法藏館新刊話題の本のお知らせ

2018/4/1 213号【法蔵館書店ニュース】
★★PDF版「法藏館書店ニュース4月号」★★
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  法藏館書店ニュース 4月号(2018/4/1)213号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館重版予定案内

4)法藏館刊行予定案内

5)法藏館書店新着案内

6)特集1:おすすめの仏教マンガ

7)特集2:巻来功士先生トークイベント開催!

8)お知らせ・イベント

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
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4、5月の書店休業日
4月のお休み:8日・15日・22日・29日
※4/1(日)は営業いたします。(10時〜17時)
5月のお休み:6日・13日・20日・27日


▼▼ 話題の本▼▼
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●大法輪 4月号〈2018年4月1日掲載〉
●真宗 3月号〈2018年3月1日掲載〉 
『妙好人 千代尼』
西山郷史著・B6判・240頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-8768-9

●読売新聞[大阪本社版]〈2018年3月19日掲載〉
『ことばの向こうがわ
―― 震災の影 仮設の声』
安部智海著・四六判・134頁・本体1,100円+税
ISBN:978-4-8318-8180-9

●京都新聞〈2018年3月16日掲載〉
●中外日報〈2018年2月21日掲載〉
『京都 永観堂禅林寺史』
五十嵐隆明著・A5判・525頁・本体8,000円+税
ISBN:978-4-8318-7711-6

●中外日報〈2018年3月7日掲載〉
●月刊住職〈2018年3月1日発行〉
●グローカル天理 第3号〈2018年3月1日発行〉
●仏教タイムス〈2018年2月22日掲載〉
●Kirishin(キリスト新聞)〈2018年2月21日掲載〉
『しあわせの宗教学
――ウェルビーイング研究の視座から』
櫻井義秀編・四六判・346頁・本体2,500円+税
ISBN:978-4-8318-5703-3

●朝日新聞〈2018年3月4日掲載〉
『近代仏教スタディーズ
――仏教からみたもうひとつの近代』
大谷栄一、吉永進一、近藤俊太郎編・A5判・298頁
本体2,300円+税・ISBN:978-4-8318-5543-5

●浄土真宗本願寺派総合研究所
〈仏教書レビュー2018年3月掲載〉
『正信偈 聖典読解シリーズ5』
内藤知康著・A5判・416頁・本体3,800円+税
ISBN:978-4-8318-7905-9

●Religious Studies in Japan volume 4
〈2018年掲載〉
『堕落と復興の近代中国仏教
――日本仏教との邂逅とその歴史像の構築』
エリック・シッケタンツ著・A5判・396頁
本体5,000円+税・ISBN:978-4-8318-7709-3

●季刊せいてん no.122
2018春の号〈2018年3月1日発行〉
『真宗人名辞典』
柏原祐泉、薗田香融、平松令三監修・B5判・500頁
本体20,000円+税・ISBN:978-4-8318-7015-5

●中外日報〈2018年2月23日掲載〉
●真々園だより 21号〈2018年2月1日発行〉
『新装増補 教行信証を読む』
桜井鎔俊著・四六判・278頁・本体2,300円+税
ISBN:978-4-8318-6550-2

●中外日報〈2018年2月21日掲載〉
『近世仏教論』
西村 玲著・A5判・420頁・本体4,800円+税
ISBN:978-4-8318-6247-1

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◆韓国ふしぎ旅【紀行文/エッセイ】
小竹裕一著・四六判・205頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-5648-7
「魅惑の都」ソウル、「カオスの都市」釜山、「神々の島」済州島等々、旅人として異邦人として著者独自の視点で覗いた韓国を紹介。時には笑い、時には涙。抱腹絶倒の韓国の旅。
■目次
第1章 「魅惑の都」ソウルへの旅
第2章 「儒教のメッカ」安東への旅
第3章 「湖南の穀倉地帯」全州への旅
第4章 「カオスの都市」釜山への旅
第5章 「神々の島」済州島への旅

