法藏館新刊話題の本のお知らせ

2018/8/1 217号【法蔵館書店ニュース】
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  法藏館書店ニュース 8月号(2018/8/1)217号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館刊行予定案内

4)法藏館書店新着案内

5)特集1:書店オススメの文庫本

6)特集2:法藏館書店売上 上半期ベスト20 

7)お知らせ・イベント・出張販売

8)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
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8、9月の書店休業日
8月のお休み:5日・12日・14日〜16日(お盆休み)・19日・26日
9月のお休み:2日・9日・16日・23日・30日


▼▼ 話題の本▼▼
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●中外日報〈2018年7月13日掲載〉
●奈良新聞〈2018年7月8日掲載〉
●読売新聞【夕刊・大阪本社版】〈2018年6月14日掲載〉
『東大寺の新研究3 東大寺の思想と文化』
栄原永遠男、佐藤 信、吉川真司編
A5判・640頁・本体17,000円+税
ISBN:978-4-8318-6023-1

●中外日報〈2018年7月11日掲載〉
『遺跡から「聖地」へ
——グローバル化を生きる仏教聖地』
前島訓子著・A5判・328頁・本体4,800円+税
ISBN:978-4-8318-7385-9

●中外日報〈2018年7月11日掲載〉
●仏教タイムス〈2018年7月5日掲載〉
●文化時報〈2018年6月30日掲載〉
『法語絵はがき おかげさま』
絵/ことば=田ゆずる 
本体350円+税(12枚セット、ケース付)
ISBN:978-4-8318-9908-8

●中外日報〈2018年6月15日掲載〉
『お坊さんでスクールカウンセラー』
坂井祐円著・四六判・200頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-8767-2

●朝日新聞【夕刊・大阪本社版】〈2018年7月4日掲載〉
●仏教タイムス〈2018年6月21日掲載〉
●中外日報〈2018年6月15日掲載〉
『近代化する金閣
——日本仏教教団史講義』
藤田和敏著・四六判・300頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-6376-8

●日本歴史 第842号〈2018年7月1日発行〉
『鎌倉仏教と専修念仏』
平 雅行著・A5判・533頁・本体9,000円+税
ISBN:978-4-8318-6246-4

●月刊インド Vol.115 No.5 〈2018年6月15日発行〉
『変貌と伝統の現代インド
——アンベードカルと再定義されるダルマ』
嵩 満也編著・A5判・286頁・本体2,500円+税
ISBN:978-4-8318-6371-3

●中外日報〈2018年6月1日号掲載〉
龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 3
『仏教英書伝道のあけぼの』
中西直樹、那須英勝、嵩 満也編著
A5判・415頁・本体6,500円+税
ISBN:978-4-8318-5553-4

●加能民俗 161号〈加能民俗学会、2018年3月刊行〉
『妙好人 千代尼』
西山郷史著・B6判・240頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-8768-9

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◆新装版 大乗仏典のこころ【仏教】
花岡大学著・四六判・215頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-6557-1
児童文学作家でもある著者が維摩経や般若経、法華経など有名な十六の経典を易しく解説。仏典童話を随所でとり入れ、経典の内容理解を深める本書が装いも新たに復刊。
■目次
序章 大乗仏典とは何か
第一章 女人のさとり——勝鬘経
第二章 実践への道——維摩経
第三章 絶対の救い——浄土三部経
第四章 空の世界——般若経
第六章 世を救うねがい——金光明経  ほか

◆新装版 親鸞の宿業観
——歎異抄十三条を読む【宗教】
廣瀬 杲著・四六判・212頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-6556-4
宿業とは運命なのか。『歎異抄』十三条を読み解きながら、ポスト真実時代を生き抜くための、親鸞の宿業観を考察。新装版で復刊。
■目次
宿業の課題
 宿業の問題点
 作り出された差別
 生きている親鸞聖人の教え  ほか
第十三条を読む
 『歎異抄』第十三条
 『歎異抄』の中の三つの問答
 信心の異なりを歎く  ほか

