法藏館新刊話題の本のお知らせ

2020/2/1 235号 【法藏館書店ニュース 2月号】
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  法藏館書店ニュース 2月号(2020/2/1)235号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館刊行予定案内

4)法藏館書店新着案内

5)特集1:二河白道

6)特集2:教行信証を読むために

7)お知らせ

8)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内せ



★★ お知らせ ★★
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2、3月の書店休業日
2月のお休み:2日・9日・16日・23日
3月のお休み:1日・8日・15日・22日・29日


▼▼ 話題の本▼▼
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●中外日報〈2020年1月17日掲載〉
●仏教タイムス〈2019年12月12日掲載〉
『「悪」と統治の日本近代
―道徳・宗教・監獄教誨』
繁田真爾著・A5判・378頁・本体5,000円+税
ISBN:978-4-8318-5558-9

●岐阜新聞〈2020年1月12日掲載〉
●大分合同新聞〈2020年1月5日掲載〉
●神戸新聞〈2020年1月5日掲載〉
●日本海新聞〈2019年12月24日掲載〉
●東奥日報〈2019年12月24日掲載〉
●京都新聞〈2019年12月22日掲載〉
『近世京都寺社の文化史』
村上紀夫著・A5判・356頁・本体8,000円+税
ISBN:978-4-8318-6253-2

●宗教研究 396号〈2019年12月30日発行〉
『植民地朝鮮の民族宗教
―国家神道体制下の「類似宗教」論』
青野正明著・A5判・320頁・本体3,800円+税
ISBN:978-4-8318-5557-2

●古文書研究 第88号〈2019年12月27日発行〉
『正倉院文書と造寺司官人』
山本幸男著・A5判・494頁・本体11,000円+税
ISBN:978-4-8318-6243-3

●毎日新聞[夕刊・大阪版]〈2019年12月23日掲載〉
●京都新聞〈2019年12月22日掲載〉
『A級戦犯者の遺言
―教誨師・花山信勝が聞いたお念仏』
青木 馨編・四六判・136頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-5713-2

●朝日新聞〈2019年12月14日掲載〉
『増補 いざなぎ流 祭文と儀礼』
斎藤英喜著・文庫判・524頁・本体1,500円+税
ISBN:978-4-8318-2601-5

『仏性とは何か』
高崎直道著、下田正弘解説・文庫判・320頁
本体1,200円+税・・ISBN:978-4-8318-2602-2

『老年の豊かさについて』
キケロ著、八木誠一・八木綾子訳
文庫判・208頁・本体800円+税
ISBN:978-4-8318-2603-9

●仏教タイムス〈2019年12月12日掲載〉
『戦国期宗教勢力史論』
安藤 弥著・A5判・618頁・本体12,000円+税
ISBN:978-4-8318-6251-8

『現代日本の仏教と女性
―文化の越境とジェンダー』
那須英勝・本多 彩・碧海寿広編・四六判・256頁
本体2,200円+税・ISBN:978-4-8318-6016-3

『戦国仏教と京都―法華宗・日蓮宗を中心に』
河内将芳著・A5判・394頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-6252-5

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◆ひとりふたり・・―春彼岸を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
※30冊以上は本体100円+税、100冊以上は送料無料
身近な話題から仏教・真宗の教えにふれる聞法誌。
【定期購読受付中!】定期購読をお申込みいただくと……
  通常注文より、優先的にいち早くお届け!
  買い忘れなく安心! などのお得感満載!
  詳しくは、法藏館書店までお問い合わせください。
《 目 次 》
◎いのちの言葉 あふれでたのはやさしさだった/寮 美千子
◎親鸞聖人の時代の往生際
法然上人の弟子、津戸三郎為守の往生際/小山聡子
◎はてなの仏教用語 五輪/木村宣彰
◎真宗のしきたりの不思議
お仏壇って何をまつっているの?/松本智量
◎おうちで精進料理(春) ふきのしのだ巻き/西川玄房
◎カンタン英語で浄土真宗入門 英語で和讃に親しむ/大來尚順
◎お寺でヨーガ 冬のヨーガ
「肝」を養い、氣の巡りをよくして心を開き、
 ストレスから上手にぬけだそうの巻/Yai
◎正信偈のこころ 本願の大智海/楠 信生

