法藏館新刊話題の本のお知らせ

2017/12/1 209号【法蔵館書店ニュース】
★★PDF版「法藏館書店ニュース12月号」★★
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 法藏館書店ニュース 12月号(2017/12/1)209号


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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館刊行予定案内

4)法藏館書店新着案内

5)特集1:法藏館2017年新刊一覧

6)特集2:物語と宗教

7)お知らせ

8)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内

★★ お知らせ ★★
12・11月の書店休業日
12月のお休み:3日・10日・17日・24日・30〜31日
1 月のお休み:1〜4日・7日・14日・21日・28日
年末年始のお休み:29日(金)午後3時〜1/4日(木)まで

▼▼ 話題の本▼▼
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●中外日報〈2017年11月17日掲載〉
『鈴木大拙の妙好人研究』
菊藤明道著・A5判・336頁・本体3,000円+税・ISBN:978-4-8318-2354-0

●仏教タイムス〈2017年11月16日掲載〉
『浄土和讃のおしえ[下巻]――大経意、観経意、弥陀経意、諸経意、現世利益和讃、大勢至和讃』
澤田秀丸著・A5判・152頁・本体1,300円+税・ISBN:978-4-8318-8743-6

●中外日報〈2017年11月10日掲載〉
『近代西本願寺を支えた在家信者――評伝 松田甚左衛門』
中西直樹著・四六判・176頁・本体1,900円+税・ISBN:978-4-8318-5551-0

●静岡新聞<2017年11月5日掲載>
●読売新聞夕刊<2017年10月24日掲載>
『京都地蔵盆の歴史』
村上紀夫著・四六判・242頁・本体2,000円+税・ISBN:978-4-8318-6237-2

●日本歴史 11月号〈2017年11月1日発行〉
●日本思想史学 第49号〈2017年9月30日発行〉
『戦後歴史学と日本仏教』
オリオン・クラウタウ編
A5判・382頁・本体3,800円+税・ISBN:978-4-8318-5544-2

●日本仏教教育学研究 第25号〈2017年3月末日発行〉
『仏教からケアを考える』
坂井祐円著・A5判・320頁・本体6,000円+税・ISBN:978-4-8318-5701-9
『妙好人研究集成』
菊藤明道編・A5判・750頁・本体10,000円+税・ISBN:978-4-8318-2355-7

●中外日報〈2017年10月27日掲載〉
『児玉暁洋選集』全12巻 児玉暁洋選集刊行委員会編

●日本思想史学 第49号
〈2017年9月30日発行〉
『清沢満之と近代日本』
山本伸裕、碧海寿広編・A5判・288頁・本体2,800円+税・ISBN:978-4-8318-5550-3

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◇┓  法藏館 新刊案内
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◆ひとりふたり・・――お正月を迎える 【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
※30冊以上は本体100円+税、100冊以上は送料無料
身近な話題から仏教・真宗の教えにふれる聞法誌。
【定期購読受付中!】定期購読をお申込みいただくと……
  通常注文より、優先的にいち早くお届け!
  買い忘れなく安心! などのお得感満載!
 詳しくは、法藏館書店までお問い合わせください。
暮らしに役立つ仏教の知識が満載! 

《 目 次 》●は新連載
◎いのちの言葉楠 信生答えのない「問い」/藤川幸之助
◎歳時法話楠 信生問いかけは今も/藤末光紹
◎大住誠のお悩み相談室/
 森田療法のケース 心配性のKさんの場合(4)/大住 誠
◎お寺でヨーガ 冬のヨーガ/
 冬に養生すべきは「腎」。寒さを散らし、身体を温める技を身につけるの巻/Yai
◎はてなの仏教用語/弾指/木村宣彰
◎生活六法全書/「排除」を乗り越えて/出口治男
◎ブラジルだより/ 南方世界の恒河沙数諸仏/泉原 秀
◎おうちで精進料理(冬)/豆腐のかぶら蒸し/西川玄房
●仏教書レビュー/往生要集/三砂慶明
◎著者に会いたい/真宗門徒の伝えてきた言葉とともに/三島清円
◎正信偈のこころ/ 本願の念仏こそ/楠 信生

