法藏館新刊話題の本のお知らせ

2019/1/1 222号【法藏館書店ニュース】
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  法藏館書店ニュース 1月号(2019/1/1)222号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館刊行予定案内

4)法藏館書店新着案内

5)特集1:法藏館書店2018年・下半期売行ベスト20

6)特集2:法藏館書店2018年・年間売行ベスト20

7)特集3:書店員・天山(あまやま)のオススメ本

8)お知らせ

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内

★★ お知らせ ★★
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1、2月の書店休業日
1月のお休み:1〜4日・6日・13日・20日・27日
2月のお休み:3日・10日・17日・24日


▼▼ 話題の本▼▼
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●奈良新聞〈2018年12月9日掲載〉
●週刊仏教タイムス〈2018年11月29日掲載〉
●文化時報〈2018年11月24日掲載〉
●毎日新聞奈良版〈2018年11月23日掲載〉
『行基と歩く歴史の道』
泉森 皎著・四六判・297頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-7720-8

●産経新聞〈2018年12月9日掲載〉
『カミとホトケの幕末維新――交錯する宗教世界』
岩田真美、桐原健真編・A5判・390頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-5555-8

●中外日報〈2018年12月7日掲載〉
『浄土真宗本願寺派 宗法改定論ノート』
池田行信著・A5判・222頁・本体2,800円+税
ISBN:978-4-8318-9033-7

●仏教タイムス〈2018年12月6日掲載〉
『TRES JOIAS――多文化社会で輝く仏教』
菅尾健太郎監督、パウロ・パストレロ制作総指揮
[ブックレット]・A4判・34頁・本体1,000円+税・ISBN:978-4-8318-9816-6
[Blu-ray]・180分、2層式・本体5,000円+税・ISBN:978-4-8318-9817-3
[DVD]・60分×3枚組・本体4,000円+税・ISBN:978-4-8318-9818-0

●文化時報〈2018年11月24日掲載〉
『雑賀一向一揆と紀伊真宗』
武内善信著・A5判・386頁・本体9,000円+税
ISBN:978-4-8318-6250-1

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◇┓  法藏館 新刊案内
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◆顔真卿伝――時事はただ天のみぞ知る【歴史/中国史】
吉川忠夫著・四六判・203頁・本体2,300円+税
ISBN:978-4-8318-7723-9
書聖・王羲之と並んで書道史上に名を留める顔真卿。従来あまり知られていない顔真卿の波瀾万丈の生涯を、中国の歴史・文学・思想に精通した著者が描き出した、本邦初の本格的人物伝。
■目次
はじめに
一章 輝かしい家系とその生い立ち
二章 官界デビュー
三章 安史の乱
四章 息を吹き返す唐王朝
五章 撫州刺史時代
六章 湖州刺史時代
七章 壮絶な最期
終章 書と人
※東京国立博物館特別展
「顔真卿——王羲之を超えた名筆」(2019年1月〜2月)開催!

◆新装版 歎異抄講話 1【真宗/仏教】
廣瀬 杲著・四六判・269頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-6562-5
本書は『歎異抄』について約21年にわたり、講演した内容をまとめた第1弾。口語体による原文の意訳と丁寧な解説は、まさに読者と共に『歎異抄』を味読していく。
歎異抄の解釈において定評のある本書が、読者の声により新装版として待望の復刊。
■目次
序文 歎異の精神
一 願いと光
二 信心の内景
三 如来絶対信中の人
四 いのちのまこと

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◇┓  法藏館 刊行予定案内
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〈2019年2月 刊行予定〉

◆新装版 歎異抄講話 2
廣瀬 杲著・四六判・314頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-6563-2
『歎異抄』についての講演をまとめたもの。第2巻は第五条から第十条までを収録。

◆ひとりふたり・・――春彼岸を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮著・A5判・24頁・本体124円+税・ ISBN:978-4-8318-1150-9
『いのちの言葉』石川結貴、『もののけ時代の親鸞聖人』小山聡子、『はてなの仏教用語』木村宣彰、『真宗のしきたりの不思議』松本智量  ほか

◆“このことひとつ”という歩み――唯信鈔に聞く【真宗/仏教】
宮城 リ著・A5判・254頁・本体2,800円+税・ ISBN:978-4-8318-7917-2
人間は何を求め、何に迷うのか。『唯信鈔』を手がかりに、聖道門から浄土門、自力から他力へという求道の道筋を明らかにする。

