法藏館新刊話題の本のお知らせ

2016/11/8 196号【法蔵館書店ニュース】
PDF版は、書影がカラーで見られます。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 法藏館書店ニュース 11月号(2016/11/8)196号

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
=============================================
◆◆ 目次 ◆◆
━━━━━━━
1)話題の本
2)法藏館新刊案内
3)法藏館刊行予定案内
4)法藏館書店新着案内
5)特集1:親鸞聖人に出遇うということ
6)特集2:鈴木大拙 没後50年記念特集
7)特集3:編集部Iのおすすめ本
8)お知らせ・出張販売  
9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
━━━━━━━━━
11、12月の書店休業日
☆11月のお休み:6日・13日・20日
※11/27(日)は営業いたします。
☆12月のお休み:4日・11日・18日・25日・29日午後3時〜1月4日(水)まで


▼▼ 話題の本 ▼▼
━━━━━━━━━
◆中日新聞〈2016年10月18日掲載〉、文化時報〈2016年10月8日掲載〉
『親鸞思想の再発見――現代人の仏教体験のために――』
田代俊孝著・四六判・170頁・本体1,700円+税・ISBN:978-4-8318-8756-6

◆中日新聞、東京新聞〈2016年10月16日掲載〉、国際貿易〈2016年10月4日掲載〉
『チベット 聖地の路地裏――八年のラサ滞在記――』
村上大輔著・A5判・230頁・ 本体2,400円+税・ISBN:978-4-8318-6234-1

◆月刊グローバル天理 第17巻第9号〈2016年9月1日掲載〉
『近代仏教スタディーズ――仏教からみたもうひとつ近代――』
大谷栄一、吉永進一、近藤周太郎編・A5判・304頁・本体2,300円+税・ISBN:978-4-8318-5543-5

◆中外日報〈2016年10月14日掲載〉
『堕落と復興の近代中国仏教――日本仏教との邂逅とその歴史像の構築――』
エリック・シッケタンツ著・A5判・396頁・本体5,000円+税・ISBN:978-4-8318-7709-1

◆日本歴史 10月号〈2016年10月1日掲載〉
『寺社史料と近世社会』
幡鎌一弘著・A5判・449頁・本体8,000円+税・ISBN:978-4-8318-6227-3

◆仏教タイムス〈2016年9月29日掲載〉、中日新聞信州版〈2016年9月7日掲載〉
『善光寺の歴史と信仰』
牛山佳幸著・四六判・303頁・本体2,500円+税・ISBN:978-4-8318-6024-8

◆日本人間性心理学会の学会誌『人間性心理学研究』〈第34巻第1号2016掲載〉
『仏教からケアを考える』
坂井祐円著・A5判・320頁・本体6,000円+税・ISBN:978-4-8318-5701-9

◆日本思想史学 第48号〈2016年9月30日掲載〉
『最澄の思想と天台密教』
大久保良俊著・A5判・509頁・本体8,000円+税・ISBN:978-4-8318-7390-3

◆佛教史學研究 第58巻第2号〈2016年3月25日掲載〉
『戦時下の日本仏教と南方地域』
大澤広嗣著・A5判・404頁・本体4,800円+税・ISBN:978-4-8318-5542-8
『奈良朝仏教史攷』
山本幸男著・A5判・496頁・本体11,000円+税・ISBN:978-4-8318-6228-0



=============================================
━━━━━━━━━━━━━━━┓
◇┓  法藏館 新刊案内
┗┻━━━━━━━━━━━━━

◆戦後歴史学と日本仏教 【歴史/仏教】
オリオン・クラウタウ編・A5判・384頁・本体3,800円+税・ISBN:978-4-8318-5544-2
敗戦により「日本仏教」像はどのように再構築されたのか。戦争を経験し、戦後の歴史研究をリードした、家永三郎、服部之総、井上光貞など15人の研究者の営みから考察する。
◇目次◇
戦後歴史学と日本仏教――序文……オリオン・クラウタウ
家永三郎――戦後仏教史学の出発点としての否定の論理……末木文美士
服部之総――「生得の因縁」と戦後親鸞論の出発点……桐原健真
井上光貞――焼け跡闇市世代の歴史学……平 雅行
圭室諦成――社会経済史の日本宗教研究……林 淳  ほか

◆清沢満之と近代日本 【宗教学/真宗/哲学/思想史】
山本伸裕、碧海寿広編・A5判・288頁・本体2,800円+税・ISBN:978-4-8318-5550-3
近代仏教の確立者と称される清沢満之の思想を解明し、その思想と生涯が同時代と後世に与えた影響にも着目することで、日本近代思想史に新たな視座を提供する刺激的な入門書!
◇目次◇
序 章 清沢満之研究の今――「近代仏教」を超えられるか?……末木文美士
第1部 清沢満之の思想
第2部 時代のなかの清沢満之
終 章 現代思想としての清沢満之――そのカレイドスコープの一視角から……安冨信哉   ほか

◆神と仏に祈る山――美作の古刹 木山寺社史料のひらく世界―― 【歴史/民俗】
中山一麿編・A5変判・304頁・本体2,800円+税・ISBN:978-4-8318-7576-1
岡山の古刹、神仏混淆の木山寺・木山神社の開創1200年記念。高野山と地方寺院を繋ぐ結節点でもある木山寺を、新出神像、戦国期文書、善覚稲荷信仰など図版と論文・資料で解説。
◇目次◇
図録編(図版・図版解説)
研究編 木山をめぐる寺史と神社史……森 俊弘/木山寺の中世古文書について……苅米一志  ほか 
資料編 訓解『木山寺文書』/木山寺・木山神社 棟札集成  ほか


