法藏館新刊話題の本のお知らせ

2018/7/1 216号【法蔵館書店ニュース】
★★PDF版「法藏館書店ニュース7月号」★★
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  法藏館書店ニュース 7月号(2018/7/1)216号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館重版案内

4)法藏館刊行予定案内

5)法藏館書店新着案内

6)特集1:聖典・聖教の教えを味わう

7)特集2:東井義雄の著書

8)お知らせ・イベント

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
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7、8月の書店休業日
7月のお休み:1日・8日・15日・22日・29日
8月のお休み:5日・12日・14日〜16日(お盆休み)・19日・26日


▼▼ 話題の本▼▼
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●大法輪 7月号〈2018年7月1日掲載〉
●モルゲン 6月号〈2018年6月6日掲載〉
『お坊さんでスクールカウンセラー』
坂井祐円著・四六判・200頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-8767-2

●宗教研究 第391号〈2018年6月30日掲載〉
『中世叡尊教団の全国的展開』
松尾剛次著・A5判・558頁・本体12,000円+税
ISBN:978-4-8318-6059-0

●東奥日報〈2018年日5月30日掲載〉
●山梨日日新聞〈2018年日5月27日掲載〉
●岐阜新聞〈2018年5月20日掲載〉
●中外日報〈2018年5月18日掲載〉
『韓国ふしぎ旅』
小竹裕一著・四六判・205頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-5648-7

●洛北史学 第20号〈2018年6月1日掲載〉
『「天橋立学」への招待
――“海の京都”の歴史と文化』
天橋立世界遺産登録可能性検討委員会編
A5判・332頁・本体1,500円+税
ISBN:978-4-8318-6236-5

●中外日報〈2018年6月1日掲載〉
『ポスト・アンベードカルの民族誌
――現代インドの仏教徒と不可蝕民解放運動』
根本 達著・A5判・362頁・本体5,000円+税
ISBN:978-4-8318-5704-0

●中外日報〈2018年5月25日掲載〉
『南都学・北嶺学の世界の世界
――法会と仏道』
楠 淳證編・A5判・300頁・本体4,500円+税
ISBN:978-4-8318-6374-4

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◇┓  法藏館 新刊案内
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◆新装版 四十八願講話 上・下【真宗】
蜂屋賢喜代著・四六判・本体各2,000円+税
[上]280頁・ISBN:978-4-8318-6554-0
[下]258頁・ISBN:978-4-8318-6555-7
浄土真宗の根本経典である『大無量寿経』に説かれた四十八願を、一願から順に易しく説き明かした講話集。真宗の深い教義を伝える名著が、30年ぶりに新装版として復刊。
■目次
[上]
一、抜苦与楽分
  国中人天の願
  第十六願:離譏嫌名の願
二、摂衆生分T
  衆生救済の願  ほか
[下]
三、摂衆生分U
  国中菩薩の願
四、種々利益分
  十方衆生の願
  他力菩薩の願  ほか

◆カンタン英語で浄土真宗入門【真宗】
大來尚順著・四六判・126頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-2502-5
難しい仏教用語も英語で説明するとスッと理解できる。テレビ朝日「ぶっちゃけ寺」に出演していた、もとハーバード大学研究員のお坊さんによる、新感覚仏教入門書。
■目次
第1章 浄土真宗の基本
 念仏/南無阿弥陀仏/本願  ほか
第2章 浄土真宗の教え
 他力・自力/信心/往生  ほか
第3章 浄土真宗の仏事
 勤行/法要・法事/報恩講  ほか

◆植民地近代という経験
――植民地朝鮮と日本近代仏教【近代史】
諸 点淑(じぇじょむすく)著・A5判・356頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-5552-7
植民地朝鮮において展開された日本仏教の社会事業を、帝国史的視角から分析し、植民地という特殊空間においてより鮮明に具現化する日本仏教の近代的特質を炙り出した野心作。
■目次
第一章 日本仏教の社会事業の展開
第二章 植民地朝鮮における真宗大谷派の社会事業
第三章 植民地朝鮮における浄土宗の社会事業
人名索引  ほか