◆真宗大谷派のゆくえ
――ラディカルに問う儀式・差別・靖国【真宗/仏教】
戸次公正著・A5判・240頁・本体2,800円+税・ISBN:978-4-8318-8760-3
同朋会運動によって、真宗大谷派は真の同朋教団と成りえたのか。権威主義や差別性などの教団が抱える諸問題を問い直し、親鸞精神に立脚した真宗教団実現の指針を探る意欲作。
■目次
第一部 儀式を問い法事を創る
第二部 歴史の闇に人を見つめて
第三部 真宗大谷派の新宗憲と今後の課題
第四部 親鸞に尋ねる現代の課題  ほか

龍谷大学アジア仏教文化研究センター 文化講演会シリーズ 2
◆「世界」へのまなざし
――最古の世界地図から南方熊楠・大谷光瑞へ【アジア/仏教】
三谷真澄編・四六判・116頁・本体1,300円+税・ISBN:978-4-8318-6431-4
「世界」の見方に迫った講演録。現存最古の世界地図が語る世界、欧州に学んだ知の巨人・南方熊楠の目に映ったアジア、宗教者にして農業家の大谷光瑞が抱いた世界像とは。
■目次
はじめに――三谷真澄
最古の世界地図『混一図』から見る「世界」――村岡 倫
南方熊楠とアジア――松居竜五
大谷光瑞の世界認識――三谷真澄

◆人間とは何か T [日本佛教学会叢書]【仏教】
日本佛教学会編・A5判・460頁・本体6,600円+税・ISBN:978-4-8318-7718-5
移植・延命・人工知能など、「人間とは何か」が問われる現代に、仏教はいかに答えていくべきか。仏教の人間観をあらためて追究した、日本を代表する仏教研究者たちによる最新の研究論考。
■目次
【論文】
新井俊一、伊藤真宏、ロバート F. ローズ、中西随功、乾 龍仁、
佐々木大樹、菅原研州、則武海源、吉村 誠、水谷香奈、藤嶽
明信、狩野 恭、伊藤真宏、松本峰哲、宮下晴輝、石井清純、
藤井教公、早島 理、山部能宜、原田泰教、中島志郎、福田 琢、
横山 剛、根本裕史、吉田 哲、佐藤智岳  ほか

橋本循著作集 第2巻
◆詩經國風【中国文学】
橋本 循著・A5判・538頁・本体5,000円+税・ISBN:978-4-8318-3732-5
白川静の師で中国文学研究者の橋本循の著作集。第2巻は『詩經』の的確で簡明な譯注書で定評があった筑摩書房「世界文學大系」本を収載。
■目次
周南、召南、陳風、檜風、曹風、
陳風、檜風、曹風

◆清水寺 成就院日記 第3巻【日本史】
清水寺史編纂委員会編・A5判・384頁・本体9,000円+税・ISBN:978-4-8318-5153-6
京都・清水寺の門前町の行政を記録した江戸時代の公用日記約170年分の刊行開始。第3巻は享保7年から元文5年までを収録。
■目次
25、成就院日記 享保7年
26、成就院日記 享保8年
27、成就院日記 享保9年
28、成就院日記 享保10年
29、成就院日記 享保12年
30、成就院日記 享保19年  ほか

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〈2018年1月 刊行予定〉
◆しあわせの宗教学――ウェルビーイング研究の視座から【宗教学】
桜井義秀編・四六判・346頁・本体2,500円+税・ISBN:978-4-8318-5703-3
近年のウェルビーイング研究の動向を踏まえ、宗教学の立場から、はじめて幸せの問題に切り込み、宗教が人を幸せにするとはどういうことなのかを問う、画期的な論集。

◆聞法の用意 [校訂版]【真宗/仏教】
蜂屋賢喜代著・四六判・160頁・本体予価1,400円+税・ISBN:978-4-8318-8766-5
仏道を求める心得を具体的に説く歴史的名著。怠け心を鋭く指摘し、真実信心を獲得する具体的な道筋を説く。

