++歴史書懇話会++

2008年8月10日新聞書評

[朝日新聞/読書欄]


『「百人斬り競争」と南京事件』笠原十九司著/定価2,860円(税込)/大月書店
メディア・国民の喝采で英雄視/赤澤史朗(立命館大学教授)
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『日本人のリテラシー 1600―1900年』リチャード・ルビンジャー著/定価5,040円(税込)/柏書房
格差生む読み書き能力の浸透を描く/耳塚寛明(お茶の水女子大学教授・教育社会学)
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『なぜ歴史が書けるか』升味 準之輔著 /定価2,940円(税込)/千倉書房
効用ではなく人生のようなもの/奈良岡聰智(京都大学准教授)
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『「近代の超克」とは何か』子安宣邦著 /定価2,310円(税込)/青
土社
昭和日本のイデオロギーを読み解く/南塚信吾(法政大学教授・国際関係史
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[日経新聞/読書欄]


【フロントライン】
『わが歴史研究の七十年』三笠宮崇仁著/定価12,600円(税込)/学生社
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『古代オリエント史と私』三笠宮崇仁著/定価1,890円(税込)/学生社
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三笠宮殿下の研究史刊行/旧約聖書やオリエント史の研究で知られル三笠宮崇仁殿下が70年に及ぶ研究生活を振り返りつつ、小論や講演録をおりまぜて構成した著書『わが歴史研究の七十年』が出版された。『古代オリエント史と私』以来2冊目の自叙伝である。日本における古代オリエント文明研究史、現代の宗教と古代の宗教、死海文書など題材は多彩。…「古代史はこれから作られる」「史料の出所が偏っていることに注意」など古代オリエント史入門者への提言10か条からも気さくなお人柄がうかがえる。


『原日本の精神風土』久保田展弘著 /定価1,890円(税込)/NTT出版
カミの原風景描き出す意欲作/鎌田東二(京都大学教授)
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『日本憲政史』坂野潤治著/定価3,675円(税込)/東京大学出版会
民主主義の将来 歴史から考察/本書は、日本の民主主義の将来を考える際の歴史的ヒントを満載している。近代日本史研究のトップランナーとして走りつづけている著者にとって、本書は中間点にすぎないかもしれない。しかし、私たちにとっては最高の到達点である。/井上寿一(学習院大学教授)
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[産経新聞/読書欄]


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『日本主義と東京大学』井上義和著/定価3,990円(税込)/柏書房
反戦思想を担った右翼学生/左翼や個人的自由主義や絶対平和主義が封じられた戦時下の日本では、日本主義哲学が反戦思想さえ担っていた。だからこそ極めつきの危険思想として弾圧されたのだ。本書はそんな戦時期右翼学生運動の最初の本格的研究である。右翼をめぐる戦後的常識は、根底から覆されるだろう。/片山杜秀(慶応大学准教授)
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2008年08月16日(土) No.155 (新聞書評)

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