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〈2018年9月 刊行予定〉

◆新装版 正信偈の講話【真宗】
暁烏 敏著・四六判・416頁・本体2,400円+税
ISBN:978-4-8318-6560-1
真宗の肝要が凝縮された「正信偈」について、一句一句を取り上げ易しく解説。お寺で一般の人々に説いた、42回にわたる講話を収録。

◆新装版 密教の学び方【密教/仏教】
宮坂宥勝著・四六判・276頁・本体1,900円+税
ISBN:978-4-8318-6558-8
宇宙の真理を説く密教を、どう学ぶか。成立・発展から神秘思想との関連性、空海までをやさしく説明。基本経典の解説も併せて収録。

◆ひとりふたり・・——報恩講を迎える【仏教/真宗】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
ISBN:978-4-8318-1148-6
「いのちの言葉」(藤田和子)、「歳時法話」(金信昌樹)、「仏教書レビュー」(三砂慶明)、「著者に会いたい」(碧海寿広)、「正信偈のこころ」(楠 信生)など。

◆親鸞の往生思想【仏教/真宗】
内藤知康著・A5判・予380頁・本体7,000円+税
ISBN:978-4-8318-8764-1
親鸞が説く「往生」は、現生か死後か——。往生思想の本質を考察するとともに、親鸞の著作を汎く綿密に検討して、往生論争に終止符を打とうとする注目の一冊。

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◆阿弥陀経講讃
大田利生著・B5判・258頁・本体8,500円+税〈永田文昌堂〉
『阿弥陀経』は短篇の経典ながら、多くの教説を内包する。発願、執持名号、臨終来迎、浄土の荘厳、不退の思想、一生補処、倶会一処など親鸞聖人の教義に深くかかわる問題が多い。形式的な面からは「この経は大乗修多羅の中の無問自説経なり」といわれる。釈尊出世本懐をあらわすための無問自説経である。意味するところ深遠なものを窺うことができる。先学の指南によって講述を進めていく。

◆三部経大意講讃
福井智行著・A5判・240頁・本体6,000円+税〈永田文昌堂〉
本研究は、「般舟三昧」が成立し実践されるに至った背景を阿含・ニカーヤに探って思想史上に位置づけ、実践道としてどのような意味をもち、そしてどのように展開していったのかを明らかにしようと試みるものである。

◆仏説般舟三昧経序説
能仁正顕著・A5判・256頁・本体6,000円+税〈永田文昌堂〉
専修寺蔵本を中心に講讃し、必要に応じて異本である称名寺蔵本や『和語灯録』所収の『三部経釈』を参照していくこととする。先学によって指摘されてきた『三部経大意』の特徴的な記述を、できるかぎり他の法然聖人のご法語やご消息にあたり、『三部経大意』に記されている思想が法然聖人の理解と齟齬しないことを窺っていく。

◆親鸞の往生と回向の思想
——道としての往生と表現としての回向
谷正當著・四六判・258頁・本体2,200円+税〈方丈堂出版〉
親鸞思想の根幹である“往生”と“回向”は、一体どのようなことをいうのであろうか? 曽我量深(近代真宗教学者)の思想をもとに、核心を解明する待望の必読試論!

真宗文庫
◆浄土真宗の教え——真実の教・行・信・証〈東本願寺出版〉
宮城 リ著・文庫判・267頁・本体750円+税
親鸞聖人が、生涯をかけて推敲を重ねた主著であり、浄土真宗の根本聖典である『教行信証』(『顕浄土真実教行証文類』)をやさしくひもとく。真理が事実としてはたらく“ほんとうの教え”をたずね、私たちの生き方を問い直す一冊。

◆グラフ 真宗本廟(東本願寺)の仏花
花小商店監修・B5判・40頁・本体800円+税〈東本願寺出版〉
四季折々の花材を用いて立てられる仏花を写真で紹介するオールカラーの写真集。参拝しなければ見ることができない、御影堂や阿弥陀堂に荘厳される仏花を四季ごとに写真で紹介しているほか、大谷祖廟の平常時と報恩講時の仏花も収載しています。巻末には、仏花の立て方を順追って写真付きで紹介する「仏花の生け方」も掲載しているので仏花を立てる際の参考書としても最適です。

