法藏館新刊話題の本のお知らせ

2020/9/1 242号 【法藏館書店ニュース 9月号】
2020/9/1 242号 【法藏館書店ニュース 9月号】

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  法藏館書店ニュース 9月号(2020/9/1)242号

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◆◆ 目次 ◆◆
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1)話題の本

2)法藏館新刊案内

3)法藏館重版案内

4)法藏館刊行予定案内

5)法藏館書店新着案内

6)特集1:仏教とジェンダーの現在

7)特集2:2021年法語カレンダー

8)お知らせ

9)法藏館書店ベスト10・メール配信サービスご案内



★★ お知らせ ★★
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9、10月の書店休業日
9月のお休み:6日・13日・20日・27日
10月のお休み:4日・11日・18日・25日



▼▼ 話題の本▼▼
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●歴史学研究 No.999〈2020年8月15日掲載〉
[日本仏教史研究叢書]
『近世仏教の教説と教化』
芹口真結子著・四六判・296頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6044-6

●読売新聞[滋賀版]〈2020年8月10日掲載〉
●図書新聞〈2020年7月25日掲載〉
●仏教タイムス〈2020年7月23・30日合併号掲載〉
『なぜ人はカルトに惹かれるのか
―脱会支援の現場から』
瓜生 崇著・四六判・214頁・本体1,600円+税
ISBN:978-4-8318-8779-5

●週刊読書人〈2020年8月7日掲載〉
『梵文『維摩経』翻訳語彙典』
植木雅俊著・B5判・1291頁・本体28,000円+税
ISBN:978-4-8318-7023-0

●東京新聞〈2020年8月3日掲載〉
『日本仏教と西洋世界』
[龍谷大学アジア仏教文化研究叢書K]
嵩 満也、吉永進一、碧海寿広編・四六判・366頁
本体2,300円+税・ISBN:978-4-8318-5559-6

●中外日報〈2020年7月31日掲載〉
『近江商人の生活態度
―家訓・倫理・信仰』
窪田和美著・A5判・304頁・本体3,500円+税
ISBN:978-4-8318-6257-0

●京都新聞〈2020年7月30日掲載〉
『室町時代の祇園祭』
河内将芳著・四六判・248頁・本体1,800円+税
ISBN:978-4-8318-6263-1

●毎日新聞[大阪版]〈2020年7月29日掲載〉
著者紹介・デジタル版(有料)
https://mainichi.jp/articles/20200729/ddl/k27/070/355000c
『敦煌莫高窟と千仏図
―規則性がつくる宗教空間』
末森 薫著・B5判・354頁・本体12,000円+税
ISBN:978-4-8318-7731-4

●北陸中日新聞〈2020年7月27日掲載〉
『本願寺教如教団形成史論』
大桑 斉編著・A5判・379頁・本体7,000円+税
ISBN:978-4-8318-6258-7

●史学雑誌〈2020年6月20日発行〉
『鎌倉新仏教論と叡尊教団』
松尾剛次著・A5判・552頁・本体12,000円+税
ISBN:978-4-8318-6066-8
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★★★★★★★法蔵館文庫 第6弾!★★★★★★★
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◆信長が見た戦国京
―城塞に囲まれた異貌の都【日本史/戦国期】
河内将芳著・文庫判・240頁・本体900円+税
ISBN:978-4-8318-2614-5
信長はなぜ京で討たれたのか―。同時代の史料から、戦国期京都が辿った激動の軌跡を尋ね、都市民らの視線を通して信長と京都の関係を捉え直した斬新な戦国都市論。
■目次
第一章 若き信長と城塞都市京都
第二章 自衛・自治する町と町人
第三章 林立する日蓮宗寺院と信長
第四章 信長と京都の深い溝  ほか

◆アニミズム時代【文化人類学】
岩田慶治著、松本博之解説・文庫判・347頁・本体1,200円+税
ISBN:978-4-8318-2613-8
アニミズムの根幹を自然と人間との直接的対応におきかえ、その発端の姿を描きだす。岩田アニミズム論の到達点を示す名著を文庫化。
■目次
T アニミズムとは何か
U カミのいる時空
V 画面のなかの自分
W 宇宙の森  ほか