◆ 神仏分離を問い直す【日本史/思想史】
神仏分離150年シンポジウム実行委員会編・四六判・192頁
本体1,200円+税・ISBN:978-4-8318-5562-6
宗教学・歴史学の第一線で活躍する研究者らと現場の僧侶が、幕末維新期の一大トピック「神仏分離」をめぐる諸相を多角的に問い直す。
■目次
基調講演 明治初期の宗教政策と国家神道の形成:
     神仏分離を中心に(島薗進)
発題一  中世における神仏習合の世界観(真木隆行)
発題二  近世史研究からみた神仏分離(上野大輔)
発題三  現代の宗教者から捉えなおす神仏分離と宗教的寛容(木村延崇)  ほか

◆近江商人の生活態度――家訓・倫理・信仰【社会科学】
窪田和美著・A5判・304頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6257-0
全国各地で活躍した近江商人の優れた経営手腕や活動の根底には、仏教があった。近江商人を成功に導いた、特有の生活態度を考察する。
■目次
序章 近江商人の生活態度を探究する
第一章 近江商人と仏教信仰の関係性
第二章 湖東五個荘の近江商人――家業継承と仏教信仰
第三章 盛岡の近江商人――継承された仏教信仰と家業転換  ほか

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〈2020年3月 刊行予定〉

◆地獄 [法蔵館文庫]【日本仏教/思想】
石田瑞麿著、末木文美士解説・文庫判・318頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-2606-0
古代インドの発祥から中国・日本での「地獄」の展開、その対概念として浮上する「極楽」の歴史を詳述。地獄を知るための恰好の概説書。

◆王法と仏法―中世史の構図 [法蔵館文庫]【日本中世史】
黒田俊雄著、平 雅行解説・文庫判・322頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-2607-7
強靱な論理力と斬新な学説で、「武士中心史観」に基づく中世理解に鋭く修正を迫った黒田史学。その精髄を示す論考を収めた不朽の名著。

◆日本仏教と西洋世界【近代仏教】
[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 12]
嵩 満也、吉永進一、碧海寿広編・四六判・366頁・本体2,300円+税
ISBN:978-4-8318-5559-6
日本近代仏教の革新者12名と西洋との交錯から、仏教再編の歴史を様々な局面で読み解き、日本仏教にとって「西洋化」とは何かを問う。

◆日本仏教と論義【宗教】
[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 13]
楠 淳證、野呂 靖、亀山隆彦編・A5判・624頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-6380-5
仏教学・歴史学・文学などの多様な分野の最先端研究が、日本仏教で展開した教理問答の構想と思想的・文化的な意義を浮き彫りにする。

◆大谷光瑞の構想と居住空間【歴史/地理】
[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 14]
三谷真澄編・A5判・284頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6379-9
万能の人・大谷光瑞が手がけた代表的な居住空間を多角的に照射するとき、彼のいかなる構想が浮かび上がるのか。歴史・建築から探る。

◆日本仏教の展開とその造形【宗教】
[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 15]
道元徹心編・A5判・392頁・本体8,000円+税
ISBN:978-4-8318-6383-6
仏教は教理と造形が相互に作用して発展してきた。国内外の研究者が中世を中心に思想と美術の双方から日本仏教を考究する。

◆最古の世界地図を読む
―『混一疆理歴代国都之図』から見る陸と海【歴史/地理】
[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 16]
村岡 倫編・A5判・302頁・本体3,200円+税
ISBN:978-4-8318-6385-0
最新の技術でよみがえった現存最古の世界地図―龍谷大学蔵『混一疆理歴代国都之図』を詳細に分析し、当時の人々の世界認識に迫る。

◆比叡山の仏教と植生【宗教】
[龍谷大学アジア仏教文化研究センター文化講演会シリーズ 4]
道元徹心編・四六判・208頁・本体1,500円+税
ISBN:978-4-8318-6433-8
比叡山は「日本仏教の母山」と呼ばれ、伝教大師の教えと共に類い希な植生が守り伝えられている。その歴史・思想また現状を報告する。

◆ひとくち法話―知っておきたい言葉たち【仏教】
中村 薫著・四六判・144頁・本体1,300円+税
ISBN:978-4-8318-8773-3
「やり直しのきかない人生だが 見直すことはできる」「世界で一番恐ろしい病気は、孤独です」等、62の格言に学ぶ、短編法話集。

◆曇鸞浄土論註の研究
―親鸞「凡夫が仏となる」思想の原点【宗教】
小谷信千代著・A5判・544頁・本体8,000円+税
ISBN:978-4-8318-8778-8
往生浄土の意義を正しく理解するために、浄土教の原点である『浄土論註』を精緻に読み解き、他力往生の根源的意義を明らかにする。

