法藏館新刊話題の本のお知らせ

2020/6/1 239号 【法藏館書店ニュース 6月号】
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  法藏館書店ニュース 6月号(2020/6/1)239号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館重版案内

4)法藏館刊行予定案内

5)法藏館書店新着案内

6)特集1:今こそ「死」を想う

7)特集2:樹心社最終在庫

8)お知らせ・ちょこっと紹介

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内せ



★★ お知らせ ★★
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6、7月の書店休業日
6月のお休み:7日・14日・21日・28日
7月のお休み:5日・12日・19日・26日

▼▼ 話題の本▼▼
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●『茉莉花』120号〈2020年6月8日発行〉
●本願寺新報〈2020年5月20日発行〉
●毎日新聞ニュースジャーナル(ネット配信記事)
〈2020年5月19日午後配信〉
『なぜ人はカルトに惹かれるのか―脱会支援の現場から』
瓜生 崇著・四六判・214頁・本体1,600円+税
ISBN:978-4-8318-8779-5

●東京新聞〈2020年5月11日掲載〉
『ひとくち法話―知っておきたい言葉たち』
中村 薫著・四六判・144頁・本体1,300円+税
ISBN:978-4-8318-8773-3

●中外日報〈2020年5月8日掲載〉
『曇鸞浄土論註の研究
―親鸞「凡夫が仏となる」思想の原点』
小谷信千代著・A5判・544頁・本体8,000円+税
ISBN:978-4-8318-8778-8

●中外日報〈2020年5月8日掲載〉
『戦国仏教と京都―法華宗・日蓮宗を中心に』
河内将芳著・A5判・394頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-6252-5

●中外日報〈2020年4月24日掲載〉
龍谷大学アジア仏教文化研究叢書14
『大谷光瑞の構想と居住空間』
三谷真澄編・A5判・268頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6379-9

●内外教育〈2020年4月14日掲載〉
『自然に学ぶ』
白川英樹著・四六判・146頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-5714-9

●日本文学 Vol.69〈2020年4月10日掲載〉
『牛頭天王信仰の中世』
鈴木耕太郎著・四六判・336頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6254-9100円+税

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◆ひとりふたり・・―お盆を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
※30冊以上は本体100円+税、100冊以上は送料無料

身近な話題から仏教・真宗の教えにふれる聞法誌。
【定期購読受付中!】定期購読をお申込みいただくと……
  通常注文より、優先的にいち早くお届け!
  買い忘れなく安心! などのお得感満載!
  詳しくは、法藏館書店までお問い合わせください。

《 目 次 》
◎いのちの言葉 生まれてきた奇跡/浜田桂子
◎親鸞聖人の時代の往生際
語られた親鸞聖人の往生際/小山聡子
◎はてなの仏教用語 迷惑/木村宣彰
◎真宗のしきたりの不思議
お仏壇に位牌や写真を置かないのはなぜ?/松本智量
◎おうちで精進料理(夏) とうがんの梅肉和え/西川玄房
◎カンタン英語で浄土真宗入門 英語で和讃に親しむ/大來尚順
◎お寺でヨーガ 夏のヨーガ
サビをとり、弱ったカラダを蘇らせるの巻/Yai
◎正信偈のこころ 如来の大悲と衆生の煩悩/楠 信生

◆清水寺 成就院日記 第5巻【歴史】
清水寺史編纂委員会編・A5判・416頁・本体9,000円+税
ISBN:978-4-8318-5155-0
京都・清水寺の門前町の行政を記録した江戸時代の公用日記。第5巻は延享四年七月〜延享五年(寛延元年)と『慈心院日記』を収録。
■目次
成就院日記 延享四年七月〜九月
成就院日記 延享四年十月〜十二月
成就院日記 延享五年(寛延元年)正月〜二月
成就院日記 延享五年(寛延元年)七月〜九月  ほか
[既刊]第1巻〜4巻

◆新装版 浄土和讃講話【真宗】
川瀬和敬著・四六判・162頁・本体1,400円+税
ISBN:978-4-8318-6572-4
親鸞の著作である三帖和讃の一つ『浄土和讃』。 本書は単なる教義的解釈だけに留まらず、118首で構成される和讃の文意を、一つ一つを易しく丁寧に読み解いた名講話。
■目次
讃阿弥陀仏偈和讃……四十八首
大経意……二十二首
観経意……九首
弥陀経意……五首
諸経意弥陀仏和讃……九首  ほか

