体験―近代日中仏教交流の開端〈山喜房佛書林〉
陳 継東著・A5判・726頁・本体15,000円+税
小栗栖香頂は1873年8月から1年間中国に滞在し、僧侶・文人・官僚・商人などと幅広く交遊した。そこで中国の宗教状況、仏教のあり方また中国の立ち遅れなどをつぶさに観察し、多くの筆談録と著作を著し、近代日中仏教交渉の発端となった。本書は香頂の中国での足跡をたどりながら、真宗の中国布教に対する思考と実践を探究する。資料編として、『北京紀事』の原本影印・翻刻・翻訳を収録する。
■目次
〈研究篇〉緒論/1 研究目的/2 小栗栖香頂の人物像  ほか
 第1章 旅と生活の足跡―幻想から現実へ/第2章 三国仏教共同体の構想―真宗の布教と中国仏教の改造
〈資料篇〉『北京紀事』現代日本語訳/U『北京紀事』整理本  ほか

◆中世の中日禅宗交流史〈山喜房佛書林〉
釈 会忍著・A5判・590頁・本体20,000円+税
日中間の禅宗の交流とその展開が、日本禅林の成立と展開にいかなる影響を与えたか思想の変化などに重点を置いて考察している。
■目次
序章 本論の課題と方法
第1章 初期禅宗の展開とその思想的特質
第2章 無学祖元の宗風と北条時宗の禅宗外護
第3章 南浦紹明の禅風の特色とその展開  ほか

◆講談社選書メチエ627  九鬼周造―理知と情熱のはざまに立つ〈ことば〉の哲学〈講談社〉
藤田正勝著・四六判・238頁・本体1,600円+税
希代の哲学者・九鬼周造(1888〜1941)による、東洋と西洋の邂逅を体現したその思索は代表作『「いき」の構造に結実する。「いき」のみならず「偶然性」、「時間」、「美」、「押韻」など多彩な領域に及ぶ関心を貫いていたものは何か? 生涯をたどりながら全主要著作を読み解き、“ことば”を手がかりにして、その本質に迫る。
■目次
序章 九鬼周造―「ことば」の哲学者
第1章 九鬼周造の生涯と思想
第2章 「いき」の構造
第3章 偶然性の哲学  ほか

◆仏典に耳を澄ませ、菩薩を学び、共に生きる〈国書刊行会〉
菅沼 晃著・四六判・372頁・本体3,000円+税
「先生、この問題について、仏教ではどうすればいいですか?」「じゃあ、お釈迦さまやお弟子さんのことばを聴いて、一緒にマネしてみましょう!」市民社会の宗教=仏教について、著者が優しく語りかける、講演録&エッセイ集。
■目次
このままでは仏教は亡びる―井上円了の書簡から
経典に学ぶ
在家菩薩を学(まね)ぶ
不殺生・共生の思想  ほか

◆朝日ビジュアルシリーズ仏教新発見 改訂版(週刊)30  週刊 仏教新発見 萬福寺〈朝日新聞出版〉
山折哲雄、末木文美士編・A4変判・36頁・本体537円+税
中国・明時代の正統臨済宗を嗣いだ寺。今号の特集は「萬福寺」。特別付録として布袋写仏用紙がつきます!
■目次
◎萬福寺新発見
◎黄檗宗とは
◎名僧列伝 黄檗の禅師たち
萬福寺歳時記/萬福寺を歩こう
ゆかりの寺 興福寺・福厳寺・発志寺・法林院・寶林寺  ほか

◆岩波文庫 青323-5  浄土系思想論〈岩波書店〉
鈴木大拙著・文庫判・360頁・本体970円+税
鈴木大拙は、禅宗ではなく禅を、真宗ではなく浄土そのものを、伝統教学の枠を超えて自由な立場から論じることで、仏教、さらにはあらゆる宗教の根源にある霊性を追究し、世界に紹介した。本書では、『無量寿経』『浄土論註』『教行信証』などを読み込むことで、阿弥陀の本質、他力の信心、名号を論じ、真宗門内だけでなく広く一般読者に浄土思想の世界を明らかにする。大拙の浄土論を集大成した代表作。(解説=木村宣彰)
■目次
極楽と娑婆
浄土観・名号・禅 上篇/下篇
浄土観続稿―『浄土論註』を読みて
他力の信心につきて―『教行信証』を読みて  ほか

