法藏館新刊話題の本のお知らせ

2018/6/1 215号【法蔵館書店ニュース
★★PDF版「法藏館書店ニュース6月号」★★
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  法藏館書店ニュース 6月号(2018/6/1)215号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館刊行予定案内

4)法藏館書店新着案内

5)特集1:死生観の一歩先へ

6)お知らせ

7)イベント・学会販売

8)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
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6、7月の書店休業日
6 月のお休み:3日・10日・17日・24日
7 月のお休み:1日・8日・15日・22日・29日


▼▼ 話題の本▼▼
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●中外日報〈2018年5月11日掲載〉
『近世仏書の文化史
――西本願寺教団の出版メディア』
万波寿子著・A5判・440頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-6238-9

●ダヴィンチ6月号〈2018年6月6日発行〉、●信濃毎日新聞、●神奈川新聞、
●琉球新報、●大分合同新聞、●京都新聞、●秋田魁新報、●宮崎日日新聞、
●神戸新聞など多数掲載
『韓国ふしぎ旅』
小竹裕一著・四六判・205頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-5648-7

●出版ニュース 5月上旬号〈2018年5月1日発行〉
『しあわせの宗教学
――ウェルビーイング研究の視座から』
櫻井義秀編・四六判・346頁・本体2,500円+税
ISBN:978-4-8318-5703-3

●新潟日報〈2018年4月27日掲載〉
●信濃毎日新聞〈2018年4月19日掲載〉
『お坊さんでスクールカウンセラー』
坂井祐円著・四六判・200頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-8767-2

●仏教タイムス〈2018年4月26日掲載〉
『近世仏教論』
西村 玲著・A5判・420頁・本体4,800円+税
ISBN:978-4-8318-6247-1

●仏教タイムス〈2018年5月17日掲載〉
『反省会雑誌』とその周辺
シリーズ 近代日本の仏教ジャーナリズム 第1巻
赤松徹眞編著・A5判・384頁・本体6,000円+税
ISBN:978-4-8318-5571-8

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◇┓  法藏館 新刊案内
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◆ひとりふたり・・――お盆を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
※30冊以上は本体100円+税、100冊以上は送料無料
身近な話題から仏教・真宗の教えにふれる聞法誌。
暮らしに役立つ仏教の知識が満載!
【定期購読受付中!】定期購読をお申込みいただくと……
  通常注文より、優先的にいち早くお届け!
  買い忘れなく安心! などのお得感満載!
  詳しくは、法藏館書店までお問い合わせください。
《 目 次 》
◎いのちの言葉 自殺を防ぎたい/張 賢徳
◎歳時法話 お墓まいりに思う/藤 兼衆
◎お寺でヨーガ
暑さを乗り切る胃腸の養生/Yai
◎大住誠のお悩み相談室
「新しい心理療法」の模索A/大住 誠
◎はてなの仏教用語 観察/木村宣彰
◎生活六法全書 死後離婚を考えるA/出口治男
◎ブラジルだより
パラグアイ、ピラポ川の灯籠流し/泉原 秀
◎おうちで精進料理(夏)
枝豆の納豆揚げ/西川玄房
◎仏教書レビュー 仏教語を読む/三砂慶明
◎著者に会いたい 意味不明でありがたいのか/戸次公正
◎正信偈のこころ 大乗無上の法/ 楠 信生

◆遺跡から「聖地」へ
――グローバル化を生きる仏教聖地【人類学/社会学】
前島訓子著・A5判・328頁・本体4,800円+税
ISBN:978-4-8318-7385-9
生活者の大半が非仏教徒であるインド・ブッダガヤを舞台に、グローバル化の波に巻き込まれつつ、遺跡およびその周辺が仏教最大の聖地として蘇るプロセスを解明。
■目次
第一章 先行研究の検討
第二章 忘れられた「仏教聖地」の蘇生
第三章 「仏教聖地」における宗教的空間の再構築
第四章 「聖地」再建の舞台――「仏教聖地」の多元的現実
第五章 問い直される「仏教聖地」――「仏教聖地」は誰のものか?  ほか

