法藏館新刊話題の本のお知らせ

2019/7/1 228号『法藏館書店ニュース 』
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  法藏館書店ニュース 7月号(2019/7/1)228号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館重版案内

4)法藏館刊行予定案内

5)法藏館書店新着案内

6)特集1:戦争と仏教

7)特集2:子どものための親鸞さま

8)お知らせ・ちょこっと紹介

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内


★★ お知らせ ★★
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7、8月の書店休業日
7月のお休み:7日・14日・21日・28日
8月のお休み:4日・11日・14日〜16日(お盆休み)・18日・25日


▼▼ 話題の本▼▼
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●大法輪 7月号〈2019年7月1日発行〉
●朝日新聞〈2019年6月18日掲載〉
●毎日新聞〈2019年6月8日掲載〉
『現代日本の仏教と女性
―文化の越境とジェンダー』
那須英勝・本多 彩・碧海寿広編
四六判・256頁・本体2,200円+税
ISBN:978-4-8318-6016-3

●宗教研究 394号〈2019年6月30日発行〉
『近世仏教論』
西村 玲著・A5判・420頁・本体4,800円+税
ISBN:978-4-8318-6247-1

『植民地近代という経験
―植民地朝鮮と日本近代仏教』
諸 点淑著・A5判・356頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-5552-7

●読売新聞 [大阪本社版・夕刊]
〈2019年6月20日掲載〉
『相国寺史 第一巻−史料編中世一』
相国寺史編纂委員会編/原田正俊、伊藤真昭監修
A5判・926頁・本体9,000円+税
ISBN:978-4-8318-5251-9

● 日本海新聞〈2019年6月14日掲載〉
『親鸞改名の研究』
【ながたに】 弘信著・A5判・529頁・本体13,000円+税
ISBN:978-4-8318-8769-6

●中外日報〈2019年6月7日掲載〉
●チベット文化研究会報〈2019年5月20日発行〉
『モンパ―インド・ブータン国境の民』
脇田道子著・A5判・604頁・本体6,000円+税
ISBN:978-4-8318-6240-2

●中外日報〈2019年6月7日掲載〉
●世界日報〈2019年5月19日発行〉
●緑の地球 第187号〈2019年5月15日発行〉
『明恵と龍になった女』
谷口義介著・四六判・192頁・本体1,500円+税
ISBN:978-4-8318-5649-4

●月刊 大和路ならら 6月号
〈2019年6月1日発行〉
『行基と歩く歴史の道』
泉森 皎著・四六判・297頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-7720-8

●山形新聞〈2019年5月29日掲載〉
『鎌倉新仏教論と叡尊教団』
松尾剛次著・A5判・552頁・本体12,000円+税
ISBN:978-4-8318-6066-8

●京都新聞〈2019年5月25日掲載〉
『完全版 宗教なき時代を生きるために
―オウム事件と「生きる意味」』
森岡正博著・四六判・256頁・本体2,200円+税
ISBN:978-4-8318-5706-4

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◇┓  法藏館 新刊案内
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◆岐路に立つ仏教寺院
―曹洞宗宗勢総合調査2015年を中心に
相澤秀生、川又俊則編著・A5判・324頁・本体3,000円+税
ISBN:978-4-8318-5712-5【仏教/社会】
日本で最大数の寺院を有する曹洞宗の悉皆調査を手掛かりに、多角的な観点から人口減少社会における仏教寺院の実態を浮き彫りにする。
■目次
第T部 寺院の概況
第U部 寺院と檀信徒
第V部 寺院運営の現状
第W部 住職・住職配偶者の意識
第X部 地域社会と寺院

◆ブッダの小ばなし―超訳 百喩経
釈 徹宗監修、多田 修編訳・四六判・118頁・本体1,000円+税
ISBN:978-4-8318-2501-8【仏教/読み物】
おもしろおかしい物語をもちいて教えを説く仏教経典『百喩経』。落語の元ネタも含めた35話をわかりやすく日本語訳。仏典の低い入口。
■目次
はじめに
『百喩経』ってどんなお経?
1 グッドアイデアはバッドアイデア
2 思い込みは恐ろしい
3 わかっていないな〜  ほか