◆2018年安居本講 安楽集講要
木村宣彰著・A5判・232頁・本体3,500円+税〈東本願寺出版〉
2018年7月開講の安居本講のテキスト。
真宗七祖の道綽禅師によって撰述された『安楽集』二巻は、仏教を聖道門と浄土門にわけて説いた最初のものです。本書は道綽禅師の時代と求道の過程を踏まえて、時機相応の教えとして浄土教を勧めた『安楽集』を読み解きます。

◆2018年安居次講 『改邪鈔』史考
草野顕之著・A5判・145頁・本体3,000円+税〈東本願寺出版〉
2018年7月開講の安居次講のテキスト。
『改邪鈔』は第三代覚如上人が撰述された二十箇条からなる聖教である。覚如上人は数多くの聖教を著されており、『執持鈔』・『口伝鈔』と本書が代表的な三部作と言われたり、『口伝鈔』が顕正の書、『改邪鈔』が破邪の書であり、両書で破邪顕正を表していると言われるなど、『改邪鈔』は覚如上人の教えを伝える重要な聖教となっている。本書は、『改邪鈔』撰述の意図や歴史的背景を踏まえたうえで、十節に分けて『改邪鈔』を読解する。

◆正信偈聞誌 第二巻
藤元正樹著・A5判・130頁・本体6,300円+税〈藤元正樹刊行会〉
本書は光瑞寺にて約15年間、著者最晩年にいたるまで講讃された」「正信偈」講義の準備ノートを集成し、編纂したもの。時代・社会、そして人間の課題を「正信偈」に尋ねる。(全二巻)

観無量寿経講読 21
◆中輩の機類
円日成道著・A5判・218頁・本体2,800円+税〈永田文昌堂〉
苦悩の生活の中に説かれた経典『観無量寿経』を、生活の感性を失わずに読み込んだ講読本。

◆生きて死ぬ力
石上智康著・新書判・202頁・本体1,000円+税〈中央公論新社〉
このまま生きてみなさい そのまま死んでごらんなさい 花は美しく咲いても自慢しない いつまでも咲いていたいと欲張らない 平成から新たな時代へ。無常、縁起、空。そして自然(じねん)——浄土真宗本願寺派総長が、現代の事象とも重ね合わせ、平易な言葉で仏教の神髄を語ります。自分の存在が腑に落ち、生きること死ぬことがすっと楽になります。生き抜くにも死ぬにも、腹はすわっていない。「それでいい」のです。

日本史リブレット人 028
◆法然——貧しく劣った人びとと共に生きた僧
平 雅行著・A5変判・87頁・本体800円+税〈山川出版社〉
法然は人間の平等を説き、共に支え合う社会をめざした。法然の歩みをたどる中で、その思想が登場した歴史的背景を解き明かすとともに、専修念仏が迫害された要因を最新の研究成果から考察する。

◆浄土思想史講義
——聖典解釈の歴史をひもとく
平岡 聡著・四六判・230頁・本体2,200円+税〈春秋社〉
インドの龍樹・世親から中国の曇鸞・道綽・善導、そして法然・親鸞まで。「聖典解釈による仏教変容」をテーマに、「浄土教の思想史」を語る画期的論考。「再解釈/脱皮/変容」をキーワードに仏教のダイナミズムを問う、目からウロコの必読書。

ひろさちやのいきいき人生 3
◆浄土に学ぶ
ひろさちや著・四六判・199頁・本体1,700円+税〈春秋社〉
人生を見直すシリーズ3作目の本書は、阿弥陀仏と極楽浄土の教えを、死後の世界の「葬式仏教」ではなく、法然・親鸞の言葉から生き方の力に変えていく方法を解説。本当の「南無阿弥陀仏」とは、阿弥陀仏にすべてをおまかせして仏のものさしで生きること。