◆お坊さんでスクールカウンセラー【仏教】
坂井祐円著・四六判・192頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-8767-2
「先生、あいつが死んだことは悪いことなのか?」。緊急支援、喪の作業、不登校……。僧侶でもある著者が小中高の現場で綴る「心の現実」と「死者」をめぐる7つの物語。異色の仏教エッセイ。
■目次
第1章 死と誕生をめぐる話
第2章 いのちより大切なもの
第3章 傍らにいて、ともに悲しむ
第4章 世界は輝きに満ちている
第5章 不登校と幽霊
第6章 死者の夢
第7章 読経の声が響き渡る  ほか

◆浄土宗の展開と総本山知恩院【仏教/日本史】
今堀太逸著・A5判・480頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-6248-8
死が身近にあった前近代、僧侶の言葉には力があった。
浄土宗と知恩院の歴史の考察を通して明らかにする日本人の仏教史。
■目次
第T部 浄土宗の念仏の展開
第U部 念仏・『法華経』の信仰と『孝経』――鎌倉仏教の検討課題
第V部 法然廟堂知恩院の興隆
第W部 知恩院の「近世」――台命住職と役所『日鑑』
第X部 東大寺大仏勧進と法然贈大師号
附録 知恩院と徳川家関係年表  ほか

[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書6]
◆南都学・北嶺学の世界――法会と仏道【仏教】
楠 淳證編・A5判・300頁・本体4,500円+税
ISBN:978-4-8318-6374-4
仏教学・歴史学・建築学などの幅広い視野より伝統ある「法会と仏道」の意義を明らかにするとともに、東日本大震災における仏教者の活動を通じて、仏道の現代的意義を問う。
■目次
序 文――南都学・北嶺学の構築に向けて(楠 淳證)
第T部 法会と論義
中世南都諸寺の法会――講説・論義・打集を中心に(永村 眞)
法相論義と仏道――「一仏信仰」か「多仏信仰」か(楠 淳證)
第U部 法会の空間
法会と講式――南都・北嶺の講式を中心として(ニールス・グュルベルク Niels GUELBERG)
歌人の儀式の『月講式』――鴨長明と道元における三界唯心
(フレデリック・ジラール Frederic GIRARD)  ほか

◆考証 日本霊異記 中【日本文学/日本史/仏教】
本郷真紹監修・駒井 匠編集・A5判・528頁・本体10,000円+税
ISBN:978-4-8318-5698-2
日本最古の説話集『日本霊異記』を、歴史学の手法で初めて読み解く。真福寺本を底本に、校異や詳細な註、説話等の関連史料を網羅。「日本霊異記」史料の決定版の中巻。
■目次
己が高徳を恃み賤しき形の沙弥を刑ち以て現に悪死を得る縁 第一
烏の邪婬を見て世を厭ひ善を修する縁 第二
悪逆なる子妻を愛して母を殺さむと謀り現報に悪死を被る縁 第三
力女力を試みにし縁 第四
漢神の祟りに依り牛を殺して祭り又放生の善を修して現に
善悪の報を得る縁 第五  ほか

◆変貌と伝統の現代インド
――アンベードカルと再定義されるダルマ【宗教】
嵩 満也編・A5判・286頁・本体2,500円+税
ISBN:978-4-8318-6371-3
カースト絶滅を標榜したアンベードカルの思想とインドの伝統概念“ダルマ”。2つの思想から、激しく躍動する現代インドに一定のパースペクティブを投げかける。
■執筆者(掲載順)
嵩 満也、ゴウリ・ヴィシュワナータン、ガンシャム・シャー、佐藤智水、舟橋健太、中村尚司、中根智子、鍬塚賢太郎、パトリック・オリヴェル、若原雄昭、ヴェルナー・メンスキー、桂紹蓮、田辺明生、井狩彌介
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◆一遍仏教と時宗教団《2刷》【仏教/日本史】
長澤昌幸著・A5判・340頁・本体5,000円+税
ISBN:978-4-8318-7509-9
「捨ててこそ」を標榜し、遊行の果てに生涯を終えた一遍智真。遺された門弟たちはいかにして、「一期ばかり」だったはずの思想を伝統化していったか。類書希少な時宗教学書。
■目次
序章 本書の目的と構成
第一章 一遍教学の形成
第二章 時宗宗学の基底
第三章 時宗宗学と儀礼の接点
史料翻刻 誓願寺所蔵『西山上人所持』
結章 総括と今後の課題  ほか

