法藏館新刊話題の本のお知らせ

2018/5/1 214号【法蔵館書店ニュース】
★★PDF版「法藏館書店ニュース5月号」★★
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  法藏館書店ニュース 5月号(2018/5/1)214号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館重版予定案内

4)法藏館刊行予定案内

5)法藏館書店新着案内

6)特集1:書店おすすめの絵本!

7)特集2:親鸞聖人「和讃」に触れる

8)お知らせ・学会販売・イベント

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
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5、6月の書店休業日
5月のお休み:6日・13日・20日・27日
6月のお休み:3日・10日・17日・24日


▼▼ 話題の本▼▼
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●中外日報〈2018年4月13日掲載〉
『中世東密教学形成論』
田戸大智著・A5判・468頁・本体8,000円+税
ISBN:978-4-8318-6372-0

●佛教学セミナー 第105号
『日韓交流と高麗版大蔵経』
馬場久幸著・A5判・426頁・本体8,500円+税
ISBN:978-4-8318-7396-5

●「チベット仏教ゲルク派 宗学研究室」〈2018年4月7日掲載〉 
●読売新聞[夕刊・大阪本社版]〈2018年3月26日掲載〉
●六大新報〈2018年3月25日掲載〉
『秘密集会タントラ概論』
平岡宏一著・A5判・256頁・本体3,200円+税
ISBN:978-4-8318-6370-6

●中外日報〈2018年4月6日掲載〉 
『妙好人 千代尼』
西山郷史著・B6判・240頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-8768-9

●神社新報 〈2018年4月2日掲載〉
『しあわせの宗教学
――ウェルビーイング研究の視座から』
櫻井義秀編・四六判・346頁・本体2,500円+税
ISBN:978-4-8318-5703-3

●日本歴史 4月号〈2018年4月1日掲載〉
『中世後期 泉涌寺の研究』
大谷由香著・A5判・385頁・本体6,000円+税
ISBN:978-4-8318-6244-0

●仏教タイムス〈2018年3月22・29日合併号掲載〉
[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書]
『仏教英書伝道のあけぼの』
中西直樹、那須英勝、嵩 満也編著
A5判・418頁・本体6,500円+税
ISBN:978-4-8318-5553-4

●日本ソマテック心理学協会機関誌
VOSS Vol.4〈2018年3月22日掲載〉
『仏教の声の技――悟りの身体性』
大内 典著・A5判・310頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6232-7

●チベット文学と映画制作の現在
SERNYA Vol.5 〈2018年3月20日発行〉
『チベット 聖地の路地裏――八年のラサ滞在記』
村上大輔著・A5判・230頁・本体2,400円+税
ISBN:978-4-8318-6234-1

●日本歴史 3月号〈2018年3月1日掲載〉
『中世叡尊教団の全国的展開』
松尾剛次著・A5判・558頁・本体12,000円+税
ISBN:978-4-8318-6059-0

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◆本願寺教団展開の基礎的研究
――戦国期から近世へ【仏教史】
青木 馨著・A5判・458頁・本体9,800円+税
ISBN:978-4-8318-7714-7
蓮如期の門徒急増による在地道場の生成と、これらの道場が由緒・伝承を基盤とする近世的真宗寺院へと成長し、教団内身分を獲得する様相を考察した多年に亘る研究の成果。
■目次
序論 研究史と課題
第T編 三河における地域道場から教団への展開
第U編 本願寺門主制と近世の末寺身分
第V編 本願寺下付物と墨書名号
総論 由緒・伝承の成立  ほか

◆唐代浄土教史の研究【中国仏教】
成瀬純著・A5判・300頁・本体6,500円+税
ISBN:978-4-8318-6373-7
従来の研究において見過ごされてきた唐代浄土教史の問題点を再検証し、通説を見直すことで、教科書的に語られてきた浄土教史にはみられない唐代浄土教の姿を描き出す。
■目次
第一章 蒲州栖巌寺の浄土教
第二章 中国浄土教と自撲懺悔
第三章 弘法寺釈迦才考
第四章 道綽・善導之一家
第五章 道綽伝の齟齬と矛盾  ほか