━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
◇┓  法藏館 刊行予定案内
┗┻━━━━━━━━━━━━━━━

〈2016年12月上旬 刊行予定〉

◆ひとりふたり‥――お正月を迎える 【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
「いのちの言葉」(若野達也)、「歳時法話」(本海朋子)、「おうちで精進料理」(西川玄房)、「ブラジルだより」(泉原秀)、「著者に会いたい」(加藤智見)など。

◆仏教的世界の教育論理 【教育/仏教】
日本仏教教育学会編・A5判・予500頁・本体予価6,000円+税・ISBN:978-4-8318-2443-1
「仏教にもとづく教育」の理念と実践を論じ、こころといのちの教育への指針を示す。さらに、3・11以降の日本社会の変化を踏まえ、今日の仏教教育のあるべき姿を提示する。

〈2016年12月下旬 刊行予定〉

◆ザ・グレイトブッダシンポジウム論集第14号 古代東大寺の世界――『東大寺要録』を読み直す―― 【歴史/史料】
GBS実行委員会編・A4判・予152頁・本体2,000円+税・ISSN:1348-8937
東大寺という一寺院の歴史ばかりでなく、広く古代の社会、文化、経済を解明する手がかりとなる『東大寺要録』について最新の研究成果の報告をもとに書き下ろされた論文集。

〈2016年1月上旬 刊行予定〉

◆仏教史研究ハンドブック 【仏教/日本史/東洋史】
佛教史学会編・A5判・400頁・本体2,800円+税・ISBN:978-4-8318-6005-7
インド、アジア諸国・地域、中国、朝鮮半島、日本の仏教の歴史と教義がつめこまれた便利でコンパクトな1冊。仏教史を学び始めたい人、幅広く知りたい人に最適!

◆続・ヴェネツィアの石 【宗教】
ジョン・ラスキン著、内藤史郎訳・四六判・予272頁・本体予価3,200円+税・ISBN:978-4-8318-8179-3

◆チベット漂泊(仮)【密教/民俗】
山本幸子著・A5判・予240頁・本体予価1,800円+税・ISBN:978-4-8318-6235-8


━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
☆┓  法藏館書店 新着案内
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━☆

◆〈仏教3.0〉を哲学する 〈春秋社〉
藤田一照、永井 均、山下良道著・四六判・300頁・本体1,800円+税
日本の伝統的な〈仏教1.0〉と、上座系瞑想実践的な〈仏教2.0〉を、共に包み超える、新たなものとして〈仏教3.0〉を提唱。その哲学とはどのようなものか。はたして新時代を切り開く力となり得るのか。今話題の禅僧・藤田一照、哲学者・永井均、ワンダルマ仏教僧・山下良道の三者による、白熱、スリリングな徹底討論。
◇目次◇
第1章 瞑想について――〈仏教3.0〉をめぐって
第2章 「自己ぎりの自己」と〈私〉
第3章 死と生をめぐって
鼎談の後に(1)(藤田一照)/鼎談の後に(2)(永井 均)/鼎談の後に(3)(山下良道)  ほか 

◆神道の形成と中世神話 〈吉川弘文館〉
伊藤 聡著・A5判・314頁・本体9,000円+税
神道史に関する研究は、近年、歴史学・文学・宗教学などの分野で広く見直しが行われている。中世において全国に広まった神仏習合を説く本地垂迹思想の展開を、天照大神と愛染明王との関係や、祝詞や和歌の習合、小笠原流の弓術書の由来譚などから検討する。中世神話や神道書の成立、神道諸流の形成過程にも触れ、日本思想史研究上での到達点を示す。
◇目次◇
第1部 中世神道研究の歩み
第2部 中世の本地垂迹思想
第3部 中世神道・中世神話・伊勢神宮
第4部 中世寺院と神道流派の成立  ほか

◆東洋文庫875 海東高僧伝 〈平凡社〉
覚 訓著・小峯和明、金英順編・B6変判・391頁・本体3,100円+税
13世紀に編纂された、朝鮮半島の僧侶の伝記集成を詳しい訳注で読む。東アジアにおける古代朝鮮への仏法伝来、流布を辿る。
◇目次◇
流通一之 1
 1 順道/2 亡名/3 義淵/4 曇始  ほか
流通一之 2
 9 覚徳・明観/10 智明・曇育/11 円光/12 円安  ほか

◆岩波現代全書94 修行と信仰――変わるからだ 変わるこころ―― 〈岩波書店〉
藤田庄市著・四六判・271頁・本体2,500円+税
人はなぜ求道のために身体を酷使するのだろうか。霊性の獲得のためだろうか。修行の結果、到達した境地とはいかなるものなのだろうか。比叡山、石上神宮、東大寺、臨済禅など、神道・仏教から現代の新宗教まで、宗派を問わず信仰の現場におもむいて荒行に参加する体験を通して、日本人にとっての「聖なるもの」のありかを追求するルポ。
◇目次◇
第1章 修行とは何か その原理
第2章 魂を揺り動かす鎮魂行法 石上神宮
第3章 万民快楽へ潔斎と懺悔 東大寺修二会
第4章 即身成仏への護摩・求聞持法 密教  ほか 