◆真宗入門《12刷》【真宗】 ケネス・タナカ著・島津恵正訳・四六判・293頁・本体2,000円+税 ISBN:978-4-8318-2055-6
Q&A・諸宗教との対話形式で親鸞思想のエッセンスを説き明かした、アメリカでの浄土真宗入門書。
■目次
献呈 草田春好先生に捧ぐ
はじめに
序海(オーシャン)の喩え
第一部 基礎
第二部 遺産
第三部 精神
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〈2018年5月 刊行予定〉

◆本願寺教団展開の基礎的研究
――戦国期から近世へ【真宗】
青木 馨著・A5判・458頁・本体9,800円+税
ISBN:978-4-8318-7714-7
蓮如期の門徒急増からの在地道場の生成、それら道場が由緒・伝承を基盤とした近世的真宗寺院へと成長し教団的身分を獲得していく様相を考察。

◆唐代浄土教史の研究【中国仏教】
成瀬純著・A5判・300頁・本体6,500円+税
ISBN:978-4-8318-6373-7
従来の研究において見過ごされてきた唐代浄土教史の問題点を再検証し、通説を見直すことで、教科書的に語られてきた浄土教史にはみられない唐代浄土教の姿を描き出す意欲作。

◆日本天台浄土教思想の研究【仏教/思想史】
ノ(やなぎ)澤正志著・A5判・予500頁・本体予価10,000円+税
ISBN:978-4-8318-7384-2
気鋭の研究者が天台教学の諸資料を博捜し、いまだ語り尽くされていない日本天台教学の祖・源信の新たな一面を照射。観心法門に立脚した日本天台の諸様相を解明する。

◆東大寺の思想と文化 [東大寺の新研究 3]【仏教/日本史/思想史】
栄原永遠男、佐藤 信、吉川真司編・A5判・本体予価20,000円+税
ISBN:978-4-8318-6023-1
東大寺要録研究会で報告された、東大寺に関する最新研究を収録する論文集の最終巻。第3巻は、東大寺で育まれた思想と文化について儀礼・建築・教学など多様な視点から検討。

〈2018年6月上旬 刊行予定〉

◆ひとりふたり・・――お盆を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
ISBN:978-4-8318-1147-9

◆近代化する金閣(仮)【仏教史/日本史】
藤田和敏著・四六判・304頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-6376-8

◆私は禅から何を学んだか(仮)【禅宗】
西村惠信著・四六判・予200頁・本体予価1,500円+税
ISBN:978-4-8318-8198-4
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◇┓  法藏館書店新着案内
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同朋選書 46
◆聞法の生活
藤井慈等著・B6判・136頁・本体1,000円+税〈東本願寺出版〉
真宗門徒が大切にする「聞法」とは、いったいどういうことなの
か……。
宗祖親鸞聖人の言葉を憶念しながら、師友との出会い、何気ない日常生活での出来事をとおして、我が身を教えられてきた著者自身の求道の歩み、“聞法の生活”が、日記調のやさしい言葉でつづられた一冊。

真宗文庫
◆親鸞の伝記――『御伝鈔』の世界
草野顕之著・文庫判・261頁・本体750円+税〈東本願寺出版〉
親鸞の最期を看取り大谷廟堂の礎を築いた娘覚信尼の孫である覚如が、父覚恵とともに関東に赴いて収集した親鸞の事績と伝承を採り入れて完成させた『親鸞伝絵』。初稿本は戦乱のうちに亡失したが、それに基づいて制作された現存の異本の考証と、各地に残る伝承の分析を通じて、歴史上の親鸞の実像に迫る。