◆日本天台浄土教思想の研究【仏教/思想史】
ノ澤正志著著・A5判・500頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-7384-2
天台と浄土教思想の双方の教学に通じた気鋭の研究者が、資料を博捜し、日本天台浄土教の祖・源信の思想と、法華・浄土が一体となった日本天台浄土教の諸様相を解明する。
■目次
T 日本天台における浄土教の受用
 第一章 日本天台における浄土教の地位
 第二章 未再治本『六即義私記』の思想  ほか
U 日本天台浄土教の思想的特質と諸問題
 第六章 『妙行心要集』の成立とその思想
 第七章 『菩提要集』の思想  ほか

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◆禅の歴史【仏教】《7刷》
伊吹 敦著・A5判・399頁・本体3,800円+税
ISBN:978-4-8318-5632-6
中国と日本の禅の歴史を宗派や教義に偏らず総覧した初めての書。禅に興味を持ち、学ぶ人の必読書。
■目次
第I篇 禅のあゆみ[中国]
第U篇 禅のあゆみ[日本]
第V篇 禅の現在
参考文献一覧
掲載写真一覧
索引
事項解説索引  ほか

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〈2018年6月 刊行予定〉

◆遺跡から「聖地」へ
――グローバル化を生きる仏教聖地【人類学】
前島訓子著・A5判・328頁・本体4,800円+税
ISBN:978-4-8318-7385-9
生活者の大半が非仏教徒であるインド・ブッダガヤを舞台に、グローバル化の波に巻き込まれつつ、仏教最大の聖地として蘇るプロセスを解明。

◆近代化する金閣――日本仏教教団史講義【仏教史/日本史】
藤田和敏著・四六判・300頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-6376-8
金閣・銀閣を擁する相国寺。その貴重な史料から蘇る、時代の変化に立ち向かった僧侶たちの苦悩と努力の歩み。教団の成立と変遷に焦点を合わせ、新視点で捉え直す日本仏教史。

◆ひとりふたり・・――お盆を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
ISBN:978-4-8318-1147-9
「いのちの言葉」(張 賢徳)、「歳時法話」(藤 兼衆)、「仏教書レビュー」(三砂慶明)、「著者に会いたい」(戸次公正)、「正信偈のこころ」(楠 信生)など。

◆お釈迦さまより長生きしました――禅の道八十年【禅宗】
西村惠信著・四六判・185頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-8198-4
80歳を超えた禅僧が、我が身の「老・病・死」と向き合い、迷いつつ辿り着いた人生の境地。〈目次〉生命といのち、健康至上主義への反省、死に臨む態度、老いて学べば、など。

◆新装版 正信偈講話――上、下【真宗】
蜂屋賢喜代著・四六判・本体各1,800円+税
[上]240頁・ISBN:978-4-8318-6552-6
[下]200頁・ISBN:978-4-8318-6553-3
浄土真宗の宗祖親鸞が著した真宗の要義である「正信偈」を、生活に即して丁寧に講じた入門書。真宗の深い教義を伝える名著が、装いを新たに復刊。

◆正倉院文書と造寺司官人【日本史/仏教】
山本幸男著・A5判・494頁・本体11,000円+税
ISBN:978-4-8318-6243-3
正倉院文書の大半を占める写経関係の帳簿類から、安都雄足・佐伯里足・下道主・上馬養といった、当時の実務官人たちの活動内容を明らかにする。古代史研究者必読の書。

◆東大寺の思想と文化[東大寺の新研究 3]【仏教/日本史/思想史】
栄原永遠男、佐藤 信、吉川真司編・A5判・本体17,000円+税
ISBN:978-4-8318-6023-1
東大寺要録研究会で報告された、東大寺に関する最新研究を収録する論文集の最終巻。第3巻は、東大寺で育まれた思想と文化について儀礼・建築・教学など多様な視点から検討。

◆隠徳のひじり 玄賓僧都の伝説【説話文学】
原田信之著・A5判・270頁・本体2,600円+税
ISBN:978-4-8318-6249-5
鴨長明や良寛も憧れた玄賓僧都。法相六祖といわれた興福寺の高僧ながら、世俗の名声を厭い隠遁。岡山を中心に今も伝わる多数の伝説が初めて1冊に収載。玄賓僧都没後1200年記念出版!