◆唐中期浄土教における善導流の諸相
―『念仏三昧宝王論』と『念仏鏡』を中心に【仏教/宗教史】
加藤弘孝著・A5判・400頁・本体8,500円+税
ISBN:978-4-8318-6135-1
中国仏教史変革の時代に当たる唐中期の善導流の浄土教家の思想的特徴を考察して唐中期仏教全体の様相を浮き彫りにしていく。

◆砂漠のノマド
―カースト社会の周縁を生きるジョーギーの民族誌【民族学/人類学】
中野歩美著・A5判・348頁・本体8,000円+税
ISBN:978-4-8318-6298-3
かつては物乞いと呪術に生きた移動民ジョーギー。定住化政策により、他カーストの村人とも共存する新たな暮らしを構築する姿を紹介。

◆敦煌莫高窟と千仏図
―規則性がつくる宗教空間【中国仏教美術】
末森 薫著・B5判・340頁・本体12,000円+税
ISBN:978-4-8318-7731-4
千仏図は単なる装飾ではなく、様々な情報を含んだ、窟空間を創出するうえで欠かせない図像であることを解明した、気鋭の研究成果。

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◆晩年の親鸞聖人を追慕して
海谷則之著・四六判・269頁・本体1,800円+税〈自照社出版〉
晩年の親鸞聖人は何を思い、どのように家族や門弟に接せられたのか。そのご事跡をたずねつつ、著作やお手紙などから等身大の聖人像に迫る。
【著者自筆「親鸞聖人ゆかりの比叡山古道」地図を収録】

一縁会テレフォン法話集
◆仏さまから信じられている
一縁会編・B6判・107頁・本体800円+税〈自照社出版〉
「仏さまのお力によって、浄土という世界に生まれさせていただく私に気づき、感謝と喜びの中に生きる」
――短編法話30篇。テレフォン法話集第9弾。

◆江戸 真宗門徒の生と死
大桑 斉著・四六判・217頁・本体2,000円+税〈方丈堂出版〉
親鸞聖人が開創した「真宗」という“教え”は聖人の門徒にどのように受け止められてきたか?
門徒大衆の信心は習俗化されて、親鸞聖人の信心と異なる、低俗であると暗黙に了解されてきた。思想史学の立場から、顧みられることがなかった近世江戸世界の真宗門徒の信心の課題を、非凡な着想力で解明した必読書!

◆愚禿鈔講義録 21
宗 正元講述・A5判・231頁・本体2,000円+税〈雲集学舎〉
この講義録は、平成13年12月28日に逝去された加藤寿太郎氏のほぼ全講にわたるテープ起こしをもとに、有志の協力によって製作されたものです。

◆『勤式集』解説
堤 楽祐著・A5判・150頁・本体1,500円+税  〈永田文昌堂〉
本書は、本願寺出版社発行の『勤式集』所収の各作法及び『声明集』などに所収の作法について、その作法の変遷などを記した上、作法内の各曲について、その御文と書き下し文を示し、又その曲の旋律のいわれなども【節譜】として記しました。

◆西本誠哉先生語録―耳底録
――最高の生き方と最高の死に方
松塚豊茂著・新書変判・95頁・本体700円+税〈永田文昌堂〉
わかり易い言葉と巧みな譬喩で本願を説き、生涯を布教仏道に捧げた西本誠哉先生。
名師の金言を後世に残し、最高の生と死を考える。

原始仏典V 7
◆増支部経典 第七巻
中村 元監修、前田專學編集、林 隆嗣訳
A5判・328頁・本体6,000円+税〈春秋社〉
『パーリ語三蔵』の「経蔵」に収められている原始仏教経典、『長部経典』『中部経典』『相応部経典』につづく『増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)』の現代語訳。
「寄る辺」「罵り」「自分の心」「希望」など、第十集第1章から第10章までを収録。

◆しっかり基礎から学ぶサンスクリット
上・下巻―書き込み式
平岡 昇修著・B5判・上、下巻各本体1,500円+税
上巻129頁、下巻:276頁〈山喜房佛書林〉
平易で初心者も短期間で学べるサンスクリット入門書。
書いて覚えられる、書き込み式。

◆VS仏教
―“ブッダの教え”は現代の悩みに勝てるのか!?
トゥーヴァージンズ編著・四六判・190頁・本体1,600円+税
〈トゥーヴァージンズ〉
人間関係・お金・恋愛・仕事などにまつわる「現代の悩み」に対して、気鋭の僧侶たちが宗派を超えて「法話」をもって解決……と思いきや、「納得がいかない!」とツッコむ相談者たち。ありがたい法話をいただくだけのお悩み解決本とは一線を画す、まったく新しい仏教本!