◆牛頭天王信仰の中世
鈴木耕太郎著・四六判・336頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6254-9【民俗学/仏教史】
神でも仏でもなく、中世に突如顕われた牛頭天王の謎に満ちた信仰世界を中世神話の視座から読み解き、その深層へと迫る注目の書。
■目次
第一章 牛頭天王信仰をめぐる研究史と課題
―信仰世界に迫るための方法と視座 
第二章 祇園社祭神の変貌
―卜部兼文・一条兼良・吉田兼倶の言説をめぐって
第三章 「感応」する牛頭天王
―阿娑縛抄』所収「感応寺縁起」を読む  ほか

◆時空を超えたメッセージ―龍谷の至宝
龍谷大学創立380周年記念書籍編集委員会編・A5判・208頁
本体1,500円+税・ISBN:978-4-8318-6255-6【仏教】
龍谷大学所蔵の重要文化財をはじめとする貴重資料約100点をオールカラーで紹介。所蔵品の魅力を、わかりやすく見開きで解説。龍谷大学創立380周年記念!
■目次
第1章 仏教東漸 インドから日本へ
第2章 浄土真宗のおしえ
第3章 本願寺学寮から龍谷大学へ
第4章 写字台文庫の至宝  ほか

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◇┓  法藏館 重版案内
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◉朝日新聞ほか各紙誌絶賛!
◆完全版 宗教なき時代を生きるために
―オウム事件と「生きる意味」《2刷》
森岡正博著・四六判・256頁・本体2,200円+税
ISBN:978-4-8318-5706-4【宗教】
衝撃を与えた初版から23年。オウム事件や尾崎豊の死は何だったのか。現代の宗教性に肉薄したロングセラーの名著に、死刑執行を踏まえた渾身の書き下ろしを増補した完全版。
■目次
第一章 宗教なき時代を生きるために
第二章 神秘体験とは何か
第三章 癒しと救済の罠
第四章 私が私であるための勇気  ほか

◆カミとホトケの幕末維新 
―交錯する宗教世界[龍谷叢書46]《2刷》
岩田真美、桐原健真編・A5判・390頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-5555-8【思想史/幕末】
近世と近代を分断する転換期と捉えられてきた幕末維新期を文化史的側面から検証し、「近代のなかの近世」を探ることで、近世・近代の結節点として幕末維新期を描く画期的試み。
■目次
第T部 維新とカミとホトケの語り
第U部 新たな視座からみた「維新」
第V部 カミとホトケにおける「維新」の射程  ほか

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◇┓  法藏館 刊行予定案内
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〈2019年8月 刊行予定〉

◆「悪」と統治の日本近代―道徳・宗教・監獄教誨
繁田真爾著・A5判・予384頁・本体5,000円+税
ISBN:978-4-8318-5558-9【思想史/近代】
近代日本において一様に捉えきれない多様な「悪」の姿と、それがどのように扱われたのかを、イデオロギーと実践の双方の面から描く。

◆貞慶撰『唯識論尋思鈔』の研究―仏道篇
楠 淳證著・A5判・750頁・本体13,000円+税
ISBN:978-4-8318-6377-5【仏教】
鎌倉初期の著名な唯識学匠・貞慶が著した法相論義に関する総合書(論義抄)『唯識論尋思鈔』を詳密に読解し、その仏道論を闡明する。

◆法然と大乗仏教
平岡 聡著・四六判・216頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-6067-5【浄土宗/大乗仏教】
法然の教えを糾弾した『興福寺奏状』を、仏教学の視点から読み解き、法然の説いた仏教の独自性・普遍性を解明。

◆新装版 正信偈入門
早島鏡正著・四六判・171頁・本体1,300円+税
ISBN:978-4-8318-6569-4【仏教】
親鸞が著した浄土真宗の精髄である「正信念仏偈」について、その肝要を解り易く示す。現代語訳と詳細な語註が付された入門書。

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◇┓  法藏館書店新着案内
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真宗新書
◆仏さまの願い―四十八のメッセージ
尾畑文正著・新書判・249頁・本体780円+税 〈東本願寺出版〉
浄土真宗の正依の経典『仏説無量寿経』に説かれる阿弥陀仏の四十八願。
すべての衆生を救い、平和・平等・自由の世界を願うこの四十八願に、現代を生きる人間と社会の課題を尋ねる。
筆者による四十八願の現代語訳付き。