◆日本人のこころの言葉 鈴木大拙
竹村牧男著・新書判・206頁・本体1,200円+税〈創元社〉
日本が世界に誇る宗教哲学者・鈴木大拙は明治3年(1870年)に生まれ、若くして禅の奥義を体得、27歳で渡米して10余年にわたって仏教活動を展開する。戦後も欧米の多くの大学で講義をするとともに、一流の思想家や哲学者と交流しながら、95歳で没するまで仏教の人間観や世界観を広め世界から注目される。禅や日本浄土教に基づく広く深い思想から発せられた言葉を、膨大な著作や同時代に生きた人々の証言から選んで解説。

◆モモのなみだ
文・ふじもりまさよ、絵・山本えりこ・A5判横上・15頁・本体1,100円+税〈文芸社〉
捨てられてダンボールの中にいたネコのモモ。レオくんのおうちに連れてこられてからは、元気いっぱい。優しいみんなに囲まれて、すくすくと成長していきます。しかし、楽しい毎日の中でふと思う、きょうだいのこと、そしてお母さんのこと……。ついポロリと涙が出てしまうモモでしたが、ある日、自分にそっくりなネコが、じっとモモを見つめているのに気がつくのでした……。
真宗大谷派の坊守さんが実際の話を題材に描いた絵本。モモの愛らしさに胸がほっこりする一冊です。

◆道元禅師の心
窪田慈雲著・四六判・306頁・本体2,500円+税〈春秋社〉
道元の生涯と主要著作(『正法眼蔵』『永平広録』など)のわかりやすい現代語訳を載せた入門書として、道元の思想を学びたい人や、禅に興味のある読者におすすめの一冊です。

◆道元のこころ
田上太秀著・四六判・173頁・本体1,800円+税〈大法輪閣〉
大著『正法眼蔵』の内容を《学道・さとり・生死・修行》などのテーマで分類し、そのテーマについて道元はどのように考えていたのかを、現代語訳と平易な解説で鮮やかに再現。人間・道元の思想の遍歴がよみがえる、現代版『修証義』。
本書は、1987年に大蔵出版株式会社より刊行された『道元のこころ』の新装版です。

◆夏祭りの戯れ
大西昭彦著・四六判・173頁・本体2,000円+税〈東方出版(大阪)〉
夏は祭りの季節。日本全国のそこここに非日常の空間が出現する。神々の大祭から鬼たちの奇祭まで、全国の70あまりの祭りをとりあげ、その多様さと謎を解き明かす。

読みなおす日本史
◆観音・地蔵・不動
速水 侑著・四六判・196頁・本体2,200円+税〈吉川弘文館〉
日本人が親しみを感じ守り本尊などにしているのは、如来でなく観音・地蔵・不動である。なぜこの三尊は願いにもっとも応えることができたのか。いかなる動機で信仰が始まり、救いや現世利益を求めて広まったのかを探る。

◆現代日本の葬送と墓制
——イエ亡き時代の死者のゆくえ
鈴木岩弓、森 謙二編・A5判・213頁・本体3,800円+税〈吉川弘文館〉
死者をとりまく状況を考えることは、生きているわたしたちの時代を問う営みである。葬儀・埋葬・造墓などは遺された者たちの役割だが、社会変動の波を受けて大きくゆらいでいる。イエと個人の関係、墓標や墓制の連続性、祖先祭祀のあり方、行政の取り組み、慰霊の方法、死生観の変容など、多様な側面から二十一世紀の死者のゆくえを展望する。

◆盂蘭盆経を読む——彼岸への道
宇野弘之著・四六判・161頁・本体2,300円+税〈山喜房佛書林〉
盂蘭盆経や阿闍世王物語の解説を収録するほか、21世紀を生きる私たちはどう生きたらよいのか仏教に智慧をたずねたエッセイ。

◆維摩経ノート V
——問疾品第五・不思議品第六・観衆生品第七
高橋尚夫編著・B5判・347頁・本体5,500円+税〈ノンブル社〉
1999年にポタラ宮で発見した梵文写本の校訂テキストをもとに、左頁にサンスクリット、チベット訳、三漢訳を配置し、右頁にサンスクリットからの和訳と詳細な訳註、チベット訳からの和訳、羅什の注釈とコメントを付した、見開きで全てを一望できるよう配置したマルチリンガル・テキスト! 巻末に比丘の美徳や衆生・如来の身体の特性など、各品における主要項目を梵・蔵・漢で対照させた「付表」を収録。

