++歴史書懇話会++

2008年2月24日、3月2日新聞書評
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2008年2月24日の新聞書評
[朝日新聞/読書欄]
『日本史(新版 世界各国史〈1〉)』宮地正人編/定価3,885円(税込)/山川出版社
東アジアの中の日本史/98年4月じゃらしリーズとして出版されている「新版世界各国史」全28巻のうち、久しく待たれていた『日本史』が出版された。東アジア地域世界のかかわりを、外交史という一分野ではなく、日本史を成立させている不可欠の構成要素として押さえようとの編集方針でまとめた、視野の広い概論書だ。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『大量虐殺の社会史』松村高夫、矢野久編著/定価4,725円(税込)/ミネルヴァ書房
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『自動車爆弾の歴史』マイク・デイヴィス著/定価2,730円(税込)/河出書房新社
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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虐殺の隠蔽や相対化に対抗するには/酒井啓子(東京外語大学教授・中東現代政治)
『サムライの書斎−江戸武家文人列伝』井上泰至著/定価2,625円(税込)/ぺりかん社
太平の世に「サムライ達の物語群」/野口武彦(文芸評論家)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『歴史を記録する』吉村 昭著/定価1,680円(税込)/河出書房新社
徹底した史実探求への姿勢/奈良岡聰智(京都大学准教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[読売新聞/読書欄]
『地中海の記憶−先史時代と古代』フェルナン・ブローデル著/定価5,880円(税込)/藤原書店
世界とのなれそめ語る/本村凌二(西洋史家)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ジュンク堂書店)
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[毎日新聞/読書欄]
『ヒトラーとは何者だったのか?』阿部良男著/定価1,365円(税込)/学研M文庫
選び抜かれた引用のみごとな集成/池内 紀(独文学者)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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関連書
『ヒトラ−全記録20645日の軌跡』 阿部良男著 /柏書房 2001/05/ \5,040(税込
『ヒトラ−を読む3000冊』 阿部良男著 /刀水書房 1995/02/ \4,935(税込)
『東海道品川宿 岩本素白随筆集』岩本素白著、来嶋靖生編/定価700円(税込)/ウエッジ文庫
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ジュンク堂書店)
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[日経新聞/読書欄]
『歴史叙述としての映画』ナタリー・Z・デービス著/定価3,150円(税込)/岩波書店
事実と虚構の問題、周到に検証/生井英考(共立女子大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『ジャガイモの世界史』著/定価12,600円(税込)/中公新書
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[北海道新聞/読書欄]
『新聞小説の時代』関 肇著/定価3,780円(税込)/新曜社
「大衆芸術」研究の道標/土屋礼子(大阪市立大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[しんぶん赤旗/読書欄]
『絶滅危惧の野鳥事典』川上洋一著/定価2,730円(税込)/東京堂出版
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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2008年3月2日の新聞書評
[朝日新聞/読書欄]
『憎悪の世紀』上・下/ニーアル・ファーガソン著/定価各2,940円(税込)/早川書房
ありえた歴史を仮想しつつ読み解く/山下範久(立命館大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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『「皇国史観」という問題』長谷川亮一著/定価3,990円(税込)/現代書館
『近代日本の国体論』昆野伸幸著/定価5,460円(税込)/ぺりかん社
歴史認識の枠組みを再考させる迫力/赤澤史朗(立命館大学教授)
* 『「皇国史観」という問題』の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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* 『近代日本の国体論』の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[読売新聞/読書欄]
『「国語」入試の近現代史』石川 巧著/定価1,575円(税込)/講談社
自分で考えちゃダメ?/佐藤卓己(メディア社会学者)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『赤米の博物誌』小川正巳・猪谷富雄著/定価2,310円(税込)/大学教育出版
人口増やした新種の米/磯田道史(茨城大学准教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:中国新聞)
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[毎日新聞/読書欄]
『知っておきたい 日本史の名場面事典』大隅和雄・神田千里他著/定価2,835円(税込)/吉川弘文館
日本史の名場面を事典に/大化の改新や赤穂浪士の討ち入りなど、歴史の転換点を集めた…歴史は臨場感にあふれる場面の連続として語り伝えられてきた。戦後の学校教育によって忘れられつつあるそれらの「名場面」78シーンを選び出し、詳細に解説。「好太王碑文」から「東京オリンピック」まで、絵巻や写真、地図、系図なども豊富に収録されている。世間を揺るがせた大事件のほか「西行と頼朝の出会い」「(出世しなかった)長谷川平蔵の愚痴」などの項目も。人々の営みが生き生きと伝わってくる。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『マキァヴェリアン・モーメント』J・G・A・ポーコック著/定価8,400円(税込)/名古屋大学出版会
共和主義をあぶり出す「現代の古典」/松原隆一郎(東京大学教授・社会経済学)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[日経新聞/読書欄]
【フロントライン】  
『エウクレイデス全集』全5巻/斎藤 憲・三浦 伸夫【訳・解説】/定価5,460円(税込)/東京大学出版会
古代ギリシアの数学者の著作集/「ユークリッド幾何学」で知られる古代ギリシアの数学者エウクレイデス(ユークリッドは英語読み)の著作を集大成するシリーズ。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『「国語」入試の近現代史』石川 巧著/定価1,575円(税込)/講談社
読解重視と思想統制の危うさ/石原千秋(早稲田大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[産経新聞/読書欄]
『ジャガイモの世界史』著/定価12,600円(税込)/中公新書
南米から伝わった「お助け芋」/かくまつとむ(自然系ジャーナリスト)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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【私の本棚】井上章一(国際日本文化研究センター教授)
『足利義満 消された日本国王』小島毅著/定価798円(税込)/光文社新書
中国史の立場から修正迫る
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『室町の王権 足利義満の王権簒奪計画』今谷 明著/定価714円(税込)/中公新書
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[東京=中日新聞/読書欄]
『江戸怪奇標本箱』藤巻一保・花輪和一著/定価1,680円(税込)/柏書房
妖しいモノに映る人の業/膨大な江戸時代の怪談からモノについてのエピソードだけを選び集めて並べた標本箱。/田中 聡(作家)
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[茨城新聞/読書欄]
『司馬遼太郎と網野善彦―「この国のかたち」を求めて』川原崎剛雄著/定価2,100円(税込)/明石書店
積極的に日本人論を展開した中世史研究者、網野善彦との対比が司馬史観の理解を深める。
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『編集者 国木田独歩の時代』黒岩比佐子著/定価1,785円(税込)/角川学芸出版
斬新な雑誌を刊行した感性/新保邦寛(筑波大学大学院教授)
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[しんぶん赤旗/読書欄]
『素敵にシニアライフ』村瀬敦子・村瀬幸浩著/定価1,575円(税込)/大月書店
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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2008年03月02日(日) No.112 (新聞書評)

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