◆青春新書INTELLJGENCE PI-488  名僧たちは自らの死をどう受け入れたのか〈青春出版社〉
向谷匡史著・新書判・190頁・本体920円+税
親鸞、一休、良寛、西行、空海……悟りを開いた高僧としてではなく、一人の“生身の”人間として、人生の最晩年、迷い悩みながら辿り着いた人生の終い方とは。自らも僧籍を持つ著者が彼らから導き出した「不安」な人生の中に「安心」を見いだす生き方、終活のヒント。
■目次
1、最後まで生に執着してこそ人間「死にとうない」―仙
2、今際の際まで「いまを生き切る」
 亡骸は賀茂川の魚に与えなさい―親鸞
3、「自分を縛るもの」を知れば、楽に生きられる
 釈迦も達磨も猫も杓子も、死んだらみな同じ―一休  ほか

◆日本人の心のかたち〈春秋社〉
菅原信海著・四六判・178頁・本体1,482円+税
今日のわれわれをかたちづくってきたものとは何か。仏教の世界には他宗教をも包み込む力がある。日本人に根づく神仏習合思想は、その典型的な仏教の包容性があらわれたものである。日本人と神と仏の関係性を見つめながら、老いの宗教的意義、疫病退散の習俗といった現代にも通じる話題を取り上げ、日本人の心に息づき育まれてきた思想と文化の源流をたどる。
■目次
T 第1章 俗から聖へ―参拝の美学
第2章 「老」の文化
第3章 御霊になった人々  ほか

◆『般舟三昧行道往生讃』(般舟讃)講読〈永田文昌堂〉
淺田恵真著・A5判・726頁・本体14,000円+税
『般舟三昧行道往生讃』(般舟讃)の首題は「依観経等明般舟三昧行道往生讃」といい、浄土を願生し、阿弥陀仏や浄土の徳を讃嘆し、往生を願う別時の行法が説かれている。天台教学にも取り入れられている『般舟三昧経』。天台教学上では「己心の弥陀」を見る見仏体験を目的とした実修経典として理解されている『般舟三昧経』を、善導はどのように会通して浄土三部経と同様に見たのか。本讃を通じて究明する。
■目次
第1章 起教勧修分(釈迦如来、教を起こして修業を勧める)
第2章 讃仏立信分(釈迦仏を讃歌して自らの信を立てる)
第3章 拳証勤報分(証拠を挙げて報を勤む)  ほか

◆近現代日本の法華運動〈春秋社〉
西山 茂著・A5判・398頁・本体4,500円+税
大正から戦後にかけて急成長を遂げた法華系在家教団の特徴を、天皇制や日蓮宗との関係から、個別の教団の展開を追いながら解明。独自の戒壇論と日蓮宗内の内棲教団という他の新興宗教には見られない側面が、各教団にどのような影響を与えたのか。日蓮宗義と法華系在家教団の歴史と実像を明らかにする画期的な書。
■目次
T 日蓮主義と近代天皇制
U 法華系在家教団の成立と変容
V 法華系在家教団の展開  ほか

◆浄心への道順―瞑想と覚りをめぐる初期仏教長老と精神科医の対話〈サンガ〉
アルボムッレ・スマナサーラ、名越康文著・四六判・242頁
本体1,800円+税
初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老と、自らの瞑想実践の体験に基づき、その必要性を語る精神科医の名越康文氏による対談。瞑想はどのように心を成長させるのか? 自我の錯覚はどのように消えていくのか?よりよく生きるために私たちがするべきことは何か? 名越氏の率直な疑問や問題提起に、スマナサーラ長老が仏教心理学=心の科学の側面から解説。瞑想で得られる境地の「認識」と、言葉に言い表せられない「覚り」の実態を明らかにする。
■目次
対話1 瞑想とディシプリン
対話2 覚りに迫る認識論
対話3 覚りの世界  ほか

◆仏教ハンドブック―子どもたちと聞く仏さまの教え〈東本願寺出版〉
大谷派児童教化連盟編・四六判・358頁・本体1,800円+税
「釈尊ってだれ?」「仏教ってどんな教えなの?」「私たちに関係あるの?」「お彼岸、お盆……いろいろな行事の意味は?」。そんな素朴な疑問にあなたならどう答えますか? 仏教の教えに関するさまざまなキーワードについて、子どもたちにお話できるような「例話」を掲載。はじめて仏教にふれる人にもわかりやすい、楽しく学べる仏教参考書です。
■目次
第1章 伝記
第2章 教え
第3章 現代の課題
第4章 行事
第5章 知っておきたおきたい/仏教の基本  ほか