◆お釈迦さまより長生きしました
――禅の道八十年【禅宗】
西村惠信著・四六判・185頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-8198-4
80歳を超えた禅僧が、我が身の「老・病・死」と向き合い、迷いつつ辿り着いた人生の境地。
■目次
仏縁に導かれて
仏教的生き方とは
課題としての仏教
いのちを見つめて生きる
「超える」ということ
大いなる心
禅者の面目
生命といのち
「哀しみ」という力
健康至上主義への反省
粗食のすすめ
山の音  ほか

◆近代化する金閣
――日本仏教教団史講義【仏教史/日本史】
藤田和敏著・四六判・300頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-6376-8
金閣・銀閣を擁する相国寺。その貴重な史料から蘇る、時代の変化に立ち向かった僧侶たちの苦悩と努力の歩み。教団の成立と変遷に焦点を合わせ、新視点で捉え直す日本仏教史。
■目次
凡 例
はじめに
第一部 室町・戦国時代の相国寺
第二部 江戸時代の相国寺
第三部 明治〜昭和期の相国寺  ほか

◆隠徳のひじり 玄賓僧都の伝説【説話文学】
原田信之著・A5判・270頁・本体2,600円+税
ISBN:978-4-8318-6249-5
法相六祖の一人、平安時代の高僧・玄賓僧都。鴨長明『発心集』や能「三輪」のワキとして登場する等、隠遁聖の祖として全国に多数伝わる魅力的な伝説を網羅した初の研究書。
■目次
口 絵
序 章 玄賓僧都伝説の魅力と意味
備中国(岡山県)編
第一章 備中国における玄賓生誕地伝説と臍帯寺
第二章 備中国湯川寺における玄賓僧都伝説  ほか
大和国(奈良県)・伯耆国(鳥取県)編
第一章 大和国三輪の玄賓僧都伝説――大神神社・玄賓庵
第二章 伯耆国の玄賓僧都伝説と阿弥陀寺  ほか

◆新装版 正信偈講話 上・下【真宗】
蜂屋賢喜代著・四六判・本体各1,800円+税
[上]240頁・ISBN:978-4-8318-6552-6
[下]200頁・ISBN:978-4-8318-6553-3
浄土真宗の宗祖親鸞が著した真宗の要義である「正信偈」を、生活に即して丁寧に講じた入門書。真宗の深い教義を伝える名著が、装いを新たに復刊。
■目次
[上]
第一篇 大意
第一章:題号について
第二章:聖人の帰敬  ほか
第二篇 真宗の正意 
第一章:法蔵菩薩の発願 
第二章:五劫の思惟と永劫の修行  ほか
[下]
第三篇 三朝七僧の流伝
第一章:龍樹菩薩
第二章:天親菩薩
第三章:曇鸞和尚  ほか
第四篇 信を勧めたもう
あとがき

龍谷叢書44
◆明治前期の大谷派教団【真宗史/史料】
中西直樹編著・A5判・252頁・本体2,800円+税
ISBN:978-4-8318-5554-1
明治中期とくに清沢満之以降に注目が集まる中、未だその全体像が明らかでない石川舜台宗政期の状況など、明治初期における大谷派教団の動向を見るための史料とその解説を収録。
■目次
はじめに
第一部 明治期大谷派の宗政史概説
第二部 石川舜台とアジア布教
第三部 教団改革運動への胎動  ほか

◆正倉院文書と造寺司官人
【日本史/仏教史】
山本幸男著・A5判・494頁・本体11,000円+税
ISBN:978-4-8318-6243-3
正倉院文書の大半を占める写経関係の帳簿類から、安都雄足・佐伯里足・下道主・上馬養といった、当時の実務官人たちの活動内容を明らかにする。古代史研究者必読の書。
■目次
序章 正倉院文書研究の視覚と方法――本書の梗概を通して――
T 安都雄足
U 写経所をめぐる人々
V 下道主と上馬養  ほか

東大寺の新研究 3
◆東大寺の思想と文化【仏教/日本史/思想史】
栄原永遠男、佐藤 信、吉川真司編・A5判・本体17,000円+税
ISBN:978-4-8318-6023-1
東大寺要録研究会で報告された、東大寺に関する最新研究を収録する論文集の最終巻。第3巻は、東大寺で育まれた思想と文化について儀礼・建築・教学など多様な視点から検討。
■目次