◆ビジネスに活かす教養としての仏教
鵜飼秀徳著・A5変判・238頁・本体1,600円+税〈PHP研究所〉
本書では、元経済系記者で現在は浄土宗僧侶の著者が、難解な用語や解説は極力避け、現代のビジネスシーンに置き換えながら、仏教を「再翻訳」。
六道輪廻や八正道などイメージしづらい教えもすいすい頭に入る。
ビジネスパーソン必読の“世界一わかりやすい仏教本”。

◆日本仏教民衆救済史
宇野弘之著・四六判・277頁・本体3,200円+税〈山喜房佛書林〉
聖徳太子から日蓮上人まで、先人たちはなぜ熱心に衆生救済活動に専心専念したのか。
衆生済度の民衆救済史を人文科学の視点からアプローチし、ひもとく。

◆般若経の思想
渡辺章悟著・四六判・236頁・本体2,400円+税〈春秋社〉
“空と智慧の経典”は何を説くのか?
悟りに至る完全な智慧とは―「般若」の名を有する多くの経典は、どのように生まれ、発展し、受容されたのか。
大乗仏教の始まりと共に誕生し幅広く展開された般若経について扱った画期的な解説書。

構築された仏教思想 7
◆空海―即身成仏への道
平井宥慶著・B6判・181頁・本体1,600円+税〈佼成出版社〉
難解であるが魅力的な弘法大師空海の思想を一般の読者にも納得してもらえる内容となっている。その波乱の生涯と思想確立の変遷、高野山金剛峯寺建立の意味、日本密教の本流を著者ならではの巧妙かつリズム感ある文体で解説。

人物叢書(新装版) 299
◆経覚
酒井紀美著・四六判・304頁・本体2,300円+税〈吉川弘文館〉室町時代中期の僧侶。醍醐寺三宝院の満済(まんさい)に政治姿勢を学びながら大和国支配に力を注ぐが、将軍足利義教(よしのり)によって追放される。復帰後は大和国内の武士たちの対立に積極的に加わり、波瀾の人生を送った。応仁の乱の戦況にも大きな関心をもち、日記『経覚私要鈔』に克明に記録したその生涯を描く。

◆宗教で読み解く日本史
―理由がわかって全体像が見えてくる
浮世博史著・四六判・375頁・本体1,800円+税〈すばる舎〉
史実の裏にはいつも「信仰の力」がうごめいている。宗教の問題を真正面からとらえ直すことで、通説をくつがえす新たな人物像や意外な側面が見えてくる。現役カリスマ教師が教える教養としての日本史講座。

◆神道文化の現代的役割
―地域再生・メディア・災害復興
黒附_行著・A5判・263頁・本体3,800円+税〈弘文堂〉
現代社会で神道・神社が果たせる役割とは。祭りや伝統芸能など神道文化が果たしうる役割について、地域再生、メディア・コミュニケーション、災害復興の面から、実践のあり方やその担い手の認識に焦点を当てて問う。

◆出雲神話論
三浦佑之著・四六判・661頁・本体3,600円+税〈講談社〉
姉アマテラスに逆らって追放されたスサノヲ。スサノヲの娘スセリビメと結ばれて地上の主として君臨したオホナムヂ(オホクニヌシ)。しかし、その栄華も高天の原の神がみによって打ち砕かれる。この物語はなにを意味するのか。神話の向こうに微かに見える、古代における日本列島の姿を明らかにせんとする、著者の古事記研究五十年余の総決算!

ちくま学芸文庫 ツ9-1
◆日本の神話
筑紫申真著・文庫判・297頁・本体1,200円+税〈筑摩書房〉
日本の本当の神は、記紀神話の外にいる。天照大神の誕生を追求する研究を、在野で行った著者が、国家統治のために創り上げられた神話を元の地方神話に解体し、日本の神の原初の姿を取り出して見せた、画期的な研究の成果。

シリーズ古代史をひらく
◆古代寺院―新たに見えてきた生活と文化
吉村武彦、吉川真司、川尻秋生編・四六判・355頁
本体2,600円+税〈岩波書店〉
六世紀末の飛鳥寺の創建に始まり、律令国家の形成と歩を共にしつつ、奈良・平安時代へと独自の展開をとげていった古代寺院の多様な実像を、文献史学・歴史考古学・美術史学・建築史学の最新研究の成果から明らかにし、後代に及ぼした影響や歴史的意義を論じる。

講談社選書メチエ 717
◆西田幾多郎の哲学=絶対無の場所とは何か
中村 昇著・四六判・360頁・本体2,150円+税〈講談社〉
『善の研究』の冒頭に出てくる「純粋経験」からはじまって、後期の「絶対無の場所」にいたる思考とは、どのようなものなのか。「存在と無」(=あるとない)という、われわれがごく日常的に想定する対立の以前に、「場所」というものを考え、そこに人間の根本をみようとした近代日本哲学の巨峰を、これまでにない明解な叙述で味わい尽くす力作!