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◆新装版 正像末法和讃講話【真宗/仏教】
川瀬和敬著・四六判・183頁・本体1,400円+税
ISBN:978-4-8318-6574-8
親鸞最晩年の著作『正像末和讃』、自己の不実を徹底して告白する『非歎述懐和讃』、その他を解説。左訓を重視し親鸞の真意を解明する。
■目次
正像末法和讃…五十八首
愚禿述懐…二十二首
愚禿悲歎述懐…十一首  ほか

◆ひとりふたり・・― 報恩講を迎える 【真宗/仏教】
四衢 亮編・A5判・24頁・本体124円+税
※30冊以上は本体100円+税、100冊以上は送料無料

身近な話題から仏教・真宗の教えにふれる聞法誌。

【定期購読受付中!】定期購読をお申込みいただくと……
  通常注文より、優先的にいち早くお届け!
  買い忘れなく安心! などのお得感満載!
  詳しくは、法藏館書店までお問い合わせください。

《 目 次 》
◎いのちの言葉
私のお墓の前で泣かないでください 天畠大輔 
◎親鸞聖人の時代の往生際
親鸞聖人の妻 恵信尼の往生際 小山聡子
◎はてなの仏教用語 実際 木村宣彰
◎真宗のしきたりの不思議
お仏壇の形や置き場所に決まりは? 松本智量
◎おうちで精進料理(秋) ぎんなんの磯香焼き 西川玄房
◎カンタン英語で浄土真宗入門 英語で和讃に親しむ 大來尚順
◎お寺でヨーガ 秋のヨーガ
貯筋筋肉を鍛えて蓄えて元気パワーアップの巻 Yai
◎正信偈のこころ 選択本願、悪世に弘む 楠 信生

◆念仏の声が宝となるとき
― 生活にいきる『教行信証』の言葉【真宗/仏教】
大窪康充著・四六判・192頁・本体1,000円+税
ISBN:978-4-8318-8786-3
真宗大谷派の住職による法話集。お念仏とともに生きることをすすめる、わかりやすいお話50篇を収載。平素より門徒との会話を欠かさない著者。その飾らない人柄は素直な文章となり、読者の信の心をゆさぶります。
■目次
第1章 ひとこと法話24
第2章 『顕浄土真実教行証文類』の言葉との対話
第3章 目に見えない脅威との共生  ほか

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〈2020年10月 刊行予定〉

◆法事がわかれば親鸞がわかる― 通夜から墓参りまで【真宗/仏教】
北畠知量著・四六判・168頁・本体1,200円+税ISBN:978-4-8318-8781-8
浄土真宗の法事は、亡くなった人のためにするのではない。仏事の本来的な意味やあり方を、詳しく解説!

◆競馬にみる日本文化【文化史】
石川 肇著・A5判・220頁・本体2,000円+税ISBN:978-4-8318-6265-5
菊池 寛、井上 靖、遠藤周作、吉川英治、吉屋信子、寺山修司ほか、馬で駆け巡る昭和競馬文壇史! 吉田初三郎の鳥瞰図をカラーで紹介。

◆いまこそ読みたい 歎異抄【真宗/仏教】
満井秀城著・A5判・296頁・本体2,600円+税・ISBN:978-4-8318-8775-7
『歎異抄』全文を、本文・私訳・解説で明快に伝える。「往生」「浄土」「念仏」などの意味と課題も、現代人にわかりやすく説明。

◆近代の仏教思想と日本主義【思想史/仏教】
石井公成監修、近藤俊太郎・名和達宣編・A5判・572頁・本体6,500円+税
ISBN:978-4-8318-5560-2
仏教者や知識人たちは、「日本主義」へ傾倒していく時代といかに向き合い、いかに仏教を再編したのか。その思想的格闘の軌跡を追う。

◆照林坊史料集【歴史/真宗】
金龍 静、岡本法治編著・B5判・192頁・本体3,000円+税
ISBN:978-4-8318-6259-4
広島県三次市の古刹・明鏡山照林坊が所蔵する法物類を写真と解説で紹介。その由緒と来歴を紐解き、備後地方の初期真宗の様相を解明。