◆明治前期の大谷派教団[龍谷叢書44]【真宗史】
中西直樹編著・A5判・252頁・本体2,800円+税
ISBN:978-4-8318-5554-1
明治中期とくに清沢満之以降に注目が集まる中、未だその全体像が明らかでない石川舜台宗政期の状況など、明治初期における大谷派教団の動向を見るための史料とその解説を収録。

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◆教行信証を生きる
松塚豊茂著・A5判・183頁・本体1,800円+税〈永田文昌堂〉
この世に生をうけた人間の仕事とは何か。生きるとは?死ぬということは何か。本書は『教行信証』を読み解くことで、生きる意味は何か考える。

◆仏教の救い 5
――アジャセ王の帰仏に学ぶ
池田勇諦著・A5判・112頁・本体1,000円+税〈北國新聞社〉
人が犯す罪の問題と、「悪人こそが救われる」という浄土真宗の要について説く。阿弥陀の本願の救済は、人間の行為の良し悪しによって左右されることのない無条件の救済であり、念仏は「偽」なる私の正体を徹頭徹尾照らし出す。真宗はその光を仰いでいく歩みと語る。真宗の真髄を明らかにする1冊。

◆新講 教行信証――行巻8
本多弘之著・A5判・393頁・本体2,600円+税〈樹心社〉
本巻は相応学舎でおこなわれた『教行信証』講義の第79講から第86講まで、『真宗聖典』(東本願寺出版刊)でいうと192頁から196頁までの講義を収録する。

伝道ブックス 80
◆仏さまのよびかけ
藤原千佳子著・新書判・67頁・本体250円+税〈東本願寺出版〉
仏法を聞いても経済的に得をするわけでも、病気が治るわけでもないのに、仏法を聞く必要があるのだろうか……現代社会に生きる私たちは、そんなことを考えてしまいがちではないでしょうか。 著者自らの宗教的原体験である『教行信証』「総序」や和讃などの親鸞聖人のお言葉や、お念仏の教えに生きる人びととの出会いをとおして、仏法を聞くとはどういうことなのかをやさしく語ります。

◆蓮如上人の生涯 下
――史料に見る浄土真宗の歴史
藤井哲雄著・A5判・440頁・本体2,300円+税〈中山書房仏書林〉
浄土真宗中興の祖として知られる蓮如上人の生涯は、誕生から継職、民衆への布教、延暦寺による弾圧、応仁の乱、一向一揆、と波瀾に満ちたものである。本書は御文や消息の他に、弟子の空善や十男実悟がまとめた言行録・伝記類、堅田の本福寺に伝わる史料から、蓮如上人の実像を読み解く。

◆「霊魂」を探して
鵜飼秀徳著・四六判・306頁・本体1,600円+税〈KADOKAWA〉
人々の霊魂観の薄れを感じさせるニュースが相次いでいる。宗教界に目を転じれば、明確な霊魂観を持つところもある一方で、霊魂が存在するのかしないのか答えられない教団もある。現代における日本人の霊魂観を探るため、著者は鎮魂の現場、土葬の風習が残る山村、各地に息衝くシャーマンなど、数々の「霊魂の現場」を訪ね歩いた。ここに日本人の霊魂観が明らかになる。

日本仏教は仏教なのか? 3
◆部派分裂の真実――〔付〕仏教はごまかせない
―佐々木閑教授へのお答え
藤本 晃著・四六判・445頁・本体2,800円+税〈サンガ〉
パーリ聖典を基準にして、これまでの学界の常識を問い直す問題作シリーズ「日本仏教は仏教なのか?」第三巻。最新の仏教学の知見をもとに、仏教史上最大の事件、部派分裂の真実に迫る!

岩波現代文庫 学術 374
◆〈仏典をよむ〉2 真理のことば
中村 元著、前田專學監修・文庫判・218頁・本体1,000円+税〈岩波書店〉
出家に憧れながらも愛欲の世界にとどまり、歯がゆい生を送ったように見える源氏物語の登場人物たち。しかしその曖昧さの中にこそ、日本の思想と文学を貫く、王権と仏法の緊張関係が示されているのではないか――。仏教という補助線によって、顕/冥、男性/女性、夢/現などの物語構造を浮かび上がらせ、日本文学の新たな魅力を引き出す全6章。

角川選書 599
◆仏教からよむ古典文学
末木文美士著・四六判・325頁・本体1,700円+税〈KADOKAWA〉
原始仏典のなかでもっとも有名な「法句経(ダンマパダ)」、ブッダの弟子である僧・尼僧の告白「テーラガーター」「テーリーガーター」、在家信者の心得を説いた「シンガーラへの教え」、仏教王アショーカの詔勅、ギリシア王と高僧との討論として名高い「ミリンダ王の問い」など、仏教興隆期の重要な経典を仏教学の泰斗がわかりやすく解説。