◆密教図像 37【美術/密教】
密教図像学会編・B5判・156頁・本体2,800円+税・ ISBN:978-4-8318-0437-2
密教美術をテーマとした論文集。37号執筆者は杉田美沙紀、川野憲一、上原永子、小山一太、杉本瑞帆、大観慈聖、大羽恵美、川譜齬m。

◆東大寺要録 一 東大寺叢書 1【日本史/史料】
東大寺史料研究所編・A4判・予400頁・本体予価30,000円+税
ISBN:978-4-8318-5201-4
東大寺所蔵の経巻・典籍などをフルカラー影印版で掲載するシリーズ刊行開始! 第一期は『東大寺要録』の巻第一・第二を収録し、さらに同史料の醍醐寺本を、紙背文書を含めて特別収録する。

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◇┓  法藏館書店新着案内
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◆浄土真宗の葬儀〈東本願寺出版〉
竹中智秀著・A5判・156頁・本体1,400円+税
浄土真宗における“葬儀”とは一体なにか……。本書は、形式化・習俗化の一途をたどる現代の葬儀に危機感をもつ僧侶・門徒の声にお応えして、発行されました。枕勤めから、納棺、通夜、葬儀、埋葬、中陰、そして年忌法要まで……。浄土真宗における葬送儀礼の本来の意味を一つひとつ丁寧に確かめながら、亡き人をご縁に教えに出遇う、ほんとうの「浄土真宗の葬儀」とはどのようなものかを究明していきます。
■目次
一 葬儀のかたち
二 葬儀の習俗と真宗の葬儀
三 追善の仏事と報恩の仏事
四 真宗の教学と葬送儀礼  ほか

◆真宗僧伽論——正信偈をとおして〈東本願寺出版〉
安冨信哉著・B6判・163頁・本体1,200円+税
念仏の教えを聞く者に、どのような共同体が開かれるのか。
親鸞聖人がつくり、蓮如上人が真宗門徒のお勤めとして定着させた「正信偈」をとおして、浄土真宗の歴史をひもとき、真宗における僧伽とは何かを問う一冊。
■目次
第一章 正信の伝統
第二章 帰敬
第三章 阿弥陀仏とその浄土
第四章 親鸞の仏教史観
第五章 僧伽  ほか

伝道ブックス 81
◆報恩の生活〈東本願寺出版〉
海 法龍著・新書判・69頁・本体250円+税
親鸞聖人のご命日を縁に勤まる法要、報恩講。その願いとそこから開かれる生活について問い尋ねる一冊。報恩講とは、浄土真宗の宗祖親鸞聖人のご命日を縁に勤まる法要で、「一年は、報恩講に始まり、報恩講に終わる」といわれるように、真宗門徒にとってもっとも大切な御仏事として連綿と受け継がれてきました。
本書において海氏は、その報恩講にかけられた願い、また、そこから開かれる生活について、ご自身の体験をもとに優しく問い尋ねてくださっています。
■目次
一年でもっとも大切な御仏事
親鸞聖人のご法事
言葉に出遇う
「南無阿弥陀仏」に聞く
名には願いがある
「ありのまま」と「あるがまま」  ほか

量深学場叢書 一
◆生まれた意義と喜び——出世本懐〈越後量深学場〉
三明智彰著・B6判・64頁・本体400円+税
2018年3月の真宗大谷派三条別院での講演をまとめられたもの。親鸞聖人御誕生800年・立教開宗750年を慶讃して東本願寺で行われた法要のテーマ、「生まれた意義と生きる喜びを見つけよう」の言葉に向き合い、「正信念仏偈」前半の依経分のお心をたずねる。
■目次
一 親鸞聖人のご精神
二 仏教とは何か
三 一乗の実現
四 群萠の救い
五 阿難の問い
六 仏弟子出世の本懐  ほか

本願寺出版社新書 014
◆私の歩んだ仏の道〈本願寺出版社〉
淺田正博(恵真)著・新書判・257頁・本体800円+税
自力の世界にあこがれ、禅修行の果てにたどりついた他力の教え。
お念仏のよろこび、さらにそこに至る自らの歩みと思いを、本願寺派勧学が瑞々しく語る。
胸を打つ名著、待望の新書リニューアル版!
■目次
諸行無常を知る
仏教と出遇う
仏はおわします
阿弥陀仏を見たという体験談
自力道へのあこがれ  ほか