◆パーリ経典解説
スッタニパータ 第五章「彼岸道品」
——第一巻 アジタ仙人の問い  ほか
アルボムッレ・スマナサーラ著・四六判・243頁・本体2,300円+税〈サンガ〉
テーラワーダ仏教の伝統の中で重要視されてきた『スッタニパータ』第五章「彼岸道品」は、インドの知性のある仙人とお釈迦様が偈(詩)の形で問答した経典です。一般的な説法では一切用いられない最重要経典を、仏教を理解したい日本人へ向けて、スマナサーラ長老がわかりやすく解説します!

岩波現代文庫 学術 376
◆〈仏典をよむ〉4 大乗の教え(下)
——浄土三部経・華厳経ほか
中村 元著、前田專學監修・文庫判・228頁・本体1,000円+税〈岩波書店〉
日本仏教で最も多くの信徒を持つ浄土教の根本経典、『阿弥陀経』『大無量寿経』『観無量寿経』のいわゆる浄土三部経、華厳宗のもととなった『華厳経』、禅宗に多大な影響を与えた『楞伽経』、護国経典として名高い『金光明経』などを取り上げて解説。代表的な仏典を講義形式で読み解く、最もわかりやすい〈お経入門〉シリーズ、ここに完結!

StudiesBuddhism
◆スタディーズ 密教
勝又俊教著・四六判・218頁・本体2,000円+税〈春秋社〉
『六十華厳』の中から、幾編かを精選し、広大無辺な仏の悟りの世界、そこへ至る菩薩の修行の道、華厳思想の特色、中国・日本における華厳宗の展開までを、実践と学問を両方追求した著者がやさしく語る。『華厳入門』改題新版。

StudiesBuddhism
◆スタディーズ 華厳
玉城康四郎著・四六判・217頁・本体2,000円+税〈春秋社〉
インドに起こり、日本で発展した密教とはどのようなものか。即身成仏への道とは。密教のあらましを歴史・経典・真言等あらゆる方面から論じ、密教思想と空海の全面的把握を目指した書。『密教入門』改題新版。

◆現代仏教塾
岩村 均、三木 悟、岩井昌悟著・文庫判・361頁・本体700円+税〈幻冬舎〉
1、現代仏教のかかえる問題を自覚し、掘り下げていく。
2、現代仏教のもつ可能性をたずね合い、現代社会に開いていく。
以上を理念として2012年6月22日に開校した「現代仏教塾」の「講話会(法話会)」として企画された講演記録をまとめた。
「日本仏教の宗派主義を超える」「近代仏教学の問い直し」を趣旨に掲げ、宗派を属している人もいない人もともに学び合うことを目的とし、誰でも読みやすい内容とした。

◆仏教と慈しみ
——〈自利利他〉がわかるオムニバス仏教講座
ケネス田中編著・四六判・222頁・本体1,700円+税〈武蔵野大学出版会〉
仏教が理想とする「慈しみ」は、「自利利他」という教えの中の、「利他行」の実践をもって実現される。 「本当の自利利他とはどんなものなのか?」仏教の専門家が5つの視点からその意味を解説する。

◆各界第一人者25人による
今こそお寺に言いたいこと
『月刊住職』編集部編・四六判・213頁・本体2,300円+税〈興山舎〉
『月刊住職』好評連載中の「寺院・住職に直言・提言する」が単行本に! 住職にしても社会で活躍する著名人がお寺や僧侶にどんな思いでいるのか聞く機会はなかなかないことでしょう。でも聞けば、内省や奮発、実践の契機になるはず! お寺や住職への思いを打ち明けた類書なき直言集。

◆週刊 ニッポンの国宝100
——37号〜41号
小林 忠、泉 武夫、山下裕二監修・各A4変判・各41頁
各本体630円+税〈小学館〉
【各号内容】
37号 「羽黒山 五重塔/聚光院 花鳥図襖」
38号 「辟邪絵/色絵雉香炉」
39号 「勝常寺 薬師三尊/夕顔棚納涼図屏風」
40号 「天燈鬼・龍燈鬼/金剛峯寺」
41号 「浄瑠璃寺 九体阿弥陀/二条城」