◆出雲鰐淵寺旧蔵・関係文書【日本史】
井上寛司編・A5判・432頁・本体14,000円+税・ ISBN:978-4-8318-5042-3
棟札・金石文等を含む中世の出雲鰐淵寺旧蔵文書と全国的な視野に立って収集した寛文六年以前の関係文書を編年順に収録、解説・花押一覧・出雲鰐淵寺関係編年史料目録を付す。

◆本願寺蓮如の研究 下【日本史】
小泉義博著・A5判・予544頁・本体予価13,000円+税・ISBN:978-4-8318-7508-2
蓮如の後半生を追跡し、四男蓮誓の行動や山城常楽寺蓮覚、加賀本光寺蓮慶、越後浄興寺巧観、越前本覚寺蓮光などについて検討。蓮如の花押形状は十八区分で分析すべきと提案。

◆大系真宗史料 文書記録編13――儀式・故実【日本史/仏教】
真宗史料刊行会編・A5判・543頁・本体13,000円+税・ISBN:978-4-8318-5072-0

◆近世仏教論【思想史/近世/仏教】
西村 玲著・A5判・418頁・本体4,800円+税・ISBN:978-4-8318-6247-1

◆空海思想とその成りたち 岡村圭真著作集 第一巻【仏教/真言宗】
岡村圭真著・A5判・予368頁・本体4,800円+税・ISBN:978-4-8318-5690-6

◆慈雲尊者 その生涯と思想 岡村圭真著作集 第二巻【仏教/真言宗】
岡村圭真著・A5判・予296頁・本体4,000円+税・ISBN:978-4-8318-5691-3

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◆三木清遺稿「親鸞」――死と伝統について〈白澤社〉
三木 清著、子安宣邦編著・四六判・149頁・本体1,600円+税
終戦から40日後の1945年9月26日、哲学者・三木清は解放されることなく豊多摩刑務所で無念の死をとげた。三木の疎開先から見つかった未完の原稿「親鸞」は、彼の死の翌年に、理不尽な死への怒りとともに唐木順三によって『展望』(筑摩書房)創刊号に掲載された。三木は親鸞の思想をどのように読もうとしたのか。ここに遺稿「親鸞」を日本思想史家による解読とあわせて復刻する。
■目次
一 親鸞
二 死について(『人生論ノート』より)
三 孤独について(『人生論ノート』より)  ほか

中公叢書
◆勿体なや祖師は紙衣の九十年――大谷句仏〈中央公論新社〉
山折哲雄著・四六判・220頁・本体1,600円+税
東本願寺第二十三世法主、大谷光演は「句仏」の俳号をもつ俳人でもあった。僧衣に身を包む句仏は、なぜ俳諧の道を歩むことになったのか。虚子、碧梧桐らとの交流を中心に、その歩みをたどり、祖師・親鸞から芭蕉へ、そして句仏へといたる日本精神史の新たな水脈をさぐる。
■目次
第1章 二つの革新運動――正岡子規、清沢満之と大谷句仏
第2章 句仏と虚子――「虚子宛句仏書簡」をめぐって
第3章 竹内栖鳳との出会いと枳殻邸の宴  ほか

◆社会に関わる仏教――この現実のただ中で〈樹心社〉
尾畑文正著・B6判・220頁・本体1,700円+税
今、世界に起きている様々な問題には、悲しみの叫びがあり、苦しみのうめきがあり、抑圧の中で流す涙があります。そのどうしようもない人と人の世の叫びに心を入れて、「南無阿弥陀仏」と念仏を申し合わせていく、つまり阿弥陀の本願に立ち返る仏教が親鸞の仏教であり、「社会に関わる仏教」といえるのではないでしょうか。――教えと濁世の間に立ち、「信仰と社会」の在り方を問う!
■目次
社会に関わる仏教
 第一章 自己とは何ぞや
  ――今、問われている、戦争する自己・差別する自己  ほか
仏教の社会倫理
仏教者の戦争責任  ほか