◆岩波新書新赤版1619 戦国と宗教 〈岩波書店〉
神田千里著・新書判・206頁・本体820円+税
乱世の英雄達が入り乱れ、激しい戦争を繰り広げていた戦国時代。日々、不安定な世界のなかで激動にさらされていた人々は、心の安寧をどこに求めたのか? 大名たちの戦勝祈願、庶民たちの本願寺への篤い信仰、そして新しく日本に入ってきたキリスト教――こうした信仰の諸相を、「天道」という観念に注目しつつ読み解く。
◇目次◇
第1章 合戦と大名の信仰
第2章 一向一揆と「民衆」
第3章 キリスト教との出逢い
第4章 キリシタン大名の誕生  ほか 

◆浄土真宗のすくい 〈自照社出版〉
澤田秀丸、松田正典、天岸淨圓著・芦屋仏教会館編・四六判・102頁・本体800円+税
本書は、真宗を代表する念仏者が、「浄土真宗のすくい」を総合テーマに、“真実の救いの道”について自らの経験を通して味わい語る講話3篇を収録する。芦屋仏教会館夏期講座連続講話集、第11弾。
◇目次◇
他力の信心……澤田秀丸
本願の念仏??末徹りたる大慈悲心……松田正典
現生正定聚……天岸淨圓
あとがき……瓜生津隆文  ほか

◆別冊太陽 日本のこころ243 仙p――ユーモアあふれる禅のこころ―― 〈平凡社〉
中山喜一朗監修・A4変判・151頁・本体2,400円+税
ユーモア溢れる作品を残した江戸時代の禅僧で画家の仙p。○△□や円相図、ゆるっとしたキャラクターが登場する作品に、心がほっこりする作品まで、仙pの魅力を凝縮した1冊!
◇目次◇
仙p禅画の世界
新発見・初公開「すす玉名人図」
仙pの生涯
仙pをめぐる二つの肖像
中山喜一朗×山下裕二 それぞれの偏愛対談  ほか?

◆僧侶が語る死の正体――死と向き合い、不死の門を開く、五つの法話―― 〈サンガ〉
ネルケ無方、プラユキ・ナラテボー、釈 徹宗、南 直哉、アルボムッレ・スマナサーラ著・四六判・315頁・本体1,800円+税
私たちは死を怖れる。死を避け、先延ばしする。しかし死は誰にでも、必ず訪れる。そして、死を経験した人は、誰もいない。死とは何か。誰も知らず、しかし誰もが怖れる。2500年前、ブッダは死の正体を見破った。
◇目次◇
第1章 生死の微積分……ネルケ無方
第2章 よく生きること、よく死ぬこと……プラユキ・ナラテボー
第3章 死と〈物語り〉……釈 徹宗
第4章 死に向かって生きる……南 直哉  ほか 

◆ビハーラ医療団講義集Part5 ビハーラの往生と成仏 〈自照社出版〉
ビハーラ医療団編・四六判・228頁・本体1,800円+税
仏教者と医療者が、各々の視点から親鸞の往生と成仏を語る。現生か臨終の往生か、また成仏の意味するところについて論及した7篇を収録する。
◇目次◇
1 プロローグ 来迎から摂取へ??現生に正定聚に住す……田代俊孝
 講義1 往生と成仏について……徳永一道/講義2 往生極楽のみち??往生と成仏……安冨信哉
2 往生とビハーラ……駒澤 勝
 真実のいのちの領域への目覚め……志慶眞文雄/往生から成仏への転成……藤枝宏壽/死んで往くことの物語……田畑正久  ほか

◆hasunoha お坊さんお悩み相談室 〈小学館集英社プロダクション〉
hasunoha著・四六判・160頁・本体1,200円+税
回答者はすべてお坊さんという異色のお悩み相談サイト〈hasunoha〉。「お坊さんってこんな悩みにも答えてくれるんだ!」という意外な問答がネットを中心にじわじわと注目を集め、1日1万人が訪れる人気サイトとなっています。本書では〈hasunoha〉の問答のなかから、含蓄あるお坊さんの回答、心に沁みるあなたのお悩みにお坊さんがズバッと答える「有り難し」なお悩み相談集です。
◇目次◇
第1章 仕事・家族・人間関係のお悩みに関する有り難し
第2章 恋愛・煩悩のお悩みに関する有り難し
第3章 生き方・自己嫌悪のお悩みに関する有り難し
第4章 世の中・運命のお悩みに関する有り難し  ほか 

◆空海とインド中期密教 〈春秋社〉
高橋尚夫、野口圭也、大塚伸夫編・A5判・278頁・本体2,800円+税
『大日経』『金剛頂経』『理趣経』など、インド中期密教を代表する経典やその注釈書に見られる思想と実践、さらに曼荼羅や密教美術などの特徴を前半で解説し、続く後半では、真言宗の祖・空海がそれらをどのように受容し展開して、「真言密教」を確立したかを探る。
◇目次◇
第1部 インド中期密教
第2部 インド中期密教の伝播
第3部 空海とインド中期密教 [1]教理篇
第4部 空海とインド中期密教 [2]曼荼羅篇  ほか 