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◆同朋 8月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 落合恵子さん(作家)
「生きることは捨てたものじゃない。そんな応援歌を送り続けたい。」
◎特集 沖縄の痛みと向き合う
●親鸞万華鏡/8月号のゲスト:平田聖子さん(作曲家)
●東本願寺 道を照らす行灯法語
●あなたのとなりの僧侶(おぼうさん)  ほか

◆大乗 8月号
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・いのちのえほん「雨にぬれている いのち」——なかがわあきら×ひじ みえ
・釈徹宗の随縁探訪——ゲスト 天岸淨圓さん
・DAIJO法話「地図」——井上見淳
・お坊さん み跡をめぐる「六角堂」——宏林晃信
・臨床医のつぶやき「緩和ケアってなぁ〜に?」——川上 明  ほか

◆大法輪 8月号〈大法輪閣〉
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=観音菩薩と不動明王 早わかりガイド
 観音菩薩早わかりガイド
  観音菩薩とは?——下泉全暁
  観音菩薩よくある質問——小松庸  ほか
 不動明王早わかりガイド
  不動明王とは?——北尾隆心
  不動明王よくある質問——名取芳彦  ほか


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┃ 特 集 1   ---- 書店オススメの文庫本
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講談社学術文庫
◆八宗綱要——仏教を真によく知るための本
凝然大徳著、鎌田茂雄全訳注・文庫判・441頁・本体1,300円+税
鎌倉時代、擬然によって著された『八宗綱要』には、八宗(倶舎宗・成実宗・律宗・法相宗・三論集・天台宗・華厳宗・真言宗)の教理が簡潔に説かれている。仏教各宗の大要を簡単に知ることができるので、仏教の教理について本格的に知りたい人のために最適な入門書となっている。本書は『八宗綱要』の原文の1つ1つに忠実に全注釈を加えたもので、仏教学の大要を知りたい方は訳文だけでも読んでほしい一冊。《講談社》

講談社学術文庫
◆龍樹
中村 元著・文庫判・464頁・本体1,400円+税
一切は空である。あらゆるものは真実には存在せず、見せかけだけの現象にすぎない。仏教思想の核心をなす「空」の思想は、千八百年前の知の巨人龍樹により理論化された。インド・中国思想に決定的影響を与え、奈良・平安仏教でも「八宗の祖師」と讃えられたその深く透徹した思考が、仏教学・インド哲学の世界的権威の手で、「中論」全文とともに今甦る。《講談社》

ちくま学芸文庫
◆行動する仏教——法然・親鸞の教えを受けつぐ
阿満利麿著・文庫判・262頁・本体1,000円+税
従来の仏教は、生きる上での「苦」の原因を、前世からの因縁や個人の心の奥底に巣食う強烈な自我に求めてきた。しかし、戦争で命を落としたり原発事故の被害に遭うことは、個人の過去や心のありように原因があるのだろうか。そうではなく、政治や社会構造に問題があるのではないか。ならばその苦の原因を取り除く行動を、いまや仏教は起こさなければならない。「すべての衆生を救わずにはいられない」という仏教徒の第一の使命に立ち返り、法然・親鸞によって確立された浄土仏教を受け継ぎながら、その教えの中味を現代的な形に作り変える。行動する仏教=エンゲイジド・ブッディズムの意欲作。《筑摩書房》

岩波文庫
◆ブッダのことば——スッタニパータ
中村 元訳・文庫判・453頁・本体1,130円+税
数多い仏教書のうちで最も古い聖典。後世の仏典に見られる煩瑣な教理は少しもなく、人間としての生きる道が、ブッダとの対話のなかで具体的に語られる。初訳より26年、訳文はいっそう読み易くなり、積年の研究成果が訳注に盛られ、読解の助けとなると共に、他仏典との関連、さらには比較文化論にも及び、興味はつきない。《岩波書店》