◆正信偈聞誌――第一巻〈藤元正樹刊行会〉
藤元正樹著・A5判・409頁・本体6,000円+税
本書は光瑞寺にて約15年間、著者最晩年にいたるまで講讃された「正信偈」講義の準備ノートを集成し、編纂したもの。時代・社会、そして人間の課題を「正信偈」に尋ねる。
■目次
正信偈聞誌 一
 第一章 偈前の文
 第二章 帰敬序
 第三章 依経段 弥陀章
正信偈聞誌 二
 第一章 依経段 釈迦章
正信偈聞誌 三
 第一章 依釈段 総讃
 第二章 依釈段 龍樹章
 第三章 天親章

解題

◆四十八願を語る 上―― 一願〜十六願〈探究社〉
藤田徹文著・四六判・178頁・本体1,600円+税
阿弥陀仏の「すくい」は死後のことだと考えている人は、今現在も少なくない。しかし、阿弥陀仏の四十八願は「今現在説法」なのである。本書はこの視点に立ち、四十八願の一願一願を読み解いていく。
■目次
第一章 四十八願を語るこころ
第二章 凡夫を三悪趣なき世界に
第三章 凡夫を差別なき世界に
第四章 凡夫に神通力を与えたい
第五章 「真実の利」を証す  ほか

同朋選書 45
◆ただ念仏せよ――絶望を超える道〈東本願寺出版〉
中川皓三郎著・B6判・119頁・本体1,000円+税
あらゆる人、そして自分自身と一つに出会いたいと願いながらも、自分中心の「自力の心」に覆われ、孤独や劣等感に沈んでしまう私たち。著者の師である信國淳氏との出遇いや、著者自身の体験をとおして、特に孤独や劣等感という課題を中心に、自分が自分として本当に生きるとはどういうことかを明らかにします。
■目次
第一章 本当の豊かさ――生活の不安に学ぶ
第二章 苦の構造
第三章 絶望を超える道  ほか

ちくま学芸文庫 ナ20-2
◆原典訳 原始仏典 上〈筑摩書房〉
中村 元編・文庫判・653頁・本体1,700円+税
原始仏典はブッダの教えを最も忠実に伝える経典である。本書は膨大な諸経典のなかから主要なものを精選し、パーリ語・サンスクリット語の原文から現代語訳に。上巻には「偉大なる死」(大パリニッバーナ経)「本生経」「長老の詩」などを抄録。
■目次
仏伝
 A 仏伝に関する章句
 B 偉大なる死
   (大パリニッバーナ経)
 原始経典
  A 経典のことば
  B シンガーラへの教え
  C 本生経(ジャータカ)  ほか

ちくま学芸文庫 ナ20-3
◆原典訳 原始仏典 下〈筑摩書房〉
中村 元編・文庫判・492頁・本体1,400円+税
原始仏典はブッダの教えを最も忠実に伝える経典である。本書は膨大な諸経典のなかから主要なものを精選し、パーリ語・サンスクリット語の原文から現代語訳に。下巻には「長老尼の詩」「アヴァダーナ」「百五十讃」「ナーガーナンダ」などを収める。ブッダのことばに触れることのできる最良のアンソロジー。
■目次
原始経典(承前)
 E 長老尼の詩(テーリー・ガーター)
アヴァダーナ
百五十讃
金剛の針
ラトナーヴァリー
ナーガーナンダ
訳注
解説(中村 元)

◆仏典百話 新装版〈東方出版(大阪)〉
高橋勇夫著・新書判・304頁・本体1,500円+税
難解と言われる仏教経典入門に最適の一冊。膨大な仏教経典群から69種の経典を選び出してその経典を概説し、それぞれの経典の特色をあらわす聖句を百とりあげて平易に解説する。
■目次
1、戦場において百万人に打ち勝つよりも
 己れ一人に打ち勝つものこそ、……法句経
2、何ものかをわがものであると執着し
 動揺している人々をみよ。……スッタニパータ
3、この世で自らを島とし、自らをたよりとして、
 他人をたよりとせず、……大般涅槃経
4、それは目的にかない、清らかな修行の基礎とならず、……箭喩経  ほか