◆法語絵はがき おかげさま【仏教】
絵、ことば=吉田ゆずる・本体350円+税(12枚セット、ケース付)
ISBN:978-4-8318-9908-8
“ほっ”と心あたたまる言葉と絵がたくさん!行列ができるほど人気となった佛光寺の絵入り「法語印」の生みの親による、12枚入り絵はがきセット。

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◇┓  法藏館 重版案内
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◆定本 教行信証【仏教】《11刷》
細川行信新訂・A5判・388頁・本体5,500円+税
ISBN:978-4-8318-4012-7
坂東本を底本とし、西本願寺本、専修寺本によって校訂した「教行信証」(『定本親鸞聖人全集』所収・法藏館刊)を、さらに詳細厳密に再校訂し、テキストとして便利なように、大判大活字とした。

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〈2018年8月 刊行予定〉

◆浄土真宗本願寺派 宗法改定論ノート【真宗】
池田行信著・A5判・250頁・本体2,800円+税
ISBN:978-4-8318-9033-7
西本願寺が議会制度を導入して140年。宗派と本山本願寺は区分すべきなのか。門主を位置づけるべきなのか。膨大な議事録から、戦後の宗法改定議論の要点を探る。

◆新装版 親鸞の宿業観――歎異抄十三条を読む【真宗】
廣瀬 杲著・四六判・212頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-6556-4
親鸞の説いた宿業は果たして運命論なのか。親鸞の宿業観の持つ意義を明らかにした意欲的論考。

◆新装版 大乗仏典のこころ【仏教】
花岡大学著・四六判・224頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-6557-1
維摩経・浄土三部経など有名な十六の経典をきわめて平易な文章で解説。大乗仏典の入門書に最適な本書が、装いを新たに復刊。

〈2018年9月 刊行予定〉

◆ひとりふたり・・――報恩講を迎える【仏教/真宗】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
ISBN:978-4-8318-1148-6

◆親鸞の往生思想【仏教/真宗】
内藤知康著・A5判・予380頁・本体7,000円+税
ISBN:978-4-8318-8764-1

◆空海思想とその成り立ち――岡村圭真著作集 第一巻【仏教/真言宗】
岡村圭真著・A5判・390頁・本体4,800円+税
ISBN:978-4-8318-5690-6
空海思想の深みに思いを馳せ、数十年にわたる思索の中で世に送り出した諸論考を初集成。密教思想を現代にどう生かすかという問題意義のもと、最近の研究動向と独自の解釈を提示。

◆慈雲尊者 その生涯と思想――岡村圭真著作集 第二巻【仏教/真言宗】
岡村圭真著・A5判・予296頁・本体4,000円+税
ISBN:978-4-8318-5691-3
正法律の復興を称え、「徹底した復古主義者」とされる慈雲は、旺盛な批判精神から「江戸時代における最も独創的な学者」とも評された。多角的な視点でその思想を解明。

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◇┓  法藏館書店新着案内
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NHKブックス 1250
◆仏像――心とかたち[完全版]〈NHK出版〉
望月信成、佐和隆研、梅原 猛著・B6判・357頁・本体1,800円+税
哲学・美学・歴史学を総動員し、釈迦如来像から地蔵菩薩像まで10類型について、背景にある思想を徹底解明。50年以上にわたって売れ続けてきたNHKブックス『仏像』と『続 仏像』を、読みやすい書体にし、写真版も入れ替えて一巻本にまとめた決定版!
【目次】
序章 仏像のこころ
第1章 釈迦如来像――仏像の誕生
第2章 薬師如来像――現世利益の仏
第3章 阿弥陀如来像――彼岸への憧憬
第4章 大日如来像――絶対の探求  ほか

角川ソフィア文庫 H117-3
◆仏教経典散策〈KADOKAWA〉
中村 元編著・文庫判・356頁・本体1,000円+税
スッタニパータやダンマパダなどの原始仏典から、般若心経や法華経など日本でも身近な大乗経典、そして大日経をはじめとする密教経典まで。17の主要経典を取り上げ、現代人が読み、味わい、人生に取り入れるためのエッセンスを丁寧に解明。
【目次】
経典について
1 原始仏教の経典
2 大乗の経典
3 密教の経典  ほか