真宗文庫
◆親鸞の説法――『歎異抄』の世界
延塚知道著・文庫判・327頁・本体750円+税〈東本願寺出版〉
『歎異抄』は親鸞の死後、直弟子である唯円が、耳の底にとどまり響いていた親鸞の言葉を記した語録である。全体を貫いているのは、「異なることを歎く」精神である。本書では特に、真宗の精髄である「本願による救い」「念仏とは何か」「悪人の成仏」を読み解き、親鸞の仏道に迫るとともに、現代を生きる私たちが、『歎異抄』の心にいかに救われるかを考える。

真宗文庫
◆親鸞から蓮如へ
――真宗創造―『御文』の発遣―
池田勇諦著・文庫判・305頁・本体750円+税〈東本願寺出版〉
「真宗再興の人」、「本願寺中興の人」とも言われる蓮如。殺戮と天災の戦国乱世において、蓮如が送り届けた『御文』の数々は、人々の心に深く染みわたり、念仏に生きる無数の真宗門徒を生んだ。『御文』の精神を読み解き、親鸞の「同朋精神」を伝統して、現代につながる真宗教団の礎を築いた蓮如の思想的歩みに迫る。

真宗文庫
◆近代日本と親鸞――信の再生
安冨信哉著・文庫判・325頁・本体750円+税〈東本願寺出版〉
幕府の庇護のもと、安逸の夢を貪ってきた日本仏教界は、維新政府の神道国教化政策、ヨーロッパ合理主義による仏教的信仰の否定などにより未曾有の危機に追い込まれた。過酷な試練に直面しながら、親鸞の信に自らの生命の糧を見出し、封建的呪縛を解き放つため全身全霊で新しい近代教学を模索した先覚者たちの群像を訪ねる。

真宗文庫
◆現代と親鸞――現代都市の中で宗教的真理を生きる
本多弘之著・文庫判・339頁・本体750円+税〈東本願寺出版〉
科学的合理性を、疑う余地のない規範として日々生活する現代人にとって、宗教、わけても親鸞の説く絶対他力の浄土真宗はどのように関わり得るのか。オウム真理教事件以後、9・11事件からイラク・アフガン問題に至る幅広い視野のもと、独尊の尊さの自覚を通して他力の信念に回帰することの大切さを説く。

◆講讃 浄土論註 第五巻
延塚知道著・四六判・340頁・本体3,000円+税〈文栄堂〉
本書は小樽で行なわれた浄土論註学習会本講座の講義を収録する。第五巻は『論註』の不虚作住持功徳とそこから展開される菩薩荘厳、さらには上巻の最後の八番問答と、『論註』の核心部分について講義する。

◆愚禿のこころ
川添泰信著・四六判・217頁・本体2,200円+税〈永田文昌堂〉
各地でおこなわれた法話や寄稿を収録した11篇の講話集。「親鸞の教えを学び、今を生きるわたしにとって、一度は考えておかなければならないこと」を軸に、さまざまなテーマの講話を収める。

◆歎異鈔講話
蜂屋賢喜代著・伊藤 益校訂・A5判・563頁
本体5,500円+税〈北樹出版〉
大正末期から昭和中期にかけて活躍した、真宗大谷派の念仏者 蜂屋賢喜代の代表的講話集『歎異鈔講話』。原著が醸し出す独特の空気を保ちつつ、旧字体・旧仮名遣いを改め、現代の読者が読みやすい文体で再刊。親鸞思想の本質を説く。

心の風景 X
◆仏弟子ものがたり
豊原大成著・四六判・158頁・本体1,500円+税〈自照社出版〉
舎利弗、目など、お釈迦さまの弟子20人の人間模様を綴る。さらに、聖徳太子をはじめ仏の教えに生きた人びとの事蹟より、今ある身を「お陰さま」と喜ぶ「米寿記念法話集」。