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◇┓  法藏館書店新着案内
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◆親鸞の主著 『教行信証』の世界〈東本願寺出版〉
延塚知道著・四六判・347頁・本体1,600円+税
宗祖親鸞聖人の主著であり、浄土真宗の根本聖典とされる『教行信証』。
本書は、この『教行信証』制作において親鸞聖人が担った課題、著述にあたって聖人がとった独特な方法論などを読み解き、そこに書き残された凡夫が仏に成る&ァ道を尋ねる。
『教行信証』を読むための視座をたしかめる一冊。
■目次
第一章  題号について
第二章 『教行信証』制作の理由
第三章 『教行信証』制作の事情
第四章 『摧邪輪』の批判  ほか

◆人生を照らす 親鸞の言葉〈リベラル社〉
真宗大谷派名古屋別院監修・17cm×8.5cm・189頁・本体1,000円+税
「悪人だから往生できる」など、人間の本性を厳しく見据えた名僧・親鸞の言葉を80個厳選しました。
心に迷いや不安が生じたとき、きっと力になってくれる名言集です。
■目次
第1章 本当の自分を知る
第2章 苦しいのはあなただけじゃない
第3章 あなたを生かす大きな力
第4章 かけがえのない出遇い  ほか

◆布教技法としての節談〈永田文昌堂〉
直林不退著・四六判・262頁・本体2,300円+税
節談とはどういった布教技法なのであろうか。そのイメージはまちまちで、誤解も少なくない。はたして節談はいかなる特質を持っているのか、それはどんな背景のもとに生まれたのか、そして節談を聴聞しつづけることによって、どのような念仏者が育まれたのか、それらを考えるのが本書の主題である。
■目次
第一章 「節談説教」像の再検討
第二章 節談への誤解を解く
第三章 節談の特質――知識人たちからの批判をてかがりに
第四章 七五調と節の源流―親鸞の和讃の特色に学ぶ  ほか

◆燗c学報 第108輯〈高田学会〉
高田学会編・A5判・168頁・本体2,000円+税
■目次
論文 中世真宗における高田門徒と荒木門徒の特色……山田雅教
   念仏思想の展開……島 義恵
   新発見の真慧書写『浄土文類聚鈔』に関する特徴と史料的意義 ……安藤章仁
史料紹介 青龍寺本『善信聖人〈親鸞〉伝絵』について……遠藤美保子
     新発見の真慧上人書写『浄土文類聚鈔』の翻刻……上杉祥樹
講演録  親鸞聖人晩年の思想……井上尚実
高田学会彙報

◆菩薩とはなにか〈春秋社〉
平岡 聡著・四六判・253頁・本体2,500円+税
仏教における「菩薩」とは、いったい誰なのか。仏と菩薩とはどう違うのか。ボサツと菩薩とは同じなのか。大乗仏教の理想とされながら、知られることが少なかった菩薩の全容を、初めて体系的に分かりやすく提示する画期的な論考。
■目次
序 章 考察の前提
第一章 菩薩の起源
第二章 菩薩の願
第三章 菩薩の行
第四章 菩薩の階位
第五章 菩薩の種別
第六章 菩薩信仰の展開
終 章 現代社会と菩薩

人権ブックレット 21
◆女人禁制― 伝統と信仰〈阿吽社〉
和歌山人権研究所編・A5判・128頁・本体800円+税
現代においても女人禁制の課題は残されている。
いまだに女人禁制の制度が残されているのが大相撲と宗教的聖域(大峯山等)である。
本書は、宗教的に女人禁制の地であった高野山の女人禁制の歴史と、大相撲における実態を論じたものである。
■目次
「金剛峯寺日並記」にみる女人禁制
高野山の女人禁制について
大相撲の女人禁制・考

KAWADE夢新書 S408
◆お経の意味がやさしくわかる本
― 各宗派の「経」は、どんな教えを説いているか〈河出書房新社〉
鈴木永城著・新書判・194頁・本体880円+税
葬儀や法事、お寺の行事で仏教僧が唱えるお経、日々の勤行で読むお経――。いっけん難解そうな経文のエッセンスをわかりやすく現代語に訳して解説。釈尊の貴重な教えが、代表的経典からわかる本。仏事の作法や仏教用語もわかる!
■目次
プロローグ お経とは何か
念仏・題目の意味
般若心経―摩訶般若波羅蜜多心経
阿弥陀経―仏説阿弥陀経  ほか