◆本願寺教如教団形成史論【歴史/真宗】
大桑 斉編著・A5判・379頁・本体7,000円+税
ISBN:978-4-8318-6258-7
教如はいかにして本願寺教団を編成したのか。教如が発給した大量の消息類から、その宗教的理念を究明し、教団構造の形成過程を明らかにする。
■目次
第一章 教如教団の形成
第二章 教如教団形成における戦乱と開拓
第三章 本願寺教如の救済論
付論1 東西分派論序説
付論2 真宗寺院成立史試論
付論3 教如九州下向史料の検討
[資料編]
教如上人消息一覧(修正版)……川端 泰幸

◆本願寺教団と中近世社会【歴史/真宗】
草野顕之編・A5判・308頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-7728-4
権力者は宗教との間にどのような関係を構築したのか。宗教的世界に規定された列島社会の中近世という新たな歴史像を世に問う。
■目次
序論[草野顕之]
T 戦国争乱と本願寺
U 中近世移行期と本願寺
V 近世本願寺の諸相  ほか

◆智慧のともしび
―顕証寺本 蓮如上人絵ものがたり【真宗】
顕証寺編・B5判・168頁・本体2,500円+税
ISBN:978-4-8318-6261-7
蓮如上人建立の寺・顕証寺が制作した「顕証寺本蓮如上人四幅御絵伝」のフルカラー解説書。やさしい文章と宮絵師・安川如風氏による美しい絵で、上人のご生涯と大坂との関わりがよくわかる一冊。
[掲載内容]
四幅全46図のそれぞれについて絵と解説を掲載/「特集」として「蓮如上
人の伝記」や「大坂との関わり」などを解説/「顕証寺本蓮如上人絵伝」の
制作過程を公開/久宝寺御坊顕証寺の歴史/ほか

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〈2020年7月 刊行予定〉

◆仏教と日本 T [日本佛教学会叢書【仏教】
日本佛教学会編・A5判・472頁・本体7,000円+税・ISBN:978-4-8318-7729-1
日本における仏教は、神祇信仰やキリスト教など様々な文化・思想との交流の中で展開してきた。「日本」的仏教の特性と、その形成の過程を追究した研究論考集。

◆評伝 J・G・フレイザー 上―その生涯と業績 【法蔵館文庫】【民族/伝記】
ロバート・アッカーマン著、小松和彦監修、玉井 本体1,700円+税
ISBN:978-4-8318-2610-7
世界的な人類学者の壮絶な学者人生と秘められた私生活。大著『金枝篇』出版で名声を得るまで。英国ベストセラーとなった画期的評伝。

◆評伝 J・G・フレイザー 下―その生涯と業績 【法蔵館文庫】【民族/伝記】
ロバート・アッカーマン著、小松和彦監修、玉井 本体1,700円+税
ISBN:978-4-8318-2611-4
『金枝篇』で世界に衝撃を与えた、その後の半生。出版裏事情や悪妻と評された夫人との結婚生活。英国ベストセラーとなった画期的評伝。

◆増補 宗教者ウィトゲンシュタイン 【法蔵館文庫】【宗教】
星川啓慈著・文庫判・257頁・本体1,000円+税・ISBN:978-4-8318-2612-1
ウィトゲンシュタインは「哲学者」か、それとも「宗教者」か? ひとつの孤独な魂が、強靭な理性と「神との和解」のはざまで悩みぬく。

◆室町時代の祇園祭【日本史/中世】
河内将芳著・四六判・248頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-6263-1
中止や延期を何度も乗り越えた、史上最も盛大な室町期の祇園祭に注目し、公武権力が京都に併存した室町期独自の特徴を解明。京都のほか、地方の祇園会にも言及した稀有な一冊。

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◆釈尊の呼びかけを聞く 阿弥陀経入門
一楽 真著・B6判・129頁・本体1,000円+税〈東本願寺出版〉
宗祖親鸞聖人がお釈迦さまがこの世にお出ましになられた本意を表されたお経≠ニ言われる『阿弥陀経』。
さまざまな法事・法要の場で読まれるこの経典には、一体何が書かれているのか。お釈迦さまが説かれる阿弥陀仏や極楽(浄土)は、私たちとどう関わるのか……。
書き下し・著者意訳とともに、経文に込められた仏意(おこころ)を丁寧に尋ねる、『阿弥陀経』の入門書。