◆売茶翁の生涯〈思文閣出版〉
ノーマン・ワデル著、樋口章信訳・A5・252頁・本体3,500円+税
本書は、僧臭を脱却して、しかも俗臭に堕ちない禅僧で煎茶道の祖とあおがれる売茶翁(1675〜1763)の生涯をまとめた初の伝記(英語版)を年代順に整理し、書きあらためた日本語訳版。 京の東山、東福寺や三十三間堂、聖護院などの景勝地に自在に茶店をもうけ、茶代を飲む者にゆだね茶禅一味の宗風を開き、最後はみずから茶道具を焼却したという売茶翁の生きざまや思想は、伊藤若冲や池大雅ら当代文化人を魅了してきた。謎に包まれた「茶神」の人生と思想を、その墨蹟や書簡からひもといていく。
■目次
第1章 肥前時代
第2章 京都へ
第3章 東山で茶を売る
第4章 肥前に戻る
第5章 在家居士として
第6章 最後の十年  ほか

◆医者が仏教に出遇ったら〈本願寺出版社〉
田畑正久著・四六判・188頁・本体1,000円+税
ものごとに批判的であることが、精神の健全性を表すという思いにどっぷりと漬かっていないでしょうか。そんな自分の心のありさま、限界、愚かさに気づかされていくことが、それを超えることにつながっていくのでしょう。医者と仏教両方の世界に身を置く著者が語る、仏教の視点で見つめなおす人生。
■目次
第1章 医者が仏教に出遇ったら
第2章 老病死とともに
第3章 本当の豊かさとは
第4章 仏教が教えてくれること
第5章 今を生きる  ほか

◆仏弟子達のことば註(四)―パラマッタ・ディーパニー〈春秋社〉
村上真完、及川真介訳注・菊判・588頁・本体16,000円+税
パーリ経典の小部に含まれる「長老偈」「長老尼偈」と、その注釈書「パラマッタ・ディーパニー」の全訳。本巻は「長老尼偈」全16偈集とその注釈を収録。
■目次
【1、1偈集】
 第1品 或る一人の長老尼  ほか/第2品 ムッター  ほか
【2、2偈集】アビルーパ・ナンダー  ほか
【3、3偈集】後のサーマー  ほか

◆扶桑社新書214  超カンタン英語で仏教がよくわかる〈扶桑社〉
大來尚順著・新書判・212頁・本体800円+税
英訳された仏教用語のほうが、その意味するところを理解しやすいと説く、画期的な1冊。32の仏教語の英訳解説のほか、各宗派に対応したお経『般若心経』『正信念仏偈』『妙法蓮華経』の英訳とわかりやすい日本語意訳も掲載する。
■目次
【基本編】ブッダ/仏教/さとり/四聖諦/八正道/三毒  ほか
【思想編】四法印/諸行無常/諸法無我/一切皆苦/涅槃寂静  ほか
【豆知識編】僧侶、尼僧/戒律/布施/煩悩/執着  ほか
仏教と日本に関する素朴な疑問
お経を英語で読んでみよう  ほか

◆フィンチャーのマンダラ塗り絵プレミアム〈春秋社〉
スザンヌ・F・フィンチャー著、正木 晃訳・A4変判・112頁・本体1,600円+税
本書は、超ロングセラーの元祖「マンダラ塗り絵」の著者フィンチャーによる第2弾。心理療法士の著者が考案した42点のマンダラが収録されているが、それらは「静的」なものと「動的」なものに大別される。「静的」なマンダラは、バランス感覚や心の調節、自己実現を表しており、ヨーロッパの楯をかたどった紋章のデザイン(個人の力の象徴)を想起させるかもしれない。一方、「動的」なマンダラは、活動やエネルギー、世の中での働きを表しており、創造力や工夫、チームワーク、生産性と関係がある。本書のマンダラ塗り絵は、前著にもまして、独創的で大胆なデザインが多く、塗ることで心が落ち着き、集中力が高まると同時に、創造的で洞察力も育まれる。