平凡社新書 865
◆一神教とは何か
――キリスト教、ユダヤ教、イスラームを知るために
小原克博著・新書判・238頁・本体820円+税〈平凡社〉
唯一神を信じるキリスト教・ユダヤ教・イスラームが世界の政治・社会・経済に与える影響はきわめて重大かつ重要である。一神教に馴染み薄い日本の読者に向けた、最新・最良の解説書。

◆ビハーラ入門――生老病死に寄り添うために
友久久雄、吾勝常行、児玉龍治編・A5判・258頁
本体1,800円+税〈本願寺出版社〉
仏教者の社会活動である「ビハーラ」を概観。理論と実践を中心に、活動を牽引する15名が分担執筆。初学者必読・活動者待望の一冊.

◆心が軽くなる仏教とのつきあいかた
勝 桂子著・四六判・207頁・本体1,500円+税〈啓文社書房〉
ハッピーになれなければ仏教じゃない!
気軽に通えて話せて、行けば心を軽くできる。そんな「マイいきつけ寺院」を見つけ、リバウンドしない心のおそうじを実現するために。
600人以上の僧侶に聞いた、仏教に関する素朴な疑問への答え。

◆生きる――。
――〈いのち〉と〈こころ〉を見つめて
佐々木恵雲著・四六判・157頁・本体1,000円+税〈阿吽社〉
医師で僧侶で教育者でもある著者が、老いや死とグリーフケア、子育てと親子関係の問題、人間関係の悩みと自殺など、多くの人に共通する悩みや問題について思索をめぐらし、人生をゆたかに生きる指針を示す。

◆〈大逆事件〉と禅僧内山愚童の抵抗
眞田芳憲著・四六判・237頁・本体2,000円+税〈佼成出版社〉
「大逆事件」(明治43年)に連座し、37歳で刑死した禅僧内山愚童(1874-1911)の評伝。従来、社会主義者・無政府主義者の側面が強調されてきた愚童について、彼が書き遺した著作や書簡などから、仏教者としての実像に光をあてる。明治維新から150年目を期して、時代の先を歩んだ一禅者の思想と行動がいま明かされる。

天皇の美術史 1
◆古代国家と仏教美術――奈良・平安時代
増記隆介、皿井 舞、佐々木守俊著・A5判・245頁
本体3,500円+税〈吉川弘文館〉
天皇をはじめとする権力者は、造形の受容と再生産を繰り返し、権力や統率力の継承を試みた。7世紀の仏教美術を「古典」と捉えつつ、従来の時代区分を越えて鎌倉時代までを視野に、天皇と古代仏教美術の関係を探る。

◆行者日誌 新装版――虚空蔵求聞持法
古梶英明著・四六判・199頁・本体1,600円+税〈東方出版〉
6月1日の行の開始から成満の7月21日とその後まで、五十日間にわたり虚空蔵求聞持法を修した体験を、克明に、そして赤裸々に記した行中日誌を公開。

◆梵字入門――願いをかなえる お守り文字
小峰彌彦監修、中野展子著・A5判・141頁
本体1,500円+税〈東京堂出版〉
一つひとつの文字にそれぞれ神聖な力が備わっているとされる梵字。近年、平たい筆で書道したり、お守り代わりに所持する人も多い。寺社めぐり等で梵字に興味をもつ読者にも分かるよう、主な文字の意味や書き方を解説。携帯梵字カードの付録つき。

◆超訳 無門関
ひろさちや著・四六判・324頁・本体2,700円+税〈中央公論新社〉
無門の門より入れ。禅宗のテキスト「無門関」をひろさちやが現代風に読み解いてやさしく解説。宋代の禅僧の無門慧開が編んだ難解な公案もこれで丸わかり! 書き下し文、現代語訳付。

◆新版 続 日本史モノ事典
平凡社編・四六判・431頁・本体2,800円+税〈平凡社〉
暦祭・異界・軍事など縄文時代から昭和30年代に存在した約3000のモノの形と名前がわかる! 『新版 日本史モノ事典』の続編。

