法藏館新刊話題の本のお知らせ

2020/8/1 241号 【法藏館書店ニュース 8月号】
2020/8/1 241号 【法藏館書店ニュース 8月号】

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  法藏館書店ニュース 8月号(2020/8/1)241号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館重版案内

4)法藏館刊行予定案内

5)法藏館書店新着案内

6)特集1:ジャータカ

7)特集2:法藏館書店2020年上半期売行ベスト20

8)お知らせ

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内せ



★★ お知らせ ★★
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8、9月の書店休業日
8月のお休み:2日・9日・14日から16日(お盆休み)・23日・30日
9月のお休み:6日・13日・20日・27日


▼▼ 話題の本▼▼
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●中外日報〈2020年7月17日掲載〉
『近世浄土宗・時宗檀林史の研究』
長谷川匡俊著・A5判・521頁・本体11,000円+税・ISBN:978-4-8318-7734-5

●文化時報〈2020年7月11日掲載〉、●朝日新聞〈2020年7月8日掲載〉
●佐賀新聞〈2020年6月28日掲載〉
●ダヴィンチニュース〈2020年6月27日配信〉評者=清水銀嶺
『なぜ人はカルトに惹かれるのか
―脱会支援の現場から』
瓜生 崇著・四六判・214頁・本体1,600円+税・ISBN:978-4-8318-8779-5

●中外日報〈2020年7月10日掲載〉
『智慧のともしび―顕証寺本 蓮如上人絵ものがたり』
顕証寺編・B5判・168頁・本体2,500円+税・ISBN:978-4-8318-6261-7

●京都新聞〈2020年7月5日掲載〉
『近江商人の生活態度―家訓・倫理・信仰』
窪田和美著・A5判・304頁・本体3,500円+税・ISBN:978-4-8318-6257-0

●仏教タイムス〈2020年7月2日掲載〉
●朝日新聞夕刊「テーブルトーク」〈2020年6月25日掲載〉
『お迎えの信仰―往生伝を読む』
梯 信暁著・四六判・242頁・本体1,600円+税・ISBN:978-4-8318-6068-2

●日本民俗学〈2020年5月1日掲載〉
『民間念仏信仰の研究』
坂本 要著・A5判・880頁・本体17,000円+税・ISBN:978-4-8318-6299-0

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◇┓  法藏館 新刊案内
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◆人間道 [校訂版]【真宗/仏教】
蜂屋賢喜代著・四六判・346頁・本体2,400円+税
ISBN:978-4-8318-8780-1
幸せな生活を実現するための道しるべとして、病気・家族の不和・死の怖れなど人生のさまざまな問題を根本から解決する他力念仏の教えを説く。
■目次
はしがき
無碍道
困ったとき
怨んではならぬ
友 よ
人間としての親鸞聖人
手 紙
幸福を求めて
だまされていた
結婚論(一)

生 活
対 話
病床の人々へ
病床の人々へ(再び)  ほか

◆新装版 浄土高僧和讃講話【真宗/仏教】
川瀬和敬著・四六判・180頁・本体1,400円+税
ISBN:978-4-8318-6573-1
七祖教義の肝要が説かれる高僧和讃を懇切な解説で文意を明確にし、七祖に対する親鸞聖人の厚き尊崇の念までも伝える画期的講話。
■目次
龍樹菩薩 付釈文 十首
天親菩薩 付釈文 十首
曇鸞和尚 付釈文 三十四首
道綽禅師 付釈文 七首
善導禅師 付釈文 二十六首  ほか

◆梵文『法華経』翻訳語彙典 上・下【仏教】
植木雅俊著・B5判・総2,842頁・本体48,000円+税[分売不可]
ISBN:978-4-8318-7026-1
『法華経』のサンスクリット原典を翻訳する際に著者が作成した、全単語の文法的分析を網羅するとともに、現代語訳と訓読文、詳細な注釈を一書に具える。名著『梵漢和対照・現代語訳 法華経 上・下』(岩波書店)の完全版。
■目次
第1章:序(序品第一)
第2章:巧みなる方便(方便品第二)
第3章:譬喩(譬喩品第三)
第4章:信順の志(信解品第四)
第5章:薬草(薬草喩品第五)  ほか