◆日本文学全集29 近現代詩歌 〈河出書房新社〉
池澤夏樹集・四六変判・468頁・本体2,600円+税
明治以降新たな扉を開いた近現代詩・短歌・俳句。本書は萩原朔太郎、谷川俊太郎等詩人41名の作品を収録する「詩」(池澤夏樹選)、北原白秋、塚本邦雄等歌人50名の作品を収録する「短歌」(穂村弘選)、井月、高濱虚子等俳人50名の作品を収録し、口語訳と鑑賞を加える「俳句」(小澤實選)から成る。変革を経ながら多様に展開してきた詩歌の世界を一望し、響き合う文字と音を味わう。
◇目次◇
詩……池澤夏樹 選 島崎藤村、伊良子清白、高村光太郎  ほか
短歌…穂村 弘 選 正岡子規、与謝野鉄幹、窪田空穂 ほか
俳句…小澤 實 選 井月、内藤鳴雪、村上鬼城、正岡子規  ほか

◆歴史街道10月特別増刊号 「伝灯」の時を迎えて 親鸞聖人と浄土真宗――今こそ伝えたい教え―― 〈PHP研究所〉
辰本清隆編・四六判・95頁・本体731円+税
動乱時代、社会が大きく変動する中で、非僧非俗の生き方を貫き、悩み苦しむ庶民と向き合ってきた親鸞聖人の歴史とその教えから、テロや大地震などの災厄が襲ってくる21世紀を生きるヒントをさぐる。
◇目次◇
総論 「伝灯」の時、現代に生かしたい親鸞聖人の心
誰もが救われる道を求めて――親鸞聖人の生涯
乱世に光を!本願寺中興の祖・蓮如上人の生涯
世界文化遺産 西本願寺の美
ありのままに、ひたむきに……西本願寺門主 大谷光淳  ほか

◆増補改訂版 ブッダの優しい論理学――争わない対話術―― 〈サンガ〉
石飛道子著・四六判・239頁・本体1,500円+税
ブッダの説法は、優れた論理学の結晶だった! 言い争うのではなく、倫理的に善い・悪いということを考えながら論理を用いたことによって、ブッダの説法は多くの人に受け入れられた。本書は、ブッダの説いた論理を経典の中から抜き出して、人との交流の巧みな手段を学ぶ、ブッダの論理学入門書。
◇目次◇
第1章 他人がいて自分がいる世界(他人のための論理学)
 1 わたしたちには出会いがある  ほか 
第2章 自分がいて他人がいる世界(自分のための論理学)
 2 自分には納得がある  ほか 

◆真宗大谷派 御伝鈔拝読稽古本 〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所本廟部編・B5判・164頁・本体2,000円+税
『御伝鈔』を拝読するために必要な読法と所作法を一冊にまとめました。表紙から開くと『御伝鈔』拝読の稽古本として、裏表紙から開くと所作法の解説本として使用できます。『御伝鈔は』本山蔵版のものを底本とし、本文中に読み仮名や読法を示しています。所作法の解説はオールカラーで図と写真を使い、解りやすさを重視。『御伝鈔』拝読の稽古や所作法の確認に活用できます。
◇目次◇
本願寺聖人伝絵 上、本願寺聖人伝絵 下
『御伝鈔拝読所作法』
 御伝鈔拝読/準備、装束/時刻、拝読者出仕、箱裁き  ほか

◆CD 真宗大谷派 御伝鈔――本願寺聖人伝絵 上・下―― 〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所本廟部編・CD判・本体3,000円+税
『御伝鈔』拝読の練習用CD(上巻・下巻2枚組)。『御伝鈔』拝読の稽古や確認に最適。本山の堂衆(滋賀俊正氏、泉康夫氏)による拝読。
◇目次◇
DISC1 本願寺聖人伝絵 上
DISC2 本願寺聖人伝絵 下

◆新潮新書684 ブッダと法然 〈新潮社〉
平岡 聡著・新書判・236頁・本体760円+税
「諸行無常」と「南無阿弥陀仏」は、いかに世界を変えたのか??。古代インドで覚りを開き、仏教を興したブッダ。中世日本で、念仏往生を説いた法然。それまでの常識を覆した独創的な教えは、いまだ色褪せることはない。ともに動乱の時代に生まれ、苦難にも負けず、己の道を突き進んだブッダと法然。インド仏教の研究者にして浄土宗の僧侶が、偉大な“開拓者”を徹底比較することで、新たなブッダ像と法然像を提示する。仏教の本質と凄みがよりクリアに見えてくる!
◇目次◇
第1章 宗教に運命づけられた人間
第2章 自利から利他へ
第3章 対照的な晩年
第4章 魅力の根源を探る  ほか 

◆竹中智秀選集 第7巻――念仏者の証明―― 〈樹心社〉
竹中智秀著・四六判・280頁・本体2,600円+税
著者が生涯課題としてきた、仏法と習俗が交差する宿業問題、女性観、法主制等、現代社会における問題について、念仏者を名告る者の責任において取り組み、世に提示してきた講義録。
◇目次◇
如来の糾弾
真宗の女性観 
善知識論
あとがき……佐々木宣祐  ほか