ビハーラ大分公開講座20周年記念
◆仏教と医療の協力関係
浄土真宗本願寺派ビハーラ大分編著・B6判・103頁
本体1,200円+税〈自照社出版〉
“患者” “介護者” “遺族”それぞれの視点から、仏教徒医療の新しい文化によって老病死を受容していく対話とケアを提言する。

◆囚われた若き僧 峯尾節堂
――未決の大逆事件と現代
田中伸尚著・四六判・214頁・本体2,100円+税〈岩波書店〉
「大逆事件」で検挙され、獄中死した僧侶・峯尾節堂(1885-1919)。社会主義者らの会合に出席したことのみを発端として、死刑判決(後に無期懲役)を受けた青年僧の生と死を新資料や丹念な取材によって描き出す。近代日本最大の言論・思想弾圧事件に巻きこまれ、国家に翻弄された節堂の苦悩は、共謀罪が成立した現代に何を問う

◆超越と実存――「無常」をめぐる仏教史
南 直哉著・四六判・250頁・本体1,800円+税〈新潮社〉
「諸行無常(=すべての“実存”は無常である)」。そうブッダが説き始まった仏教は、インドから中国、そして日本へと伝わる過程で、「仏性」「唯識」「浄土」などの「超越的理念」と結びつき、大きく変化していった。「恐山の禅僧」が、ブッダから道元までの思想的変遷を「超越と実存の関係」から読み解く、かつてない仏教史の哲学。

◆お寺はじめました
渡邊源昇著・四六判・204頁・本体1,300円+税〈原書房〉
「自分で一からお寺を作りたい」。サラリーマン家庭の息子が日蓮宗のお坊さんになって、二十代でお寺を開いた。首都圏ベッドタウンのお寺需要の調査から始まって、街の中の架け橋となるお寺をめざし、若き住職は奮闘中!

角川ソフィア文庫 H107-2
◆禅のすすめ――道元のことば
角田泰隆著・文庫判・313頁・本体960円+税〈KADOKAWA〉
『正法眼蔵』『普勧坐禅儀』……数多くの道元の著作から、禅の思想を読み解く。「只管打坐――ただ座る」「空手還郷――あたりまえのすばらしさ」など、現代社会に通じる普遍的なメッセージの深遠を探る。

◆儒教が支えた明治維新
小島 毅著・四六判・273頁・本体1,900円+税〈晶文社〉
中国や韓国では、古来より朱子学を修めた人が科挙に受かり国を束ね、服装や冠婚葬祭のやり方など、社会のすみずみにまで儒教が行きわたっていた。一方、日本には科挙がなく、葬式なども仏教が担っている。しかし教養として朱子学は、明治維新を支える思想として、武家の間に広まっていた。儒教的教養の水脈は受け継がれ、日本の近代化を用意した。中国哲学の専門家が東アジアの中の日本を俯瞰して論じる、新しい明治維新論。

◆いのちの水
トム・ハーパー作・中村吉基訳・望月麻生絵・B6判・54頁
本体1,500円+税〈新教出版社〉
旅人の喉を潤し生きる活力を与えてきた「いのちの水」の泉。誰もが飲めるはずだったその水が、いつしか「特別な階級の人たち」によって管理され、泉は大聖堂の壁で囲まれて自由に近づけなくなってしまった……。カナダ人神学者の辛辣な寓話をもとに、教団が閉鎖的になっていく過程を、シンプルな訳文と消しゴム版画による素朴なイラストで描いた絵本。鋭い視点で宗教・教団のあり方を問う作品として、SNS内の僧侶の間で関心を集め、インターネット寺院「彼岸寺」でも紹介された話題の一冊。