◆近江商人の魂を育てた寺子屋
― 川島俊蔵の教えに学ぶ【仏教】
中野正堂著・四六判・192頁・本体2,000円+税
ISBN:978-4-8318-5715-6
近江商人発祥の地の一つ滋賀県五個荘地区では、江戸期より寺子屋教育が盛んに行われた。「神儒仏一致」、「三方よし」を育んだ豊かな精神の源を知る。
■目次
第一章 五個荘の寺子屋
第二章 川並の寺子屋
第三章 近江商人を育てた寺子屋
第四章 庶民の心を支えた「神儒仏一致」の教え  ほか

◆「ぞめき」の時空間と如来教
― 近世後期の救済論的転回【仏教】
石原 和著・A5判・370頁・本体4,500円+税
ISBN:978-4-8318-6264-8
「身体」から「心」へ。一八〇〇年前後の名古屋を舞台に、如来教、民間信仰、真宗教学を巻き込んだ救済論のパラダイム転換を明らかにする。
■目次
第一部 一八〇〇年前後の救済課題と如来教
 第一章 一八〇〇年前後における救済の動揺――三業惑乱と如来教
 第二章 名古屋城下の真宗異安心と如来教――尾州五人男をめぐって
 第三章 「渇仰の貴賤」と如来教――作善実践に向き合う  ほか

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◆お寺は何のためにあるのですか?【仏教】8刷
撫尾巨津子著・四六判・142頁・本体1,000円+税
ISBN:978-4-8318-8936-2
結婚してお寺で生活することになった著者が辿りついた真実とはなにか。身近な問題にやさしく応える。
■目次
T お寺は何のためにあるのですか?
U 葬式は、だれのために、何のためにするのですか?
V 仏教の教えとは、どんな教えですか?
W 浄土真宗の教えとは、どんな教えですか?  ほか

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〈2020年9月 刊行予定〉

◆ひとりふたり・・― 報恩講を迎える【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税・ISBN:978-4-8318-1156-1
「いのちの言葉」天畠大輔、「親鸞聖人の時代の往生際」小山聡子、「はてなの仏教用語」木村宣彰、「真宗のしきたりの不思議」松本智量、「おうちで精進料理」西川玄房  ほか

【法蔵館文庫】
◆信長が見た戦国京都―城塞に囲まれた異貌の都【日本史/戦国期】
河内将芳著・文庫判・240頁・本体900円+税・ISBN:978-4-8318-2614-5
信長はなぜ京で討たれたのか――。同時代の史料から、戦国期京都が辿った激動の軌跡を尋ね、都市民らの視線を通して信長と京都の関係を捉え直した斬新な戦国都市論。

【法蔵館文庫】
◆アニミズム時代【文化人類学】
岩田慶治著、松本博之解説・文庫判・347頁・本体1,200円+税・ISBN:978-4-8318-2613-8
アニミズムの根幹を自然と人間との直接的対応におきかえ、その発端の姿を描きだす。岩田アニミズム論の到達点を示す名著を文庫化。

◆念仏の音が宝となるとき―生活にいきる『教行信証』の言葉【真宗/仏教】
大窪康充著・四六判・192頁・本体1,000円+税・ISBN:978-4-8318-3
真宗大谷派の住職による法話集。お念仏とともに生きることをすすめる、わかりやすいお話50篇を収載。

◆新装版 正像末法和讃講話【真宗/仏教】
川瀬和敬著・四六判・183頁・本体1,400円+税・ISBN:978-4-8318-6574-8
親鸞最晩年の著作『正像末和讃』、自己の不実を徹底して告白する『非歎述懐和讃』、その他を解説。左訓を重視し親鸞の真意を解明する。