ちくま新書
◆空海に学ぶ 仏教入門〈筑摩書房〉
吉村 均著・新書判・237頁・本体800円+税
空海の教えにこそ、伝統仏教の教義の核心が凝縮されている。弘法大師が説く、苦しみから解放される心のあり方「十住心」に、真の仏教の教えを学ぶ画期的入門書。
■目次
第1章 空海の生涯――山林修行者から密教の相承者へ
第2章 伝統的仏教理解へ――空海の教えに即して
第3章 苦しみを減らしていく段階――第一住心〜第三住心
第4章 苦しみを根源から断ち切ろうとする段階――第四住心〜第七住心
第5章 空を体験した者に現われる世界――第八住心・第九住心  ほか

読みなおす日本史
◆日本の奇僧・快僧〈吉川弘文館〉
今井雅晴著・四六判・197頁・本体2,200円+税
卓越した能力で政治・社会に大きな影響を与えた、奇僧・快僧たち。超能力や新たな倫理、横紙破りな生き方、新しい信仰のかたちで人々の心をとらえ、時代を変えていった。彼らの行動と魅力に満ちた実像を検証する。
■目次
プロローグ――知的アウトサイダーとしての僧侶
一 道鏡――恋人は女帝
二 西行――放浪五〇年、桜のなかの死
三 文覚――生まれついての反逆児
四 親鸞――結婚こそ極楽への近道  ほか

◆大乗起信論成立問題の研究
――『大乗起信論』は漢文仏教文献のパッチワーク〈国書刊行会〉
大竹 晋著・A5判・584頁・本体13,000円+税
崩れ去る、インド人撰述説という〈幻想〉。『大乗起信論』が漢文仏教文献からの一種の〈パッチワーク〉であることを明らかにし、〈北朝人撰述説〉を確定。同論の〈素材〉である漢文仏教文献、同論に含まれる〈北朝仏教固有の学説〉とインド仏教教理への〈誤解〉とを逐一指南。さらに馬鳴と真諦への仮託の経緯をも解明。『大乗起信論』の出現以来、1500年に亙る謎であった成立問題に、今、終止符が打たれる。
■目次
序論
第一部 資料篇
第二部 研究篇
結論

◆全訳 ダライ・ラマ1 世 倶舎論註『解脱道解明』〈起心書房〉
現銀谷史明 、ガワン・ウースン・ゴンタ訳・A5判・638頁・本体12,800円+税
仏教の人間観・世界観を詳細に説き、「仏教の基礎学」として北伝仏教で広く親しまれた『倶舎論』。本書は、ダライ・ラマ1 世ゲンドゥンドゥプ(1391-1474)が、インド・チベットの諸註を踏まえて、その全偈頌を明快に解説した格好の「倶舎論入門」である。序論ではチベットにおける『倶舎論』伝承史も詳説。
■目次
序 論
倶舎論註『解脱道解明』
 第一章 界 品
 第二章 根 品
 第三章 世間品
 第四章 業 品
 第五章 随眠品
 第六章 賢聖品  ほか

◆慈悲のかたち――仏教ボランティアの思考と創造〈佼成出版社〉
大菅俊幸著・四六判・361頁・本体2,200円+税
東日本大震災以降、仏教者の社会貢献の重要性が問われてきている…幾度も被災地に足を運び、おおくの人々を取材。確固たる信頼をえたうえでの記事執筆である。仏教ボランティアの現場に立ち続ける著者ならではの、新鮮な視点。
■目次
第1章 悲しむ力、苦しむ力
第2章 仏教ボランティアのまなざし
第3章 現場ファーストの宗教へ
第4章 スピリチュアリティ再発見  ほか