第一部 東大寺と華厳学
第二部 東大寺の諸像と絵画
第三部 東大寺の建築
第四部 諸文献と東大寺  ほか


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〈2018年7月 刊行予定〉

◆新装版 四十八願講話 上・下【真宗】
蜂屋賢喜代著・四六判・本体各2,000円+税
[上]280頁・ISBN:978-4-8318-6554-0
[下]258頁・ISBN:978-4-8318-6555-7
『大無量寿経』に説かれる四十八願を、第一願より順番に説き明かす名講話が、装いを新たに復刊。

◆カンタン英語で浄土真宗入門【真宗】
大來尚順著・四六判・126頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-2502-5
難しい仏教用語も英語で説明するとスッと理解できる。テレビ朝日「ぶっちゃけ寺」に出演していた、もとハーバード大学研究員のお坊さんによる、新感覚仏教入門書。

◆植民地近代という経験
――植民地朝鮮と日本近代仏教【近代史/仏教】
諸 点淑著・A5判・356頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-5552-7
植民地朝鮮における日本仏教の社会事業を主題に、植民地という特殊空間で表出する日本仏教の「近代性」を、宗主国日本と植民地朝鮮との拮抗・連関関係などに注目しつつ検討。

◆法語絵はがき おかげさま【仏教】
絵/ことば=吉田ゆずる・はがき(12枚セット、ケース付)
本体350円+税
ISBN:978-4-8318-9908-8

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講談社学術文庫 2432
◆新版 法然と親鸞の信仰〈講談社〉
倉田百三著・文庫判・375頁・本体1,210円+税
「信仰というものは、生きるために必要な、日々に欠くことの出来ない、実際に役立つものでなくてはならぬ。心の平和のためにも、また身体をいわゆる肉弾となして、実生活にぶっ突かって行く時にもなくてはならない最後の『拠りどころ』でなくてはならぬ」と考える著者が、法然と親鸞の信仰について、情熱をかたむけて説いた名著。

◆七日参りのお話
――大切な人を送った人へ〈自照社出版〉
竹中尚文著・四六判・93頁・本体1,000円+税
親を亡くした子どもへ無常の理を説き、遺族の喪失感を癒す、四十九日までの仏教に出遇う中陰法話集。

まんが学術文庫
◆歎異抄〈講談社〉
唯円原作(親鸞述)、Teamバンミカス著・文庫判・190頁
本体600円+税
末法思想に包まれた1200年代の日本に、ただただ阿弥陀の言葉を伝えるために、縦横無尽に巡る元気坊主・唯円の活躍を楽しみつつ、親鸞の有名な言葉「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」の深い深い意味に、あらためて耳を傾けよう!

◆そのお悩み、親鸞さんが解決してくれます
――英月流「和讃」のススメ〈春秋社〉
英月著・四六判・264頁・本体1,700円+税
人の悩みというのは、今も昔もたいして変わらないものです。そんなみなさんの「お悩み」をざっくり恋愛・仕事・人生にわけて、英月が親鸞さんの「御和讃」で解決します。親鸞さんの伝える仏さまのありがたい教えが、私たちを導きます。

◆近代真宗教学 往生論の真髄〈方丈堂出版〉
鍵主良敬著・四六判・275頁・本体2,300円+税
曽我量深など近代真宗教学者は、果たして親鸞の“往生論”を誤解したか? 近年再燃する親鸞の“往生論”論争を、はじめて真っ正面から検証する待望の1冊。

曽我量深に聞く
◆宗教的要求の象徴・法蔵菩薩
――限りなく純粋感性を求めて〈大法輪閣〉
那須信孝著・四六判・420頁・本体3,000円+税
仏教学者・曽我量深が遺した厖大な論考を丹念に読み解き、唯識思想を基盤として真宗学を打ち立てた曽我の根本にある、法蔵菩薩と阿頼耶識の関係を詳しく考究する。

宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念V
◆法話集 柔軟心〈順教寺〉
幡谷 明、松本梶丸、一楽 真著・A5判・126頁
本体1,000円+税
本書は順教寺にて行なわれた、幡谷明師の「委託と応答――知恩報徳の歴史」、松本梶丸師の「凡夫――いのちの名告り」、一楽真師の「宗祖に遇うということ」の各法話をまとめたもの。

◆歎異抄はじめました
――親鸞聖人から届いたメッセージ〈本願寺出版社〉
釈 徹宗、大平光代著・四六判・205頁・本体1,400円+税
親鸞聖人の言行録や手紙、その妻・恵信尼公の手紙から見えてくるのは、人生に苦悩する等身大の人間像。宗教学者・釈徹宗氏と弁護士・大平光代氏が、その内実に迫って語り合う対談本。若者たちを交え、『歎異抄』から現代社会の悩みを掘り下げる討論会も収録。

白山市文化創生プロジェクト
◆DVD版 光る世を抱きつつむ
――伝道の旅人 暁烏敏〈明達寺〉
企画製作:白山市、構成・シナリオ:暁烏照夫・本体1,000円+税
郷土の偉大な先達、暁烏 敏師が、近代日本の思想界に残した大きな功績を、現在の明達寺の様子や、寺に残されている敏ゆかりの品々、古写真からその生涯をたどっていきます。歌などを中心に誰でも親しみやすく観られる貴重な映像作品。

◆私の親鸞聖人伝〈自照社出版〉
板倉耕整著・B6判・71頁・本体1,000円+税
親鸞聖人のご生涯については、自身の個人的なできごとについて記録や記載が残されていないため、よくわかっていません。本書は、親鸞聖人の著作や『御伝鈔』からそのご生涯を描きます。

◆人は「死後の世界」をどう考えてきたか〈KADOKAWA〉
中村圭志著・四六判・383頁・本体1,800円+税
文学や神話、諸宗教の死の教えなどを引きながら、人がどのように「死後の世界」を捉えてきたのかを読みとく。輪廻、冥界、天国、地獄、終末思想など、古来語られてきた概念から、臨死体験言説、ニューエイジ、ファンタジーの中の死生観など、宗教の権威が薄くなった近現代の来世観までをていねいに紐解いていく。

◆宗教と資本主義・国家
――激動する世界と宗教〈KADOKAWA〉
池上 彰、佐藤 優、松岡正剛、碧海寿広、若松英輔著
四六判・196頁・本体1,600円+税
世界宗教の論理や各国の制度を探究し、それぞれの「思想」の重要性を訴えている第一線の研究者・識者が、「宗教と資本主義・国家」を巡り、意見を交わした。第一線の識者・研究者が現在地を照らす!!

◆仏像 みる・みられる〈KADOKAWA〉
多川俊映著・四六判・235頁・本体1,600円+税
仏教の基礎から始まり、仏教はなぜ「かたち」を重視するのか、さまざまな「仏像のみかた」を易しく読み解く。仏像を見るということは仏像(仏眼)にみられることであり、「みられている」という感覚が「見守られている」という身体感覚に変われば、それが究極の仏との出会い方である。

◆日本仏教の展開
――文献より読む史実と思想〈春秋社〉
大久保良峻編著・A5判・378頁・本体3,600円+税
仏教学・歴史学・宗教学各分野の第一人者が、その時代を象徴する文献をとりあげ、仏教が古代から近代にかけてどのように変容・発展していったかを解説。読者自身が実際の原典に触れて学べる新しい形の日本仏教史。

◆日本仏教を捉え直す〈一般財団法人 放送大学教育振興会〉
末木文美士、頼住光子編著・A5判・289頁
本体3,000円+税
仏教研究は次第に新しい進展を見せ、従来の常識が大きく書き換えられつつある。日本仏教に関する最新の成果を披露し、現代につながる問題を考える。日本仏教の可能性にも言及。

◆仏心のひとしずく〈春秋社〉
横田南嶺著・四六判・204頁・本体1,600円+税
悲しみを越え、苦難を越えて、生きてあることの〈いのち〉のいとおしさとつよさを、しみじみと滋味豊かに語る。いま注目の禅宗(臨済宗)の円覚寺派管長が、人としてあることの〈目覚め〉を切々とうったえる鮮烈な仏教エッセイ。