角川ソフィア文庫
◆ブッダが教えたこと——仏教のはじまりを読む
宮元啓一著・文庫判・240頁・本体800円+税
この世に生きる私たちが、苦しみから逃れられないのはなぜか。苦しみはどこから生じ、これを断つにはどうすればよいのか。ブッダが得た「悟り」の本質をインド哲学の内側から捉えなおすとき、徹底して人間的に思考するがゆえに人間を超越してしまう、孤独な天才の姿が浮かび上がる。真の悟りは知性を求め、知性は孤立を恐れぬ勇気を求める——。従来の仏教学が見落としてきたブッダの哲学的独創性へと分け入っていく、刺激的論考!《KADOKAWA》

中公文庫
◆仏教の源流——インド
長尾雅人著・文庫判・248頁・本体857円+税
古くから伝わる「仏伝」をもとに、仏教の創唱者ゴータマ・ブッダの事績や教説をたどるとともに、ブッダの根本教理である縁起の思想から空の哲学を経て、菩薩道の思想の確立へと至る大乗仏教の大成過程をあとづける。《中央公論新社》

新潮文庫
◆日本仏教史——思想史としてのアプローチ
末木文美士著・文庫判・412頁・本体670円+税
同じ仏教でもインドとも中国とも異なる日本の仏教は、どのような変化を遂げて成立したのだろうか。本書では6世紀中葉に伝来して以来、聖徳太子、最澄、空海、明恵、親鸞、道元、日蓮など数々の俊英、名僧によって解釈・修正が加えられ、時々の政争や時代状況を乗り越えつつ変貌していった日本仏教の本質を精緻に検証。それは我々日本人の思想の核を探る知的興奮に満ちた旅でもある。《新潮社》

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┃ 特 集 2   ---- 法藏館書店売上 上半期ベスト20
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★1位
真宗大谷派のゆくえ
——ラディカルに問う儀式・差別・靖国
戸次公正著・A5判・240頁・本体2,800円+税
ISBN:978-4-8318-8760-3【法藏館】
同朋会運動によって、真宗大谷派(東本願寺)は真の同朋教団と成りえたのか。権威主義や差別性などの教団が抱える諸問題を問い直し、親鸞精神に立脚した教団実現の指針を明かす。

★2位
新潮選書 ごまかさない仏教——仏・法・僧から問い直す
佐々木 閑、宮崎哲弥著・四六判・301頁・本体1,400円+税【新潮社】
日本の仏教理解における数々の盲点を、二人の仏教者が、ブッダの教えに立ち返り、根本から問い直す「最強の仏教入門」。

★3位
聞法の用意[校訂版]
蜂屋賢喜代著・四六判・160頁・本体1,400円+税
ISBN:978-4-8318-8766-5
大正から昭和にかけて伝道布教に生涯を捧げた著者が、仏道を求める心得を、具体的に説く歴史的名著。怠け心を鋭く指摘し、真実信心を獲得するまでの具体的な道筋を明らかにする。

順位/書名/著者名/出版社/本体価格+税

4/法話集 柔軟心/幡谷 明、松本梶丸、一楽 真著/順教寺/1,000円+税
5/近代真宗教学 往生論の真髄/鍵主良敬/方丈堂出版/2,300円+税
6/新潮選書 親鸞と日本主義/中島岳志/新潮社/1,400円+税 
7/仏教の救い5——アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/北國新聞社/1,000円+税 
8/やわらか子ども法話/桜井俊彦/法藏館/1,000円+税 
9/門徒ことば——語り継がれる真宗民語/三島清円/法藏館/1,200円+税 
10/七日参りのお話——大切な人を送った人へ/竹中尚文/自照社出版/1,000円+税
11/親鸞『西方指南抄』現代語訳/新井俊一/春秋社/2,600円+税
12/暮らしの中に仏教を見つける/織田顕祐/法藏館/1,000円+税
13/妙好人 千代尼/西山郷史/法藏館/1,200円+税
14/ワイド版岩波文庫 親鸞和讃集/名畑應順校注/岩波書店/1,400円+税
15/子どもに聞かせたい法話/仏の子を育てる会編/法藏館/1,000円+税
16/後生の一大事/宮城 リ/法藏館/1,000円+税
17/社会に関わる仏教——この現実のただ中で/尾畑文正/樹心社/1,700円+税
18/誤解された親鸞の往生論/小谷信千代/法藏館/1,000円+税
19/講話録 共生の大地/幡谷 明/自照社出版/3,000円+税
20/ちくま学芸文庫 行動する仏教/阿満利麿/筑摩書房/1,000円+税