◆般若心経註釈集成――インド・チベット編―― 〈起心書房〉
渡辺章悟、高橋尚夫編・A5判・400頁・本体8,200円+税
大乗仏教が広まった全ての地域で、広く唱えられている『般若心経』。本書は、チベット大蔵経収録のインド・チベット撰述の註釈全8本と、それ以外のチベットを代表する註釈3本を全訳・解説した。総論では『般若心経』の成立と註釈への展開を詳説し、インド直系の伝統に基づく『般若心経』解釈の全貌を明らかにする。
◇目次◇
総論 『般若心経』の成立と註釈への展開……渡辺章悟
カマラシーラ??般若心経広註……渡辺章悟訳
ヴィマラミトラ??般若心経広大註……大八木隆祥訳
シュリーシンハ・ヴァイローチャナ??真言を開示せる般若心経註……高橋尚夫訳  ほか 
 
◆『金剛頂経』系密教 原典研究叢刊4 初会金剛頂経概論 『タントラ義入』の研究――ブッダグヒヤ本論・パドマヴァジュラ註釈の全訳と解説―― 〈起心書房〉
北村太道著・A5判・1266頁・本体17,000円+税
わが国の密教で『大日経』と共に重視される『初会金剛頂経』。本書は、両者に精通したインド密教の大学匠ブッダグヒヤが、『初会金剛頂経』のエッセンスを解明した『タントラ義入』を、パドマヴァジュラによる詳細な註釈と共に全訳・解説。巻末には関連論文14本も収録。
◇目次◇
第1部 和訳・解説
 1 総説/2 広説/3 奥書き(流通の偈)
第2部 論 文
  Tantr?rth?vat?raの引用経軌をめぐって/Tantr?rth?vat?raの金剛頂経の引用をめぐって  ほか? 

◆ちくま学芸文庫タ47-1 空海入門――弘仁のモダニスト―― 〈筑摩書房〉
竹内信夫著・文庫判・249頁・本体1,000円+税
空海が生涯をかけて探究したものとは何か??。稀有な個性への深い共感を基に、『性霊集』『三教指帰』『請来目録』など、空海自身の著作の入念な解釈と現地調査によってその真実へ迫った画期的入門書。
◇目次◇
第1章 空海の原風景
第2章 空海前半生の軌跡
第3章 『請来目録』という作品
第4章 弘仁のモダニズム  ほか

◆身延山大学教養選書2 アジアに広まる仏教 〈山喜房佛書林〉
身延山大学仏教学部編・新書判・214頁・本体700円+税
平成23・24年度に行なわれた公開講座を1冊に収録。中国の仏教やラオスでの仏像彫刻修復、日本の仏教など各担当者が専門とする内容を平易な文章で解説する。
◇目次◇
第1章 中国西域に伝わった仏典……望月海慧
第2章 ラオスで仏像に向き合う……柳本伊左雄
第3章 神と仏……長又高夫
第4章 日本における法華信仰のすがた……望月真澄
第5章 近代日本と仏教……三輪是法  ほか 
 
◆読めばわかるパーリ語文法 〈山喜房佛書林〉
木岡治美著・A5判・294頁・本体3,000円+税
本書はパーリ語を学ぶために必要な基本的なことをまとめ、わかりやすく述べる1冊。最後には宝経のパーリ語解析を収録する。
◇目次◇
第1章 パーリ語を学ぶに当たって
第2章 パーリ語の発音
第3章 連声
第4章 名詞・形容詞の曲用
第5章 動詞(現在・未来・命令・願望)
第6章 講文法  ほか

◆ツォンカパの思想と文学――縁起讃を読む―― 〈平楽寺書店〉
根本裕史著・B5判・302頁・本体10,000円+税
本書は、ツォンカパ・ロサン・タクパ(1357〜1419)の『縁起讃』を中心に、チベットにおける縁起と空の思想の展開を探るとともに、著者ツォンカパの文学世界の一側面を明らかにする1冊。
◇目次◇
第1部
 第1章 縁起とは何か/第2章 自性と無自性/第3章 縁起証因による空性論証/第4章 『縁起讃』の文学世界
第2部 『縁起讃』訳注
第3部 『白い光の連なり』訳注
第4部
 原典資料/サンスクリット・チベット語索引/漢語・和語索引/Abstract/Contents  ほか

◆仏教音楽と声明 〈東方出版(大阪)〉
大山公淳著・A5判・416頁・本体15,000円+税
仏教音楽と声明に関する先駆的な研究書が、待望の復刊。「仏教音楽」「声明の歴史」「声明の音律」の3篇からなる。索引及び貴重資料を掲載した口絵10頁を付す。
◇目次◇
第1篇 仏教音楽
 声明の種類とその流行/釈尊の音楽禁制とその奨励  ほか
第2篇 声明の歴史
 源流??印度及び中国/魚山の名称と魚山私鈔  ほか
第3篇 声明の音律
 進流魚山集の附録について/十二律と五音  ほか

◆大悲の妙用――曽我・金子・山口先生の鴻恩を憶う―― 〈自照社出版〉
幡谷 明著・四六判・246頁・本体2,000円+税
大谷大学の金字塔、曽我・金子・山口の三師から、聞き学んだ真宗学と仏教学のみ教えを今に伝える著者渾身の講話録。
◇目次◇
幡谷 明師……一郷正道
曽我量深先生の教えに導かれて
 1、大谷大学の学風  ほか 
金子大榮先生の教恩を偲ぶ
 1、清沢先生の精神主義と金子先生の浄土論  ほか 
山口 益先生の学恩を思う
 1、近代仏教学を確立  ほか 