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◆探訪 真宗民俗―儀礼の伝承と現代社会〈東本願寺出版〉
蒲池勢至著・A5判・151頁・本体1,600円+税
全国各地の真宗門徒の特色ある信仰の姿や、葬儀、年中行事などの儀礼を、柳田賞受賞の民俗学者・蒲池勢至氏が探訪する「真宗民俗の世界」。日本人の失われつつある古き良き暮らしの一端を垣間見るとともに、現代につながる信仰のありかたを見つめる一冊です。
■目次
T 真宗門徒の年中行事
U 真宗と現代葬儀
V 真宗の門流と殉教・教化
W 対談:懐かしい人々の暮らし 八木 透×蒲池勢至
  ―民俗学から真宗と現代を考える  ほか

◆とも同行の真宗文化〈臥龍文庫〉
西山郷史著・A5判・419頁・本体1,636円+税
平成二年(1990)に、『蓮如と真宗行事』を出版した。
その後、様々な書物・雑誌・新聞などに真宗その風土に関する文を発表した。しかし、探し出すのが困難なものが多く『蓮如と真宗行事』以降を一冊にまとめた。
■目次
T 真宗の風景 土徳の里
U 蓮如文化論 太子・報恩講
V 講 お座と御消息 盆習俗
W 説教話 仏教和歌 今様 和讃  ほか

◆仏の声を聞く 新装版〈探究社〉
東井義雄著・四六判・110頁・本体800円+税
「いのちの教育」の実践にその生涯をささげた著者が、念仏者として苦悩の涙に明け暮れ、その涙のなかで聞いた仏の声を後に遺る者に記した信心決定の書。
■目次
東井先生を讃える―なもあみだぶつ―(榎本栄一)
第一章 貧しさと隣りあわせ
第二章 父ととわが子に導かれ
第三章 如来さまの救い  ほか

岩波オンデマンドブックス
◆清沢満之全集 第一巻―宗教哲学〈岩波書店〉
小川一乗編者代表・A5判・437頁・本体9,600円+税
日本最初の宗教哲学者清沢満之の代表作である『宗教哲学骸骨』と、そこに至る思索の準備過程を示す覚書「宗教哲学骸骨初稿」、講義の準備ノート等を収める。
仏教の普遍的な原理の解明に挑んだ清沢の思想を示す。
■目次
1 宗教哲学骸骨
2 宗教哲学
3 宗教哲学初稿

◆蟷螂の斧―福嶋崇雄著作集〈白馬社〉
福嶋崇雄著・A5判・455頁・本体2,000円+税
真宗史学、郷土史、文学など幅広い分野にわたって思索と研究を積み重ねてきた著者が、卆寿を目前に控えて自選した話題作と注目作、そして新発見資料の解読を収めた意欲的
アンソロジー。 
これは真宗史研究の新たな扉を開くものであり、研究者必読。
■目次
口絵 正嚴寺蔵 光明本尊/正嚴寺蔵 古文書類/正嚴寺門徒大西
幸生氏家に伝わる絵系図
T 教学編 佛光寺誹謗の系譜/正信偈・念仏・和讃の諷誦について
―関東門弟教団隆盛の要因  ほか
U 史学編 伊庭在地調査報告/岡田家系図について/伊庭川の人
柱/川原崎助右衛門尉建碑由来記/宗祇法師と連歌
V 文学編 印度断章/南の島に鐘が鳴る/芭蕉と浄土門的思想
W その他 寺宝一覧/伊庭、日本遺産に選定される/能登川高校校
歌/新聞投稿

◆仏教の底力―現代に求められる社会的役割〈明石書店〉
大菅俊幸編著、島薗 進・川又俊則・前田伸子著・四六判・192頁
本体1,800円+税
過疎化、寺離れ、後継者の不在など、危機に直面する日本仏教。大きな時代の転換期にあって、日本仏教が現代社会の諸問題にどう応えることができるのか、その社会的役割を語り合う。『曹洞宗報』連載を加筆し書籍化。
■目次
第一章 今、仏教に期待されるもの
第二章 「人生100年時代」と仏教―日本仏教の現状
第三章 僧侶―死と生に寄り添う存在―これからの僧侶とは@
第四章 時代に呼応する仏教者―これからの僧侶とはA  ほか