◆ダライ・ラマ一世 ゲンドゥン・ドゥップ著
『根本中論「般若」の語義釈論・宝鬘』和訳
ツルティム・ケサン(白館戒雲)、三木浩子著・B5判・423頁
本体8,000円+税〈山喜房佛書林〉
開祖ツォンカパ・ロサン・タクの弟子の1人で、後にダライ・ラマ1世として追認されたゲンドゥンドゥップによるナーガールジュナ作『根本中論「般若」』に対する語義説明した註釈文献の和訳。

インド学仏教学叢書 22
◆言葉の「正しさ」をめぐって
――インド新論理学派による言語情報の哲学
岩風z一著・B5判・330頁・本体7,000円+税〈山喜房佛書林〉
14世紀頃にインドで活動した新ニヤーヤ学派のパンディット、ガンゲーシャが言語情報という対象に対しておこなった、人はどのように言語理解を獲得するかを追求する認知論的アプローチによる議論と、言葉から得られる情報の正しさないし信頼性はどのように評価されるべきかという認識論的アプローチによる議論を検討。

◆週刊 ニッポンの国宝100?21号〜24号
小林 忠、泉 武夫、山下裕二監修・各A4変判・各41頁
各本体630円+税〈小学館〉【各号内容】
21号 「風信帖/迎賓館赤坂離宮」
22号 「新薬師寺 十二神将/瓢鮎図」
23号 「平等院 阿弥陀如来/高松塚古墳壁画」
24号 「日光東照宮 陽明門/源氏物語関屋澪標図屏風」

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◆同朋 4月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、
日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー ドリアン助川さん(作家)
「社会の役に立たなければ、生きる意味≠ェないのだろうか?」
◎特集 ネットと心の悩み
●リアルに相談できる友達のススメ/高橋暁子(ITジャーナリスト)
[新連載]
●ペコロスのほどけてしゃがんで/岡野雄一 ほか

◆大乗 4月号
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税〈本願寺出版社〉
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・DAIJO法話「ものの実となる」――浅野執持
[新連載]
・いのちのえほん「いのちいっぱい ほこほこ」――なかがわあきら×ひじ みえ
・釈徹宗の随縁探訪――ゲスト 岡村喜史さん
・お坊さん み跡をめぐる「本願寺北山別院」――宏林晃信
・臨床医のつぶやき「緩和ケアってなぁ〜に?」――川上 明  ほか

◆大法輪 4月号
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税〈大法輪閣〉
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=やっぱり知りたい般若心経
 般若心経 原文・訓読
 般若心経 口語訳――竹村牧男
 般若心経 解説――竹村牧男
 般若心経 字句解説――新田雅章
 般若心経 素朴な疑問Q&A――吉村 誠
 般若心経の写経ができるお寺――編集部   ほか

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┃ 特 集 1   ---- おすすめの仏教マンガ
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[潮ヴィジュアル文庫]
◆ブッダ 全12巻
手塚治虫著・文庫判・平均250頁・各本体485円+税
「マンガの神様」とよも呼ばれた手塚治虫による釈尊伝。人間の生と死をテーマに、手塚治虫独自の解釈で描かれている。アニメ映画化もされた、仏教をこれから学び始める人にも、すでに学んでいる人にもおすすめの王道仏教マンガ。〈潮出版社〉

◆阿・吽 @〜F
おかざき真理著・阿吽社協力、監修・B6判・各228頁・各本体648円+税
日本仏教の要である、比叡山延暦寺の開祖・最澄。弘法大師の名で日本人なら誰もが聞いたことがある空海。レオナルド・ダ・ヴィンチにも匹敵するといわれる日本史上、比類ない天才である、最澄と空海がまさに華麗に、繊細に、そして豪快に描かれる人間ドラマ。美麗な表現、時には、衝撃的な画でふたりの生きざまが描かれています! 〈小学館〉