岩波新書 新赤版 1681
◆出羽三山――山岳信仰の歴史を歩く〈岩波書店〉
岩鼻通明著・新書判・229頁・本体900円+税
近畿の大峰山、九州の英彦山とならぶ修験の聖地、羽黒山。「雲の峰幾つ崩て月の山」と芭蕉が詠んだ主峰、月山。「語るなかれ聞くなかれ」の秘所、湯殿山。その長く複雑な歩みと、今も各地に息づく多様な宗教民俗、そして名所・旧跡を解説。人々を惹きつけてやまない〈お山〉の歴史と文化を案内する。〔カラー口絵2丁〕
■目次
はじめ――山岳信仰とは何か
第一章 出羽三山の歩み
第二章 出羽三山参りと八方七口
第三章 羽黒修験四季の峰
第四章 出羽三山を歩く――絵図を手がかりに  ほか

◆坐禅の真実――「正法眼蔵 坐禅儀」「大智禅師法語」提唱〈大法輪閣〉
酒井得元著・四六判・254頁・本体2,100円+税
既に覚りを得ていた釈尊も達磨大師も何故坐禅をしたのか。覚りを得るためでなければ「坐禅とは何か」。その真実を明らかにする提唱録。
■目次
正法眼蔵 坐禅儀 提唱
 原文
 はじめに
 義雲の頌著
 面山の述賛  ほか
大智禅師法語 提唱
 印刻祇陀開山法語序
 十二時法語
あとがき
後 記 能勢隆之

◆週刊ニッポンの国宝100――3号〜8号〈小学館〉
小林 忠、泉 武夫、山下裕二監修・各A4変判・各41頁・各本体630円+税
今年は「国宝」という言葉が誕生してから120年。日本美術の最高到達点とも言える「国宝」に秘められた美と文化の歴史を再発見する年に、贈る。国宝の至高の世界を旅する全50巻。
【各号内容】
3号 「燕子花図屏風/金印」
 4号 「伝源頼朝像/曜変天目」
 5号 「三十三間堂/洛中洛外図屏風 上杉本」
 6号 「姫路城/鳥獣人物戯画」
 7号 「法隆寺 救世観音/雪松図屏風」
 8号 「東寺 立体曼荼羅/名物 三日月宗近」

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◆同朋 12月号〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 小泉和子さん(「昭和のくらし博物館」館長)
「家事には、人を育て、社会のあり方まで変えていく力があります。」
◎特集 AI(人工知能)を考える
【好評連載】
●親鸞万華鏡――12月号のゲスト:若松英輔さん(批評家)
●探訪:真宗民俗――蒲池勢至さん(民俗学者)ほか

◆大乗 12月号〈本願寺出版社〉
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・これ de わかる歎異抄――満井秀城
・書×法話「満優抄」
・結婚してお坊さんになりました――前田純代
・モア仏教ライフ「『SDGs』と善悪」――本多靜芳
・わたしの正信偈――玉木興慈  ほか

◆大法輪 12月号〈大法輪閣〉
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
特集=心に響く お経の物語
 釈尊の最後の食事――川西 蘭
 摩訶迦葉とハンセン病の女性――須田哲成  ほか
・運慶作品 認定の軌跡――山本 勉
・知っておきたい慈雲尊者――生誕三百年記念
 慈雲尊者の生涯と業績――小松庸祐
 慈雲尊者の『十善法語』とは――小金丸泰仙  ほか