◆イラスト図解 勇気がもらえる 禅の教え〈宝島社〉
サダマシック・コンサーレ著・B6判・222頁
本体1,000円+税一見難しく感じる「禅の言葉」を、ほのぼのとしたイラストと解説で誰にでもわかりやすく紹介。本書は“元気になれる”“勇気がもらえる”ような禅の言葉をセレクトして収録しています。「会釈」「有頂天」「合掌」「以心伝心」「天下無敵」「光陰如矢」など、禅の教えから生まれた言葉は、私たちの身近なところにたくさんあります。そんな「禅の言葉」のとらえかたをユニークに描いた4コマ漫画も必見。
■目次
本書の見方
1章 こころ
2章 わたし
3章 人と人
4章 やさしさ  ほか

◆日本中世の権力と寺院〈吉川弘文館〉
高橋慎一朗著・A5判・282頁・本体9,000円+税
中世に台頭した武家と寺院。どちらも朝廷・公家ら既存権力との協力関係をテコに、地域における影響を強めていく。公家・武家・寺社が複雑に絡み合い、社会の姿が凝縮された六波羅の実態を追究し、幕府の権力行使のあり方を明らかにする。また、大きな影響力を持ちながらも注目されることが少なかった西山派教団に視点を据え、その動向を描き出す。
■目次
序章 「六波羅」から中世を考える
T 武家権力の展開
U 浄土宗西山派と寺院社会
終章 武家権力と西山派  ほか

◆仏教と気づき―「悟り」がわかるオムニバス仏教講座〈武蔵野大学出版会〉
ケネス田中編著・四六判・174頁・本体1,700円+税
日本人は仏教を「信じる宗教」だと誤解している。仏教は心身を通して真実に気づく「気づきの宗教」なのだ。仏教学・印度哲学の専門家が、独自の視点から「何に、どのように気づくべきなのか?」をやさしく解説する。
■目次
T 等身大の私への気づき…西本照真
U 〈ご縁〉と気づき…石上和敬
V 仏教の〈悟り(気づき)〉…佐藤裕之
W 〈悟り〉の智慧、智慧の〈信心〉…小山一行
X 求道者の気づき…ケネス田中

◆愚禿鈔講義録14〈雲集学舎〉
宗 正元講述・A5判・212頁・本体2,000円+税
この講義録は、平成13年12月28日に逝去された加藤寿太郎氏のほぼ全講にわたるテープ起こしをもとに、有志の協力によって製作されたものです。
■目次
第66講/第67講/第68講/第69講/第70講

◆ちくま新書1201  入門近代仏教思想〈筑摩書房〉
碧海寿広著・新書判・282頁・本体880円+税
近代思想としての仏教は、西洋哲学との出会いの中から生まれた。仏教を哲学的な宗教として捉え直した井上円了や清沢満之の思想は、日本の独創的哲学の原点となり、やがて明治後期には青年たちの人生の指針たり得るような、教養としての仏教思想が一大ブームを迎える。『歎異抄』を典拠とした近角常観や暁烏敏、倉田百三らの仏教思想は、大正教養主義のうねりを経て、やがて昭和の戦火の中に突入していく―仏教が近現代人の思考に及ぼした、深く広い影響を解明する野心作。
■目次
序 章 近代仏教の形成と哲学
第1章 仏教の哲学化―井上円了
第2章 哲学と信仰のあいだ―清沢満之
第3章 宗教体験と伝統―近角常観  ほか

◆西行・慈円と日本の仏教―遁世思想と中世文化〈吉川弘文館〉
大隅和雄著・四六判・216頁・本体2,300円+税
『新古今和歌集』を代表する歌人、西行と慈円。西行の遁世に憧れつつも天台座主にまで登りつめた慈円。鎌倉中期に大寺院で仏教の諸宗を学びながらどの宗派にも属さず遁世者として生きた無住。これらの僧侶を通して新しい日本仏教史を模索する。日本文化を外来文化と比較し、仏像の歴史的背景を探りながら、日本固有の文化とは何かを考える。
■目次
T 西行・慈円と無住
U 慈円と『愚管抄』
V 外来文化と日本文化

◆新装版 禅語墨場必携―心を育てる言葉を書く〈日貿出版社〉
矢島峰月著・四六判・208頁・本体1,500円+税
1字から7字までの禅にかかわる言葉360語を、読みと意味を付けて50音順にまとめて紹介。その一部には書作例も掲載。巻末の「禅を味わう」では21語をあげ、禅僧による解説で、真の意味やそこから学ぶ知恵、禅の教えをわかりやすく解きほぐす。
■目次
はじめに
凡例
禅語と書
墨蹟について/禅僧の墨蹟/禅語を書く
禅語墨場必携
禅語を味わう
語句索引  ほか