◆九條武子さまと諸行無常の心〈探究社〉
淺田恵真著・A5判・76頁・本体350円+税
東日本大震災をうけ、念仏者とボランティアについて、関東大震災を経験された九條武子さまを通して考える。
■目次
一 はじめに
二 ボランティアと念仏者
三 寄り添う…苦しみを共有する
四 「諸行無常」と「苦諦」
五 武子さまの被災体験
六 地獄界の受け止め  ほか

◆念仏は大きな力となって…
——上代絲子さんの歌と人生〈探究社〉
本多昭人著・B6判・73頁・本体800円+税
与謝野晶子の弟子であり、肉体労働の生活の中で歌を綴った念仏歌人・上代絲子さんの人生と信仰を語る。
※本書は、平成2年(1990)に本願寺出版社より出された、『新・人生シリーズ3 念仏は大きな力となって… 上代糸子さんの歌と人生』を再出版されたものです。
■目次
一、お念仏に包まれた幼年期
二、歌人・与謝野晶子との出会い
三、自立を求めて
四、他人の苦しみを抱えこむ
五、結婚から逆境へ  ほか

角川新書 K228
◆親鸞と聖徳太子〈KADOKAWA〉
島田裕巳著・新書判・234頁・本体840円+税
日本で一番信者数の多い浄土真宗。宗祖・親鸞の浄土教信仰は法然を師とするが、親鸞の非僧非俗の生き方のモデルは聖徳太子にあった。親鸞が残した和讃や妻・恵信尼の手紙などから、浄土真宗の源流には聖徳太子の存在があることを読み解いていく。
■目次
序 親鸞の聖徳太子信仰
第1章 聖徳太子は実在しなかった!?
第2章 聖徳太子の実像と虚像
第3章 法隆寺は何を語っているのか  ほか

扶桑社新書 285
◆本願寺はなぜ東西に分裂したのか〈扶桑社〉
武田鏡村著・新書判・255頁・本体850円+税
東本願寺と西本願寺はどう違う? 分裂騒動と信長・秀吉・家康との深い関係──親鸞を宗祖とする最大宗派、浄土真宗の寺院として京都の西本願寺と東本願寺が有名だが、なぜ東西に分裂したのか。本願寺文書・史料を駆使し、いわば「戦国秘史」から分裂の背景を解き明かす。
■目次
序章 本願寺と織田信長の十年戦争
第1章 信長との関係修復と本能寺の変
第2章 秀吉の覇権と鷺森、貝塚への移転
第3章 雑賀太田城攻めと本願寺  ほか

◆気になる仏教語辞典
——仏教にまつわる用語を古今東西、
 イラストとわかりやすい言葉でなむなむと読み解く〈誠文堂新光社〉
麻田弘潤著・A5判・199頁・本体1,500円+税
多岐にわたる用語を集め、仏教を知識として学びたい人にも必見の一冊。
ふと笑みがこぼれ、強くうなずきたくなる「仏教用語」の魅力を、イラスト×辞典でお届けします。
■目次
基礎知識編 仏教のはじまり、十三宗派一覧、極楽寺の見取り図  ほか
仏教の用語辞典 あ〜わ ※仏教にまつわるキーワード600語以上を収録
コラム・名僧との対談
・仏教にまつわるマンガ・映画・ドラマ・書籍
・麻田弘潤と行く京都ガイド

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◆同朋 1月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー ヨシダ ナギさん(フォトグラファー)
 「何もできない私をそのまま認めてくれた人々と。」
◎特別企画 宗教ってなんだろう?
【新連載がスタート!】
 ●あの寺 この味 お斎のたび
 ●これであなたも仏教ツウ?! クイズで学ぶ仏教語
 ●どうぼうパズルdeひとやすみ  ほか

◆大乗 1月号
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税〈本願寺出版社〉
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・いのちのえほん——なかがわあきら×ひじ みえ
「いのちがふるえているよ」
・釈徹宗の随縁探訪——ゲスト 寺川幽芳さん
・DAIJO法話「時間はいのち」——竹林真悟
・お坊さん み跡をめぐる「角坊」——宏林晃信  ほか

◆大法輪 1月号
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税〈大法輪閣〉
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=仏教のここがすごい!
 T ブッダ釈尊のここがすごい!——蓑輪顕量
 U 仏教哲学のここがすごい!——三友量順
 V 仏教のおしえのここがすごい!——千葉公慈
・道元禅師の生涯についての論争〈上〉——吉田道興  ほか