◆心経禅解
――生活禅から『般若心経』を読む〈山喜房佛書林〉
浄慧法師著、中嶋隆藏訳・四六判・372頁
本体5,800円+税
本書は浄慧法師(1933-2013)著『心経禅解』(北京、文化芸術出版社、2010年)に訳注を施したもの。『心経禅解』は、「生活禅」を提唱する浄慧法師が、その立場からおこなった『般若心経』についての講話を収録したものです。浄慧法師は、『般若心経』をどう理解しどう活用すべきか、仏教教理学についての幅広い知識と参禅修行、社会的政治的体験を踏まえながら平易に解き明かします。

岩波新書 新赤版 1709
◆インド哲学10講〈岩波書店〉
赤松明彦著・新書判・258頁・本体840円+税
二千年以上にわたり重ねられてきたインドの思想的営みから、私たちは何を学ぶことができるのか。世界のなりたち、存在と認識、物質と精神、業と因果、そして言葉それ自体についての深い思索の軌跡を、具体的なテキスト読解をふまえながら学ぶ。難解と思われがちなインド哲学のおもしろさと広がりをとらえる、刺激的な入門書。

◆訳注 般若心経秘鍵〈春秋社〉
松長有慶著・四六判・244頁・本体2,200円+税
空海が真言密教の立場から『般若心経』を解釈した『般若心経秘鍵』を明快に読解。付録には現代的視点から語る「般若心経に聞く」も掲載。『空海 般若心経の秘密を読み解く〈増補版〉』の改題新版。

◆週刊 ニッポンの国宝100 29号〜32号〈小学館〉
小林 忠、泉 武夫、山下裕二監修・各A4変判・各41頁
各本体630円+税
【各号内容】
29号 「向源寺 十一面観音/紅白芙蓉図」
30号 「醍醐寺/信貴山縁起絵巻」
31号 「仏涅槃図/出雲大社」
32号 「浄土寺/彦根屏風」

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◆同朋 6月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 小林聡美さん(俳優)
「人や文化との新たな出会いに、日頃見過ごしていた発見があります。」
◎特集 植物に学ぶ
●仏教ゆかりの植物図鑑/絵:大島加奈子
●親鸞万華鏡/6月号のゲスト:最首 悟さん(和光大学名誉教授)
●ペコロスのほどけてしゃがんで/岡野雄一  ほか

◆大乗 6月号
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税〈本願寺出版社〉
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・いのちのえほん「いのちのとに つつまれて」――なかがわあきら×ひじ みえ
・釈徹宗の随縁探訪――ゲスト 岡村喜史さん
・DAIJO法話「やわらかな顔 やさしい言葉」――浅野執持
・お坊さん み跡をめぐる「西山別院」――宏林晃信
・臨床医のつぶやき「緩和ケアってなぁ〜に?」――川上 明  ほか

◆大法輪 6月号
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税〈大法輪閣〉
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載
■目次
特集=常識を超えた禅僧に生き方を学ぶ
 〈法話〉禅的生き方で常識を打ち破る――横田南嶺
 中国の禅僧@《達摩から六祖、青原の系譜》――小川 隆
 中国の禅僧A《南岳の系譜》――山田真隆
 日本の禅僧@《曹洞宗系》――佐藤秀孝
 日本の禅僧A《臨済宗・黄檗宗系》――笠 龍桂
 近代の禅僧@《曹洞宗系》――石井清純/熊本英人
 近代の禅僧A《臨済宗・黄檗宗系》――住谷瓜頂  ほか

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┃ 特 集 1   ---- 死生観の一歩先へ
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選者:坂井祐円(さかい ゆうえん)
1972年生。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。臨床心理士。真宗大谷派僧侶。普段は、公立の学校でスクールカウンセラーをしている。最新刊に、『お坊さんでスクールカウンセラー』(法藏館)がある。