◆御伝鈔 御俗姓(現代語版)
浄土真宗本願寺派総合研究所著・B6判・167頁
本体1,000円+税〈本願寺出版社〉
「浄土真宗聖典」現代語版シリーズの最新刊。親鸞聖人のご事蹟や浄土真宗の肝要が記された聖典が、わかりやすい現代語になりました。本書では、充実した脚註や巻末註、関連年表・史蹟略図が本文の理解を助け、また付録として、絵巻物の図絵部分にあたる「御絵伝」を図解付きで解説しています。

◆浄土真宗本願寺派 僧侶教本A
僧侶養成部・浄土真宗本願寺派総合研究所編
B5判・141頁・本体2,400円+税〈本願寺出版社〉
僧侶をめざす方をはじめ多くの人に、浄土真宗本願寺派の学びを深めていただき、基本的知識を習得するための教本。釈尊や親鸞聖人の生涯、仏教の基礎知識、教義、歴史などが体系的にまとめられている。

◆信道 2018年度―蓮如上人『御文』を読む
真宗大谷派名古屋別院編・A5判・248頁・本体1,800円+税
〈真宗大谷派名古屋別院〉
2018年度の年間テーマは「蓮如上人『御文』を読む」。
本書は蓮如上人の生きた時代背景、蓮如上人の生涯から、なぜ『御文』が書かれるようになったのか、どのような願いがあったのか、普段身近に読まれている『御文』を中心にお話しいただいた講義録です。蓮如上人の思いばかりではなく、『御文』に書かれている願いまで、詳しくお話しいただきました。

◆お育てにあずかって
稲田静真著・四六判・201頁・本体1,500円+税〈自照社出版〉
若かりしハワイの開教使時代、保育園園長として子どもたちへ仏の心を注いだ四十数年の教化の半生の中で、折々に発表した珠玉の法話集。真宗の教義をいかに分かりやすく説くことを主題に、例話を多載した生きる指針を与える法話38篇。

シリーズ実践仏教 2
◆現世の活動と来世の往生
船山 徹編、岸野亮示,ジャクリーン・I・ストーン著、中山慧輝訳
四六判・220頁・本体2,700円+税〈臨川書店〉
『現世の活動と来世の往生』は、地域と時代の異なる二つの概説を収める。第一章は、インドにおける行像の発端として、過去世に修行を積んだ成果として現世でゴータマ・シッダールタがブッダとなれたという、過去世と現世のつながりを扱う。第二章は、修行者が現世を去りゆく瞬間にいかなる行為で来世に想いを託すかという、現世から来世への往生を主題として取り上げる。

KAWADE夢新書 S404
◆日本人なら知っておきたい仏教
―無常・中道・慈悲という道しるべ
武光 誠著・新書判・207頁・本体880円+税〈河出書房新社〉
古代インドで釈迦が起こし、アジアを経て日本へと広まっていった仏教。釈迦は何を考え、私たちに何を教えているのか。日本人の歴史や風習、価値観を育んできた仏教の全体像が瞭然となる書。

◆日本のものすごい10人の住職
―みんなに知ってほしい
『月刊住職』編集部編・四六判・229頁・本体2,000円+税 〈興山舎〉
『月刊住職』の好評企画〈住職ルポ〉ではこれまでに、1000人を超す住職の方々を取り上げて参りました。日本に約6万人つまり約2千人に1人が「住職」という身分でありながら、正直、世間も住職同士でさえ住職各個の境涯や活動をよく知らないのが正直なところ。どの住職も会えば驚くべき人生の達人だと現場を取材するたびに驚かされてきた『月刊住職』編集部による、ぜひみんなに知ってほしい「10人の住職」シリーズ第1弾!