◆あなたの疑問に答える 続・仏教なんでも相談室 〈大法輪閣〉
鈴木永城著・B6判・239頁・本体1,600円+税
長年、「仏教テレフォン相談」に従事して、人々のあらゆる悩みに寄りそってきた名物和尚が、老・病・死などの人生の悩みや、仏事のしきたりなどの疑問点について、人情たっぷりに答えるやさしくてタメになる回答集です!
■目次
第一章 老いと死の悩み
第二章 生きることの悩み
第二章 浮世をみつめて
第四章 仏事の疑問
第五章 仏像・仏具・寺院建築の疑問
第六章 仏教に親しむために

◆空海要語辞典 W〈山喜房佛書林〉
福田亮成編・A5判・806頁・本体15,000円+税
『十巻章』を底本とする『空海要語辞典』全4巻の最終巻。
著者の半生をかけた全4巻が、このたび遂に完成。
各用語について空海の用例を挙げ解説が付されているため、
空海が考えた本来の意味を確認できる、真言宗寺院に必携の書。
■目次
タ〜ワ

補遺

インド学仏教学叢書 23
◆金光明経の研究
——説法師と経典編纂についてのケーススタディー〈山喜房佛書林〉
日野慧運著・B5判・342頁・本体8,000円+税
2016年に東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻(インド文学・インド哲学・仏教学)に提出され受理された博士論文を改稿されたもの。
■目次
略号及び参考文献
金光明経諸本章題対照表
金光明経各章概要
序論
本論
第T部 「諸天に関する五品」と説法師について
第U部 対告衆と過去因縁譚についての小論  ほか

◆〈文化〉としてのインド仏教史〈大正大学出版会〉
奈良康明著・A5判・224頁・本体2,500円+税
本書は、平成25年(2013)年10月から翌年1月にかけて10回にわたり開催された、大正大学綜合佛教研究所の特別講座「インド仏教文化史論」をベースに、奈良康明博士自身による修正加筆によって原稿化されたものである。
■目次
第T篇 序論 インド社会と仏教
第U篇 本論 インド仏教の儀礼と文化
参考文献
索引  ほか

ちくま新書 1370
◆チベット仏教入門
——自分を愛することから始める心の訓練〈筑摩書房〉
吉村 均著・新書判・301頁・本体900円+税
チベットの仏教はいま世界的に深く浸透しつつある。とくにその生と死の教えに関心が向けられている。チベットの伝統は古い形の仏教を残しており、それが現代の諸問題に対応しうるものとして大きく注目されているのだ。チベットにおける仏教の正統的な教えを解説した初めての入門書。
■目次
第1章 チベットの仏教の歴史——日本との対比
第2章 仏教の要点
第3章 伝統仏教学のすすめ  ほか

◆古代の祭祀構造と伊勢神宮〈吉川弘文館〉
塩川哲朗著・A5判・377頁・本体12,000円+税
古来、日本人はどのように神を信仰してきたのか。「神祇令」記載の国家祭祀と、伊勢神宮祭祀を中心に実態を追究。国家祭祀と各地の祭祀が二重で存在することや、各地の祭祀は在地に任されていることなど、古代祭祀構造の特徴を論証する。さらに、神道史研究の大家西田長男の学問研究と思想性を再評価し、古代祭祀構造の根本を明らかにした注目の書。
■目次
第1部 古代国家祭祀の構造
第2部 古代伊勢神宮の祭祀構造
第3部 古代神祇伝承と古典解釈の研究
補 論 西田長男の「みこともちて——よさし」論
古代祭祀の基本構造  ほか

講談社学術文庫 2531
◆観音さま〈講談社〉
鎌田茂雄著・文庫判・195頁・本体880円+税
苦しみの中でその名を称えれば、即時に現れ、病やすべての厄災から救ってくれる……。インド、中国、日本で、圧倒的な救世主として古来愛され続けてきた“観音さま”。そもそも観音はいつ、どこで生まれたのか。人はなぜ観音を信じるのか。日本文化に与えた影響は——。歴史的背景や『法華経』などの経典、観音像を検証しながら、「観音信仰」の真髄に迫る!
■目次
第1章 観音とは何だろう
第2章 観音の誕生
第3章 『観音経』の教え
第4章 観音信仰の歩み  ほか