◆仏教からケアを考える
坂井祐円著・A5判・320頁・本体6,000円+税
ISBN:978-4-8318-5701-9
私たちは、死者からケアされている。ケアの営みを仏教に照らして考えていくうちに、死者と出会うことになった。人と人とのケアの関わりの根底には、大いなる慈悲がいつもはたらいている。慈悲とは、死者からの呼びかけであり、菩薩の根源的な願いである。そのことに気づいたとき、ケアはいのちの響き合いとなる。〈法藏館〉

◆ケアの根源を求めて
西平 直、中川吉晴編著・四六判・288頁・本体2,800円+税
ケアしているのは本当に「私」なのか。ケアの主体をめぐって、4人の議論は始まった。お互いの疑問やズレ、違和感に留意しながら、やがて対話となり、ゆっくりとケアの根源へと降りてゆく。驚いたことに、ケアの根源の先には、仏教の思想伝統が待っていた。この本は、ケアの本であるとともに、仏教の本でもある。〈晃洋書房〉

◆誕生のインファンティア
――生まれてきた不思議、死んでゆく不思議、生まれてこなかった不思議
西平 直著・四六判・280頁・本体3,600円+税
母親になったばかりの女性が子育ての中でふと感じることと、ハイデガーの哲学をつないでみたい。とりわけ、わが子が生まれてこない可能性もあった、という不思議に焦点を当てている。〈存在の問いが発せられる言葉以前の場=インファンティア〉としての子どもをめぐって、死生学の盲点に踏み込んでゆく。〈みすず書房〉

筑摩選書
◆瞬間を生きる哲学
――〈今ここ〉に佇む技法
古東哲明著・四六判・272頁・本体1,600円+税
いまこの瞬間の中にすべてがある。人生の意味も、美も生命も愛も永遠も、なんなら神さえも。だから瞬間を生きよう、先のことばかり考えず、今ここの輝きの中にいよう。〈今ここ〉が、いかにとんでもない奇蹟であるのかを実感できる本。瞬間を生きるための実践法まで丁寧に描かれている。臨生思想の結晶である。〈筑摩書房〉

◆魂にふれる
――大震災と、生きている死者
若松英輔著・四六判・225頁・本体1,800円+税
この本が紡ぎ出す死者論は、なぜか人の心をつかんで離さない。悲しみは死者が近づく合図であるという。心の奥で誰もがくすぶっている悲しみが、染み出るように呼び覚まされてくる。気がつけば、いつの間にか死者と出会っている。死者と共に生きていることを静かに受け止めている。そんな温もりに満ちた本である。〈トランスビュー〉

神谷美恵子コレクション
◆生きがいについて
神谷美恵子著・柳田邦男解説・四六判・360頁・本体1,600円+税
もはや古典と呼んでもいいはずなのに、この本は全く時代を感じさせない新鮮な輝きを放っている。物質文明が苛烈になればなるほど、生きがいの問題はますます大きく私たちにのしかっかてくる。高度な情報化社会の中でとまどい、人間らしさが危機にさらされている今だからこそ、この本のもつ言葉の深みを味わいたくなる。〈みすず書房〉

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■POD(プリント・オン・デマンド)版 書籍販売開始!

歴史、文学など研究には欠かせない貴重な書籍を復刊していきます。

◆黒田俊雄著作集 黒田俊雄著

 @権門体制論 本体5,000円+税
 A顕密体制論 本体5,300円+税

◆中國佛教の研究 横超慧日著

 @ 本体5,000円+税
 A 本体3,900円+税
 B 本体3,600円+税

※現在のお取り扱いは、Amazon、三省堂書店(本店、ネット)のみ。
 三省堂書店本店では最短30分から。本店以外は3日から1週間程でお取り寄せ致します。
※法藏館書店での販売はございません。

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■新 住岡夜晃選集 全5巻
四六判・上製函入・各巻平均300頁・ISBN:978-4-3818-4270-1 ※分売不可

学仏道場・真宗光明団を創設した住岡夜晃(1895-1949)。終生求道者であり教育者であった夜晃の著作には、彼の本願の宗教に対する深い領解と、親鸞教学に対するあつい体解があらわれており、現代でも輝きを失うことはありません。真宗光明団を創立して以来、死去するまでの31年間の珠玉の文章を収録した決定版!