◆〈業〉とは何か――行為と道徳の仏教思想史―― 〈筑摩書房〉
平岡 聡著・四六判・267頁著・四六判・280頁・本体1,600円+税
仏教における「業思想」は、倫理思想であり行為の哲学でもある。業の思想は自己責任的な性格の強いものであり、善をすすめ、悪を避けるように促す道徳思想としての一面を持っている。しかし世の中では必ずしも善人が幸福に、悪人が不幸になるわけではない。では業の思想はいかにして多くの人を納得させつつ、仏教の教えであり続けたのか。初期仏教から大乗仏教まで、様々に変遷してきたこの思想の歴史と論理をスリリングに読み解く!
◇目次◇
第1章 インド宗教における業思想
第2章 伝統仏教の業思想??総論
第3章 伝統仏教の業思想??各論
第4章 ブッダと業  ほか


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
☆┓  法藏館書店 新着雑誌案内
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

◆同朋 11月号 〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・56頁・本体324円+税
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
◇目次◇
◎インタビュー ミムラさん(女優)
◎特集 寺院建築の魅力
◎好評連載
・現在(いま)を生きる仏教入門……古田和弘
・対話:宗教と現代社会
・私の親鸞探訪「板敷山大覚寺」……青木新門  ほか

◆大乗 11月号 〈本願寺出版社〉
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税
門信徒の家族が楽しく 浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
◇目次◇
・巻頭特集 伝灯奉告法要始まる
・本願寺ミニよりばなし……一ノ瀬かおる
・これ de わかる歎異抄……満井秀城
・DAIJO法話「立ちどまって」……大田利生
・書×法話「満優抄」  ほか

◆大法輪 11月号 〈大法輪閣〉
黒神直也編・A5判・236頁・本体870円+税
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
◇目次◇
特集=戦国武将の信仰と神仏
 第1部 有名な武将の仏教信仰/第2部 武将にまつわる話
○あなたのための『修証義』入門……大童法慧
○道元の思想と書……岩井孝樹
○《龍神》信仰入門……羽田守快  ほか



=============================================
┏━━━━━┓                    
┃ 特 集 1  ----親鸞聖人に出遇うということ――根源的ないのちの要求
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆推薦者:鈴木君代(すずき きみよ)……真宗大谷派僧侶・シンガ?ソングライター。親鸞聖人の教えは出遇いの仏教であると、全国の寺院や京都市内を中心に天白真央氏とライブ活動を続けている。CD「いのちの花を咲かせよう」「いのちのうた」「あなたに遇いたい」がある。

◆生死出ずべき道  同朋選書42 〈東本願寺出版〉
和田 稠著・B6判・146頁・本体1,000円+税
「私が求める先に、私のほうが求められていた。大きな要求によって、私のほうが求められていた。求める心は、私よりも重く私よりも深く私よりも大きないのちが私をここへ呼び寄せてくださった」。この言葉は今も耳の底に残ります。和田稠先生が最もお育てを受けたという高倉会館における最晩年のいのちの講義録です。

◆本願とは何か――親鸞の捉えた仏教―― 〈法藏館〉
長谷正當著・A5判・334頁・本体3,700円+税・ISBN:978-4-8318-3843-8
『本願とは何か』は、親鸞思想の根幹をなす「弥陀の誓願不思議」について、長谷正當先生が宗教哲学的思索を展開されたものです。私たち現代人に分かる思想の言葉で語られているので、読みながら考え、理解が深まります。真宗近代教学をリードした曽我量深の言葉は難解ですが、先生の論説によって、その意義が現代に蘇ります。

◆真宗仏教と現代社会 〈福村出版〉
尾畑文正著・A5判・372頁・本体4,800円+税
15年前の9.11世界貿易センタービル破壊事件を期に、世界は暴力の桎梏の中で病んでいます。『真宗仏教と現代社会』は、尾畑文正先生が、このような現実を教学する課題と受けとめられ、「社会に関わる仏教」を真宗仏教に求めて、「赤本(聖教)と新聞(現実問題)の狭間」に身を置く立場で上梓された論文です。

◆愛と悲しみと 〈方丈堂出版〉
梶原敬一著・四六判・250頁・本体2,000円+税
現実世界の中で生きる方向を見失い、人との繋がりを見失って絶望していた梶原敬一先生が、師と出遇い、師をとおして、親鸞聖人の教えに遇い、「愛」と「悲しみ」を自分自身に回復するために教えを聞き、浄土という世界に触れ、浄土の力で人間としての感覚を恢復されていった軌跡といえる講演の記録集です。

◆キェルケゴールと親鸞――宗教的心理の伝達者たち―― 〈ミネルヴァ書房〉
蓑輪秀邦著・46判・240頁・本体3,000円+税
「親鸞との出会いの上でいちばん感動したのは、彼の思索の方向がキュルケゴールと同じだと気づいたとき、キュルケゴールのいう絶望からの飛躍は、親鸞では阿彌陀如来の真実心のはたらきかけによって人間の内面に生ずる?慚愧?という心であることがはっきりしたときであった」。二人の宗教者の思索の書です。

◆いのちの花を咲かせよう 〈自照社出版〉
鈴木君代著・B6判・185頁・本体1,200円+税
確かな生を生きたいというのは、いのちの願いです。私のいのちが要求しているのです。親鸞聖人の声が、本当の願いに感動した人に響いて、念仏となって、いのちの花を咲かせています。「あなたに遇えてよかった」という出遇いの中から、「このことひとつ」という私を破り続ける世界を人に伝えたいのです。