サンガ聖典シリーズ 3
◆親鸞に聞く 大無量寿経の意 T
藤場俊基著・A5判・138頁・本体741円+税〈サンガ伝道叢書〉
2014年10月から2017年6月まで真宗大谷派大垣教区の連続講座として開催された藤場俊基氏による『大無量寿経』講義が多くの方のご協力のもとに『親鸞に聞く大無量寿経の意』としてついに刊行開始! 大経講義の決定版! 『大無量寿経』全講義を全8巻で刊行予定です。

サンガ伝道叢書
◆同朋会運動が見過ごしたもの
―真宗大谷派における「下寺問題」とは
長田浩昭著・A5判・236頁・本体1,389円+税〈サンガ伝道叢書〉
013年7月に開催された北陸聞法道場における長田浩昭氏(兵庫県篠山市法伝寺住職)の「下寺問題」講義を、本人による加筆修正を経てまとめた講義録。
北陸聞法道場叢書として刊行されていたものを広く読まれることを願って、サンガ伝道叢書から再刊行。

◆心の窓―街角の掲示板
那須信孝著・A5判・139頁・本体1,200円+税〈方丈堂出版〉
聖典をはじめ有名無名な人びとの金言や句、著者自作の言葉を掲示板に600余掲げた。
このたび約150首を選び、その背景をやさしく説明してまとめた、待望の書。

◆ここがわからん浄土真宗
大法輪閣編集部編・四六判・214頁・本体1,700円+税〈大法輪閣〉
あなたの「ワカラン」を「ワカル」に変える本。親鸞聖人の生涯、教え、著作、ゆかりの地がワカル。浄土真宗の歴史、仏事のしきたり、今ホットな議論もワカル。門徒はもちろん、そうでない人にも読んでほしい、充実の一冊!

◆獅子吼ゆるごとく
―ビハーラに生きALSと歩む僧侶の記録
深水正道、深水顕真著・B6判・107頁
本体500円+税〈本願寺出版社〉
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に罹患した筆者が、これまでの人生を振り返り、いま、多くの支えのなかで浄土真宗の教えに生きていることを力強く宣言する。

◆みんないのちのおかげさん
―じいじからあなたへの手紙
中川真昭著・A5判・195頁・本体1,300円+税〈本願寺出版社〉
喜怒哀楽、四苦八苦。
娑婆世界に出てきたんやからさけようがないわなあ。
お茶でも飲んでゆっくり話そか。
激動の時代を生きてきた頑固な老僧が、未来を担うあなたたちに伝えておきたい、厳しくて、どこまでもあたたかいメッセージ。
いのちのこと、環境のこと、そして仏さまのこと……。

◆季刊せいてん No.127
浄土真宗本願寺派総合研究所編・B5判・66頁
本体648円+税〈本願寺出版社〉
「季刊せいてん」は、はじめて「浄土真宗聖典」を手にする方にも、わかりやすく学習・聞法していただくことができる味わい深い聖典学習誌です。
●特集 「ふりかえる 平成の議論・新説・新発見」

◆講座 同朋運動
―西本願寺教団と部落差別問題 第四巻
一般財団法人 同和教育振興会編・A5判・334頁
本体5,000円+税〈明石書店〉
西本願寺教団において、部落差別からの解放をめざして取り組まれている同朋運動の理論、教学及び歴史を網羅し、同朋運動の現状と課題を明らかにする講座シリーズ。第四巻は、「御同朋の教学」の構築に向けた諸課題を論じた教学編となる。

◆知っておきたい 本願寺の故実
鎌田宗雲著・四六判・210頁・本体1,800円+税〈永田文昌堂〉
本願寺の故実を知る資料から、布教現場に役立ちそうな内容を記した一冊。

◆生きる意味とは―ニヒリズムを超えて
松塚豊茂著・新書変判・61頁・本体500円+税〈永田文昌堂〉
2017年9月24日にNHK・Eテレ「こころの時代―人生・宗教」で放送された同タイトルの対談の筆録。聞き手は金光寿郎氏。