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☆┓  法藏館書店 新着雑誌案内
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◆同朋 9月号〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・56頁・本体324円+税
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 吉沢久子さん
◎特別企画 介護がひらく豊かな世界
◎好評連載
・「仏さまの願いとは?〜本願文に学ぶ〜」…尾畑文正
・私の親鸞探訪「下総報恩寺」…青木新門
・グラビア東本願寺…水野秀比古
・旬のいっぴん精進料理…森かおる  ほか

◆大乗 9月号〈本願寺出版社〉
大乗刊行会編・A5判・98頁・本体348円+税
家族で読める、みんなで読める、門信徒ファミリー月刊誌。
■目次
◎モア 仏教ライフ…本多静芳
◎親子で“えほん”…市居みか
◎日本史の親鸞聖人…岡村喜史
◎「阿弥陀経」のミカタ…満井秀城
◎わたしの正信偈…玉木興慈
◎レッツ!真宗 連研12の問い  ほか

◆大法輪 9月号〈大法輪閣〉
黒神直也編・A5判・236頁・本体870円+税
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=今こそ四国遍路―逆打ちイヤーで御利益3倍
 第1部 四国遍路を学ぶ
 第2部 「お遍路」に行くために
 第3部 現代と遍路・巡礼
◎四国遍路への誘い「自心」と出会う巡拝…白川密成
新連載 ◎虹の国、南ア共和国をたずねて…嶋田義仁  ほか



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┃ 特 集  ----1.オススメ「いのち」の満足を得る本
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  ☆推薦者:田代俊孝(たしろしゅんこう)…1952年滋賀県生まれ。現在、同朋大学大学院文学研究科長・教授、名古屋大学医学部生命倫理審査委員、同非常勤講師。真宗大谷派行順寺住職。博士(文学)。真宗学が専門であり、その立場からビハーラ運動を推進。自身が創設し、代表を務めるビハーラ医療団が2015年に第49回仏教伝道文化賞沼田奨励賞を受賞。著書は50冊に及ぶ。日本ペンクラブ会員。

あなたは何歳で命を終えても「これでよかった」と言えますか?
長寿による解決ではなく、死んでいく身のままに助かっていくあり方を、仏教のいのち観・死生観に学んでみませんか。

◆心
姜 尚中著・四六判・288頁・本体1,200円+税〈集英社〉
息子の死とその後に起きた東日本大震災における多くの死をテーマにした小説。文学を通して自身の死生観を表現。災害現場に行ってその死を、数字に還元されない死、つまり、息子の死と同様「身近な死」と受けとめる。「悲惨は外じゃなくて内側にある。無意味な死はない」と、これから生きる人へのメッセージ。

◆無思想の発見
養老孟司著・新書判・238頁・本体720円+税〈ちくま新書〉
日本人は無宗教、無思想だという。著者は、「無思想とは﹁ゼロ﹂のようなものではないか。思想がないのもひとつの﹁思想﹂ではないか」といい、そして、「般若心経266文字の中に﹁無﹂が21文字もあった」と気づく。無とは空であり、このお経は「ゼロの哲学」であるという。そして、「唯脳論」もお釈迦様の手の中とのことである。

◆ひと・ほとけ・いのち―「非科学」のいのち論
田代俊孝著・B6判・200頁・本体1,200円+税〈自照社出版〉
著者が医学部の生命倫理審査に関わる中で問い続けてきたいのち観を講述。すべてを実在するモノとして見、分析して数値化して右肩上がりが幸福につながるという科学の立場の生命観に対し、「涙のでるいのち」「つながるいのち」としての縁起的いのち観。有無を離れた中道の立場の「非科学のいのち論」を展開。

◆ブータンと幸福論―宗教文化と儀礼
本林靖久著・四六判・190頁・本体1,800円+税〈法藏館〉
世界一幸福な国といわれるブータン。一般に国の豊かさを測る指標にGDPを用いるが、ブータンはそれに関係なくGNH(国民総幸福)という見方をする。それは、国教である仏教の中道の理論によるものである。生はプラス、死はマイナス、命の長さというモノサシを離れ、死を含む豊かな宗教文化の営みを紹介。