◆観音経講話〈春秋社〉
釈 宗演著・A5判・341頁・本体3,000円+税
日本近代の傑僧、鎌倉円覚寺の釈宗演老師が、観音さまの心を語って、現代の我々の心にもずしんと響く、感銘深い名講話集。観音さまを念ずれば、かなわぬことはないという。「智慧と慈悲と勇猛心」の観音さまの心を、あなたはどう生きるか。
釈宗演老師、一百年遠諱記念復刊。
■目次
序文(横田南嶺)
観音経開講前話
観音経講話第一回
観音経講話第二回  ほか

冥顕の哲学 1
◆死者と菩薩の倫理学〈ぷねうま舎〉
末木文美士著・四六判・276頁・本体2,600円+税
東方から発信する、死と死者の領域を視野に収める新しい哲学のヴィジョン。日本の伝統思想を踏まえ、ポスト近代の思想状況を突破する、死者の哲学と菩薩の倫理学。
■目次
序章 見えるもの、見えざるもの——顕と冥の世界観
1 死者と冥顕の哲学
2 菩薩の倫理学へ
終章 苦闘する哲学——私性からの出発  ほか

いま宗教に向きあう 3
◆世俗化後のグローバル宗教事情——世界編T〈岩波書店〉
藤原聖子編・四六判・283頁・本体2,300円+税
今日、結局のところ宗教は衰退したのか、していないのか。
イスラーム、ユダヤ教、キリスト教、道教などの伝統的宗教の変化、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)などの新宗教運動や「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」などの従来の枠組に当てはまらない宗教の動向、ダイバーシティへの対応やインターネットの影響等から考える。
■目次
序論 二〇世紀から二一世紀への流れ……藤原聖子
一 伝統的宗教の復興/変容
二 新宗教運動・スピリチュアリティの現在
三 グローバル化とダイバーシティ  ほか

◆グローバル時代の宗教と情報
——文明の祖型と宗教〈北樹出版〉
保坂俊司著・A5判・212頁・本体2,200円+税
グローバル時代の危機管理のひとつとして、宗教に関する正確な情報・知識の重要性を論じ、特に比較文明学の方法論を用いて、現代社会の理解を宗教の側面から試みる。
■目次
序  グローバル時代の宗教と情報
第1部 宗教とは何か
第2部 トピックス——現代の宗教問題  ほか

日本哲学成立下の真実 1
◆西田幾多郎と瀧沢克己——交流の真実〈七月堂〉
前田 保著・B6判・507頁・本体4,000円+税
西田幾多郎と瀧澤克己の交流の真実から日本思想史に迫る。
500頁にわたる第一巻の第一部「書簡にみる交流」は全書簡の公開と分析。第二部はテキストにみる交流、第三部は宗教論にみる交流、第四部は交流の真実へと迫ってゆく。
特に宗教論における「西田と仏教」、「瀧澤とキリスト教」という視点の展開は圧巻。
■目次
第一部 書簡にみる交流
第二部 テキストにみる交流
第三部 宗教論にみる交流
第四部 交流の真実  ほか

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┃ 特 集 1   ---- 法藏館書店 2018年・下半期売行ベスト20
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☆第1位☆
七日参りのお話——大切な人を送った人へ
竹中尚文著・自照社出版・本体1,000円+税
親を亡くした子どもへ無常の理を説き、遺族の喪失感を癒す、四十九日までの仏教に出遇う中陰法話集。

☆第2位☆
グラフ 真宗本廟(東本願寺)の仏花
花小商店監修・東本願寺出版・本体800円+税
四季折々の花材を用いて立てられる仏花を写真で紹介するオールカラーの写真集。参拝しなければ見ることができない、御影堂や阿弥陀堂に荘厳される仏花を四季ごとに写真で紹介。大谷祖廟の平常時と報恩講時の仏花も収載しています。

☆第3位☆
法話集 柔軟心
幡谷 明、松本梶丸、一楽 真著・順教寺・本体1,000円+税
本書は順教寺にて行なわれた、幡谷明師の「委託と応答——知恩報徳の歴史」、松本梶丸師の「凡夫——いのちの名告り」、一楽真師の「宗祖に遇うということ」の各法話をまとめたもの。