◆ツォンカパ中観思想の研究
福田洋一著・A5判・382頁・本体7,000円+税〈大東出版社〉
ダライ・ラマも属するチベット仏教最大宗派のゲルク派。本書はそのゲルク派における中観思想の源流を開祖ツォンカパ自身の著作の中に求め、さらにツォンカパの思想的な展開過程を解明――。すなわちツォンカパの初期中観思想に見られる「中観派の不共の勝法」に焦点を当て、それがどのように成立し、その後のツォンカパの中観思想の展開においてどのように変貌していったかを考察するものである。

原始仏典V 4
◆増支部経典 第4巻
中村 元監修、前田專學編集、服部育郎、松村淳子訳
A5判・408頁・本体7,000円+税〈春秋社〉
『パーリ語三蔵』の「経蔵」に収められている原始仏教経典『増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)』の現代語訳。本巻は「修学すべき人の力」「心に想うこと」「敵意」「罵倒する人」「長い旅」など、第五集(全26章)を収録。

◆親鸞ア學 109
大谷大学真宗学会編・A5判・114頁・本体1,000円+税〈文栄堂〉
■目次
一心帰命と一心願生……延塚知道
無義為義――親鸞晩年の課題と二種回向……中山量純
「愚禿善信」考――文明版『正像末和讃』の選号をめぐって……曇鸞大師「無生の生」の誤謬説を嘆く……鍵主良敬
仏となる道――『教行信証』の諸問題(十七)……金子大榮
自己の根元と自己との対話――願生論(十四)……安田理深

◆佛教學セミナー 第105号
大谷大學佛教學會編・A5判・140頁・本体1,000円+税〈文栄堂〉
■目次
公開講演  初期大乗経典誕生の背景……平岡 聡
書評・紹介 馬場久幸著『日韓交流と高麗版大蔵経』……織田顕祐
論文
 ヴァスバンドゥの経典解釈法(1)
 ――経典の目的(sutrantaprayojana)……上野牧生
 Tattvarthaにおける得・非得の翻訳研究(3)……楠 宏生  ほか

◆佛教學セミナー 第106号
大谷大學佛教學會編・A5判・106頁・本体1,000円+税〈文栄堂〉
■目次
論文 『一乗要決』に見られる二乗永滅説批判
    ――『成唯識論掌中枢要』への反論を中心に……ロバート・F・ローズ
   曇無識訳『涅槃経』における「秘密蔵」……森山結希
書評・紹介
   カンカル・ツルティム・ケサン著『学者の王のお言葉の正しき伝統
   ――一千万の智者の源という叢書:カンカル・ツルティム・ケサン氏の全集
 全十巻…福田洋一
 澤井義次著『シャンカラ派の思想と信仰』…山本和彦  ほか

◆週刊 ニッポンの国宝100 25号〜28号
小林 忠、泉 武夫、山下裕二監修・各A4変判・各41頁
各本体630円+税〈小学館〉
【各号内容】
25号 「東寺 両界曼荼羅/法隆寺 伽藍」
26号 「室生寺/洛中洛外図屏風 舟木本」
27号 「東大寺 伝日光菩薩・伝月光菩薩/浮線綾螺鈿蒔絵手箱」
28号 「早来迎/清水寺」

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◆同朋 5月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 増田喜昭(子どもの本専門店「メリーゴーランド」店主)
 「1冊の本が子どもの人生を変える、そんな出会いを育む場所でありたい。」
◎特集 子どもたちの居場所
●ルポ/お寺においで!――仏さまが見守り、安心して来られる場所に
●仏教の視点から/近藤 章(真宗大谷派僧侶)  ほか

◆大乗 5月号
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税〈本願寺出版社〉
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・DAIJO法話「念仏のこころ 伝える形」――浅野執持
・いのちのえほん「生きつづける いのち」――なかがわあきら×ひじ みえ
・釈徹宗の随縁探訪――ゲスト 岡村喜史さん
・お坊さん み跡をめぐる「出口御坊 光善寺」――宏林晃信
・臨床医のつぶやき「緩和ケアってなぁ〜に?」――川上 明  ほか

◆大法輪 5月号
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税〈大法輪閣〉
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=数字でわかる仏教語辞典
 釈尊と弟子――服部育郎
 仏教の基礎的な教え――服部育郎
 信仰・修行・戒律――須田哲成
 仏教の人間観――武田未来雄
 大乗仏教の基礎的な教え――石田一裕  ほか
 ほとけさまといっしょ〈その一〉墨絵を描く――藤原祐寛  ほか