◆「人間」を観る―科学の向こうあるもの
田代俊孝、上田紀行、養老孟司、阿満利麿、青木新門著
四六判・146頁・本体1,400円+税〈法藏館〉
「科学」を絶対視する中、環境、生命、医療、福祉、心理など様々な分野でその矛盾が露呈してきた。つまり、人間を科学のみで見ることができないということがわかってきた。「科学の知」の向こうにある仏教の人間観をそれぞれが異なった視点から述べる。二者択一の西洋思想から「とらわれ」を離れる仏教へと。

◆無知の壁―「自分」について脳と仏教から考える
老孟司、アルボムッレ・スマナサーラ著、聞き手:釈 徹宗・新書判・184頁・本体700円+税〈サンガ新書〉
解剖学者とスリランカ上座仏教長老の対談集。養老氏は「強い枠組みができてしまうと枠の外側の事柄を理解しなくなるという脳の仕組み」を『バカの壁』と名付けた。一方、仏教では自分で勝手に作り上げた「自分」という枠組みこそが、苦悩を生む原因であり、それを「無知」という。その壁を破るのが智慧である。


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法藏館は創業400年(2011年時)を記念し、皆さまからのご要望が多い書籍を、400点を目標に順次復刊しております。

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◆『真宗の眼目』曽我量深著・四六判・154頁・本体2,300円+税・ISBN:978-4-8318-6545-8

〈復刊実現! 好評発売中〉
◆『声明辞典―聲明大系 特別付録』横道萬里雄・片岡義道監修
◆『佛教経典史論』赤沼智善
◆『因明学―起源と変遷』武邑尚邦
◆『倶舎論の原典解明―業品』舟橋一哉
◆『倶舎論の原典解明―世間品』山口 益・舟橋一哉
◆『倶舎論の研究―界・根品』櫻部 建
◆『世親唯識の原典解明』山口 益・野澤静證
◆『世親の浄土論』山口 益
◆『世親の成業論』山口 益
◆『中国隋唐長安・寺院史料集成―史料篇・解説篇』(全2巻)小野勝年
◆『古代仏教の中世的展開』村山修一
◆『源空とその門下』菊地勇次郎
◆『金沢文庫資料の研究』納富常天
◆『西大寺叡尊傅記集成』奈良国立文化財研究所監修
◆『正信念仏偈講義』(全5巻)宮城 リ
◆『正信念仏偈講義』(全3巻)仲野良俊
◆『浄土三部経講義』(全3巻)香月院深励
◆『浄土論註講義』香月院深励
◆『曽我量深説教集』(全10巻)西谷啓治・訓覇信雄・松原祐善編
◆『増補 敦煌佛教の研究』上山大峻
◆『新撰 妙好人列伝』藤 秀翠
◆『往生と成佛』曽我量深・金子大榮
◆『近世庶民仏教の研究』柏原祐泉
◆『新装版 講座 近代仏教』(上・下)法藏館編集部編
◆『大谷声明集成(慧日院藏版)』立花慧明編
◆『親鸞真蹟の研究』平松令三
◆『醍醐寺新要録』(上・下)醍醐寺文化財研究所編
◆『三宝院憲深方四度次第』長谷寶秀編
◆『高光大船の世界』(上・下)高光大船
◆『入唐求法行歴の研究』(上・下)小野勝年
◆『入唐求法巡礼行記の研究』(全4巻)小野勝年
◆『定本 注法華経』(全2巻)山中喜八編著
◆『法蔵菩薩』曽我量深
◆『黒田俊雄著作集』第3巻 黒田俊雄
◆『空海と最澄の手紙』高木元
◆『上山春平著作集』第7巻 上山春平
◆『新装版 白隠入門―地獄を悟る』西村惠信
◆『新装版 空海入門―本源への回帰』高木元

〈今後の予定〉
◆近刊…CD版『曽我量深説教集』(全3集)曽我量深・各集10,000円+税
◆近刊…『正像末和讃聞思録』金子大榮ほか・価格未定
◆検討中…CD版『大谷派三帖和讃』井沢暢宏読唱・価格未定
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リクエスト募集中!
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※詳細はホームページにて。「仏教の風」で検索。