◆ブッダの聖地 2
―テーラワーダ仏教の現在 カンボジア・ラオス・タイ編〈サンガ〉
アルボムッレ・スマナサーラ著、サンガ編集部編・A5判・500頁
本体5,500円+税
インドシナ半島―カンボジア・ラオス・タイの仏教を現地取材をもとに紹介。アルボムッレ・スマナサーラ長老の現地での法話、現地僧侶の話、各地の事情に通じた学者、研究者による論考で構成。現地撮影の写真を多数掲載。
■目次
カンボジア インドシナ半島の近現代/アンコール遺跡群  ほか
ラオス ラオスの仏教/日常のラオス仏教/タート・ルアン訪問  ほか
タイ タイの仏教的な生活とそれを支えるまなざし/ワット・プラ・バート・ナン・プー訪問  ほか

◆セルフ授戒で仏教徒
―五戒・八戒・菩薩戒、インド直伝実践マニュアル〈国書刊行会〉
大竹 晋著・A5判・366頁・本体3,200円+税
インド仏教では、自分ひとりで在家者の戒を受け保つ「セルフ授戒」を認める学派がある。その説に基づき、仏教の正統的な在家者の生活を望む個人が、在家者の戒をひとりで受け保つ方法を紹介する。
■目次
序論 仏教において戒はなぜ受持されているか
第一章 仏教において戒はいかにして展開したか
第二章 仏教において戒は何を原則としているか
第三章 在家において戒は何を学処としているか  ほか

原始仏典V 8
◆増支部経典 第八巻〈春秋社〉
中村 元監修、前田專學編集、林 隆嗣訳・A5判・421頁・本体7,000円+税
『パーリ語三蔵』の「経蔵」に収められている原始仏教経典、『長部経典』『中部経典』『相応部経典』につづく『増支部経典(アングッタラ・ニカーヤ)』の現代語訳。
9500を超える長大な数の経の集成堂々完結! 増支部(アングッタラ・ニカーヤ)より、第10集(第11章以降)と第11集を収録。
■目次
第10集 第11章 沙門であるという認識/第12章 降下/
第13章 完全な清まり  ほか
第11集 第1章 依止/第2章 追憶/第3章 共通性(一)/
第4章 共通性(二)/第5章 情欲を始めとする省略内容

◆訳注 声字実相義〈春秋社〉
松長有慶著・四六判・167頁・本体2,500円+税
真言宗の名にもあらわれているように、密教において言葉は重要な役割を持つ。空海の思想の上でも重要な著作である、文字・音声とものや仏との関係を独自の鋭い考察から論じた『声字実相義』に、仏教用語から出典まで丁寧な解説を加え、わかりやすく読解した決定版。
■目次
『声字実相義』の全体像
1 音と声、名と実
2 物、形、色、動き
3 声・言葉の三種の機能
4 インド思想における声・言葉  ほか

◆新装版 唯識でよむ般若心経―空の実践〈大法輪閣〉
横山紘一著・四六判・416頁・本体3,000円+税
「唯識」……それは、「この宇宙のすべては、自分の心が生み出したものである」と説く、仏教の独特な思想。
その研究の第一人者として知られる著者が、「心」という視点で「空」の教えを説き明かす、今までになかった般若心経解説書! 苦しいと思ったら、「苦しみ」そのものに成りきる! 日常の中での唯識の実践法(ヨーガ)も詳述。
奈良・興福寺の「仏教文化講座」での講義の書籍化。
■目次
第1講 般若心経と「空の実践」
第2講 空と観自在菩薩
第3講 般若波羅蜜多と五蘊
第4講 非有非無の中道  ほか