┏━━━━━┓                    
┃ 特 集 2  ----鈴木大拙 没後50年記念特集
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鈴木大拙(1870〜1966)=仏教・禅思想を広く世界に紹介した、明治〜昭和期の仏教哲学者。

◆仏教の大意 新版 〈法藏館〉
鈴木大拙著・四六判・126頁・本体1,500円+税・ISBN:978-4-8318-7111-4
本書は昭和天皇のために進講された講話を収録。全編を大智と大悲の2面に分けて、感性の世界と霊性の世界の関係について解明する。大拙の思想が凝縮された、大拙仏教の入門書とも言える1冊。

◆浄土系思想論 〈岩波書店〉
鈴木大拙著・文庫判・360頁・本体970円+税
鈴木大拙は、禅宗ではなく禅を、真宗ではなく浄土そのものを、伝統教学の枠を超えて自由な立場から論じることで、仏教、さらにはあらゆる宗教の根源にある霊性を追究し、世界に紹介した。本書では、『無量寿経』『浄土論註』『教行信正』などを読み込むことで、阿弥陀の本質、他力の信心、名号を論じ、真宗門内だけでなく広く一般読者に浄土思想の世界を明らかにする。大拙の浄土論を集大成した代表作。(解説=木村宣彰)

◆大乗仏教概論 〈岩波書店〉
鈴木大拙著、佐々木閑訳・文庫判・514頁・本体1,260円+税
鈴木大拙の英文著作のデビュー作“Outlines of Mahayana Buddism”(1907)の邦訳。20世紀のZen Buddismの起点ともなった書。大乗仏教の核心を経典類に拠りながら形而上学、思弁の学としての「思索的」な面と、教えに基づく実際の信仰の在り方、究極的な目的である衆生済度に至る道程としての「実践的」側面の二分野に分けて論じる。本書により、初めて本格的に大乗仏教が西洋に紹介された。M.ウェーバーを始め、欧米の研究者に大きな反響を呼んだ。(解説=石井修道)

◆日本的霊性 完全版 〈KADOKAWA〉
鈴木大拙著・文庫判・473頁・本体960円+税
日本人がほんとうの意味で宗教と出会った時代はいつか。大拙は、鎌倉時代の法然・親鸞と禅宗に日本人らしい宗教的本質を見出し、宗教とは何か、信仰とは何か、の真意をわかりやすく解いた名著。大拙は戦後、長文の序を付け再刊し、霊性の主張を本格始動した。本書はこの2版を底本とする完全版。(解説=末木文美士)

◆無量光・名号――英文対訳 〈ノンブル社〉
鈴木大拙著・B5判・134頁・本体1,480円+税
鈴木大拙没後50周年、未発表論攷の刊行第1弾! 鈴木大拙の未公開資料の中から、1950年代アメリカ講演による阿弥陀浄土の論考と、近年新たに発見されたタイプ原稿による「名号」を英文対訳で完全収録。ここで大拙が説く阿弥陀浄土や名号の世界は、当時の欧米諸国だけでなく、現今の日本人にも必読の「自己探究」の書となっている。

◆妙好人、浅原才市を読み解く――英文対訳 〈ノンブル社〉
鈴木大拙著・四六判・106頁・本体1,250円+税
鈴木大拙没後50周年、未発表論攷の刊行第2弾! 1952年発表の英文論文を本邦初訳。才市のノートブックを題材に阿弥陀、そして浄土の真髄を解き明かす。

◆鈴木大拙の原風景 新装改訂版 〈大法輪閣〉
西村惠信著・四六判・370頁・本体3,000円+税
不立文字の禅を英語によって説き、禅思想の世界化を果たした鈴木大拙。西田幾多郎・山本良吉らとの交友、禅への開眼、米国生活体験、そして「日本的霊性」の喧伝……。新たな資料を駆使して、大拙の若き日の苦渋、その後の思想形成の軌跡を辿る。


┏━━━━━┓                    
┃ 特 集 3  ----編集部Iのおすすめ本
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆推薦者:編集部I……法藏館入社2年目。読書、ジャズ&ロック、将棋対局を好む。最近、足にイボができた。凍結治療で医者に通う。秋風が身にしみる42歳後厄。そんな私のオススメ本を紹介します。

◆肉体のアナーキズム――1960年代・日本美術におけるパフォーマンスの地下水脈―― 〈grambooks〉
黒ダライ児著・A5判・768頁・本体4,200円+税
1960年代次々と登場した反芸術パフォーマンスは、ほとんどが路上等での裸の直接行動だった。従って記録が乏しく、今もあまり検証されていない。本書は、そんな忘却された「美術」を、豊富な資料を駆使し総括した労作。〈ゼロ次元〉〈万博破壊共闘派〉〈ダダカン〉でピンときたら、必読です。

◆JAP ROCK SAMPLER ジャップ・ロック・サンプラー――戦後、日本人がどのようにして独自の音楽を模索してきたか―― 〈白夜書房〉
ジュリアン・コープ著・奥田祐士訳・A5判・375頁
本体2,800円+税
UKポストパンクの旗手による日本ロック裏面史。英米ロックに対する憧憬がある一方で言語障壁等の理由により、1970年前後、独自の進化を遂げた和製ロック。このジャンルは一般的に“ニューロック”と呼ばれるが、本書を除いては、今まで正面から取上げた書籍はあまりなかったと思う。リサーチがかなり不確かではあるが、著者の熱情が伝わる良書。