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┃ 特 集 1   ---- 法藏館2017年新刊一覧
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刊行月/書     名/著 者 名/本体価格+税/注文数
1月/
   大系真宗史料 文書記録編9―天文日記U/真宗史料刊行会編/9,500円+税
   バッティの美文詩研究―サンスクリット宮廷文学とパーニニ文法学/川村悠人/14,000円+税
   虚妄分別とは何か―唯識説における言葉と世界/小谷信千代/6,000円+税
   チベットひとり旅/山本幸子/1,800円+税
2月/
   仏教史研究ハンドブック/佛教史学会編/2,800円+税
   新訳 往生要集 上―付詳註・索引/源信著、梯 信暁訳註/3,200円+税
   新訳 往生要集 下―付詳註・索引/源信著、梯 信暁訳註/3,200円+税
   唐代仏教美術史論考―仏教文化の伝播と日唐交流/大西磨希子/12,000円+税
   華厳教学成立論/織田顕祐/12,000円+税
   密教美術の図像学/森 雅秀/20,000円+税
   南山進流 声明大系 全二巻/潮 弘憲/28,000円+税
   中世後期 泉涌寺の研究/大谷由香/6,000円+税
   中世叡尊教団の全国的展開/松尾剛次/12,000円+税
   日本仏教を変えた 法然の先鋭性−親鸞にとっての「真宗」/根津 茂/1,300円+税
3月/
   臨済録の研究 柳田聖山集 第四巻/柳田聖山/18,000円+税
   ことばの向こうがわ―震災の影 仮設の声/安倍智海/1,100円+税
   広島戦災児育成所と山下義信―山下家文書を読む/新田光子編著/2,800円+税
   歴史のなかの東大寺 東大寺の新研究2/栄原永遠男、佐藤 信、吉川真司編/17,000円+税
   「天橋立学」への招待―″海の京都″の歴史と文化
/天橋立世界遺産登録可能性検討委員会編/1,500円+税
   戦時日本の大学と宗教 シリーズ大学と宗教U/江島尚俊、三浦 周、松野智章編/3,500円+税
   CD版 大谷派三帖和讃/井沢暢宏読唱/12,000円+税
4月/
   暮らしの中に仏教を見つける/織田顕祐/1,000円+税
5月/
   三教指帰と空海―偽撰の文章論/河内昭圓/2,300円+税
   中世寺社と国家・地域・史料/稲葉伸道編/12,000円+税
   やわらか子ども法話 心に響く3分間法話/桜井俊彦/1,000円+税
6月/
  鏡鑑としての中国の歴史/礪波 護/2,500円+税
   鎌倉仏教と専修念仏/平 雅行/9,000円+税
   親鸞の還相回向論/小谷信千代/2,800円+税
   意訳 無量寿経/戸次公正訳/2,200円+税
   願心荘厳 【リクエスト復刊】/安田理深/2,200円+税

7月/
   京都地蔵盆の歴史/村上紀夫/2,000円+税
   中世仏教文学の思想/沼波政保/12,000円+税
   鈴木大拙の妙好人研究/菊藤明道/3,000円+税
   門徒ことば―語り継がれる真宗民語/三島清圓/1,200円+税
8月/
   仏教における実践を問う(2)―社会的実践の歴史と展望/日本佛教学会編/7,000円+税
9月/
   近代西本願寺を支えた在家信者―評伝 松田甚左衛門/中西直樹/1,900円+税
  『教行信証』「信巻」の究明―如来回向の欲生心/本多弘之/9,000円+税
   正信偈 聖典読解シリーズ5/内藤知康/3,800円+税
   浄土和讃のおしえ[下]
   ―大経意、観経意、弥陀経意、諸経意、現世利益和讃、大勢至和讃/澤田秀丸/1,200円+税
10月/
   続ヴェネツィアの石―ルネサンスとグロテスク精神/ジョン・ラスキン著、内藤史朗訳/3,200円+税
   新装増補 教行信証を読む/桜井鎔俊/2,300円+税
   釈迦弥陀は慈悲の父母 親鸞聖人ご和讃による曲集/平田聖子作曲/1,600円+税
11月/
   人間とは何かT/日本佛教学会編/6,600円+税
   一遍仏教と時宗教団/長澤昌幸/5,000円+税
   朝鮮日々記を読む―真宗僧が見た秀吉の朝鮮侵略/朝鮮日々記研究会編/7,500円+税
   GBS第14号・論集 古代東大寺の世界
―『東大寺要録』を読み直す/GBS実行委員会編/2,000円+税
   GBS第15号・論集 日宋交流期の東大寺