岩波現代文庫 学術 375
◆〈仏典をよむ〉3 大乗の教え(上)
――般若心経・法華経ほか〈岩波書店〉
中村 元著、前田專學監修・文庫判・227頁・本体1,000円+税
〈お経入門〉シリーズ第三巻の本書では、『般若心経』『金剛般若経』『維摩経』『勝鬘経』『法華経』『観音経』など、日本仏教の骨格を形成したともいえる初期の重要な経典をわかりやすく解説する。
【目次】
第12回 空の思想――『般若心経』『金剛般若経』
第13回 現実生活の肯定――『維摩経』
第14回 女人の説法――『勝鬘経』
第15回 宥和の思想――『法華経』(1)
第16回 慈悲もて導く――『法華経』(2)  ほか

ちくま新書 1326
◆仏教論争――「縁起」から本質を問う〈筑摩書房〉
宮崎哲弥著・新書判・312頁・本体940円+税
和辻哲郎、三枝充悳といった第一級の知識人、仏教学者が縁起をめぐり繰り広げた論争を俎上に載せ、なぜ彼らが虚構を実体視する罠に陥ったのかを検証。縁起とは何であり、仏教とは何であるかを、透徹した思考で浮かび上がらせた、類例なき書。
【目次】
第1章 縁起という迷宮
第2章 皮相な論争理解――第一次縁起論争の解剖(上)
第3章 真の対立点へ――第一次縁起論争の解剖(下)
第4章 仏教学者たちの戦い――第二次縁起論争の深層
第5章 生命主義とポストモダン――仏教の日本近代とその後  ほか

◆お浄土の光に照らされて
――医者と僧侶二足のわらじB〈探究社〉
栗田正弘著・四六判・110頁・本体1,000円+税
医師と僧侶の「二足のわらじ」を履く著者がいのちをみつめながら記すエッセーの第3弾。著者は「医者と僧侶という両面から『いのち』を見つめながら、皆と一緒に仏法を聴聞し、お浄土への道を共に歩んでいきたい」と述べている。
【目次】
1.老いるショック
2.ポケベルGО
3.フライドチキンの思い出
4.時の流れ
5.おかげさま  ほか

◆ことば・こころ・いのち
――気楽に3分「生活講話」〈探究社〉
佐々木芳麿著・四六判・192頁・本体1,200円+税
「薩摩かくれ念仏」の語り部として広く知られる著者が、現代の諸問題を30年間にわたり「心の電話」として発信し続けた300余話から、88話を精選して収録した生活講話選集。
【目次】
こころの電話(一) 1 手の温もり・心のあたたかさ  ほか
こころの電話(二) 1 お浄土に生まれるということ  ほか
こころの電話(三) 1 涙の喪失時代、2 鹿子のご影  ほか
こころの電話(四) 1 いのち恵まれて、2 ある ある ある  ほか

リーラー「遊」 vol.10
◆欧米的近代の終焉と宗教〈文理閣〉
真宗高田派正泉寺 正泉寺国際宗教文化研究所 北島義信編
A5判・434頁・本体2,000円+税
今号は「欧米中心主義的近代の終焉」「他者による自己変容」をキーワードに、韓国・台湾・アフリカ・イスラムからの視点も含め、宗教・政治・歴史認識・教育・文学などを総合的に論じる。
【目次】
巻頭言 浄土は人間回復の根源
――無明の闇を破する用き(山崎龍明)
特集 欧米中心主義的近代の終焉と宗教の役割
「日本問題」の歴史的再検討
――批判的な文明戦略論の観点から(板垣雄三)
イスラームにおける贈与とワクフ(櫻井秀子)  ほか

講座 同朋運動 5
◆講座 同朋運動 第五巻
――西本願寺教団と部落差別問題〈明石書店〉
一般財団法人 同和教育振興会編・A5判・342頁・本体5,000円+税
西本願寺教団において、「差別・被差別からの解放」の標語の下、部落差別からの解放をめざして取り組まれている運動である同朋運動。本講座は、その理論・教学および歴史を網羅し、同朋運動の現状と課題を明らかにする。第五巻は、1980年から2011年までの「基幹運動」の期間の資料を収録する。
【目次】
第一章 事件報告
 1 布教使ハンセン病差別法話問題について
 2 布教使ハンセン病差別法話問題対応報告
 3 差別問題にかかる経緯と対応  ほか
第二章 糾弾会
第三章 差別法名・過去帳調査  ほか