◆般若心経の神髄
― 般若経の思想と空海の解釈〈里文出版〉
小峰彌彦著・A5判・187頁・本体2,300円+税
仏教学の幅広い視野を交えて検証する知的入門書。
日本人に最も普及したお経でありながら不明な点も多い『般若心経』。
空海の密教的解釈を手がかりに、大乗経典としての成り立ちや教説に関する種々の問題を、経文に則しつつ、ありのままの姿で徹底究明。
■目次
第1章 『般若心経』の理解のしかた―『般若心経』の不思議を検証する
第2章 『般若心経』の諸問題―成立と受容を検証する
第3章 経説の真解釈

◆梵文 雜阿含因縁相應(第一〜二十五經)
―A New Edition of the First 25 Sutras of the
Nidanasamyukta〈山喜房佛書林〉
鄭 鎮一、吹田隆道著・B5判・249頁・本体8,000円+税
■目次
Acknowledgements
Introduction
Abbreviations
Symbols Used
Transliteration of the Manuscripts
Concoedance of the Manuscripts Used
Reconstruction and Juxtaposution  ほか

平泉の文化史 2
◆平泉の仏教史― 歴史・仏教・建築〈吉川弘文館〉
菅野成寛監修、編・B5判・181頁・本体2,600円+税
柳之御所の発掘調査と保存運動は、平泉諸寺院と仏教史究明への大きな契機となった。『中尊寺供養願文』や金銀字一切経などに着目し、平泉前史の国見山廃寺の性格から鎌倉期の中尊寺史まで、平泉仏教文化の実像に迫る。
■目次
総説 平泉藤原氏と仏教…菅野成寛
第1章 『中尊寺供養願文』の歴史学
    ―願文の政治史と偽文書説をめぐって……菅野成寛
第2章 中尊寺金銀字一切経と東アジアの王権……劉 海宇
第3章 平泉の寺院と法会……上島 享  ほか

読みなおす日本史
◆戦国仏教― 中世社会と日蓮宗〈吉川弘文館〉
湯浅治久著・四六判・234頁・本体2,200円+税
民衆を対象にした仏教が地域社会に浸透した戦国時代。
戦乱や災害、飢饉などに対して寺院・僧侶はどのような役割を担ったのか。
民衆や領主がいかに仏教を受け入れたのかを、在地に残る具体的な事例から明らかにする。
■目次
第1章 戦国仏教とは何か
第2章 日蓮―祖師の生涯と鎌倉社会
第3章 門流ネットワークと南北朝内乱
第4章 日親―結衆と一揆の時代を生きる  ほか

◆日本書紀に秘められた古社寺の謎
― 神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏〈ウェッジ〉
三橋 健編・新書判・223頁・本体1,300円+税
「日本書紀」に登場する寺社や寺院は、いつ何のために創建されたのか。日本及び日本人の歴史や信仰にどのような影響を与えたのか。写真とともにわかりやすく解説する。「日本書紀」が語らない有名古社寺の謎も取り上げる。
■目次
第1章 ヤマト王権を確立させた知られざる大神社の秘史
第2章 古代の伝説・事件の舞台となった社寺の謎
第3章 飛鳥の古寺・廃寺の正体
第4章 なぜか日本書紀が語らない有名古社寺の謎

日本宗教史 3
◆宗教の融合と分離・衝突〈吉川弘文館〉
伊藤 聡、吉田一彦編・A5判・294頁・本体3,800円+税
仏教・神道・キリスト教をはじめ多様な宗教が併存する日本社会。他の信仰に対する寛容さを持つ一方、排他的な志向や事件も繰り返されている。古代から現代まで、さまざまな宗教・思想・信仰の融合と葛藤の軌跡を辿る。
■目次
1 融合する神と仏
 一 因果応報教説としての仏教とその東流
 二 奈良・平安時代の神仏融合  ほか
2 葛藤する諸宗教
 一 入宋僧による新仏教運動の歴史的意義
 二 身体生成をめぐる思想と中世仏教―五蔵観・魂魄・胎内説  ほか