◆高田学報 第107輯
高田学会編・A5判・144頁・本体2,000円+税〈高田学会〉
■目次
 口絵 『六要鈔』十冊(応永十年七月廿四日書写本)
 論文 今村仁司の清沢満之論の背景と問題
―有限・無限をめぐって……堤 正史
    真宗伝道学における寺院活動の研究
―評価体制の構築を観点として……中川結幾
 講演 「仏教徒として現代を如何に生きるか」……奈良修一
    専修寺御影堂・如来堂の建築的特質……黒田龍二  ほか

角川ソフィア文庫 H127-1
◆ジャータカ―仏陀の前世の物語
松本照敬著・文庫判・359頁・本体1,080円+税 〈KADOKAWA〉
食べ物を何ももたないウサギは炎にとび込み、自らの肉を布施に捧げた。このウサギこそ釈尊の前世の姿であった―。
古代インドの仏教徒が口づてに伝えた説話集ジャータカ。
輪廻転生思想のもと、国王、バラモン、商人、そして動物から神まで、さまざまな生を描く物語は、今昔物語集や歌舞伎をつうじて日本でも親しまれてきた。詩と散文によって彩られ、利他と自己犠牲の理想を描きあげた説話文学集のエッセンスを一冊にまとめる。

◆マハーバーラタ入門―インド神話の世界
沖田瑞穂著・四六判・215頁・本体1,800円+税〈勉誠出版〉
ここに存するものは他にもある。
しかし、ここに存しないものは、他のどこにも存しない―。
神話・教説・哲学が織り込まれた古代インド叙事詩『マハーバーラタ』。
18巻・十万詩節からなるヒンドゥー教の聖典を1冊にまとめた画期的入門書!!

京大人文研東方学叢書 8
◆仏教の聖者―史実と願望の記録
船山 徹著・四六判・238頁・本体3,000円+税〈臨川書店〉
仏教の歴史のなかに聖者はいたのか、いなかったのか。
仏教史に名を残す学派の祖師や学僧たちは、どのような修行を行い、いかなる宗教的階位に到達したのか。
原典資料を読み解き、誤った理解が蔓延する仏教の聖者観を問い直す。

◆良寛「法華讃」
全国良寛会監修、竹村牧男著・A4判・191頁
本体2,500円+税〈春秋社〉
良寛の仏教理解の真髄! 道元禅師が「諸経の王」と称えた『法華経』に付された百二首の讃。
禅の深い境地に達し、文学に秀でた良寛にしか示せない『法華経』理解をやさしく解説。
カラーでその名筆も味わえる、究極の「法華讃」。

◆大阿闍梨 酒井雄哉の遺言
―師弟珍問答
玄 秀盛著・四六判・233頁・本体1,500円+税〈佼成出版社〉
5万人の人々を救ってきた著者が、今は亡き師・酒井雄哉大阿闍梨と交した問答を回顧する。
どんな珍問にも真剣に答える師の言葉には仏教の神髄が込められていた。
無頼漢だった著者を改心させた仏教的なものさしがあきらかに。

ちくま新書 1410
◆死体は誰のものか
―比較文化史の視点から
上田 信著・新書判・233頁・本体800円+税〈筑摩書房〉
死体を忌み嫌い、人の目に触れないようにする現代日本の文化は果たして普遍的なものなのだろうか。様々な時代、地域の例を取り上げ、私たちの死体観を相対化し、来るべき多死社会に向けて、死体といかに向き合うべきかを問い直す。

◆死の所有 増補新装版
―死刑・殺人・動物利用に向きあう哲学
一ノ瀬正樹著・A5判・433頁・本体7,000円+税〈東京大学出版会〉
死の倫理的問題に潜む虚構とは?
死刑、安楽死、脳死、殺人、戦争、動物利用―「人格」「所有」という近代的概念が可能にしている“死をめぐる思考"を問い直し、社会制度や宗教文化をふまえた、私たちの死生観の深層を探る。

◆人類の起源、宗教の誕生
―ホモ・サピエンスの「信じる心」が生まれたとき
山極寿一、小原克博著・新書判・221頁・本体840円+税〈平凡社〉
霊長類学の重鎮と宗教学・キリスト教学の一流研究者による、人類の誕生・発展と宗教との係わりを巨視的なスケールで語る対談。
文明以前の人類にも宗教的観念があったか、など、最新の研究成果を踏まえつつ、かつてない議論を戦わせる。