角川選書 636
◆日本仏教の基本経典
大角 修著・四六判・415頁・本体2,000円+税〈KADOKAWA〉
釈迦の伝記と教えから紐解きつつ、三経義疏、般若経典群、戒律・法華信仰・浄土信仰の経典、お盆・施餓鬼の経典ほか、日本の歴史・文化・風習に大きな影響をあたえた29の重要経典を精選し、その要所を平易に現代語訳。基礎知識とともに、『源氏物語』『平家物語』といった古典文学との関わり、各宗派の教義、日常の話し言葉になった仏語の由来なども解説する。

◆決定版 般若心経―生き方を学ぶ
ひろさちや著・四六判・224頁・本体1,600円+税〈中央公論新社〉
「人生の問題」と「生活の問題」は違います。あるがままの自分を演じましょう。脳梗塞を患い、病室のベッドで「般若心経」を繰り返し読んだ著者はそれまで「仏になるための教え」と理解していた仏教は「仏をまねて生きる教え」と悟りました。仏教研究の第一人者の決定版。原文・現代語訳付。

◆仏教とエクリチュール―大乗経典の起源と形成
下田正弘著・A5判・359頁・本体4,400円+税〈東京大学出版会〉
口頭から書写へと伝承メディアの変化をとおして大乗仏教が誕生した――。デリダらのテクスト理解、オングらの口頭伝承の研究、キャントウェル・スミスらの聖典研究など、西洋人文学の成果を照合しつつ、東洋の仏教について思想史・社会史の観点から新説を提起する力作。

◆寺院文献資料学の新展開―第五巻 中四国諸寺院T
中山一麿監修・落合博志編
A5判・401頁・本体18,000円+税〈臨川書店〉
中央の主要寺院との関わりの中で注目される地方寺院の悉皆調査の成果を、論文および資料翻刻・解題により紹介。
第五巻は、善通寺・木山寺・萩原寺など所蔵の聖教を紹介。資料の形成・逓蔵の過程、法流の実態を明らかにする。カラー口絵2頁。

サンガジャパン vol.35
◆食べる―食と心の健康
サンガジャパン編集部編・A5判・341頁・本体2,000円+税〈サンガ〉
「食べる」について、仏教の目線で探求します。
目次:
●特集「食べる――食と心の健康」
●「自己曼画の『第五図』はなぜ一人だけなのか?」永井 均×山下良道
●連載 「Post-religion対談第3回」松本紹圭×藤代健介
    「光の哲学第8回」永沢 哲  ほか

空海名言法話全集
◆空海散歩―第5巻 法を伝える
白象の会著・近藤堯寛監修
四六判・489頁・本体2,400円+税〈筑摩書房〉
空海の名言に解説と法話を付す名言法話全集。
第5巻は「法を護り」「教えを伝え」、悟りに向けて歩むべき道を指し示す。

中学生の質問箱
◆禅ってなんだろう?
―あなたと知りたい身心を調えるおしえ
石井清純著・四六判・221頁・本体1,400円+税〈平凡社〉
坐ると何が変わるの? 禅がいま世界で注目されるのはなぜ? 素朴な質問に答えるかたちで、禅の思想と実践の基本を解説する。
マインドフルネス」の原点に迫る書。禅の始まりからその歩み、現代での活かし方など、質問&答えのやりとりで様々な角度から禅の全体像をやさしく知る一冊。

ちくま学芸文庫 オ31-1
◆中国禅宗史―「禅の語録」導読
小川 隆著・文庫判・400頁・本体1,300円+税〈筑摩書房〉
唐代から宋代において、禅の思想は大きく展開した。各種禅語録を思想史的な文脈に即して読みなおす試み。〈禅の語録〉全20巻の「総説」を文庫化。

◆中国初期仏塔の研究
向井佑介著・B5判・307頁・本体8,500円+税〈臨川書店〉
塔はなぜ高くなったのか、双塔の伽藍はなぜ誕生したのか――日本考古学・古代史の分野において未解決の問題に解答を示しながら、インド起源の仏塔がいかに中国で受容され、朝鮮半島から日本へと伝播したかを解き明かす。
考古資料、文献史料、図像資料の総合分析からみえてくる東アジアの寺院建築・伽藍配置がもつ本質的な意味とは。

平凡社新書 939
◆宗教は現代人を救えるか
―仏教の視点、キリスト教の思考
佐々木閑、小原克博著
新書判・221頁・本体880円+税〈平凡社〉
インド仏教学者とキリスト教学者が本音で語る対談。
両宗教の共通点は何か、決定的に違う点はどこか。
日本と世界の最新状況を踏まえつつ論じる。 