   ― 然上人一千年大遠忌にちなんで/GBS実行委員会編/2,000円+税

12月/
   橋本循著作集 第2巻 詩經國風/橋本 循/5,000円+税
   「世界」へのまなざし
   ―最古の世界地図から南方熊楠・大谷光瑞へ/三谷真澄編/1,300円+税
   真宗大谷派のゆくえ―ラディカルに問う儀式・差別・靖国/戸次公正/2,800円+税
   清水寺 成就院日記 第三巻/清水寺史編纂委員会編/9,000円+税

★★★★★★★2017年受賞書籍のご紹介★★★★★★★

■第38回 日本出版学会奨励賞 受賞
『日韓交流と高麗版大蔵経』       馬場久幸著・本体8,500円+税
■第34回 田邊尚雄賞 受賞
『仏教の声の技―悟りの身体性』       大内 典著・本体3,500円+税
■第2回 「斎藤茂太賞」審査員特別賞 受賞
『チベット 聖地の路地裏―八年のラサ滞在記』 村上大輔著・本体2,400円+税

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┏━━━━━┓                  
┃ 特 集 2   ---- 物語と宗教
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この特集では、宗教に着目して文学作品を味わう書籍を紹介します。

◆宗教を物語でほどく
――アンデルセンから遠藤周作へ
島薗 進著・新書判・318頁・本体860円+税
神仏が素朴に信じられた時代から、それが相対化された現代に至るまで、なぜ人は宗教に心打たれ、支えられてきたのか? 本書では宮沢賢治、トルストイなどの宗教作家から、カズオ・イシグロ、西加奈子など現代作家の物語までとりあげて、物語のなかに息づいている宗教性について考える。「死」「弱さ」「悪」「苦難」という四つのキーワードを通して、宗教学の泰斗が宗教とは何かをやさしく解きほぐす。(NHK出版)

◆宗教で読み解く ファンタジーの秘密 T・ U
 中村圭志著・四六判・T220頁、U235頁・各本体2,000円+税
なぜ魅了されるのか、その圧倒的なパワーはどこから来るのか。本書は物語の中の宗教性に注目し、『星の王子さま』『蜘蛛の糸』『ナルニア国物語』『風の谷のナウシカ』『銀河鉄道の夜』などのファンタジー作品の面白さの謎を徹底解明する。(トランスビュー)

◆仏教文学を読む事典
武石彰夫編著・四六判・408頁・本体4,200円+税
古来より仏教は、日本の思想文化に多くの影響を与え続けてきた。本書は、日本文学の根底に流れる仏教思想に着目する。作品の源となる仏教思想や時代背景をひもとき、どのように文学作品として昇華されていったのか、その味わいについて解説。著名な文学作品の紹介とともに、420項目にわたる小辞典を収録。仏教と文学の接点を見出す、総合的な事典。(佼成出版社)

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(11月期)◆◆◆


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順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税


1  新潮選書 親鸞と日本主義/中島岳志/1,400円+税/新潮社

2  ちくま文庫 仏教百話/増谷文雄/660円+税/筑摩書房

3  仏教の救い 4——アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/1,000円+税/北國新聞社

4  門徒ことば——語り継がれる真宗民語/三島清円/1,200円+税/法藏館

5  やわらか子ども法話/桜井俊彦/1,000円+税/法藏館

6  親鸞の還相回向論/小谷信千代/2,800円+税/法藏館

7  浄土和讃のおしえ[下]――大経意、観経意、弥陀経意、諸経意、現世利益和讃、大勢至和讃/澤田秀丸/1,300円+税/法藏館

8  真宗門徒はどこへ行くのか——崩壊する伝承と葬儀/蒲池勢至/1,800円+税/法藏館

9  近代仏教スタディーズ——仏教からみたもうひとつの近代/大谷栄一ほか編/2,300円+税/法藏館

10 中公新書 浄土真宗とは何か——親鸞の教えとその系譜/小山聡子/860円+税/中央公論新社



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おかげさまで400年を迎えることになりました。
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そよ風が花の香りを伝えるように、これからも、仏教文化を伝える風でありたいと思います。
2017年12月01日(金) No.2424 (法藏館書店ニュース)

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