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▼▼ イベント情報 ▼▼
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◎中外日報 「宗教文化講座」---------法藏館書店協賛・出店
テーマ:「時代に向き合う―世界を読み解く智慧」
◆第3回:9月24日(土)
「宗教は現代人を救えるのか」相愛大学教授・浄土真宗本願寺派僧侶:釈 徹宗氏
会場:しんらん交流館・大谷ホール
アクセス:京都駅中央口(徒歩12分)
◆第4回:10月15日(土)
「枠を破る」天台宗三千院門跡門主:堀澤祖門氏
会場:京都新聞文化ホール・7階
アクセス:京都市営烏丸線 丸太町駅7番出口(徒歩3分)、
京都市営東西線 烏丸御池駅1番出口(徒歩7分)

※受講申し込み・お問い合わせ……中外日報社営業局出版事業部
〒601-8004 京都府京都市南区東九条東山王町9番地
TEL:075-682-1625  FAX:075-682-1722  
Eメール:shuppan@chugainippoh.co.jp


◎9月1日(木)〜10月中旬 『法藏館フェア』
会場:丸善京都本店(TEL:075-253-1599)

◎9月13日(火)〜10月末 『仏教書フェア』
会場:大垣書店佛教大学店(TEL:075-491-2141)


★★ 出張販売 ★★
━━━━━━━━━
◎日本印度学仏教学会(於:東京大学)
期間:9月3日(土)〜4日(日)
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅より徒歩5分

◎日本仏教学会(於:相愛大学南港キャンパス)
期間:9月6日(火)〜7日(水)
アクセス:ニュートラム「ポートタウン東」駅より徒歩3分

◎日本宗教学会(於:早稲田大学)
期間:9月9日(金)〜11日(日) ※
出店は10日(土)・11日(日)の2日間
アクセス:東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩3分

◎仏教文学会(於:大正大学)
期間:9月10日(土)〜11日(日)
アクセス:都営地下鉄三田線「西巣鴨」駅より徒歩2分

◎佛教史学入門講座(於:龍谷大学大宮学舎)
期間:9月24日(土)
アクセス:JR「京都」駅より徒歩15分

◎日本史研究会(於:立命館大学大阪いばらきキャンパス)
期間:10月8日(土)〜9日(日)
アクセス:JR「茨木」駅より徒歩5分

※詳しくは法藏館書店までお問い合わせください。


◆◆ 法藏館書店売行ベスト10(7月期)◆◆
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順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税

1 親鸞―主上臣下、法に背く/末木文美士/ミネルヴァ書房/2,800円+税
2 誤解された親鸞の往生論/小谷信千代/法藏館/1,000円+税
3 親鸞『西方指南抄』現代語訳/新井俊一/春秋社/2,600円+税
4 危機意識に立つ―『正像末和讃』に聞く/池田勇諦/大谷派名古屋別院/1,200円+税
5 近代仏教スタディーズ―仏教からみたもうひとつの近代/大谷栄一他編/法藏館/2,300円+税
6 親鸞聖人の生涯/梯 實圓/法藏館/1,600円+税
7 ボランティアは親鸞の教えに反するのか―他力理解の相克/木越 康/法藏館/1,800円+税
8 今日の因縁/曽我量深/方丈堂出版/1,600円+税
9 妙好人、浅原才市を読み解く〈英文対訳〉/鈴木大拙/ノンブル社/1,250円+税
10 日本人はなぜ無宗教なのか/阿満利麿/筑摩書房/760円+税


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◆4月4日より、仏教書総目録WEBサイトをリニューアルしました。


◆ご注文に関しましては
━━━━━━━━━━━━
法藏館書店ショップサイトを開設いたしました。
サイト:http://www.hozokanshop.com

これまでの仏教書総目録WEBサイト同様に、ご利用ください。
※仏教書総目録ショップ機能は廃止いたしました。


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◆上記、価格表示は税別価格です。


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おかげさまで400年を迎えることになりました。
仏教風土の都・京都に育てられた、わたしたち。
そよ風が花の香りを伝えるように、これからも、仏教文化を伝える風でありたいと思います。


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住 所:〒600-8153 京都市下京区正面通烏丸東入
電 話:075-343-0458  FAX:075-371-0458
発行人:西村明高
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[営業日および営業時間]
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月〜土: 9:30〜18:00
祝 日:10:30〜18:00
(休業日:毎週日曜日・お盆・年末年始)


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2016年09月12日(月) No.2095 (法藏館書店ニュース)

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