◆グローバル化時代の宗教文化教育〈弘文堂〉
井上順孝著・四六判・301頁・本体2,600円+税
毎日の食べ物、服装、習慣となっている行動、生きる目的。こうしたものに深く関わる宗教文化。多様な宗教文化への配慮が欠かせないグローバル化時代に、どんな素養と発想が求められるのか。ここ10年ほどに広がりを見せた宗教文化教育の目指すところについて、具体的事例に即して説明する。
■目次
第1章 身の回りにある宗教文化の急速な多様化
第2章 生活の中にある宗教文化
第3章 映像に投射された宗教文化
第4章 宗教教育から宗教文化教育へ  ほか

◆死を受け入れること― 生と死をめぐる対話〈祥伝社〉
小堀鴎一郎、養老孟司著・四六判・189頁・本体1,500円+税
よく生き、よく死ぬために。
3000の死体を観察してきた解剖学者と400人以上を看取ってきた訪問診療医。
死と向き合ってきた二人が、いま、遺したい「死」の講義。
■目次
第1章 「死ぬ」とはどういうことですか?
第2章 解剖学者と外科医はどんな仕事ですか?
第3章 「東大医学部」ってどんなところでしたか?
第4章 これからの日本はどうなりますか?

講談社現代新書 2577
◆日本人と山の宗教〈講談社〉
菊地大樹著・新書判・298頁・本体1,000円+税
古代における大陸からの宗教的影響、分権的な中世社会が統一権力の形成へと向かう過程、近世幕藩制社会の成立や宗教社会の近代化といった、社会的変動とのかかわりを踏まえながら、山の宗教の歴史をひもとく。
■目次
第一章 山の宗教の原像 
第二章 山の宗教の変質 
第三章 山の宗教と中世王権 
第四章 山の宗教の裾野のひろがり  ほか

◆吉野と大峰― 山岳修験の考古学〈東方出版〉
森下惠介著・A5判・250頁・本体3,800円+税
我が国山岳修験の根本道場、世界遺産にも登録される吉野大峰について現地踏査・発掘調査の成果を明示し、信仰のベールに覆われた山々の歴史と文化を考古学的に考察。
「吉野・大峯への道」では、天王寺区清水寺の標石など、大阪・奈良に現存する112の道標によって旧参詣路を復元する。
口絵カラー4ページ。
奥駈道の写真37点、地図・図版等37点収録。
■目次
はじめに―吉野と大峰
第T部 大峰奥駈道と「宿」の遺跡
第U部 吉野大峰の遺跡と遺物
第V部 大峯山の諸相

◆京都発・庭の歴史〈世界思想社〉
今江秀史著・四六判・220頁・本体2,400円+税
文化財保護に長年携わってきた哲学研究者が、平安から現代までの千年をガイド。見た目や美しさだけではなく、知られざる使われ方に注目し、現場ならではの視点から解説する。庭は単なる鑑賞物ではない。千年以上ものあいだ、庭ではいったい何が行われてきたのか?
■目次
第1章 使わなければ庭ではない―平安時代
第2章 見映え重視のはじまり―平安後期〜安土・桃山時代
第3章 百「庭」繚乱―江戸時代
第4章 庭づくりのデモクラシー―近代  ほか

◆西田幾多郎 生成する論理
―生死をめぐる哲学〈慶応義塾大学出版会〉
氣多雅子著・四六判・266頁・本体3,200円+税
西田幾多郎は、実在の論理を徹底的に追究することで、「人生の問題」を究極まで突き詰めようとした。「善の研究」から「哲学論文集」まで代表作を順に読み解くことで、その思索の軌跡をたどり、西田哲学の核心に迫る。
■目次
序 西田幾多郎と同時代の読者たち
第1章 意識と論理のあいだ ― 西田哲学の原点
第2章 矛盾を包むものの追究 ― 場所の論理
第3章 私は私に於てある ― 自覚と自己
第4章 迷える自己が見えてくる ― 一般者の自覚的体系  ほか

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◆同朋 9月号〈東本願寺出版〉
真宗大谷派宗務所出版部編・A4判・56頁・本体364円+税
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
◎インタビュー 田村セツコさん(イラストレーター、エッセイスト)
 おばあさん≠ヘタフな魔法使い。年を重ねた人はかっこいいんです。
◎特集 読書がもたらすもの
・真宗門徒のキーワード
・東本願寺界隈 今昔物語……「内藤商店(提灯・傘)」  ほか