StudiesBuddhism
◆スタディーズ 仏教〈春秋社〉
平川 彰著・四六判・250頁・本体2,000円+税
仏教的なものの見方「般若の智慧」をキーワードに、基本となる無常・空・無我・縁起の思想と、仏教を構成する仏法僧の三宝について詳述する入門書。『仏教入門』改題新装版。
【目次】
第一章 仏教の基本的立場とは
第二章 釈尊と仏陀
第三章 釈尊の悟った法
第四章 僧伽――教えを継ぐ人々  ほか

StudiesBuddhism
◆スタディーズ 空〈春秋社〉
梶山雄一著・四六判・223頁・本体2,000円+税
大乗仏教を代表する空の思想を、開祖のブッダから部派仏教、大成者の龍樹へという歴史の展開に沿いながら、縁起・輪廻との関係から、その関係性の論理を明らかにする。『空入門』改題新版。
【目次】
第一章 ブッダの空思想
第二章 有の形而上学
第三章 大乗の空思想
第四章 龍樹の根本的立場
第五章 空の論理
第六章 縁起説の発展
第七章 輪廻と空
第八章 縁起と空

StudiesBuddhism
◆スタディーズ 唯識〈春秋社〉
高崎直道著・四六判・231頁・本体2,000円+税
われわれの知っている世界はすべて情報にすぎない。仏教の教えの中で認識を徹底的に追究し潜在意識アーラヤ識にたどりついた唯識思想を、『中辺分別論』をテキストにして根底から説き明かす。『唯識入門』改題新版。
【目次】
序章 唯識思想の成り立ち
第一章 虚妄分別とはなにか
第二章 認識の構造
第三章 さとりのプロセス
第四章 識と縁起
第五章 識のはたらき
第六章 唯識の修行論

◆ブッダが考えたこと――プロセスとしての自己と世界〈サンガ〉
リチャード・ゴンブリッチ著、浅野孝雄訳・A5判・485頁・本体3,700円+税
ブッダの思想の中核はプロセスとしての業(カルマ)の理論にあるとし、ブッダがプラトンやアリストテレスと並ぶ独創的な思想家の一人であることを論証しようとする上座仏教研究の第一人者ゴンブリッチの名著の邦訳。
【目次】
第1章 はじめに
第2章 さらにカルマについて――その社会的文脈
第3章 バラモン教における、カルマの教義の先行思想
第4章 先行思想としてのジャイナ教
第5章 「無我」という言葉で、ブッダは何を言おうとしたのか?  ほか

サンガジャパン vol.29
◆苦――生命の本質〈サンガ〉
サンガジャパン編集部編・A5判・297頁・本体1,800円+税
私たちはブッダが説いた「苦」をどれだけ理解しているのだろうか。仏教が示す道は、信仰によって苦しみをなくすことではない。「苦」を徹底的に観察し、私たち生命が持つ命のメカニズムを洞察するところから始まるものである。だからこそ仏教は、苦しみを合理的なかたちでなくすことができると説いている。本特集では、この「苦」の本質について、多角的な視点から検証する。
【目次】
苦しみを癒やす「愛」の育み方
――幸福と苦しみをありのままに観察するレッスン……小池龍之介×前野隆司
苦しみは希望がつくる……アルボムッレ・スマナサーラ
瞑想における苦の処方箋……バンテ・ボーディダンマ  ほか

