++歴史書懇話会++
2008年7月6日新聞書評
[朝日新聞/読書欄]
『アメリカ大統領の挑戦』本間長世著 /定価2,520円(税込)/NTT出版
戦争・平和への判断力をどう評価/久保文明(東京大学教授・アメリカ政治)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[読売新聞/読書欄]
『萩原延壽集』全7巻/萩原延壽著/定価2,730〜3,885円(税込)/朝日新聞出版
著作集から見える「時代」/御厨 貴(歴史家・東京大学教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
『絵で読む 楽家録』安倍季昌著/定価8,400円(税込)/書肆フローラ
命をかけた宮中秘儀/磯田道史(日本史家・茨城大学准教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:神社・神道 専門書店 BOOKS鎮守の杜)
[毎日新聞/読書欄]
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『現代語訳 吾妻鏡』全16巻/五味文彦、本郷和人編/定価2,310〜2,410円(税込)/吉川弘文館
東国武士伝来の「王殺し」の主題/五味文彦が20年近く前に出した『吾妻鏡の方法』(増補版・吉川弘文館・2,310円)は、いかにもこの歴史家にふさわしい才気煥発で清新な学術書であった。今度、彼が本郷和人といっしょに試みた現代語訳(読みやすくわかりやすくてじつに便利)を読み、彼の解説と旧著に教えられて、あのとき取り上げればよかったなと後悔した。…とにかく『吾妻鏡』はおもしろい。/丸谷才一(作家)
* この本の詳細をご覧ください。/(協力:吉川弘文館)
『吾妻鏡の方法』の詳細。(協力:紀伊國屋書店)
『鳥学大全』秋篠宮 文仁・西野 嘉章編/定価9,975円(税込)/東京大学出版会
超学際的な知的好奇心集め連ねて/今年の3月から5月まで東京で「鳥のビオソフィア-山階コレクションへの誘い」という展覧会が開かれていた。東京大学総合博物館と山階鳥類研究所の共催。本書はその図録として刊行された。…この本が扱う鳥学は「ちょうがく」ではなく「とりがく」であるという。およそ鳥に関わる知のすべてを求める。だから「大全」なのだろう。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
『古代から来た未来人 折口信夫』中沢新一著/定価735円(税込)/ちくまプリマー新書
対象を深く感じとる「奇跡的」思考法/藤森照信(東京大学教授・建築史)
* この雑誌の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
[日経新聞/読書欄]
【フロントライン】
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『沖縄民俗辞典』渡邊欣雄・岡野宣勝・佐藤壮広・塩月亮子・宮下克也編/定価8,400円(税込)/吉川弘文館
沖縄の民俗、辞典に集成ウタキ、ニライカナイなど伝統的な民俗文化から、沖縄社会をめぐる近現代の政治・経済的変化や、その影響を受けている移民、観光、基地問題、沖縄ブームなど現代民俗的な課題まで1千項目近く取り上げた。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:吉川弘文館)
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『死生学』全5巻/島薗 進・竹内整一・小佐野重利編/定価各2,940円(税込)/東京大学出版会
死生学で新シリーズ/死に向き合う様々なことを考察・研究する新しい学問。を扱う。
* 本シリーズの詳細をご覧ください。/(協力:東京大学出版会)
『「近代の超克」とは何か』子安宣邦著/定価1,680円(税込)/角川選書
戦争に至る思想的背景を探る
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
『新脱亜論』渡辺利夫著/定価890円(税込)/文春新書
社会的教養としての歴史物語/川島 真(東京大学准教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
『源氏物語と江戸文化』小嶋菜温子・小峯和明・渡辺憲司編/定価7,875円(税込)/森話社
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[東京新聞/読書欄]
『死生学』全5巻/島薗 進・竹内整一・小佐野重利編/定価各2,940円(税込)/東京大学出版会
[しんぶん赤旗/読書欄]
『済州島四・三事件』文京洙著/定価2,520円(税込)/平凡社
島民決起の真相に迫る大きな意義/畑田重夫(国際政治学者)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
『軍需物資から見た戦国合戦』盛本昌広著/定価780円(税込)/洋泉社新書
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
2008年07月06日(日)
No.144
(新聞書評)
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