◆民衆宗教論―宗教的主体化とは何か
島薗 進、安丸良夫、磯前順一著・A5判・387頁
本体6,800円+税〈東京大学出版会〉
1970年代から80年代、宗教学や歴史学において、金光教や大本教など民衆宗教の教祖・教団について活発な研究・議論が展開された。
日本近代において宗教的主体化がどのようにおこなわれ、いかなる社会的役割を果たしたのか。
現代的状況のなか、あらためて民衆宗教研究の意義を世に問う。
 
◆日本の民俗信仰を知るための30章
八木 透著・四六判・207頁・本体1,800円+税〈淡交社〉
本書は、京都を中心とした日本各地で行われる四季のまつりや年中行事を通して、その背後に見え隠れする民俗信仰について明らかにし、その神仏に対する起源やいわれ、人々に信仰され続ける「祈り」について考察する一冊です。

◆大嘗祭の起こりと神社信仰
―大嘗祭の悠紀・主基斎田地を訪ねて
森田勇造著・A5判・145頁・本体1,800円+税〈三和書籍〉
本年秋に行われる大嘗祭を前に、今後の天皇制の在り方を洞察する上にとっても大事なことだと思い、明治以後に行われた斎田地を訪ねた。明治、大正、昭和、平成の東西二か所ずつの八か所と年代不詳の備中主基斎田地を訪れ、当時の様子を知る方々に話を伺い、写真も多数掲載している。

◆弁護士実務に効く
判例にみる宗教法人の法律問題
本間久雄著・A5判・573頁・本体4,300円+税〈第一法規〉
こんな裁判例があったのか!
宗教法人に関わる法律問題やそれに伴う紛争を解決するための指針がつかめる。宗教法人法をはじめ、憲法、墓埋法、民事法、刑事法等の関連法を切り口に、豊富な裁判例を体系的に整理。裁判例を通じて宗教法の基礎的な知識がヴィヴィッドに把握できる。

◆宗教法人の実務のすべて
―事務管理から会計、税務、計算書類の作成まで
齋藤力夫著・A5判・267頁・本体3,800円+税〈中央経済社〉
宗教法人に求められる会計の指針や実務処理を中心として、法律や事務管理、税務、計算書類など網羅的に解説。
法人運営の実態を踏まえた、斯界の第一人者による決定版。

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◇┓  法藏館書店新着雑誌案内
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◆同朋 7月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・60頁・本体371円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 湯川カナさん(一般社団法人「リベルタ学舎」代表理事)
 「お互いさま」と手を取り合い、これからの社会を、未来を切り拓く。
◎特集 特別企画 親鸞、未来へ
【新連載】
●法話 あるがままに―海 法龍
●東本願寺界隈 今昔物語 「詰所」  ほか

◆大乗 7月号
大乗刊行会編・B5判・80頁・本体348円+税〈本願寺出版社〉
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・いのちのえほん「寄りそった いのち」―なかがわあきら×ひじ みえ
・釈徹宗の随縁探訪「越後を訪ねて」
・DAIJO法話 「私のことですから」―赤井智顕
・お坊さん み跡をめぐる part2「西念寺」  ほか

◆大法輪 7月号
石原大道編・A5判・236頁・本体870円+税〈大法輪閣〉
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=〈独り〉の生き方・死に方
 第一部 〈独り〉で生き死ぬために必要なこと
 第二部 仏教に学ぶ〈独り〉で生き方
 ・幕末女性の西国巡礼旅日記―佐藤久光
 ・仏像を守る 第5章 人に寄り添う地域の仏像@―對馬佳菜子  ほか 

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┃ 特 集 1   ---- 戦争と仏教
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先の大戦で仏教各派は軍国主義を是認する教義解釈のもと、積極的な戦争協力体制を推進していきました。74回目の終戦記念日を来月に控え、仏教が戦争に加担していく過程を振り返る上で参考となる書籍をご紹介します。