別冊太陽
◆新版 仏像―日本仏像史講義〈平凡社〉
山本 勉著・A4変判・303頁・本体3,800円+税
仏像研究の第一人者が日本の仏像の歴史をわかりやすく書き下ろし、500点の図版とともに通観した入門書。2013年に刊行した前著に最新知見を加えて大幅に改訂した最新版。
■目次
第1講 仏像の黎明―飛鳥時代
第2講 古典の完成―奈良時代
第3講 転形と模索―平安時代1
第4講 和様と耽美―平安時代2  ほか

◆中近世の地域と村落・寺社〈吉川弘文館〉
深谷幸治著・A5判・343頁・本体10,000円+税
中近世移行期における地域社会はどのような歴史を歩んできたのか。近江の琵琶湖周辺や摂河泉の村々に残された古文書と景観などから、村落と寺社との関わりを分析。地域寺社の実態に迫り、近世へ続く村落の体制をも解明する。
■目次
序章 本書の視角と問題認識
第1部 地域寺院と村落・地域権力
第2部 戦国期村落と寺社
第3部 近世村落の階層・環境利用  ほか

神社史料研究会叢書 Y
◆賀茂信仰の歴史と文化〈思文閣出版〉
橋本政宣、宇野日出生編・A5判・237頁・本体7,800円+税
本書は、地域史・政治史・社会経済史・文化史、さらに文学・芸能・音楽・民俗ほか幅広い分野の研究に資するという視点で神社史料の有効活用・研究の深化普及を目的として結成された神社史料研究会の研究成果より、賀茂信仰について特集する。
■目次
賀茂社祭神とその歴史的変遷(嵯峨井建)
建築と祭儀から見た賀茂社本殿の意義(黒田龍二)
賀茂御祖社社殿の変遷(京條鴨樹)
社古図(賀茂御祖神社絵図)と賀茂社御参籠(樋笠逸人)  ほか

◆日本の宗教―日本史・倫理社会の理解に〈吉川弘文館〉
村上重良著・四六判・189頁・本体2,200円+税
古来、日本では400を越える多彩な宗教が展開し豊かな文化を形成してきた。
原始信仰から仏教、神社神道、儒教、キリスト教、近代の新宗教まで、個々の宗教の成り立ちと教えを解説。
歴史の歩みと現在の状況を考える。
■目次
T 日本の原始宗教
U 古代の宗教
V 中世の宗教
W 近世の宗教
X 近代の宗教読みなおす日本史
むすび 現代日本の宗教
『日本の宗教』を読む……島薗 進  ほか

岩波文庫 青 323-6
◆神秘主義―キリスト教と仏教〈岩波書店〉
鈴木大拙著、坂東性純・清水守拙訳・文庫判・374頁・本体1,010円+税
キリスト教神秘思想を代表する修道士エックハルト、中国、日本の禅僧の問答、真宗の念仏者の極点・妙好人の信心の世界、これら東西三者を宗教の普遍的真理「神秘主義」に連なるものとして、自在に論じる。大拙が戦後、英文で世界に発信、欧米人を感嘆・魅了した晩年の代表作。初の日本語訳を文庫化。
■目次
T マイスター・エックハルトと仏教
U 仏教哲学の基盤
V “一刹那”とさとり
W 永遠の光の中に生きる  ほか

岩波文庫 青 124-9
◆西田幾多郎講演集〈岩波書店〉
田中 裕編・文庫判・298頁・本体900円+税
西田幾多郎は、難解な論文を書き継いだ書斎の学者のイメージが強い。然し、西田は壇上に立ち、聴衆に熱く問い掛ける古代ギリシアの先哲の如き人でもあった。晦渋と評される自身の思想を解説し、何より哲学することの意義を知ってほしいとの思いを込めた講演は、優れた西田哲学入門となった。「語る哲学者」西田の講演集をまとめる。
■目次
Coincidentia oppositorum と愛
エックハルトの神秘説と一燈園生活
生と実在と論理
実在の根柢としての人格概念  ほか