◆大乗 9月号〈本願寺出版社〉
大乗刊行会編・B5判・88頁・本体341円+税
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、 生活に密着した話題から親鸞聖人の教えまで、 日々の暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。
■目次
・いのちのえほん「源じい 生まれ往く」……なかがわあきら×ひじみえ
・[最終回]これdeわかる歎異抄……満井秀城
・お坊さん み跡をめぐるpart2 「善重寺」
・大乗トピック 島倉千代子さんが歌う「しんらんさま」
・お坊さんのいる病院「くずかごのようにあれ」……花岡尚樹  ほか

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特 集 1 : 仏教とジェンダーの現在

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日本の仏教界に根深く残る女性差別問題は、現代においてどう変わったのか、また変わっていないのか。今回の特集では、この問題の現状を知るための近刊を集めました。

◆仏教における女性差別を考える―― 親鸞とジェンダー
源 淳子著・四六判・173頁・本体1,500円+税
著者は開催直前のパネル撤去が問題となった東本願寺ギャラリー展の監修者の一人。第1章でその経緯を詳細に語るとともに、自らのフェミニズムや親鸞思想との出逢いに触れながら、経典や家制度など、女性差別を生み出している要因を明らかにしていきます。(あけび書房)

◆いつまで続く「女人禁制」
― 排除と差別の日本社会をたどる
源 淳子編著・四六判・195頁・本体1,700円+税
「伝統」「文化」「宗教」の名のもとに、今もさまざまな場面で見られる女性排除の構造。大相撲、高野山、大峰山における「女人禁制」の実態を検証し、それをもたらす背景について9名の執筆者が多彩なテーマで考察しています。土俵上での挨拶を拒まれた中川智子・宝塚市長のインタビューを掲載。(解放出版社)

龍谷大学アジア仏教文化研究叢書8
◆現代日本の仏教と女性― 文化の越境とジェンダー
那須英勝、本多 彩、碧海寿広編・四六判・256頁・本体2,200円+税
ISBN:978-4-8318-6016-3
日本の仏教界が抱えてきた性差別の問題を、「国際性」という視点を加えて問い直す論考集。日本で僧侶となった英国人女性、尼寺の住職、また北米やハワイでの教団内における女性の現状など、国内外の僧侶や研究者がさまざまなアプローチでその実態に迫ります。(法藏館)

◆〈僧侶らしさ〉と〈女性らしさ〉の宗教社会学
― 日蓮宗女性僧侶の事例から
丹羽宣子著・A5判・220頁・本体4,200円+税
出家・剃髪・非婚といった伝統的な「尼僧」の枠に収まらない、多様な背景を持つ女性僧侶は、〈僧侶らしさ〉と〈女性らしさ〉をどう捉え、その中でどんな役割を果たそうとしているのか。本書では日蓮宗の女性僧侶にスポットを当て、インタビューによってそのライフストーリーをたどりながら、現代日本社会において「女性が僧侶として生きるということ」の意味を解明しようと試みます。(晃洋書房)

◆女らしくなく、男らしくなく、自分らしく生きる
露の団姫著・四六判・220頁・本体1,600円+税
落語界と仏教界という二つの「男社会」の中で生きる著者が、仕事・結婚・子育てなど、いろいろな場面で感じた「男らしさ」「女らしさ」への疑問。世の中で暗黙の前提になっているこの固定観念を見直し、「性別にとらわれない生き方」こそが現状を変える原動力になると、ユーモアを交えて力強く訴えます。(春秋社)

◆女性史に学ぶ学習資料集
真宗大谷派解放運動推進本部女性室編
B5判・222頁・本体1,200円+税
宗門内の女性差別問題に取り組むため1996年に開設された「女性室」が、これまでの活動の中で蓄積した資料をまとめた一冊。教学面・制度面など多岐にわたる資料から、近代〜現代の大谷派における女性の位置付けを明らかにしています。一宗派のみならず、仏教界全体の性差別問題を考える上でも非常に参考になる資料集です。(東本願寺出版)