アジア遊学 245
◆アジアの死と鎮魂・追善
原田正俊編・A5判・208頁・本体2,800円+税〈勉誠出版〉
臨終や葬儀、鎮魂など儀礼の展開は、各時代、各地域において多様な様相をみせ、それらはアジア全体で共通する要素も多い。儒教・仏教・道教は、盛んに死の意味づけ、儀式内容の意義を説き、社会のなかに儀礼を定着させ、祭祀の対象としての絵画・仏像などの造形物、往生伝のような説話も広まっていった。人々は「死」をどうとらえ、どのような文化を創り出したのか。アジアにおける死と鎮魂についての文化を歴史学・思想史の立場から考察する。

◆鈴木大拙―その思想構造
蓮沼直應著・A5判・446頁・本体4,800円+税〈春秋社〉
『日本的霊性』で知られる鈴木大拙は、禅をZENとして海外に広めた人、エラノス会議との関わりから神秘主義の人、としてイメージされる。しかし、彼自身の思想の実像に迫った著作は多くない。また迫っていたとしても大拙自身のイメージを振り切ることに成功していない。大拙の発言一言一句に基づいて、その思想構造を明らかにしたのが本論考である。

ちくま学芸文庫 キ29-1
◆西田幾多郎―近代日本思想選
小林敏明著・文庫判・592頁・本体1,600円+税〈筑摩書房〉
独自の哲学を打ち立てた西田幾多郎。「善の研究」をはじめ、西田哲学のエッセンスとなる最重要論考を収める。西田におけるナショナリズムを照射する「日本文化の問題」と、生命哲学への道を開く未完の論考「生命」も収録。

角川ソフィア文庫 G119-1
◆日本の思想をよむ
末木文美士著・文庫判・317頁・本体960円+税〈KADOKAWA〉
空海、鴨長明、荻生徂徠、伊藤仁斎、福沢諭吉、南方熊楠、西田幾多郎……実に多様で新鮮な思想が、この国にはある。人間や自然だけでなく、目に見えない死者や神仏との関係も親密なものとして捉えてきた。他者との関係性のなかで自己を捉える視点こそ、いま求められている。日本の思想史を彩る45の著作をひもとき、未来を生きるためのヒントを見出す。

◆日本の最終講義
鈴木大拙ほか著・A5判・756頁・本体4,500円+税〈KADOKAWA〉
学問への真摯な思いと探究心。
恩師や仲間たちとの邂逅――政治学・経済学・社会学・歴史学・免疫学・仏教哲学ほか、日本を代表する「知の巨人」23人の言葉が、いまよみがえる!

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◆同朋 6月号〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・56頁・本体364円+税
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 堀 道広さん(漆職人・漫画家)
 失われた器の命を再生する それが金継ぎの喜びです。
◎特集 科学とのつきあい方
【好評連載】
●親鸞万華鏡――6月号のゲスト:守中高明さん
●法話 あるがままに――海 法龍
●東本願寺界隈 今昔物語――宇佐美松鶴堂(表具・文化財修理)  ほか

◆大乗 6月号〈本願寺出版社〉
大乗刊行会編・B5判・88頁・本体341円+税
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・いのちのえほん「いのち 終えた のら」――なかがわあきら×ひじみえ
・釈徹宗の随縁探訪――ゲスト:今井雅晴さん
・お坊さん み跡をめぐるpart2「善立寺」
・親鸞聖人いまさずは「み仏の大悲のみ心を学ぶ」――貫名 譲
・お坊さんのいる病院「病気をみずに人をみる」――花岡尚樹  ほか

◆大法輪 6月号〈大法輪閣〉
石原大道編・A5判・236頁・本体1,000円+税
毎号さまざまな視点で宗派を超えた「仏教」を紹介しています。法話、講話をはじめ、専門的な記事から初めて仏教を学ぶ方のための入門的記事まで掲載。
■目次
特集=〈見えない世界〉を考える――あの世・神・霊
 法話:現代僧侶は〈見えない世界〉をどう考えるか――小峰彌彦
 【第一部 あの世】【第二部 神】【第三部 霊】
・誓願に照らされて 新時代を生きる大乗菩薩 ――ネルケ無方
・空海と普賢の行願について――竹村牧男
・現代人のための『歎異抄』入門 17 ――三明智彰  ほか

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特 集 1 : 今こそ「死」を想う

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今回のコロナ禍でご自身や周りの人の「死」をリアルに意識した方も
多いのではないでしょうか。仏教は死を直視する教えです。
この機会にじっくり「死」と向き合ってみませんか?