◆梅棹忠夫の「日本人の宗教」〈淡交社〉
梅棹忠夫著、中牧弘允編著・四六変判・240頁・本体2,200円+税
生前に執筆が叶わなかった梅棹忠夫の「日本人の宗教」。中牧弘允は、残された「こざね」と称する紙片から、梅棹がどのような本をつくろうとしていたのか追跡、推理する。ほかに「宗教の比較文明論」、対談などを収録。
■目次
第1章 幻の著書『日本人の宗教』を追跡する(中牧弘允)
第2章 宗教の比較文明論(梅棹忠夫)
第3章 民族学者の発想「宗教について」(梅棹忠夫/中牧弘允)

◆アジアの公共宗教
―ポスト社会主義国家の政教関係〈北海道大学出版会〉
櫻井義秀編著・A5判・322頁・本体6,200円+税
アジア発の新たな公共宗教論の構築を目指し、歴史的な政教関係の構築、グローバル化によるトランスナショナルな宗教運動の影響、急速な社会変動と社会問題による人々の宗教文化への渇望の3点に着目。
現代宗教が公共圏に参画する形態を比較社会学的に分析。
■目次
はじめに………櫻井義秀
第T部 東アジアの公共宗教論
第U部 東南・南アジアの公共宗教論
第V部 スラブの公共宗教論

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◇┓  法藏館書店新着雑誌案内
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◆同朋 8月号
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・56頁・本体364円+税〈東本願寺出版〉
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 湊 三次郎さん(銭湯活動家、「サウナの梅湯」経営者)
◎特集 暮らしの中の戦争
・法話 出遇いを仰ぐ……佐野明弘
・本廟創立と東本願寺の歴史
 ― その時代と教えの伝統……草野顕之  ほか

◆大乗 8月号
大乗刊行会編・B5判・88頁・本体341円+税〈本願寺出版社〉
門信徒の家族が楽しく浄土真宗に親しむための月刊誌。お念仏のよろこびをご家族のみなさまにお届けします。研修会や勉強会にも最適! 門徒推進員の方にもおすすめです。
■目次
・いのちのえほん「源じいと いのちたち」……なかがわあきら×ひじみえ
・DAIJO法話「伝え継ぐことの大切さ」……苅屋光影
・お坊さん み跡をめぐるpart2「岡崎別院」
・親鸞聖人いまさずは「真実に生きる」……櫻井法道
・お坊さんのいる病院「悲しみは悲しみのままに」……花岡尚樹  ほか

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特 集 1 : ジャータカ

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お釈迦さまの前世の物語として、日本をはじめ世界の文学・童話の原型にもなっている「ジャータカ」。今回は近年発売されたものを中心にまとめました。

◆ジャータカ全集 1〜10巻
 中村 元監修・補註・A5判・平均355頁・
 1巻:本体6,500円+税、2〜10巻:本体5,000円
中村 元先生の監修のもと、パーリ語仏典に残る547話を全10巻に完全収録。藤田宏達・前田專學など仏教学の名だたる先生   方が、パーリ語原典に即して現代語に訳した決定版。(春秋社)

角川ソフィア文庫
◆ジャータカ―仏陀の前世の物語
 松本照敬著・文庫判・359頁・本体1,080円+税
『ジャータカ全集』第5巻の翻訳を担当した著者が、31篇の物語を「動物としての旅路」「人としての旅路」「神としての旅路」の3章に類別して紹介。第1章でジャータカの成立や構成などの概要を解説しています。(KADOKAWA)

◆ジャータカ物語―釈尊の前世物語(上・下)
 津田直子著・新書判・上286頁、下278頁・本体各2,000円+税
ジャータカ仏教童話作家である著者が、『南伝大蔵経』所収のパーリ語本「本生経」をもとに口語訳。お子さんにもわかりやすい訳なので、読み聞かせにも最適です。上巻に28話、下巻に25話を収録。(第三文明社)

◆ジャータカ物語
 入澤 崇著・A5判・145頁・本体1,500円+税
仏教遺跡研究の第一人者である著者が、インド各地の仏跡に刻まれた「ジャータカ図」をオールカラー写真で紹介し、そこに描かれた物語43話を解説。何気なく見ていた仏塔の彫刻の意味がわかり、視覚でも楽しめる一冊。(本願寺出版社)