◆皇道仏教と大陸布教
―十五年戦争期の宗教と国家
新野和暢著・四六判・331頁・本体2,700円+税〈社会評論社〉
かつて日本の仏教界が「一殺多生」(一人を殺して多くを生かす)などと唱えて、国家の戦争に全面協力していったことは知られている。では、日中戦争当時、軍とともに大陸に進出していった仏教の実態は、いったいどんなものだったのか。史料の博艘をもとに初めて本格的な解明を試みた力作。

◆新装版 禅と戦争―禅仏教の戦争協力
ブライアン・アンドレー・ヴィクトリア著・四六変型判・317頁
本体3,000円+税〈えにし書房〉
様々な反響を呼びながら、長らく品切れが続いていた『禅と戦争』が新装版として待望の発売!
禅僧たちの負の遺産とは? 客観的視点で「国家と宗教と戦争」を凝視する異色作。僧衣をまとって人の道を説き、「死の覚悟、無我、無念、無想」を教える聖職者たち―禅仏教の歴史と教理の裏側に潜むものを徹底的に考察する。

新潮選書
◆親鸞と日本主義
中島岳志著・四六判・304頁・本体1,400円+税〈新潮社〉
なぜ“南無阿弥陀仏”は、ファシズムと接続したのか―。大正から昭和初期にかけて起きた親鸞ブーム。その「絶対他力」や「自然法爾」の思想は、やがて“国体”を正当化する論理として、右翼や国粋主義者の拠り所となる。ある者は煩悶の末に、ある者は戦争の大義を説くために「弥陀の本願=天皇の大御心」と主張した。「親鸞思想と国体」という近代日本の盲点を衝き、信仰と愛国の危険な関係に迫る。

◆お寺の鐘は鳴らなかった
―仏教の戦争責任を問う
大東 仁著・B6判・206頁・本体1,700円+税〈教育史料出版会〉
20歳の学生として中国の万人坑を見学して以来、戦争責任を見つめつつ平和を求める歩みを始めた一青年。現在は真宗大谷派の一僧侶となった青年が、仏教(主に真宗)の戦争責任を見つめた本。

◆戦争は罪悪である
―反戦僧侶・竹中彰元の叛骨
大東 仁著・四六判・146頁・本体1,200円+税〈風楳社〉
聖戦ではない、侵略だ―。度重なる反戦言動による逮捕、宗門からの資格剥奪。それでもなお、非戦を貫きつづけた竹中彰元。戦争協力に異を唱えた仏教者の誇りと信念。

◆元来宗教家ハ戦争ニ反対スベキモノデアル
―反戦僧侶・植木徹誠の不退不転
大東 仁著・四六判・178頁・本体1,400円+税〈風楳社〉
浄土真宗僧侶として、戦時下に反戦・反差別を説き、4年間投獄。いくどもの失敗と蹉跌を繰り返し、なお「平和」と「平等」を求めてやまなかった仏教者の生。俳優・植木等の父である。

◆平和の発見
―巣鴨の生と死の記録
花山信勝著・四六判・358頁・本体2,000円+税〈方丈堂出版〉
刑執行まで数時間……。土肥原賢二、板垣征四郎、東条英機が残した言葉は。A級戦犯7名、BC級戦犯27名、最期を見届けた著者が語る真実の平和とは。

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┃ 特 集 2   ---- 子どものための親鸞さま
           ―絵本・紙芝居―
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★鈴木出版特価セール
「大きな絵本 しんらんさま」、「親鸞聖人童形画額絵」

大きな絵本 しんらんさま
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中川正文〔文〕、小島 直〔画〕・28cm×37.5cm・28頁・本体5,000円+税

親鸞聖人750回御遠忌に合わせて作られた大型絵本を、数量限定・特別価格の2,315円+税で販売致します! 同じ絵でも大きさが違うと迫力も倍増! この機会にぜひどうぞ。         
      
親鸞聖人童形画額絵
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※絵本の表紙画を美しい西陣織で再現した「親鸞聖人童形画額絵」も併せて 特価販売中! 金糸を使用し100年以上劣化しない伝統美術工芸です。
本体370,370円+税