別冊サンガジャパン vol.4
◆死と輪廻――仏教から死を見つめ直す〈サンガ〉
サンガジャパン編集部編・A5判・404頁・本体2,200円+税
少子高齢化、さらには多死化時代を迎える21世紀、「死」をとりまく様々な問題が増加するのは確実だ。社会として、また一個人として「死」とどう向き合えばよいか。悲観的でもなくポジティブでもなく、穏やかに死を迎えることはできないか。「死」をもう一度、見つめ直したいと思う。
【目次】
■Part1 輪廻と仏教 座談会 「輪廻」とは、何か?  ほか
■Part2 現代人と死 インタビュー 
 終末期医療の医師が語る幸せな「死」との向き合い方  ほか
■Part3 死を考える 宗教別に見る「死後の世界」  ほか

◆法隆寺史 上――古代・中世〈思文閣出版〉
法隆寺編・A5判・536頁・本体6,800円+税
日本最初の世界文化遺産である法隆寺1400年におよぶ歴史を通観する、初の寺史全3巻のうちの上巻(古代・中世)。
【目次】
序章 斑鳩の地理的環境と歴史的環境
第一章 聖徳太子と斑鳩宮
第二章 法隆寺の創建
第三章 西院伽藍と東院伽藍
第四章 聖徳太子信仰と子院の成立
第五章 南都の興隆と法隆寺  ほか

角川ソフィア文庫 H116-2
◆全品現代語訳 法華経〈KADOKAWA〉
大角 修訳・解説・文庫判・477頁・本体1,200円+税
長大かつ不可思議な記述や繰り返しが多い法華経が、初心者から読めてよくわかる! 口語訳や原典訳だけではつかみきれない、日本の仏教文化が依拠してきた漢訳経典のもつ霊的なイメージ、祭儀で唱えられる言葉の響きや意味を重視しつつ圧縮して現代語訳。読解を助ける見出しとともに、解説コラムや事典も充実。和歌や物語等にも数多く現れ、日本の歴史文化に深く浸透する法華三部経全十巻を理解し、体感し、読み通すための決定版。
【目次】
法華経のプロローグ[開経]無量義経
第一部 山上の集会
第二部 天空の集会
第三部 地上の集会
法華経のエピローグ[結経]観普賢菩薩行法経
法華経の小事典  ほか

ちくま新書 1325
◆神道・儒教・仏教――江戸思想史のなかの三教〈筑摩書房〉
森 和也著・新書判・446頁・本体1,100円+税
江戸の思想を支配していた――神道・儒教・仏教――にこそ、現代人の思考の原風景がある。これら三教が交錯しつつ形作っていた豊かな思想の世界を丹念に読み解く野心作。
【目次】
序章 近世の思想と宗教を見る視点
T  交錯する思想たち
U  復古から生まれた確信
V  《日本》というイデオロギー
W  近世的なるものと近代的なるもの
終章 近代への傾斜  ほか

ちくま新書 1330
◆神道入門――民俗伝承学から日本文化を読む〈筑摩書房〉
新谷尚紀著・新書判・218頁・本体780円+税
古代の神祇祭祀に仏教・陰陽道など多様な霊験信仰を混淆し、国家神道を経て今日の形に至るまで。中核をなす伝承文化と変遷を解く。変わることなく伝承されてきた神道の中核部分をあらわにする。
【目次】
第1章 日本書紀の「神道」
第2章 古代神道――古代国家と古代天皇
第3章 神身離脱と三宝帰依
第4章 中世神道――混沌と創造
第5章 近世神道――学問と世俗  ほか

◆増補新装版 優生保護法が犯した罪
――子どもをもつことを奪われた人々の証言〈現代書館〉
優生手術に対する謝罪を求める会編
四六判・326頁・本体2,800円+税
「不良な子孫の出生予防」を目的とする優生保護法下、優生手術や子宮摘出を受けた被害者の証言を掘り起こし、謝罪と補償の道を探る。日弁連意見書、女性差別撤廃委員会勧告、新たな被害者の出現等を受けた増補版。
【目次】
第一部 声にできなかった想い
第二部 優生保護法を問い直す
第三部 日本だけじゃない  諸外国の動向
第四部 謝罪と補償を求める運動の経過  ほか