◆ちいさい種
 野村 玲著・A4判・74頁・本体695円+税
家庭教育誌「ないおん」に掲載された仏典漫画31篇を収録。「ジャータカ」や『百喩経』などの説話をもとに、1話を見開き2ページに収め、巻末には漫画をより深く味わうための簡単な解説も掲載しています。前書きは釈 徹宗先生。
(仏教教育研究会「ないおん」編集室)


最終在庫!2点限り━━━━━━━━━━━━━

◆新選 ジャータカ絵本―インドの昔話 全5巻
 A4変判・各30頁・本体7,500円+税 (鈴木出版)
 ジャータカ物語の中から、よりすぐりの5話を絵本にした5巻セット。

■巻構成
・ひに とびこんだ うさぎ   西本鶏介/文、よしざわけいこ/絵
・さるの はし         唯野元弘/文、くすはら順子/絵
・みんなで まもった ひなどり 唯野元弘/文 、むかいながまさ/絵
・きんいろの しか       唯野元弘/文、清水耕蔵/絵
・そらを あるく しろい ぞう 唯野元弘/文、ひだかのり子/絵

※外箱の一部に汚れ・傷みなどがございます。ご了承の上お買い求めください。

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特 集 2 : 法藏館書店 2020年上半期売行ベスト20

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★1位★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

南無阿弥陀仏のすくい
瓜生 崇著・A5判・31頁・本体100円+税【響流書房】
歎異抄四条は「慈悲に聖道・浄土のかわりめあり」という言葉からはじまります。「南無阿弥陀仏」という声を聞くとき、最もすくわれなければならない「無明の私」が、呼ばれ続けていたことに目覚めるのです。
若手僧侶の法話を書き起こした、優しく明解な歎異抄の話。

★2位★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

お寺の掲示板 江田智昭著・A5変判・95頁・本体1,000円+税【新潮社】
「おまえも死ぬぞ」「NOご先祖、NO LIFE」「ばれているぜ」……お寺の門前に掲げられた、グサッと心に刺さる標語の傑作をセレクト。難しい仏教用語は一切なし。お坊さんたちが考えに考え抜いた、生き方や人間関係のヒントとなるメッセージがここにある。NHK、朝日新聞、「タモリ俱楽部」…… 各所で話題沸騰中、待望の書籍化!

★3位★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

浄土からの呼びかけ T・U・V【真宗大谷派大阪教区第5組教化委員会】
梶原敬一、園田久子、花崎皋平、宮城 ・A5判・本体1,600円+税
T:155頁、U:136頁、V:112頁¥
宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念として2010年に刊行されたもの。「浄土とはいかなる世界か」をテーマに、2003年から2005年にかけて開催された研修会の内容を三分冊で収載。医療・学校・市民運動の各分野で活動されている講師と、それを受けた宮城

順位/書名/著者名/出版社名/本体価格+税

4 教行信証 大河流覧/藤場俊基/法藏館/2,400円+税
5 今を生きるための仏教100話/植木雅俊/平凡社/1,100円+税
6 江戸 真宗門徒の生と死/大桑 斉/方丈堂出版/2,000円+税
7 阿弥陀経入門/一楽 真/東本願寺出版/1,000円+税
8「観無量寿経」をひらく/釈 徹宗/NHK出版/920円+税
9 講讃 浄土論註 第六巻/延塚知道/文栄堂/3,000円+税
10 清沢満之全集 別巻T/大谷大学/岩波書店/6,600円+税
11 A級戦犯者の遺言―教誨師・花山信勝が聞いたお念仏/青木 馨/法藏館/2,000円+税
12 七日参りのお話―大切な人を送った人へ/竹中尚文/自照社出版/1,000円+税
13 なぜ南無阿弥陀仏なのか/藤場俊基/サンガ伝道叢書/463円+税
14 親鸞に聞く 大無量寿経の意T/藤場俊基/サンガ伝道叢書/741円+税
15 なぜ人はカルトに惹かれるのか―脱会支援の現場から/瓜生 崇/法藏館/1,600円+税
16 よきひとの言葉 3―浄土真宗への道しるべ/釜田哲男/北國新聞社/1,800円+税
17 ここがわからん浄土真宗―あらゆる疑問に答え、誤解をとく/大法輪閣編集部/大法輪閣/1,700円+税
18 五濁悪時群生海―世界と時代に生きるわれら/三明智彰/越後量深学場/400円+税
19 僧にあらず、俗にあらず―確かな生き方を求めて/宮城 リ/法藏館/1,200円+税
20 仏教における女性差別を考える―親鸞とジェンダー/源 淳子/あけび書房/1,500円+税