◆死ぬ瞬間―死とその過程について
エリザベス・キューブラー・ロス著・鈴木 晶訳
文庫判・472頁・本体1,100円+税
有名な「5段階の死の受容プロセス」をはじめ、末期患者約200人とのインタビューから死に直面した人間の心理を分析した画期的な一冊。1969年の刊行以来、死生学では必ず名前の挙がる名著です。(中央公論新社)
〈目次〉
死の恐怖について
死とその過程に対するさまざまな姿勢
第一段階/否認と孤立
第二段階/怒り
第三段階/取り引き  ほか

◆僧侶が語る死の正体
―死と向き合い、不死の門を開く、五つの法話
ネルケ無方、プラユキ・ナラテボー、釈 徹宗、
南 直哉、アルボムッレ・スマナサーラ著
四六判・315頁本体1,800円+税
私たちは死を怖れる。死を避け、先延ばしする。しかし死は誰にでも、必ず訪れる。そして、死を経験した人は、誰もいない。死とは何か。誰も知らず、しかし誰もが怖れる。2500年前、ブッダは死の正体を見破った。
その正体とは、何か――
死の正体について、宗派も、国も、文化も違う、五人の僧侶が語る法話集。 (サンガ)
〈目次〉
第一章 生死の微積分…ネルケ無方
第二章 よく生きること、よく死ぬこと…プラユキ・ナラテボー
第三章 死と〈物語り〉…釈 徹宗
第四章 死に向かって生きる…南 直哉
第五章 命への執着を捨て、生と死を理解する…アルボムッレ・スマナサーラ

◆死では終わらない物語について書こうと思う
釈 徹宗著・四六判・222頁・本体1,500円+税
日本人はこうやって死んできた!
僧侶でもある著者が、庶民から高僧までさまざまな時代の人々の死にざまを読み解き、「死=終わり」ではない日本人の死生観に迫る。
延命治療や緩和ケアの問題、終活や葬儀の問題など「死に関する情報」はあふれているのに「死に関する物語」は貧弱な社会に生きる、現代人必読の書。(文藝春秋)
〈目次〉
第一章 日本人はこうやって死んできた
第二章 〈物語る〉仏教
第三章 臨終にも行儀作法がある
第四章 〈物語り〉を取りもどす
終章 帰るところのある人生を生きる

◆看護師僧侶の妙憂さん!
「いい死に方」ってなんですか?
玉置妙憂著・四六判・199頁・本体1,300円+税
どうせ死ぬのに、なんで生きるの? 孤独死したら成仏できない? 自殺してしまいたくなったとき、どうしたらいい? 看護師僧侶が仏教と医療から考えた、生き方が変わる32の問答を収録する。(大和書房)
〈目次〉
その1 いつか死ぬのは知っていても、やっぱり「死」は怖い
その2 「死ぬとき」ってどんなふうなのだろう
その3 死んだら、自分が消えてしまうのだろうか
その4 死に近づいていくことが不安
その5 穏やかに死ねるような人生にするには  ほか

平凡社新書 884
◆新版 死を想う
―われらも終には仏なり
石牟礼道子、伊藤比呂美著・新書判・231頁・ 本体760円+税
心の飢餓を満たすための、魂の対話。日本を代表する詩人と、水俣病を通して生の苦しみを見つめ続けた作家が、老いと病、介護・看護、家族の死、そして「梁塵秘抄」について語り合う。章を増補した新版
水俣病をはじめ多くの死を見つめてきた作家はどのように死をとらえどう生きるのか、日本を代表する詩人が率直に問いかけた魂の対話。(平凡社)
〈目次〉
第一章 飢えと空襲の中で見たもの
第二章 印象に残っている死とは
第三章 それぞれの「願い」
第四章 いつかは浄土へ参るべき

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特 集 2 : 樹心社最終在庫

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約40年にわたって仏教書を出版されてきた樹心社様が、本年4月末日をもって
惜しくも廃業されました。これに伴い現状の在庫分をもって販売終了となります
ので、購入を検討されている方はお早めにお買い求めください。

【主な書籍】
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◆竹中智秀選集 第一巻〜第八巻
竹中智秀著・四六判・平均280頁・本体各2,600円+税
大谷専修学院ほか、各地で行われた研修会などでの講義を全8巻にまとめたもの。

◆新講 教行信証 総序の巻・行巻2〜8
本多弘之著・A5判・平均355頁・本体各2,600円+税
(教巻および行巻1は品切れです)
平成11年より現在まで続いている相応学舎での『教行信証』の講義録。

◆未来に就いて
曽我量深著・四六判・104頁・本体1,000円+税
昭和45(1970)年11月9日・10日、「未来に就いて」と題し武生市浄秀寺でおこなわれた、曽我先生最後の御法話を収録。

◆清沢満之に学ぶ
児玉暁洋著・四六判・312頁・本体2,600円+税
清沢満之の課題を、その生き方を、自らの課題として歩んできた著者の「清沢満之」論究の集大成!