◆地獄絵 ART BOX
加須屋誠著・A24取判・192頁・本体2,200円+税〈講談社〉
「地獄」とは何か? 地獄絵には何が描かれているのか?恐怖、畏敬、信心、ユーモア……その魅力に様々な角度からアプローチ! 国宝「六道絵」「地獄草紙」ほか、数多の作品の図版から、絵画に描かれたその恐ろしくも魅惑的な「地獄」の世界を解説します。

◆それちょーだい!
うさ文、絵・縦260mm×横209mm・32頁・本体1,200円+税
〈東本願寺出版〉
「それちょーだい!(Give me that !)」サルのながーいシッポ、キリンのきれいなもよう、ゾウの大きなからだ……。小さなウサギは、自分に無いものをほしがります。これは、ほしがりウサギがほんとうの自分、「あるがまま」に出会う物語です。
【日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語に対応、対象年齢3歳〜】

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◆同朋 2月号〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・56頁・本体364円+税
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 岡野雄一さん(漫画家)
 いまだに、母のてのひらの上で生かされているような気がします。
◎特集 漫画・アニメの力
【好評連載】
●東本願寺界隈 今昔物語――福永念珠舗
●ペコロスのほどけてしゃがんで――岡野雄一さん  ほか

◆大乗 2月号〈本願寺出版社〉
大乗刊行会編・B5判・88頁・本体341円+税
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・いのちのえほん「里山と いのちと」――なかがわあきら×ひじみえ
・釈徹宗の随縁探訪――ゲスト:黒田義道さん
・DAIJO法話「そのまま ありのまま」――西原龍哉
・お坊さん み跡をめぐる part2「妙源寺」
・結婚してお坊さんになりました「鬼は内」――前田純代  ほか

◆大法輪 2月号〈大法輪閣〉
石原大道編・A5判・236頁・本体1,000円+税
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=〈徹底比較〉真言密教と天台密教
第一部 真言密教編、第二部 天台密教編、第三部 真言密教と天台密教の違い
・中国禅入門 唐代禅僧たちの生涯 18 遊山(続)――小川 隆
・ほとけさまといっしょ 〈その二十二〉 「思惟」――藤原祐寛
・『大日経』のおしえ 第七回 浄菩提心とは何か――下泉全暁  ほか

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特 集 1 : 二河白道

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法話などでよく引用される善導大師の「二河白道のたとえ」について
書かれた本を集めました。


◆季刊せいてん No.128 2019秋の号
―特集 「詳しく学ぶ 二河白道のたとえ」
浄土真宗本願寺派総合研究所著・B5判・66頁・本体637円+税
「二河白道」の内容を最も正確に描いたとされる岡崎市・萬徳寺蔵「二河白道図」三幅の絵解きを中心に、そこに表された教えについて詳しく学びます。〈本願寺出版社〉
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※特集中のドット絵イラストを使用したパワーポイント
「二河白道のたとえ」スライドショーが、総合研究所
ウェブサイトから無料でダウンロードできます。
http://j-soken.jp/download/10808
法話や学習会などにご活用ください。
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◆ふしぎの河―二河白道の譬喩
西川正澄著・四六判・225頁・本体2,000円+税
「二河白道」本文とそれに関係する親鸞聖人の言葉の原文・訳文・解説を収録。本文を細かい項目に分け、それぞれに著者自身によるカラーイラストを挿入した読みやすい一冊。〈方丈堂出版〉

◆二河白道講讃―真実信の成立と救済の歴程
柳田智照著・A5判・170頁・本体2,500円+税
門徒の個人宅で開催された月例法座での二河白道講義をもとにまとめた解説書。自身の歩みに重ねながら善導大師の求道の歴程を窺う。〈探究社〉