[仏教コミックス 15]
◆仏像のはなし――ほとけさまの大宇宙
ひろさちや原作・望月あきら漫画・A5判・153頁・本体1,165円+税
仏教の教え、歴史などをわかりやすく、そして親しみやすく紹介する仏教コミックスシリーズ(全108巻)。仏像の違い、どれくらいわかりますか? 本巻は阿弥陀如来や観音さまなど、さまざまなほとけさまの働きや特徴が、一目でわかるマンガ版・仏像ガイドブック。仏像の興味深い起源や歴史も紹介。〈鈴木出版〉

◆ブッダとシッタカブッダ 全3巻
小泉吉宏著・B6判・205頁・本体950円+税(Bは版元品切れ)
「こんなに、こんなに愛しているのに…」と、悩めるブタ、シッタカブッタがボヤいています。シッタカブッタのじたばたする姿を見て、笑いながら、あなたは幸福や不幸、悩みの正体を発見することできます。マンガといってあなどれない、「心」を語る本。第45回文芸春秋漫画賞受賞のシリーズ。他に『ブタのふところ』『ブタのみどころ』など。〈KADOKAWA〉

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4月14日(土)に著者トークイベント開催いたします!詳しくは特集2へ
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◆SHODO勝道上人伝
巻来功士著・阿吽社監修・B6判・226頁・本体620円+税
奈良時代下野国、横根山に一人の僧の姿があった。名は藤糸、のちの勝道上人である。都では奈良の大仏が建立された頃であり、人々は疫病や天変地異のため救いを求めていた。万民の魂の救済を目指し、修行を続ける藤糸は名を厳朝、その後、勝道と改めて、十人の弟子とともに二荒山に旅立つ。二荒山、現・日光山を開いた勝道上人の生き様とは!? 〈集英社〉

◆まんが 正信偈のおはなし
上=仏さまの教え、下=七人の高僧の教え
原作=和田真雄・漫画=森村たつお・B5判・上56頁、下72頁・
各本体667円+税・ISBN:978-4-8318-8115-1(上)、8116-8(下)
浄土真宗の家庭でもっともよく読まれるお勤めである『正信偈』の内容を、物語仕立ての漫画にした話題の書。子どもはもちろん大人の方にも、わかりやすいと大好評。『正信偈』を学んでみたいという方におすすめの漫画です。推薦=梯 實圓、解説=田代俊孝。 〈法藏館〉

[まんが学術文庫] ★4月11日刊行予定!
◆歎異抄
Teamバンミカス著・文庫判・192頁・本体600円+税
師・親鸞の教えを聞書きし、『歎異抄』をまとめた唯円。末法思想に包まれた千二百年代の日本を、ただただ阿弥陀の言葉を伝えるために、縦横無尽に巡る元気坊主・唯円の活躍を楽しみつつ、親鸞の有名な言葉「善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」の深い深い意味に、あらためて耳を傾けよう! 〈講談社〉

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┃ 特 集 2   ---- 巻来功士先生トークイベント開催!
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漫画『SHODO勝道上人伝』(集英社刊)の著者、巻来功士先生をお招きして、
今なぜ仏教漫画なのかお話していただきます!
(聞き手:高橋重喜 元大阪芸術大学教授 専門:広告論)

日時:4月14日(土) 15時〜
会場:法藏館 4階 応接室
(JR京都駅中央改札口より北へ徒歩10分、東本願寺向かい側)
定員:30名(参加費無料、先着申込順)

トークイベント終了後、サイン会も開催いたします!
(対象書籍は『SHODO勝道上人伝』です)

お問い合わせ・お申込等は以下までお願いいたします。
TEL:075-343-0458 担当:平野
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4/4〜4/30まで仏教マンガフェアを法藏館書店店頭にて開催します!
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◇┓   お知らせ
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■中外日報 「宗教文化講座」   [法藏館書店 協賛・出店]