◆千本組始末記――アナキストやくざ笹井末三郎の映画渡世―― 〈『千本組始末記』刊行会(発行)/平凡社(発売)〉
柏木隆法著・A5判・536頁・本体3,800円+税
大杉栄と兄弟分の盃を交わしたとされる侠客がいた。名は笹井末三郎。京都の“かたぎやくざ”千本組に生まれ、青年期、アナーキズムの洗礼を受ける。やがて、日活に関わるようになり、日本映画の草創期を支えることとなる。彼の周囲には常にアウトローが蠢き、エネルギーに満ち溢れていた。傑作評伝とは、まさにこの本のことを言うのである。



=============================================
▼▼ お知らせ ▼▼
━━━━━━━━━
◎特価予約受付中!  2016年12月20日締切
CD版 曽我量深説教集 全3集
各集CD8枚入、計24枚入・特別セット価格:24,000円(税込・送料無料)※分売不可
伝統ある真宗教学の道場・高倉会館において昭和35〜45年に講じられた曽我量深の名講演がCD版で復刊! 米寿記念講演や亡くなる前年の最後の講演など、計12回の講演を収録(1話約80分)

※専用注文書でのお申込みが必要です。詳しくは、下記までお問い合わせください。
 連絡先:法藏館 TEL075-343-0458


◎2017年版仏教書総目録』ができました!
ご入り用の方はお申し付けください。


★★ 出張販売 ★★
━━━━━━━━━
◎史学会
期間:11月12日(土)〜13日(日)
会場:東京大学 本郷キャンパス 
アクセス:地下鉄丸の内線「本郷三丁目」駅より徒歩8分。地下鉄南北線「東大前」駅より徒歩1分。
地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅より徒歩6分。地下鉄千代田線「湯島」駅又は「根津」駅より徒歩8分。

※詳しくは、法藏館書店までお問い合わせください。


◆◆ 法藏館書店売行ベスト10(10月期)◆◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税

1 浄土真宗のすくい/澤田秀丸、松田正典 天岸淨圓/自照社出版/800円+税
2 親鸞『西方指南抄』現代語訳/新井俊一/春秋社/2,600円+税
3 浄土真宗入門/池田勇諦/東本願寺出版/780円+税
4 誤解された親鸞の往生論/小谷信千代/法藏館/1,000円+税
5 真宗門徒はどこへ行くのか――崩壊する伝承と葬儀――/蒲池勢至/法藏館/1,800円+税
6 浄土系思想論/鈴木大拙/岩波書店/970円+税
7 親鸞思想の再発見――現代人の仏教体験のために――/田代俊孝/法藏館/1,700円+税
8 危機意識に立つ――『正像末和讃』に聞く――/池田勇諦/名古屋別院/1,200円+税
9 竹中智秀選集 第7巻――念仏者の証明――/竹中智秀/樹心社/2,600円+税
10 大悲の妙用――曽我・金子・山口先生の鴻恩を憶う―― 幡谷 明/自照社出版/2,000円+税



=============================================

◆2016年4月4日より、仏教書総目録WEBサイトをリニューアルしました。


◆ご注文に関しましては
━━━━━━━━━━━━
法藏館書店ショップサイトを開設いたしました。
サイト:http://www.hozokanshop.com

これまでの仏教書総目録WEBサイト同様に、ご利用ください。
※仏教書総目録ショップ機能は廃止いたしました。


◆【メール配信サービスのご案内】
━━━━━━━━━━━━━━━━━
法藏館書店では、WEBサイトで本をご購入いただいた方やアンケートにお答えいただいた方に、新刊情報などのメール配信サービスを行っております。

◎アドレス変更・配信停止について◎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.hozokanshop.com のトップページ「メールサービス」から、メールアドレスの登録と解除を行ってください。
過去のメールもご覧になれます。


◆ご注文・お問い合わせは、メールの他に、電話・FAX・はがきでも承ります。
店頭在庫がない場合はお取り寄せとなります。ご了承ください。


◆上記、価格表示は税別価格です。



=============================================

おかげさまで400年を迎えることになりました。
仏教風土の都・京都に育てられた、わたしたち。
そよ風が花の香りを伝えるように、これからも、仏教文化を伝える風でありたいと思います。


┏━━━━━┓
┃法藏館書店┃
┗━━━━━┛
住 所:〒600-8153 京都市下京区正面通烏丸東入
電 話:075-343-0458  FAX:075-371-0458
発行人:西村明高
E-mail:shop@hozokan.co.jp
書籍紹介 http://www.hozokan.co.jp
ショップ http://www.hozokanshop.com

[営業日および営業時間]
━━━━━━━━━━━━
月〜土: 9:30〜18:00
祝 日:10:30〜18:00
(休業日:毎週日曜日・お盆・年末年始)


仏教書総目録刊行会 http://www.bukkyosyo.gr.jp
法藏館ブログ「編集室の机から」を更新中!
Facebook twitter つぶやき中〜!

2016年11月14日(月) No.2146 (法藏館書店ニュース)

TOPに戻る
shiromuku(fs6)DIARY version 2.20