他にもいろいろ! 親鸞さま絵本━━━━━━━━━━━━━━━━
・親鸞さま 〈永田文昌堂〉
羽生 透〔文〕、伊藤典子〔絵〕・B5判・40頁・本体1,200円+税
・ひがしほんがんじえほん しんらんさま 〈東本願寺出版〉 
やまだみどり〔絵〕・B5変判・35頁・本体800円+税
・しんしゅうアニメ絵本シリーズ@ しんらんさま 〈東本願寺出版〉 
田中章生〔編集〕、林 佳里〔絵〕、出版部〔文〕・182×182mm・32頁・本体600円+税
・親鸞聖人 〈東本願寺出版〉 
小川一乘〔文〕、畠中光享〔絵〕・B5変判・32頁・本体1,500円+税
・本願寺絵本シリーズ1 親鸞さま 〈本願寺出版社〉 
三栗章夫〔文〕、野村 玲〔絵〕・B5判・32頁・本体1,000円+税
・アニメ絵本 親鸞さま 〈本願寺出版社〉 
相馬和彦〔文〕、グループ・タック〔絵〕・B5判・58頁・本体1,200円+税
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・新案立体紙芝居 親鸞さま 上、中、下 各巻9枚
別冊台本2冊・特製舞台付き
菊池政和〔解説〕・37.5cm×52.5cm・本体80,000円+税

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◇┓   お知らせ
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■中外日報 「宗教文化講座」   [法藏館書店 協賛・出店]
テーマ:「時代を超えてーこころ豊かに生きる」

◆第 3 回 : 9月14日(土) 「山修行の果とは」
       〈しんらん交流館・大谷ホール
       (JR京都駅中央口から北へ徒歩10分)・定員:500〉
       本山修験宗総本山聖護院門跡門主 宮城泰年氏
◆第 4 回 :10月 5日 (土) 「鈴木大拙の華厳学」
       〈京都新聞文化ホール
       (地下鉄烏丸線丸太町駅7番出口すぐ)・定員:400〉
       東洋大学学長 竹村牧男氏

※受講申し込み・お問い合わせ ⇒ 中外日報社営業局出版事業部
〒601-8004 京都府京都市南区東九条東山王町9番地
TEL:075-682-1625 FAX:075-682-1722
Eメール:shuppan@chugainippoh.co.jp

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◇┓  ちょこっと紹介
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◆目覚めれば弥陀の懐―小児科医が語る親鸞の教え
駒澤 勝著・四六判・226頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-2454-7

ひとりふたり・・聞法ブックス4
◆健康であれば幸せか―親鸞さまと私
駒澤 勝著・小B6判・58頁・本体381円+税
ISBN:978-4-8318-2134-8

先日相次いで起こった事件で「引きこもり」の問題が注目されましたが、引きこもりや不登校の問題の解決には、否定して直そうとするのではなく、本人の苦しさに共感し安心できる環境を整備することが重要だとニュースで聞きました。
岡山県の小児科医・駒澤勝先生は、医療は病気をいけないものとする「否定」が前提だが、仏様の慈悲は健康でも病気でも関係なく受け入れて下さる「絶対的肯定」であると言われています。先生のご著書からは、否定を重ねて生きている自分が弥陀の慈悲に包まれている喜びが強く伝わってきます。

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(6月期)◆◆◆

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順位/書名/著者名/出版社名/本体価格+税

1  「現世往生」という迷い/三木 悟/中外日報社/1,500円+税
2  高僧和讃講義(一)―龍樹・天親・曇鸞
/延塚知道/方丈堂出版/2,200円+税
3  師・安田理深論/本多弘之/大法輪閣/2,000円+税
4  さよなら親鸞会(特別版)―脱会から再び念仏に出遇うまで
/瓜生 崇/サンガ伝道叢書/463円+税
5  『教行信証』入門/阿満利麿/筑摩書房/2,200円+税
6  七日参りのお話―大切な人を送った人へ
/竹中尚文/自照社出版/1,000円+税
7  親鸞に聞く 大無量寿経の意T
/藤場俊基/サンガ伝道叢書/741円+税
8  ”このことひとつ”という歩み―唯信鈔に聞く
/宮城 リ/法藏館/2,800円+税
9  なぜ南無阿弥陀仏なのか/藤場俊基/サンガ伝道叢書/463円+税
10  真宗門徒の生活に自信を持とう/宮城 リ/法藏館/1,000円+税

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2019年06月29日(土) No.2850 (話題の本【書評】)

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