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9月末まで特価予約受付中!特価14,000円(税込、送料込)

■全巻内容
第1巻 僧伽の誕生
第2巻 不退の歩み
第3巻 真実
第4巻 一筋の道
第5巻 仏法ひろまれ

詳細は営業部・木村(075-343-0458)まで

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■中外日報 「宗教文化講座」   [法藏館書店 協賛・出店]

テーマ:「今 ここに生きる――未来への伝言」
◆第 2 回 : 5月19日(土) 「現代人の忘れもの――物から心の時代へ」
〈龍谷大学響都ホール校友会館(JR京都駅八条東口から徒歩1分)・定員:362〉
                  法相宗大本山 薬師寺管主 村上太胤氏
◆第 3 回 : 9月15日(土) 「たった一度の人生の今をどう生きるか」
〈しんらん交流館(JR京都駅中央口から北へ徒歩10分) 大谷ホール・定員:500〉
                  愛知専門尼僧堂堂長 青山俊董氏
◆第 4 回 :10月13日(土) 「医療現場で求められる仏教」
〈京都新聞文化ホール(地下鉄烏丸線丸太町駅7番出口すぐ)・定員:400〉
                  医師・龍谷大学大学院教授 田畑正久氏

※受講申し込み・お問い合わせ ⇒ 中外日報社営業局出版事業部

〒601-8004 京都府京都市南区東九条東山王町9番地
TEL:075-682-1625 FAX:075-682-1722
Eメール:shuppan@chugainippoh.co.jp



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■『近代化する金閣』(法藏館刊)刊行記念トークイベント開催
『金閣と京都の寺院拝観』
講師:藤田和敏氏(大本山相国寺史編纂室研究員)
日時:6月9日(土) 15時〜 参加無料
会場:ジュンク堂書店難波店内特設会場
定員:30名(予約優先、自由席)
※満席の場合は、お立見となります。
お問い合わせ・座席のご予約等は
ジュンク堂書店難波店カウンター TEL:06-4396-4771

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日本宗教民俗学会
期間:2018年6月9日(土)
会場:大谷大学 慶聞館
アクセス:京都市営地下鉄烏丸線(国際会館行)北大路駅上

日本宗教文化史学会 
期間:2018年6月23日(土)
会場:京都府立大学 稲盛記念館
アクセス:地下鉄烏丸線(国際会館行)北山駅下車、正門まで南へ約600m
地下鉄烏丸線(国際会館行)北大路駅下車、南門まで東へ約800m

大阪歴史学会 
期間:2018年6月24日(日)
会場:大阪市立大学 杉本キャンパス
アクセス:JR阪和線杉本町駅下車から徒歩10分
市営地下鉄御堂筋線あびこ駅下車から徒歩15分

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(5月期)◆◆◆

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順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税
1  近代真宗教学 往生論の真髄鍵主良敬/方丈堂出版/2,300円+税
2  講談社まんが学術文庫 歎異抄/唯円原作、Teamバンミカス著/講談社/600円+税
3  法話集 柔軟心/幡谷 明・松本梶丸・一楽 真/順教寺/1,000円+税
4  仏教の救い 5――アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/北國新聞社/1,000円+税
5  お坊さんでスクールカウンセラー/坂井祐円/法藏館/1,800円+税
6  六十三歳の親鸞――沈黙から活動の再開へ/今井雅晴/自照社出版/800円+税
7  七日参りのお話――大切な人を送った人へ/竹中尚文/自照社出版/1,000円+税
8  宗教的要求の象徴・法蔵菩薩――限りなく純粋感性を求めて/那須信孝/大法輪閣/3,000円+税
9  そのお悩み、親鸞さんが解決してくれます――英月流「和讃」のススメ/英月/春秋社/1,700円+税
10 中公新書 浄土真宗とは何か――親鸞の教えとその系譜/小山聡子/中央公論新社/860円+税

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おかげさまで400年を迎えることになりました。
仏教風土の都・京都に育てられた、わたしたち。
そよ風が花の香りを伝えるように、これからも、
仏教文化を伝える風でありたいと思います。

2018年06月01日(金) No.2571 (法藏館書店ニュース)

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