順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税

4 親鸞の往生と回向の思想——道としての往生と表現としての回向/長谷正當/方丈堂出版/2,200円+税
5 浄土真宗の教え——真実の教・行・信・証/宮城 リ/東本願寺出版/750円+税
6 講談社まんが学術文庫 歎異抄/唯円原作・Teamバンミカス著/講談社/600円+税
7 近代真宗教学 往生論の真髄/鍵主良敬/方丈堂出版/2,300円+税
8 阿弥陀経に学ぶ/廣瀬 惺/東本願寺出版/1,600円+税
9 カンタン英語で浄土真宗入門/大來尚順/法藏館/1,200円+税
10 各界第一人者25人による 今こそお寺に言いたいこと/『月刊住職』編集部/興山舎/2,300円+税
11 仏教の救い 5 ——アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/北國新聞社/1,000円+税
12 真宗教学の歴史を貫くもの——江戸時代の三大法論入門/三浦真証/仏教教育出版/500円+税
13 現代語 唯信鈔文意/親鸞仏教センター/朝日新聞出版/2,500円+税
14 そのお悩み、親鸞さんが解決してくれます
   ——英月流「和讃」のススメ/英月/春秋社/1,700円+税
15 親鸞の往生思想/内藤知康/法藏館/7,000円+税
16 親鸞がヤクザ事務所に乗り込んで「悪人正機」を説いたら/向谷匡史/ベストセラーズ/1,500円+税
17 『歎異抄』師訓篇を読む1——前序・第一条・第二条より/梯 實圓/自照社出版/2,000円+税
18 生まれた意義と喜び——出世本懐/三明智彰/越後量深学場/400円+税
19 無明の酔いをさます阿弥陀仏の薬/天岸淨圓/自照社出版/1,000円+税
20 暮らしの中に仏教を見つける/織田顕祐/法藏館/1,000円+税

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┃ 特 集 2   ---- 法藏館書店2018年・年間売行ベスト20
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☆第1位☆
七日参りのお話——大切な人を送った人へ
竹中尚文著・自照社出版・本体1,000円+税
やさしい文体、平易な内容、親しみやすい表紙で、お坊さんからご門徒さんまで、幅広い層の方にお買い上げいただきました。他を大きく引き離して堂々の1位。

☆第2位☆
法話集 柔軟心
幡谷 明、松本梶丸、一楽 真著・順教寺・本体1,000円+税
幡谷・松本・一楽師という人気の3名による法話録。他の書店では入手が難しいこともあり、入荷しては完売を繰り返しながら、現在でもコンスタントに売れ続けています。

☆第3位☆
グラフ 真宗本廟(東本願寺)の仏花
花小商店監修・東本願寺出版・本体800円+税
ありそうでなかった仏花の本ということで、参考として購入されるお寺の方が多かったようです。オールカラーで見る本山の仏花の豪華さは圧倒的!

順位 書名/著者名/出版社名/本体価格+税

4 近代真宗教学 往生論の真髄/鍵主良敬/方丈堂出版/2,300円+税
5 浄土真宗の教え——真実の教・行・信・証/宮城 リ/東本願寺出版/750円+税
6 親鸞の往生と回向の思想——道としての往生と表現としての回向/長谷正當/方丈堂出版/2,200円+税
7 真宗大谷派のゆくえ——ラディカルに問う儀式・差別・靖国/戸次公正/法藏館/2,800円+税
8 講談社まんが学術文庫 歎異抄/唯円原作・Teamバンミカス著/講談社/600円+税
9 仏教の救い 5 ——アジャセ王の帰仏に学ぶ/池田勇諦/北國新聞社/1,000円+税
10 阿弥陀経に学ぶ/廣瀬 惺/東本願寺出版/1,600円+税
11 カンタン英語で浄土真宗入門/大來尚順/法藏館/1,200円+税
12 新潮選書 ごまかさない仏教——仏・法・僧から 問い直す/佐々木 閑/新潮社/1,400円+税
13 聞法の用意[校訂版]/蜂屋賢喜代/法藏館/1,400円+税
14 暮らしの中に仏教を見つける/織田顕祐/法藏館/1,000円+税
15 各界第一人者25人による 今こそお寺に言いたいこと/『月刊住職』編集部/興山舎/2,300円+税
16 新潮選書 親鸞と日本主義/中島岳志/新潮社/1,400円+税
17 やわらか子ども法話/桜井俊彦/法藏館/1,000円+税
18 真宗教学の歴史を貫くもの——江戸時代の三大法論入門/三浦真証/仏教教育出版/500円+税
19 門徒ことば——語り継がれる真宗民語/三島清円/法藏館/1,200円+税
20 現代語 唯信鈔文意/親鸞仏教センター/朝日新聞出版/2,500円+税

