++歴史書懇話会++

2008年9月7日新聞書評

[朝日新聞/読書欄]


『広田弘毅』服部龍二著 /定価903円(税込)/中公新書
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『昭和天皇・マッカーサー会見』豊下楢彦著 /定価1,050円(税込)/岩波現代新書  
外交家の限界としたたかさを冷徹に/苅部 直(東京大学教授・日本政治思想史)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


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『世界陰謀史事典』ジョエル・レヴィ著/定価2,940円(税込)/柏書房
歴史の裏側のだましあいを検証/世界歴史の中で実際に行われてきた陰謀を神話時代~現代まで紹介し、歴史の裏側に光を当てている。/唐沢俊一(作家)
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『生涯発達のダイナミクス』鈴木忠著/定価3,360円(税込)/東京大学出版会
老いの衰えは経験と訓練で償えるか/耳塚寛明(お茶の水女子大学教授・教育社会学)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


【情報フォルダー】


『日本の民俗』全13巻/企画編集委員:湯川洋司・古家信平・安室 知/定価各3,150円(税込)/吉川弘文館
33人の研究の成果『日本の民俗』刊行中/吉川弘文館から全13巻シリーズの『日本の民俗』が刊行中だ。今年6月の「物と人の交流」(第3巻)刊行を皮切りに「村の暮らし」(第6巻)「家の民俗文化誌」(第5巻)と、毎月1冊ずつ刊行。…国立歴史民俗博物館准教授の安室知氏ら3人の企画編集委員を中心に、計33名の専門家たちが現代も題材にしつつ、平易な言葉で研究の成果をまとめている。各巻3,150円。「
*『日本の民俗』の詳細をご覧ください。/(協力:吉川弘文館)


[読売新聞/読書欄]


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『議論好きなインド人』アマルティア・セン著/定価3,990円(税込)/明石書店
包容力に富む多文化世界/…インドに対する論考集ではあるが、著者の視線の彼方に、わらわれは人類社会の共生にむけた深い洞察を読み解くことができそうだ。/渡辺靖(文化人類学者)
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『日本人のリテラシー 1600―1900年』リチャード・ルビンジャー著/定価5,040円(税込)/柏書房
幻想だった教育大国/江戸時代以来、この国の民は教育水準が高かった。識字率はヨーロッパを凌いで世界一。男女・階層を問わず字がよめた。この民の賢さが、この国の成功のもとであった。日本人は漠然とそう考えてきた。ところが、本書は、この「常識」に対し、実証的データでもって傾聴すべき反論をつきつける。/磯田道史(日本史家・茨城大学准教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


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『文明開化 失われた風俗(歴史文化ライブラリー)』百瀬 響著/定価1,785円(税込)/吉川弘文館
西洋のまなざしにさらされ、明治政府は鹿鳴館の夜会や断髪令などの風俗統制策に走った。…文化とは、文明とは――。改めて考えさせらる1冊。
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[毎日新聞/読書欄]


『韓国現代史』木村 幹著/定価840円(税込)/中公新書
民主化へ至る苛烈な政治的争闘/五百旗頭 真(防衛大学校長・日本政治外交史)
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『日本に古代はあったのか』井上章一著/定価1,680円(税込)/角川選書
京嫌いの歴史家が日本の「中世」を作った//藤森照信(東京大学教授・建築史)*本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『アテネ 最期の輝き』澤田典子著/定価2,940円(税込)/岩波書店
* 詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『テーマ別 英語ことわざ辞典』安藤邦男著/定価2,310円(税込)/東京堂出版
テーマ別に引く英語ことわざ/アルファベット順に配列された従来の辞典では。伝えたいメッセージを思いついても、それを表すことわざを探すのは大変だったが、この辞典なら場面に応じて使えることわざが簡単に分かる。
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『文化遺産防災学「ことはじめ」篇』立命館大学文化遺産防災学「ことはじめ」篇出版委員会著/定価2,100円(税込)/丸善
文化遺産防災学の入門書
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[日経新聞/読書欄]


『ラス・カサスへの道』上野清士著/定価1,890円(税込)/日本経済新聞社
新旧の中南米史を自在に往還/野谷文昭(東京大学教授)
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


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『文明開化 失われた風俗(歴史文化ライブラリー)』百瀬 響著/定価1,785円(税込)/吉川弘文館
開化の名のもとに進んだ社会統制の実態に迫る。
*本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


[しんぶん赤旗/読書欄]


【レーダー】
『季刊東北学 [第2期・第16号(2008年夏)』東北芸術工科大学東北文化研究センター編/定価2,000円(税込)/柏書房
世界遺産登録を逸した岩手県「平泉、一万年の系譜をもとに」を特集。
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:柏書房)
2008年09月07日(日) No.160 (新聞書評)

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