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◇┓   お知らせ
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■中外日報 「宗教文化講座」   [法藏館書店 協賛・出店]

テーマ:「今 ここに生きる――未来への伝言」
◆第 3 回 : 9月15日(土) 「たった一度の人生の今をどう生きるか」
〈しんらん交流館(JR京都駅中央口から北へ徒歩10分) 大谷ホール・定員:500〉
                  愛知専門尼僧堂堂長 青山俊董氏
◆第 4 回 :10月13日(土) 「医療現場で求められる仏教」
〈京都新聞文化ホール(地下鉄烏丸線丸太町駅7番出口すぐ)・定員:400〉
                  医師・龍谷大学大学院教授 田畑正久氏

※受講申し込み・お問い合わせ ⇒ 中外日報社営業局出版事業部

〒601-8004 京都府京都市南区東九条東山王町9番地
TEL:075-682-1625 FAX:075-682-1722
Eメール:shuppan@chugainippoh.co.jp

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■新 住岡夜晃選集 全5巻
四六判・上製函入・各巻平均300頁・ISBN:978-4-3818-4270-1 ※分売不可

学仏道場・真宗光明団を創設した住岡夜晃(1895-1949)。
真宗光明団を創立して以来、死去するまでの31年間の珠玉の文章を収録した決定版!

★10月中旬販売決定!★
9月末まで特価予約受付中!特価14,000円(税込、送料込)

■全巻内容
第1巻 僧伽の誕生
第2巻 不退の歩み
第3巻 真実
第4巻 一筋の道
第5巻 仏法ひろまれ

法藏館刊行予定案内お問い合わせ、パンフレットご希望の方は
法藏館 営業部 木村(075-343-0458)まで

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■ZEST 地蔵盆
期間:2018年8月15日(水)
会場:ゼスト御池
時間:午前11時〜午後5時

当日13時30分より、ゼスト御池 寺町広場にて『京都地蔵盆の歴史』の著者、村上紀夫先生が京都地蔵盆の歴史について、わかりやすくお話していただきます。参加費:無料

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▪️日本印度学仏教学会
期間:2018年9月1日(土)・2日(日)
会場:東洋大学 白山キャンパス
アクセス:東京メトロ南北線「本駒込」駅下車、1番出口から「正門・南門」徒歩5分
都営地下鉄三田線「白山」駅下車、A3出口から「正門・南門」徒歩5分

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(7月期)◆◆◆

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順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税
1  七日参りのお話――大切な人を送った人へ/竹中尚文/自照社出版/1,000円+税
2  親鸞の往生と回向の思想——道としての往生と表現としての回向/長谷正當/方丈堂出版/2,200円+税
3  近代真宗教学 往生論の真髄/鍵主良敬/方丈堂出版/2,300円+税
4  法話集 柔軟心/幡谷 明・松本梶丸・一楽 真/順教寺/1,000円+税
5  浄土真宗の教え——真実の教・行・信・証/宮城 リ/東本願寺出版/750円+税
6  仏教の救い 5――アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/北國新聞社/1,000円
7  講談社まんが学術文庫 歎異抄/唯円原作、Teamバンミカス著/講談社/600円+税
8  カンタン英語で浄土真宗入門/大來尚順/法藏館/1,200円+税
9  グラフ 真宗本廟(東本願寺)の仏花/花小商店監修/東本願寺出版/800円+税
10 宗教的要求の象徴・法蔵菩薩――限りなく純粋感性を求めて/那須信孝/大法輪閣/3,000円+税


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2018年08月01日(水) No.2625 (法藏館書店ニュース)

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