テーマ:「今 ここに生きる――未来への伝言」

◆第 1 回 : 4月21日(土) 「こころに残るお茶とお食事」
〈しんらん交流館(JR京都駅中央口から北へ徒歩10分)大谷ホール・定員:500〉
                  MIHO MUSEUM館長 熊倉功夫氏
◆第 2 回 : 5月19日(土) 「現代人の忘れもの――物から心の時代へ」
〈龍谷大学響都ホール校友会館(JR京都駅八条東口から徒歩1分)・定員:362〉
                  法相宗大本山 薬師寺管主 村上太胤氏
◆第 3 回 : 9月15日(土) 「たった一度の人生の今をどう生きるか」
〈しんらん交流館(JR京都駅中央口から北へ徒歩10分) 大谷ホール・定員:500〉
                  愛知専門尼僧堂堂長 青山俊董氏
◆第 4 回 :10月13日(土) 「医療現場で求められる仏教」
〈京都新聞文化ホール(地下鉄烏丸線丸太町駅7番出口すぐ)・定員:400〉
                  医師・龍谷大学大学院教授 田畑正久氏

※受講申し込み・お問い合わせ ⇒ 中外日報社営業局出版事業部

〒601-8004 京都府京都市南区東九条東山王町9番地
TEL:075-682-1625 FAX:075-682-1722
Eメール:shuppan@chugainippoh.co.jp

招待券プレゼント! 中外日報宗教文化講座へ6名様ご招待。★★★★★★★★★

■応募条件  法藏館書店へ招待券を取りに来られる方。
■応募方法  メール(p@hozokan.co.jp)で表題を「招待券希望」とし、
       お名前、e-mailアドレスを記しご応募ください。
■締  切  4月30日23時59分到着分まで。
      ※招待券1枚につき全4回ご参加いただけます。
       ※抽選の上、当選者様にメールにてお知らせいたします。

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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

さくらマルシェ2018 期間:2018年4月7日(土)〜8日(日)
会場:奈良県立図書情報館 南側庭園前&2Fエントランス 時間:午前10時〜午後4時

京都ブックフェスティバル 期間:2018年4月21日(土)〜22日(日)
会場:ゼスト御池 河原町広場 時間:午前11時〜午後7時

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――和讃曲集「釈迦弥陀は慈悲の父母」出版記念コンサート――
作曲家 平田聖子の世界  親鸞が音楽で現代に甦る。 親 鸞

楽譜、CD好評発売中!

日時:2018年6月10日(日) 13:30開場 14:00開演 会場:京都コンサートホール
(地下鉄烏丸線北山駅1番または3番出口 南へ徒歩5

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(3月期)◆◆◆

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順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税
1  ちくま新書 空海に学ぶ仏教入門/吉村 均/筑摩書房/800円+税
2  真宗大谷派のゆくえ――ラディカルに問う儀式・差別・靖国/戸次公正/法藏館/2,800円+税
3  親鸞『西方指南抄』現代語訳/新井俊一/春秋社/2,600円+税
4  新潮選書 ごまかさない仏教――仏・法・僧から問い直す/佐々木閑、宮崎哲弥/新潮社/1,400円+税
5  妙好人 千代尼/西山郷史/法藏館/1,200円+税
6  社会に関わる仏教――この現実のただ中で/尾畑文正/樹心社/1,700円+税
7  聞法の用意[校訂版]/蜂屋賢喜代/法藏館/1,400円+税
8  後生の一大事/宮城 リ/法藏館/1,000円+税
9  三木清遺稿「親鸞」――死と伝統について/三木 清著、子安宣邦編/白澤社(現代書館発売)/1,600円+税
10 誤解された親鸞の往生論/小谷信千代/法藏館/1,000円+税

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ご注文に関しましては、法藏館書店ショップサイトをご利用ください。
サイト:http://www.hozokanshop.com


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 15,000円(税別)未満 送料――417円+税 代引手数料 300円+税
 15,000円(税別)以上 送料、代引手数料ともに無料

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おかげさまで400年を迎えることになりました。
仏教風土の都・京都に育てられた、わたしたち。
そよ風が花の香りを伝えるように、これからも、
仏教文化を伝える風でありたいと思います。

2018年04月01日(日) No.2513 (法藏館書店ニュース)

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