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特 集 2 : 2021年法語カレンダー

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◆2021年 ほのぼのカレンダー
画、文字/谷内正遠      本体136円+税〈法藏館〉
教育者として、念仏者としてひたむきな人生を歩まれた故・東井義雄先生の心あたたまるお言葉(詩)を12ヶ月の法語とし、画・文字/谷内正遠先生の心なごむカレンダーです。ともすれば忘れがちな、「生かされていることのありがたさ」「感謝の心」をコンセプトにしております。

※寺院名等の印刷も承ります。(有料)
詳細は法藏館営業部
075-343-0458までお問い合わせください。

●ほのぼのカレンダー法語解説書
拝まれ ゆるされ 生かされている私 東井義雄著・本体100円+税

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◆2021年版 法語カレンダー
本体136円+税 〈真宗教団連合・出版広報委員会〉
浄土真宗のみ教えに生きる門信徒の皆さまが、本願を喜び、一日一日をお念仏の薫る家庭にしていただきたいという願いをもって、味わい深い法語が掲載されたカレンダー。
2021(令和3)年の法語カレンダーは「宗祖親鸞聖人に遇う」をテーマとした13法語が選ばれています。

●随筆集
今日のことば 2021年版 本体100円+税〈東本願寺出版部〉

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◆2021年版 法語カレンダー
本体130円+税〈真宗興隆会〉
今年の表紙は金沢市善性寺蔵の蓮如上人六字名号です。
法語は善導大師作「勧衆偈」のお心を日常的なことばで表記しました。
法語の揮毫は金沢市唯念寺の松岡瑞英氏、絵は辰巳明子氏によるものです。

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◇┓   お知らせ
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新発売!
正親含英著『観経のこころ』から、師の言葉を厳選した伝道掲示板。
耐水性ポスター「お寺さんの掲示板 観経のこころ」
ことば:正親含英
3,800円+税
ISBN:978-4-8318-9932-3

厳選のフレーズ。法話のご参考にも。
お集まりの少ないなか、仏教・お寺に親しんでいただくきっかけに。

セット内容:
伝道掲示ポスター12枚+白奉書紙1枚、サイズ:364mm×515mm
素材:オーパー紙
■オーパー紙とは 
紙と樹脂の複合で、通常の紙より優れた耐水性・耐候性が特徴。
環境問題に配慮した素材です。

先着30部限定
通常セット+掲示ポスター1枚

お寺さんの掲示板フレーズ引用書籍
「新装版 観経のこころ ― 歎異抄の背景にある」
正親含英著・四六判・192頁・本体1,500円+税
ISBN:978-4-8318-6561-8

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◇┓  ちょこっと紹介
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8月刊行 石原 和著
『「ぞめき」の時空間と如来教』の参考図書!

東洋文庫 313
◆お経様 ― 民衆宗教の聖典・如来教(平凡社)
一尊如来きの著、村上重良校注・B6変判・312頁・本体2,500円+税
民衆宗教、如来教に着目し、真宗教義との関連をまじえて近世後期の救済論を捉える『「ぞめき」の時空間と如来教』。はたして如来教とはいかなる教えか、100年以上も秘蔵されていた聖典を公開。\

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◆◆◆法藏館書店売行ベスト10(8月期)◆◆◆

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順位/書名/著者名/出版社名/本体価格+税

1  南無阿弥陀仏のすくい/瓜生 崇/響流書房/100円+税
2  お寺の掲示板/江田智昭/新潮社/1,000円+税
3  さよなら親鸞会(特別版
―脱会から再び念仏に出遇うまで/瓜生 崇/サンガ伝道叢書/500円+税
4  「観無量寿経」をひらく/釈 徹宗/NHK出版/920円+税
5  人間道[校訂版]/蜂屋賢喜代/法藏館/2,400円+税
6  阿弥陀経入門/一楽 真/東本願寺出版/1,000円+税
7  この世とあの世【講演集】/大法輪閣編集部/大法輪閣/2,500円+税
8  親鸞に聞く 大無量寿経の意U/藤場俊基/サンガ伝道叢書/800円+税
9  講讃 浄土論註 第六巻/延塚知道/文栄堂/3,000円+税
10 とも同行の真宗文化/西山郷史/臥龍文庫/1,636円+税

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2020年08月27日(木) No.3120 (法藏館書店ニュース)

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