◆真と偽と仮
池田勇諦著・A5判・188頁・本体2,000円+税
『教行信証』の学びを通して、真実信心に生きるということの意味を問い、親鸞の願いを明らかにする。

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この他の書籍もございますので、在庫についてはお気軽にお問合せください。
弊社ショップサイト(http://www.hozokanshop.com/)でも商品一覧がご覧いただけます。
(「樹心社」で検索)※在庫は販売状況によって変動しますので、品切れの際はご容赦ください。
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法藏館チャンネル作曲家
平田聖子の世界
―親鸞 堤妙縫作詩『天地いっぱいなむあみだぶつ』
京都コンサートホール 2018年6月10日撮影

この作品は、篤信の念仏者であられました堤妙縫先生の詩によるものです。
堤妙縫先生は、2015年に往生されましたが、私と年齢が35歳くらい離れて
いらっしゃったにもかかわらず、初対面の折から何か懐かしく昔からの友人
であったかのような気が、お互いいたしました。そんな不思議な出会いから、
曲は生まれました。(作曲家 平田聖子)
歌 波多野均・大田亮子・三輪陽子/チェロ 中西雅音/ピアノ 居福健太郎

『釈迦弥陀は慈悲の父母――親鸞聖人ご和讃による曲集』
 平田聖子作曲・A4判 ISBN:978-4-8318-8109-0     
 ほか楽譜4点・CD2点販売中!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▶『法藏館図書目録』・『歴史書総目録』2020年版ができました!
ご入用の方はお申し出ください。
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ちょこっと紹介━━━━━━━━━━━━━━━━━━

《6月10日は源信和尚入滅の日》

◆新訳 往生要集 上・下―付詳註・索引
源信著・梯 信暁訳註・A5判・本体各3,200円+税・
上290頁・ISBN:978-4-8318-6064-4
下322頁・ISBN:978-4-8318-6065-1
源信和尚の主著、往生要集は、浄土教の根本聖典として、また貴族の信仰の拠り所として、文学・美術・芸能など、さまざまな分野に多大の影響を与え、日本文化史上極めて重要な役割を果たした。難解な専門用語をなるべく用いず、日常語で現代語訳した入門に最適の書。

◆仏教の声の技―悟りの身体性
大内 典著・A5判・310頁・本体3,500円+税・ISBN:978-4-8318-6232-7
声明、真言念誦、念仏など、さまざまな仏教の声の技は、どのような教理に基づきいかなる救いのシステムを構築したのか。身体がもつ実践的力を考究した前例のない画期的試み。第六章では、「源信の念仏における声」と題して源信和尚の念仏を取り上げる。

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(5月期)◆◆◆

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順位/書名/著者名/出版社名/本体価格+税

1  南無阿弥陀仏のすくい/瓜生 崇/響流書房/100円+税
2  お寺の掲示板/江田智昭/新潮社/1,000円+税
3  講讃 浄土論註 第六巻/延塚知道/文栄堂/3,000円+税
4  「観無量寿経」をひらく/釈 徹宗/NHK出版/920円+税
5  江戸 真宗門徒の生と死/大桑 斉/方丈堂出版/2,000円+税
6  なぜ人はカルトに惹かれるのか―脱会支援の現場から/瓜生 崇/法藏館/1,600円+税
7  今を生きるための仏教100話/植木雅俊/平凡社/1,100円+税
8  五濁悪時群生海―世界と時代に生きるわれら/三明智彰/越後量深学場/400円+税
9  浄土からの呼びかけT・U・V/梶原敬一、園田久子、花崎皋平、宮城 リ/
    真宗大谷派大阪教区第5組教化委員会/1,600円+税
10 清沢満之全集 別巻T/大谷大学編/岩波書店/6,600円+税

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2020年06月01日(月) No.3056 (法藏館書店ニュース)

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