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┃ 特 集 1   ---- 書店おすすめの絵本!
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◆しんらんさまみ〜つけたっ! 
絵:ひがしはらかつえ・304×230・326頁・本体1,500円+税
しんらんさま(親鸞聖人)のご生涯の出来事を8つの絵で紹介するさがしもの絵本。細かく描きこまれた絵の中から、しんらんさまや法然さまを繰り返しさがすことをとおして、親鸞聖人のご生涯を楽しく学ぶことができます。
〈東本願寺出版〉

◆絵ものがたり正信偈
――ひかりになった、王子さま 
文:浅野執持、絵:市角壮玄・A5判横・48頁・本体1,300円+税
ISBN:978-4-8318-8716-0
誰もが知っているけれど、ホントは知らない南無阿弥陀仏のものがたりとは。イメージをかきたてる絵と語りによって、『正信偈』に込められた親鸞聖人の願いの世界へと誘ってくれる絵本。〈法藏館〉

◆絵で読む阿弥陀経 
構成:臂 美恵、絵:佐川美代太郎・A5判・103頁・本体1,600円+税
『阿弥陀経』についてわかりやすい文章と絵で表現した絵本。『阿弥陀経』の世界を知るために最適な一冊です。他に『絵でよむ 観無量寿経』(本体2,000円+税)もあります。〈西山浄土宗 第一宗務所〉

◆おしゃかさま 
作:本間正樹、絵:たかすかずみ・A4判・32頁・本体1,204円+税
仏教の礎を築いたおしゃかさまは、どのような人だったのでしょうか――? やさしい文章とやわらかなタッチのパステル画で、幼い子にもわかりやすくおしゃかさまの生涯を伝える絵本です。〈佼成出版社〉

◆ジャータカ物語より ウサギのおおまちがい 
文・絵:はやしますみ・A4判・36頁・本体1,389円
あんなことがおきたらどうしようこんなことがあったらどうしようと、まいにちかんがえているウサギがいっぴき。きょうもいつものようにかんがえていると……。
ジャータカ物語を題材に描かれた、リズミカルな文とダイナミックな絵が魅力的な仏教絵本。絵本と読み聞かせの情報誌『この本読んで!』66号で「未来に残したい絵本2017」に選ばれました。〈和光舎〉

◆絵本 極楽 
文:西川隆範、監修:桝田英伸・A4判・32頁・本体1,500円+税
「わたしが君をまもっているから、なにがあってもだいじょうぶだ」大きな存在に見守られる安心感──寺院所蔵の絵を用いて、極楽の世界を表現した絵本。話題を呼んだ『絵本 地獄』と合わせておすすめです。〈風濤社〉

◆いのちの水 
原作:トム・ハーパー、訳:中村吉基、絵:望月麻生・B6判・54頁
本体1,500円+税
旅人の喉を潤し生きる活力を与えてきた「いのちの水」の泉。誰もが飲めるはずだったその水が、いつしか「特別な階級の人たち」によって管理され、泉は大聖堂の壁で囲まれて自由に近づけなくなってしまった……。
カナダ人神学者の辛辣な寓話をもとに、教団が閉鎖的になっていく過程を、シンプルな訳文と消しゴム版画による素朴なイラストで描いた絵本。鋭い視点で宗教・教団のあり方を問う作品として、SNS内の僧侶の間で話題になり、インターネット寺院「彼岸寺」でも紹介された話題の一冊。〈新教出版社〉

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┃ 特 集 2   ----親鸞聖人「和讃」に触れる
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親鸞聖人が浄土真宗の教えを民衆にもわかりやすいように、当時の流行歌「今様」の形にして作られた「和讃」。この「和讃」をテーマにした英月さんの新刊発売にちなんで、和讃に関する書籍を集めました。

◆そのお悩み、親鸞さんが解決してくれます
――英月流「和讃」のススメ
英月著・四六判・264頁・本体1,700円+税
テレビ出演や新聞連載など、幅広く活躍中の英月さんの新刊。今も昔も変わらない恋愛・仕事・人生のさまざまな「お悩み」を、英月さんが「三帖和讃」から選りすぐりの和讃を手がかりに解決します。仏教の知識がない方にも親しんでいただける、わかりやすい和讃入門書。〈春秋社〉