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◇┓   お知らせ
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【祝・受賞!】
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『永明延寿と『宗鏡録』の研究』の著者、柳 幹康先生と、
『源信撰『阿弥陀経略記』の訳注研究』の編者の一人、村上明也先生が、
第62回 日本印度学仏教学会賞を受賞されました。

柳 幹康先生の著書
◆永明延寿と『宗鏡録』の研究
―一心による中国仏教の再編
柳 幹康著・A5判・500頁・本体7,000円+税・ISBN:978-4-8318-7389-7
中国仏教を「一心」という概念によって統合化を図り、その思想を『宗鏡録』100巻を著わした永明延寿の全体像を解明。中国仏教史に新たな息吹を伝える迫真の論考!

龍谷大学仏教文化研究叢書 39村上明也先生の共編
◆源信撰『阿弥陀経略記』の訳注研究
村上明也、吉田慈順編・A5判・346頁・本体7,500円+税
ISBN:978-4-8318-6384-3
『往生要集』の著者・恵心僧都源信。その最晩年、彼の思想はどのように昇華したのか。現存する写本や刊本を完全網羅し、解題・訓読・補注・諸本校勘・原文・影印から『阿弥陀経略記』を詳解する。

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◇┓  ちょこっと紹介
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《お盆を知ろう》
毎年やってくるお盆、なぜ行うのでしょうか? その由来は?
意外と知らないお盆のはなし、この機会に確かめてみては。

◆お盆のはなし
蒲池勢至著・四六判・114頁・本体1,200円+税・ISBN:978-4-8318-6419-2
日本人の夏の行事として欠くことができない「お盆」。そもそも「お盆」とは何なのか。「お盆」は仏教行事なのか。なぜ食物を供えるのか。お盆の発生と歴史、祖先をどう迎え送るのかなどお盆について簡潔にまとめる。
■目次
「盆」は仏教行事か
盆行事の歴史と成立
盆行事の諸相
真宗と盆
お盆の行方―死者と生者の交流

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(7月期)◆◆◆

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順位/書名/著者名/出版社名/本体価格+税

1  阿弥陀経入門/一楽 真/東本願寺出版/1,000円+税
2  「観無量寿経」をひらく/釈 徹宗/NHK出版/920円+税
3  自覚なき差別の心を超えるために/宮城 リ/法藏館/1,200円+税
4  探訪 真宗民俗―儀礼の伝承と現代社会/蒲池勢至/東本願寺出版/1,600円+税
5  顕如―仏法再興の志を励まれ候べく候/神田千里/ミネルヴァ書房/3,500円+税
6  なぜ人はカルトに惹かれるのか―脱会支援の現場から/瓜生 崇/法藏館/1,600円+税
7  はじめての仏教学―ゴータマが仏陀になった/宮下晴輝/東本願寺出版/780円+税
8  お寺の掲示板/江田智昭/新潮社/1,000円+税
9  五濁悪時群生海―世界と時代に生きるわれら/三明智彰/越後量深学場/400円+税
10 南無阿弥陀仏のすくい/瓜生 崇/響流書房/100円+税

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2020年07月31日(金) No.3106 (法藏館書店ニュース)

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