++歴史書懇話会++

2007年4月8日の新聞書評
2007年4月8日の新聞書評
[朝日新聞/読書欄
『美術のアイデンティティ』佐藤道信著/定価4,095円(税込)/吉川弘文館
日本人の自意識はどんな仕組みか/美術史に深い関心を抱いているわけではないのに、読んで頭がクラクラするような印象を与えられる美術史の本なんてそうざらにあるものではない。ところがこの本は、まさにそういう本なのだ。…ここには十分に熟してはいないが、新しい着想と問いかけがある。それは日本と海外の美術の展示や実物に接した時のギャップや違和感に発している。本書が読みやすいのは、それが日常の感覚と地続きの地点で私たちの美術観を問い直した、模索的な試みのためだと言えよう。/赤澤史朗(立命館大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『少女の社会史』今田絵里香著/定価3,465円(税込)/勁草書房
「少年」から分岐したあやふやな存在/北田暁大(東京大学准教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『歴史の教師 植村清二』植村鞆音著/定価1,890円(税込)/中央公論新社
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
【著者に会いたい】
『江戸の遺伝子』徳川恒孝著/定価1,575円(税込)/PHP研究所
徳川18代目が弁じる江戸/
本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]

[読売新聞/読書欄]
『湿地転生の記』中村良夫著/定価2,625円(税込)/岩波書店
文化遺産としての景観/米本昌平(科学史家))
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
[Click]
『シルクロードと唐帝国』森安孝夫著/定価2,415円(税込)/講談社
多民族だった唐帝国/青柳正規(国立西洋美術館館長)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『松永久秀の真実』藤岡周三著/定価1,575円(税込)/文芸社
教養人としての久秀の姿/河合祥一郎(東京大学准教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)

[Click]

[毎日新聞/読書欄]
【今週の本棚】
『わたしの城下町』木下直之著/定価2,940円(税込)/筑摩書房
『武田信玄と勝頼』鴨川達夫著/定価777円(税込)/岩波新書
なぜ城は現在まで生き延びてきたのか/五味文彦(放送大学教授)
* 『わたしの城下町』の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
*『武田信玄と勝頼』の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『儀礼のオントロギー』今村仁司。今村真介著/定価1,995円(税込)/講談社
全民衆の人心を把握、結集する装置/藤森照信(東京大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『後漢書』全10冊・別冊1/吉川忠夫訓注/定価9,030〜14,700円(税込)/岩波書店
ロマンと苦難に満ちた人間模様/山内昌之
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]

[日経新聞/読書欄]
『美術のアイデンティティ』佐藤道信著/定価4,095円(税込)/吉川弘文館
近代の美術史観を大胆に俯瞰/前著『明治国家と近代美術』(1991/吉川弘文館)は、近代美術の制度論として高い評価を得た本であり、いまだ記憶に新しい。書き下ろしの本書では、美術館と美術史展示、コレクションと文化財概念、近代日本美術史観の形成と展開が俎上に載せられている。いかにも硬そう見えるが、語り口は柔らかで分り易い。複雑な事象を大掴みに捉える論法が功を奏している。…細部に拘泥し俯瞰図を示し得ない美術史学、否、史学一般の窮状に一矢報いる好著である。/西野嘉章(東京大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
*   『明治国家と近代美術』の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『女学校と女学生』稲垣恭子著/定価819円(税込)/中公新書
友人関係を問い直す文化遺産/川村邦光(大阪大学教授)
[Click]
『知識人の時代』ミシェル・ヴィノック著/定価6,930円(税込)/紀伊國屋書店
20世紀フランスの社会思想史/西永両成(東京外語大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『在日朝鮮人問題の起源』文 京洙著/定価2,625円(税込)/クレイン
*本書の詳細は下記をご覧ください。(協力:図書出版クレイン) 
[Click]
【半歩遅れの読書術】三木 卓(作家)
『阿部謹也著作集』全10巻/筑摩書房
『刑吏の社会史』阿部謹也著/定価693円(税込)/中公新書
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『阿部謹也自伝』阿部謹也著/定価1,785円(税込)/新潮社
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『中世賎民の宇宙』阿部謹也著/定価1,365円(税込)/ちくま学芸文庫
*本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]

[東京=中日新聞/読書欄]
『歴史としての戦後史学』網野善彦著/定価1,785円(税込)/洋泉社MC新書
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『桜』T、U有岡利幸著/定価各3,990円(税込)/法政大学出版局
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
T[Click]
U [Click]
 
[茨城新聞/読書欄] 通信社の配信で地方新聞各紙に掲載中です。
『「負け組」のアメリカ史』スコット・A・サンデージ著/定価2,730円(税込)/青土社
米の近代社会知る手掛かり/糸井 恵(ジャーナリスト)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
『女学校と女学生』稲垣恭子著/定価819円(税込)/中公新書
戦前後に見る「教養」の系譜/大塚明子(文教大学助教授)

[しんぶん赤旗/読書欄]
【レーダー】
『和語から引ける漢字熟語辞典』岩田麻里編/定価2,940円(税込)/東京堂出版
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[Click]
【本と話題】日本軍の戦時性暴力伝える/被害者、日本兵の証言集め
『ガイサンシーとその姉妹たち』班 忠義著/定価2,940円/梨の木舎
[Click]
『証言 未来への記憶 アジア「慰安婦」証言集1』・アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」編/定価3,150円(税込)/明石書店
[Click]
『イアンフと呼ばれた戦場の少女』川田文子著/定価3,150円(税込)/高文研
[Click]
『日本軍戦時性奴隷制を裁く 2000年女性国際戦犯法廷の記録〈全6巻〉』/緑風出版
[Click]
『従軍慰安婦・慶子―死線をさまよった女の証言』(復刻版)千田夏光著/定価1,785円(税込)/クラブハウス
[Click]
『従軍慰安婦』吉見義明著/定価819円(税込)/岩波新書
[Click]
『共同研究 日本軍慰安婦』吉見義明・林 博史編/定価2,625円(税込)/大月書店
[Click]


2007年04月08日(日) No.33 (新聞書評)

TOPに戻る
shiromuku(fs6)DIARY version 1.70