◆週刊 ニッポンの国宝100――33号〜36号〈小学館〉
小林 忠、泉 武夫、山下裕二監修・各A4変判・各41頁
各本体630円+税
今年は「国宝」という言葉が誕生してから120年。日本美術の最高到達点とも言える「国宝」に秘められた美と文化の歴史を再発見する年に、贈る。国宝の至高の世界を旅する全50巻。
【各号内容】
33号 「明恵上人像/仁和寺」
34号 「四天王寺 扇面法華経冊子/法隆寺 釈迦三尊像」
35号 「葛井寺 千手観音/薬師寺 吉祥天像」
36号 「志野茶碗 銘 卯花墻/東大寺 伽藍」

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◇┓  法藏館書店新着雑誌案内
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◆同朋 7月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎特別企画 親鸞の言葉に震える
◎特集インタビュー
 熨コ 薫、鎌田 寛、浜 矩子、武田鉄矢  ほか

◆大乗 7月号
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税〈本願寺出版社〉
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。

◆大法輪 7月号
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税〈大法輪閣〉
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=四つの宗教の誤解を解く  ほか

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┃ 特 集 1   ---- 聖典・聖教の教えを味わう
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◆現代語訳
観無量寿経・阿弥陀経――浄土への誘い
高松信英著・四六判・168頁・本体1,600円+税
ISBN:978-4-8318-4038-7〈法藏館〉
王舎城の悲劇を説く『観無量寿経』と、念仏を勧める『阿弥陀経』をわかりやすく現代語訳。初めてお経を読む人に格好の一冊。同じ著者で『現代語訳 大無量寿経』(法藏館刊)もあります。

◆無量寿経に聞く
松原祐善著・四六判・301頁・本体2,600円+税〈教育新潮社〉
親鸞聖人の仏道の根本経典である『大無量寿経』。この無量寿経について、原文・現代語訳・語註を付し、わかりやすく解説した一冊です。巻下については、延塚知道著『無量寿経に聞く 下巻』(教育新潮社)で詳しく解説されています。

◆現代語 歎異抄――いま、親鸞に聞く
親鸞仏教センター編・四六判・277頁・本体1,500円+税〈朝日新聞出版社〉
『歎異抄』は弟子の唯円によってまとめられた親鸞聖人の語録です。『歎異抄』に表現される親鸞聖人の思想は、現代の我々にも通じるものがあります。本書は、『歎異抄』を現代語に訳すだけでなく、その過程での議論そのものも収録し、悪とは何か、善とは何か、念仏の意味、他力の本当の意味など、教えの本質に迫っていきます。

◆現代の聖典 蓮如 五帖御文
細川行信他編・A5判・338頁・本体3,000円+税
ISBN:978-4-8318-4028-8〈法藏館〉
五帖御文(御文章)全80通を現代仮名遣いに改め、わかりやすい現代語訳、大意と詳細な脚注をつけたテキスト。巻末には解説も収録されていて、日頃よく読まれる御文(御文章)について詳しく知りたい方におすすめの一冊。

◆正信偈 聖典読解シリーズ5
内藤知康著・A5判・403頁・本体3,800円+税
ISBN:978-4-8318-7905-9〈法藏館〉
真宗教義の真髄が凝縮された偈文である正信偈。その正信偈を、原文・訓読文・現代語訳・語釈・解説で一字一句を丁寧に読み解く解説書の決定版! 親鸞聖人が正信偈によって何を表わそうとされたのか、学問的解釈と親鸞聖人の著作全体の俯瞰を通じて明らかにしていきます。

◆新講 教行信証シリーズ
本多弘之著・A5判・平均320頁
総序、行巻2〜8・本体各2,600円+税
行巻1・本体2,200円+税
教巻・本体2,000円+税〈樹心社、草光舎〉
親鸞聖人の主著『教行信証』は、かなりの年月をかけて執筆された大著です。本書は、この『教行信証』について、相応学舎でおこなわれている講義の内容を収録したシリーズ。親鸞聖人の言葉を一語一語丁寧に読み進めながら、なぜ親鸞聖人はそこでそのような文を引用するのか、なぜその文をそのように読むのかという点まで踏み込んで、自ら聞思したことを講義されています。

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┃ 特 集 2   ---- 東井義雄の著書
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「いのちの教育」を信念とした教育者であり、真宗の僧侶でもあった東井義雄(1914年〜1991年)は、数多くの著作を著しています。今回の特集では心温まるだけでなく、大切なものは何かを気づかせてくれる、東井義雄の言葉をまとめた書籍を紹介いたします。

