++歴史書懇話会++

2007年2月4日の新聞書評
2007年2月4日の新聞書評
[朝日新聞/読書欄]
『男性史』1.2.3 阿部恒久・大日方純夫・天野正子編/定価各2,625円(税込)/日本経済評論社
近現代日本の「男」たちを問い返す/赤澤史朗(立命館大学教授・日本近現代史)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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『天皇たちの孤独』繁田信一著/定価1,575円(税込)/角川選書
新しい視点から見た平安政治史/野口武彦(文芸評論家)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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『徳川将軍家の演出力』安藤優一郎著/定価714円(税込)/新潮新書
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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[読売新聞/読書欄]
【出版あらかると】
『源氏物語 作中人物事典』西沢正史編/定価4,725円(税込)/東京堂出版
源氏物語の人物事典/源氏物語を読むときつまづきやすいのは人間関係の複雑さだ。その主要人物と脇役各30人を紹介した…登場人物のとらえられ方を記す「評価の歴史」がおもしろい。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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『標語誕生!大衆を動かす力』筑紫磐井著/定価1,785円(税込)/角川書店
ワンフレーズの威力/佐藤卓己(京都大助教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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『幣原喜重郎と二十世紀の日本』服部龍二著/定価3,885円(税込)/有斐閣
手堅い政治家の像に迫る/御厨 貴(東京大学教授)
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『大江戸調査網』栗原智久著/定価1,575円(税込)/講談社選書メチエ
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ビーケーワン)
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[毎日新聞/読書欄]
『其角俳句と江戸の春』半藤一利著/定価1,260円(税込)/平凡社
300年前の謎かけに挑む名講釈/湯川 豊(東海大学教授)
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『ももんがあ対見越入道 江戸の化物たち』アダム・カバット著/定価1,680円(税込)/講談社
化物から江戸文化を眺望/競
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『和歌職原鈔』今西祐一郎校注/定価2,940円(税込)/平凡社東洋文庫
官職を和歌に詠みこみ解説/昌
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ビーケーワン)
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[日経新聞/読書欄]
『平安京のニオイ(歴史文化ライブラリー)』安田政彦著/定価1,785円(税込)/吉川弘文館
整然と区画された平安京は美しく清潔な都市という印象だが、本当はどうだったのか。歴史学者の著者は“におい”をキーワードに、平安京の実像に迫る。人間や家畜の排泄物、路傍の死体から発する死臭など、平安京は多くのにおいに満ちていた。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:吉川弘文館)
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『古事記の起源』工藤 隆著/定価840円(税込)/中公新書
少数民族の神話から読み解く/三浦佑之(千葉大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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[東京=中日新聞/読書欄]
『黄金の島 ジパング伝説(歴史文化ライブラリー)』宮崎正勝著/定価1,785円(税込)/吉川弘文館
マルコ・ポーロが「黄金の国ジパング」の幻想を西欧に伝えるはるか前より、中国やイスラムの商人は日本を「黄金島」のイメージでとらえていた。本書はそのような広い史的視点から、スペイン人の「エルドラド(黄金郷)」探しに影響を与えた伝説の起源とその変容を明らかにする。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ジュンク堂書店)
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『大奥の美女は踊る』雪村俊慥著/定価798円(税込)/PHP新書
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『戦国馬飼物語』もりたなるお著/定価1,890円(税込)/新人物往来社
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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[産経新聞/読書欄]
『源氏物語 作中人物事典』西沢正史編/定価4,725円(税込)/東京堂出版
『源氏物語』の登場人物を詳細に解説する。

[しんぶん赤旗/読書欄]
『東北の争乱と奥州合戦(戦争の日本史5)』関 幸彦著/定価2,625円(税込)/吉川弘文館
三つの合戦の意味と「日本国」の成立/著者は奥州合戦のなかに頼朝の祖先が果たせなかった因縁を見出し、奥州合戦は前九年・後三年の合戦の再現でならなければならなかった理由をさぐる。…頼朝は征夷大将軍に就任することで私的行動に正当性が与えられた。…そして、鎌倉幕府の成立により、東北地方にも頼朝の権限が普遍的に及ぶようになり、これが「日本国」の成立である。著者は、豊かな中世史研究の歩みと近年の研究成果をふまえながら、このような点をわかりやすく説く。ただし本書、理論的な部分のみに紙数を割いているのではない。三つの合戦の個々の場面の意味にまで踏み込んだ説明がなされており、一般書の範疇に属するとはいえ、専門的な記述を望む読者も充分に満足させるものになっている。三つの合戦は、世界遺産への本登録を控えている平泉の理解のためにも、きわめて重要で、本書の意義は大きい。/工藤雅樹(福島大学名誉教授)
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『チョークで書く「希望」』岩辺泰吏著/定価2,310円(税込)/大月書店
教師という仕事のもつ魅力再発見/東京の小学校教師だった岩辺泰吏さんが37年間の教職をふり返ってつづったのが本書である。…授業が成立せずに苦悩している教師、困難に直面し自信を失っている教師には、限りない勇気と希望を与えてくれる本だ。/今泉博(北海道教育大学助教授)
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『格差社会とたたかう』後藤道夫ほか著/定価1,575円(税込)/青木書店
格差社会とたたかう姿勢の乏しい本が目立つなか貴重/五人の筆者が「格差社会」の分析や「努力すれば報われる」論批判などを展開し読み応えがあえります。世にはびこる「機会の平等」や「自立支援」といった言葉の分析と批判が丁寧になされています。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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2007年02月04日(日) No.20 (新聞書評)

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