++歴史書懇話会++

2008年5月11日の新聞書評

[朝日新聞/読書欄]


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『アジアの国民国家構想』久留島 浩・趙 景達編 /定価2,940円(税込)/青木書店
19世紀に遡って意義と限界を探る/日本のほかに朝鮮、中国、ベトナム、トルコなどでの国民国家の構想を比較検討する論考からなっている。日本という国民国家の意義と限界を考えるにはアジアという範囲で考える必要があるという狙いが見える。…われわれが国民国家を根本から考え直すには必須の書であろう。/南塚信吾(法政大学教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


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『アラブ・ミュージック』関口義人編/定価1,890円(税込)/東京堂出版
未知の音楽空間にハマってみては/アラブの多様なジャンルの音楽に魅せられた10人の執筆者の、その面白さを少しでも日本に伝えたい、という思いが本書にはつまっている。/小杉 泰(京都大学教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『ACADEMIC GROOVE―東京大学アカデミック・グルーヴ 』東京大学編/定価1,260円(税込)/東京大学出版会
学問の面白さ伝える東大が研究紹介単行本/きれいなカラーのグラフィックが満載。際『日独関係史 1890−1945 』全3巻が完結した。日独の正確な歴史像の形成に寄与するのが目的で、45年以降のれきしが再検討される契機になることも企図された。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)

* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:東京大学出版会)


『マーク・トウェインと日本』石原 剛著/定価3,675円(税込)/彩流社
原作の改変で悪童がヒーローにも/赤澤史朗(立命館大学教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


[読売新聞/読書欄]


【記者が選ぶ】

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『古代インド文明の謎』堀 晄著 /定価1,785円(税込)/吉川弘文館
最新データをもとに、北シリアを起源とする印欧語系の農耕民が6000年前にインドへも拡散し、アーリヤ人となった、という壮大な仮説提示する。…インド史のみならず従来のユーラシア文明史根底から覆す刺激的な新説だ。
* 本書の詳細をご覧ください。(協力:紀伊國屋書店)


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『学生をやる気にさせる歴史の授業』森谷公俊著 /定価2,415円(税込)/青木書店
小中高校の授業指南書は数多いが、大学となるとめずらしい。アレクサンドロス大王を専門とする著者が、学生のレベルの低さに唖然とし、「日本の未来」のために立ち上がった試行錯誤の記録。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『天皇たちの和歌』谷知子著/定価1,575円(税込)/角川選書
歴史を通して、天皇たち和歌においてのみ、饒舌だ。/小倉紀蔵(韓国思想研究家)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『魂への態度』神崎繁著/定価1,339円(税込)/岩波書店
意思はいつ生まれたか/本村凌二(西洋史家)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『ボスニア内戦』佐原徹哉著 /定価3,360円(税込)/有志舎
どの民族にも肩入れしない冷静な分析で、グローバリゼーションによる連邦システムの崩壊と恐怖が原因であると指摘する。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:有志舎)


『悠久なるシルクロードから平城京へ』児島建次郎編/定価3,360円(税込)/雄山閣
新たなシルクロード学を切り開いている。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


[毎日新聞/読書欄]


『カトリックと文化』中央大学人文科学研究所編/定価5,985円(税込)/中央大学出版部
さまざまな時空、斬新に論じる/村上陽一郎(ICU客員教授・科学史)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『ヴィクトリア朝偉人伝』リットン・ストレイチー著 /定価3,990円(税込)/みすず書房
ナイチンゲールは激怒する人だった/湯川 豊(京都造形芸術大学教授・文芸)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『中国とインドの諸情報』全2巻 /定価@2,835円A2,940円(税込)/平凡社東洋文庫
好奇心をそそる不思議な記事が満載/
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)

 

[日経新聞/読書欄]


『ボスニア内戦』佐原徹哉著 /定価3,360円(税込)/有志舎
どの民族にも肩入れしない冷静な分析で、グローバリゼーションによる連邦システムの崩壊と恐怖が原因であると指摘する。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:有志舎)


[産経新聞/読書欄]


『「邪馬台国畿内説』徹底批判』安本美典著/定価2,940円(税込)/勉誠出版
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


[東京=中日新聞/読書欄]


『子どもの虐待防止・法的実務マニュアル・第3版』日本弁護士連合会子どもの権利委員会編/定価2,940円(税込)/明石書店
現場の力に/現場で対応する人間には悲しいけれど必要な本だ。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『渋沢栄一と“義利”思想』于 臣著/定価3,990円(税込)/ぺりかん社
同時代中国と比較し再評価/見城悌治(千葉大学准教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『シリーズ花岡事件の人たち』全4冊 野添憲治著/定価各4,515円(税込)/社会評論社
探し続けた惨事の真相/鎌田 慧(ルポルタージュ作家)
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『都市計画の世界史』日端康雄著/定価1,050円(税込)/講談社現代新書
同時代中国と比較し再評価/見城悌治(千葉大学准教授)
* 本書のA HREF="http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%93%73%8E%73%8C%76%89%E6%82%CC%90%A2%8A%45%8E%6A">詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『海を生きる技術と知識の民族誌』飯田 卓著/定価4,830円(税込)/世界思想社
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『昔話の旅 語りの旅』野村純一著/定価2,730円(税込)/アーツランドクラフツ
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[茨城新聞/読書欄]


『1000キロの海を渡った「大王の棺」』澤宮 優著/定価2,310円(税込)/現代書館
交流の証しを石棺から探る/春名 徹(ノンフィクション作家)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
2008年05月11日(日) No.131 (新聞書評)

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