◆東井義雄一日一言――いのちの言葉
米田啓祐、西村 徹編・新書判・219頁・本体1,143円+税〈致知出版社〉
生涯を教育に捧げた“伝説の教師”東井義雄は、いのちの不思議と大切さを説いてきました。教育は、教師と子どもが向かい合い、触れ合ってこそ成り立つ。東井義雄は、その基本を徹底的に追究した教師の鑑です。
本書は東井義雄らしいユーモアにあふれる言葉を365日分収録。生きること、教えることの原点に立ち返らせてくれます。

◆仏さまの願いとお母さん
東井義雄著・新書判・107頁・本体400円+税〈難波別院〉
1977年〜78年まで『南御堂』に連載された内容をまとめた一冊。生きるということは、どういうことなのか。なぜ生きねばならないのか。自ら死を選択する子どもたちが増加するいま、親の願いと真実のみ教えに出遇うことで、子どもたちが救われるご縁になってほしいという著者の願いが込められている。

◆老よ、ありがとう
東井義雄著・四六判・301頁・本体2,000円+税〈樹心社〉
「老」と「病」に、次第にむしばまれていく夕映えのとき。その老年の日の一日一日を、彼岸からの光に照らし出されて荘厳し、沁々と、晴々と、みずみずしく、「老」の風光を謳う、いのちの歳時記。刊行以来読まれ続けているロングセラー。

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■中外日報 「宗教文化講座」   [法藏館書店 協賛・出店]

テーマ:「今 ここに生きる――未来への伝言」
◆第 3 回 : 9月15日(土) 「たった一度の人生の今をどう生きるか」
〈しんらん交流館(JR京都駅中央口から北へ徒歩10分) 大谷ホール・定員:500〉
                  愛知専門尼僧堂堂長 青山俊董氏
◆第 4 回 :10月13日(土) 「医療現場で求められる仏教」
〈京都新聞文化ホール(地下鉄烏丸線丸太町駅7番出口すぐ)・定員:400〉
                  医師・龍谷大学大学院教授 田畑正久氏

※受講申し込み・お問い合わせ ⇒ 中外日報社営業局出版事業部

〒601-8004 京都府京都市南区東九条東山王町9番地
TEL:075-682-1625 FAX:075-682-1722
Eメール:shuppan@chugainippoh.co.jp

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■「カンタン英語で浄土真宗入門」刊行記念大來尚順先生トークイベント開催
日時:7月27日(金) 18時30分〜 
会場:丸善 京都本店 地下2F MARUZEN CAFE


■「京都地蔵盆の歴史」の著者村上紀夫先生トークイベント開催
日時:8月15日(水) 13時〜(予定) 
会場:ゼスト御池

お問い合わせ先等の詳細は、決まり次第HPやSNSでお知らせいたします。

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(6月期)◆◆◆

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順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税
1  七日参りのお話――大切な人を送った人へ/竹中尚文/自照社出版/1,000円+税
2  近代真宗教学 往生論の真髄/鍵主良敬/方丈堂出版/2,300円+税
3  仏教の救い 5――アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/北國新聞社/1,000円
4  そのお悩み、親鸞さんが解決してくれます――英月流「和讃」のススメ/英月/春秋社/1,700円+税
5  講談社まんが学術文庫 歎異抄/唯円原作、Teamバンミカス著/講談社/600円+税
6  宗教的要求の象徴・法蔵菩薩――限りなく純粋感性を求めて/那須信孝/大法輪閣/3,000円+税
7  六十三歳の親鸞――沈黙から活動の再開へ/今井雅晴/自照社出版/800円+税
8  聞法の用意[校訂版]/蜂屋賢喜代/法藏館/1,400円+税
9  法話集 柔軟心/幡谷 明・松本梶丸・一楽 真/順教寺/1,000円+税
10 誤解された親鸞の往生論/小谷信千代/法藏館/1,000円+税


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2018年07月01日(日) No.2599 (法藏館書店ニュース)

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