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┏━━━━━┓                    
┃ 特 集 3   ---- 書店員・天山(あまやま)のオススメ本
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推薦者:書店員・天山(あまやま)
2018年10月から法藏館に勤めはじめました、入社したての新人書店員です。仏教が大好きな32歳です。今月は私からオススメ本を3冊ご紹介します。

◆仏教シネマ
――お坊さんが読み解く映画の中の生老病死
釈 徹宗、秋田光彦著・四六判・254頁・本体1,500円+税
本書は、“映画大好き! ”な僧侶お二人の対談本ですが、飛び出す映画タイトルの豊富さに先ずは驚きます。話題にあがる多種多様な映画は注で説明されますので、映画に詳しくなくてもフムフムと読めます。ちょっと変わった映画案内本として、そして仏教入門書としてもオススメの一冊です!〈サンガ〉


◆帰依三宝
――仏教徒の大切なよりどころ  (伝道ブックス67)
安冨信哉著・新書判・64頁・本体250円+税
多彩な姿は仏教の魅力の一つですが、その中に共通するものは何でしょうか。様々な思想・信条が溢れかえる現代で、自分が仏教徒であるとはどういうことなのでしょうか。本書は、真宗大谷派の帰敬式の歴史や意義を追いながら、これらの疑問に易しく答えていきます。これから仏教と関わる人や、初心を確認したい人にオススメです!〈東本願寺出版〉

◆往生と成佛   【名著復刊】
曽我量深、金子大榮著・四六判・196頁・本体2,800円+税
ISBN:978-4-8318-6529-8
両氏の講演が収録された本書は言わずと知れた名著ですが、なかでも私のオススメは「曽我量深先生講話」中の質疑応答です。曽我量深氏の言葉に対して当時の人はどのような疑問を投げかけたのか、そしてどのような返答がなされたのか、生のやり取りが垣間見える貴重な一冊です!〈法藏館〉

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◇┓   お知らせ
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■2019年新春プレゼント!先着50名様

2019年1月5日より、法藏館書店店頭でご購入くださったお客様に、
先着で「ほのぼのカレンダー2019年版」をプレゼントいたします。

季節感のある絵で見飽きない、月々の言葉がいい、
使いやすい、と好評発売中のカレンダーです。
まずは気軽にご来店いただき、
カレンダーをゲットしてください!

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■ちょこっと紹介
法然上人のご命日(旧暦1月25日)にちなんで——

◆絵伝にみる 法然上人の生涯
中井真孝著・A5判・206頁・本体2,300円+税
ISBN:978-4-8318-6056-9
浄土宗の宗祖・法然上人の波乱の生涯と思想を、国宝『法然上人行状絵図』を手がかりに、第一人者による丁寧な解説とともに読み解く。全48巻の絵巻物から主要な絵図を取り上げ、エピソードを紹介。カラー図版を多数掲載した、入門に最適の一冊。 〈法藏館〉

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(12月期)◆◆◆

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順位 書名/著者/出版社名/本体価格+税
1  法話集 柔軟心/幡谷 明・松本梶丸・一楽 真/順教寺/1,000円+税
2  阿弥陀経に学ぶ/廣瀬 惺/東本願寺出版/1,600円+税
3  生まれた意義と喜び——出世本懐/三明智彰/越後量深学場/400円+税
4  親鸞の往生と回向の思想——道としての往生と表現としての回向/
  長谷正當/方丈堂出版/2,200円+税
5  グラフ 真宗本廟(東本願寺)の仏花/花小商店監修/東本願寺出版/800円+税
6  改訂新版 大谷派本願寺 伝統行事——裏話と風物詩/
  川島眞量著・川嶋 正編/法藏館/2,200円+税
7  『歎異抄』師訓篇を読む1——前序・第一条・第二条より/
  梯 實圓/自照社出版/2,000円+税
8  七日参りのお話——大切な人を送った人へ/竹中尚文/自照社出版/1,000円+税
9  新装版 観経のこころ——歎異抄の背景にある/正親含英/法藏館/1,500円+税
10 講談社まんが学術文庫 歎異抄/唯円原作・Teamバンミカス著/講談社/600円+税

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2019年01月01日(火) No.2725 (法藏館書店ニュース)

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