◆三帖和讃ノート
豊原大成編著・A5判
● 浄土和讃篇  285頁・本体2,000円+税
● 高僧和讃篇  303頁・本体2,000円+税
● 正像末和讃篇 315頁・本体2,500円+税
意訳や語句の解説だけでなく、左訓や出拠となる聖教の御文なども一首ごとに収録した充実の内容。和讃の内容を理解し味わう参考として、僧侶から一般の方まで座右に置いておきたいシリーズです。〈自照社出版〉

◆危機意識に立つ――『正像末和讃』に聞く
池田勇諦著・A5判・174頁・本体1,200円+税
名古屋教区の2013年度「聖典研修」における同名の講義全6回を収録。『正像末和讃』を宗祖の「時機に対する悲嘆」と捉え、「悲嘆」=「危機意識」をキーワードにそれぞれの和讃を読み解いていきます。聞法することは「危機意識を知らされていく」、すなわち「安心している私が揺さぶられる」ことであると述べる筆者の、厳しくも熱い求道心がみなぎる一冊。 〈真宗大谷派名古屋別院〉

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■中外日報 「宗教文化講座」   [法藏館書店 協賛・出店]

テーマ:「今 ここに生きる――未来への伝言」
◆第 2 回 : 5月19日(土) 「現代人の忘れもの――物から心の時代へ」
〈龍谷大学響都ホール校友会館(JR京都駅八条東口から徒歩1分)・定員:362〉
                  法相宗大本山 薬師寺管主 村上太胤氏
◆第 3 回 : 9月15日(土) 「たった一度の人生の今をどう生きるか」
〈しんらん交流館(JR京都駅中央口から北へ徒歩10分) 大谷ホール・定員:500〉
                  愛知専門尼僧堂堂長 青山俊董氏
◆第 4 回 :10月13日(土) 「医療現場で求められる仏教」
〈京都新聞文化ホール(地下鉄烏丸線丸太町駅7番出口すぐ)・定員:400〉
                  医師・龍谷大学大学院教授 田畑正久氏

※受講申し込み・お問い合わせ ⇒ 中外日報社営業局出版事業部

〒601-8004 京都府京都市南区東九条東山王町9番地
TEL:075-682-1625 FAX:075-682-1722
Eメール:shuppan@chugainippoh.co.jp

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歴史学研究会
期間:2018年5月26日(土)〜27日(日)
会場:早稲田大学 早稲田キャンパス
アクセス:地下鉄東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩5分

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――和讃曲集「釈迦弥陀は慈悲の父母」出版記念コンサート――
作曲家 平田聖子の世界  親鸞が音楽で現代に甦る。 親 鸞

楽譜、CD好評発売中!

日時:2018年6月10日(日) 13:30開場 14:00開演
会場:京都コンサートホール
(地下鉄烏丸線北山駅1番または3番出口 南へ徒歩5分
◎チケット料金:3,500円(全席指定)
チケット取り扱い:チケットぴあ、京都コンサートホール、ロームシアター京都

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(3月期)◆◆◆

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順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税
1  SHODO勝道上人伝/巻来功士/集英社/620円+税
2  真宗大谷派のゆくえ――ラディカルに問う儀式・差別・靖国/戸次公正/法藏館/2,800円+税
3  聞法の用意[校訂版]/蜂屋賢喜代/法藏館/1,400円+税
4  仏教の救い 5――アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/北國新聞社/1,000円+税
5  門徒ことば――語り継がれる真宗民語/三島清円/法藏館/1,200円+税
6  講談社まんが学術文庫 歎異抄/Teamバンミカス/講談社/600円+税
7  やわらか子ども法話/桜井俊彦/法藏館/1,000円+税
8  暮らしの中に仏教を見つける/織田顕祐/法藏館/1,000円+税
9  真宗門徒はどこへ行くのか――崩壊する伝承と葬儀/蒲池勢至/法藏館/1,800円+税
10 後生の一大事/宮城 リ/法藏館/1,000円+税

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 15,000円(税別)以上 送料、代引手数料ともに無料

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おかげさまで400年を迎えることになりました。
仏教風土の都・京都に育てられた、わたしたち。
そよ風が花の香りを伝えるように、これからも、
仏教文化を伝える風でありたいと思います。

2018年05月01日(火) No.2534 (法藏館書店ニュース)

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