◆ここに道あり―二河白道の法話(前編・後編)
前編:B6判・104頁・本体2,136円+税
後編:B6判・110頁・本体1,200円+税
南米開教総長を務めた著者が『南米本願寺新聞』に連載した26回の二河白道法話を2冊にまとめたもの。 〈百華苑〉

◆如来のよび声に気づく
―六字釈のこころと二河白道
梯 實圓、天岸淨圓著・B6判・110頁・本体800円+税
善導大師の「二河白道」と親鸞聖人による解釈の本文および意訳、編者による解説をコンパクトにまとめた小冊子。〈東本願寺出版〉

◆二河白道の譬え
寺川俊昭編・B6判・61頁・本体400円+税
二河白道西宮市・善教寺での報恩講法話集。後半に天岸淨圓師の法話善導大師と二河白道の譬」を収録。〈自照社出版〉


在庫あります!昭和の説教・解説書━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆わかりやすい二河白道の話
生田義純著・B6判・56頁・本体381円+税(永田文昌堂)

◆二河白道説
大冨江峰道人著・B6判・88頁・本体630円+税(大八木興文堂)

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特 集 2 : 教行信証を読むために

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◆教行信証 大河流覧
藤場俊基著・四六判・280頁・本体2,400円+税
ISBN:978-4-8318-7923-3
同じ書物が別物に見えることがある。本書で語られる『教行信証』とはそういう一冊である。「本願力回向の呼応」「本願力回向成就の相」「唯除と仏智疑惑」の三つの流れによって『教行信証』六巻の壁を取り払い、親鸞の真意を読み解く画期的論考。三十五年以上『教行信証』と向き合ってきた著者の総決算の序章。〈法藏館〉


◆親鸞の教行信証を読み解く 全5巻 【オンデマンド版】
藤場俊基著・四六判・平均320頁・本体各3,600円+税

@ 教・行巻    浄土教の成立根拠と歴史的展開
A 信巻     浄土教の信仰における問
B 証・真仏土巻  浄土教は仏教であるか否か
C 化身土巻(前) 似て非なる「仏教」――願われて在る逸脱
D 化身土巻(後) 似て非なる「仏教」――許すべからざる詐称
『教行信証』撰述の背景となる問題意識の由来を尋ね、全体を貫く往生・環相の二回向の意味を読み解き、教行信証の全体像を明らかにする。 〈明石書店〉


◆『教行信証』入門
阿満利麿著・四六判・288頁・本体2,200円+税
「浄土」へ往生することに留まらず、「還相の菩薩」として現世にて慈悲を実践することこそ親鸞の目的であったと『教行信証』を通して明らかにする。仏教を知識として知ろうというのでなく、仏道を生きようとする人へ著された「入門」の書。   〈筑摩書房〉

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今年も開催予定!

■法藏館  春の本まつり!

今年の春も法藏館前にて、〈春の謝恩セール〉の開催を予定して
おります。仏教・歴史・思想・文学等々…たくさんの本が並びます
ので、皆さん続報をお楽しみに!

 板木蔵の公開見学会も開催予定

 春の本まつり!続報は次号の書店ニュースや営業部Twitter等のSNSにてお知らせします。
 前回の「本まつり」の様子はYouTube法藏館チャンネルでご覧になれます。


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 ご確認の上、お買い求めください。
◯返品・返金はできませんので、ご了承ください。

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(1月期)◆◆◆

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順位/書名/著者名/出版社名/本体価格+税

1  お寺の掲示板/江田智昭/新潮社/1,000円+税
2  七南無阿弥陀仏のすくい/瓜生 崇/響流書房/100円+税
3  よきひとの言葉3―浄土真宗への道しるべ/釜田哲男/北國新聞社/1,800円+税
4  浄土からの呼びかけT・U・V/梶原敬一、園田久子,花崎皋平、宮城 リ/
大谷派大阪教区第5組教化委員会/1,600円+税
5  親鸞聖人の南無阿弥陀佛―「六字釈」のこころ/梯 實圓/自照社出版/1,600円+税
6  A級戦犯者の遺言―教誨師・花山信勝が聞いたお念仏/青木 馨/法藏館/2,000円+税
7  教行信証 大河流覧/藤場俊基/法藏館/2,400円+税
8  なぜ南無阿弥陀仏なのか/藤場俊基/サンガ伝道叢書/463円+税
9  七十歳の親鸞――悪人正機説の広まり/今井雅晴/自照社出版/800円+税
10 七日参りのお話――大切な人を送った人へ/竹中尚文/自照社出版/ 1,000円+税

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2020年01月31日(金) No.2978 (法藏館書店ニュース)

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