++歴史書懇話会++

2009年2月15日、22日、3月1日の新聞書評

[朝日新聞/読書欄]


<2月15日>
『鯨取り絵物語』中園成生・安永浩杉原志啓著/定価3,150円(税込)/弦書房
■捕鯨文化伝える貴重な「教科書」/唐沢俊一(作家)
■書評の全文

* 本書の詳細をご覧ください/(協力:紀伊國屋書店)


<2月22日>
『上海租界興亡史』ロバート・ビッカーズ著/定価3,465円(税込)/昭和堂
■ある警察官に見る英国庶民の帝国意識/赤澤史朗(立命館大学教授・日本近現代史)
■ 書評の全文
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<3月1日>
『政治の美学 権力と表象』田中純著/定価5,250円(税込)/東京大学出版会
■美の追求と権力はどう結びついたか/苅部 直(東京大学教授・日本政治思想史)
■ 書評の全文は後日
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『歴史和解と泰緬鉄道 英国人捕虜が描いた収容所の真実』ジャック・チョーカー 著/定価1,575円(税込)/朝日選書
■不愉快な真実を受容し学ぶ勇気/多賀幹子(フリージャーナリスト)
■ 書評の全文は後日
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[読売新聞/読書欄]


<2月15日>
『中世世界とは何か』佐藤彰一著/定価2,940円(税込)/岩波書店
『儀礼と象徴の中世』池上俊一著/定価2,940円(税込)/岩波書店
■心にふれる探求の深さ/本村凌二(西洋史家)
■書評の全文
*本書の詳細1詳細2をご覧ください/(協力:紀伊國屋書店)


『Happy victims』都築響一著(文・写真)/定価3,360円(税込)/青幻舎
■モノに囲まれ至福の時/本郷和人(日本中世史家)
■書評の全文


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<2月22日>
『写真で見る在日コリアンの100年』在日韓人歴史資料館編著/定価2,940円(税込)/明石書店
■感情にこびりついた資料/小倉紀蔵(韓国思想家)
■書評の全文
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【記者が選ぶ】
『戦国仏教』湯浅治久著/定価819円(税込)/中公新書
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『北京探訪』東洋文化研究会編/定価1,890円(税込)/愛育社
■ 紹介の全文
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<3月1日>
『坂本龍馬』松浦 玲著/定価777円(税込)/岩波新書
■ 「議会の父」意義を評価/磯田道史(日本史家)
■ 書評の全文は後日掲載
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[毎日新聞/読書欄]


<2月15日>
【ブックエンド】
雑誌『季刊東北学』の最新18号(発売・柏書房)を手にして、早くも創刊10年になるのに気づきました。年2回刊でのスタートが1999年秋。直後に、今も編集の中心者である東北芸術工科大の民俗学者、赤坂憲雄さんに話を聞いたことがあります。幼少期を東北で過ごした記者自身の思い入れもあり、東北の歴史・民俗から「日本」を相対化する取り組みには注目してきました。今号の特集は「坪井洋文・再考」です。名前が知られている割に論じられてこなかった早世の民俗学者の再評価を試みたもので、初志は健在なりと感じました。(一)


『季刊東北学』18号/東北芸術工科大学東北文化研究センタ/定価2,000円(税込)/柏書房
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:柏書房)


<2月22日>
『全集 日本の歴史 第9〜12巻』定価各2520円(税込)/小学館
■「外」から見た新しい歴史像/田中優子(法政大学教授・日本近世文化)
■ 書評の全文
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『ローマ亡き後の地中海世界 上・下』塩野七生著/定価各2,520円(税込)/新潮社
■交易の中心シチリアにあった平和共存/山内昌之(東大教授・国際関係史)
■ 書評の全文
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『描かれた技術 科学のかたち−サイエンス・イコノロジーの世界』橋本毅彦著/定価2,940円(税込)/東京大学出版会
■ 図像活用し描く29のトピックス/村上陽一郎(ICU客員教授・技術史)
■ 書評の全文
* 本書の詳細をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)


『幕末明治の肖像写真』石黒敬章著/定価2,940円(税込)/角川学芸出版
◇「板垣死すとも」のころは黒ひげだった/池内紀(独文学者)
■ 書評の全文
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[日経新聞/読書欄]


<2月15日>
【あとがきのあと】
『もんじゃの社会史』武田尚子著/定価2,100円(税込)/青弓社
■ 食の「媒介」機能に注目/インタビュー
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<2月22日>
【フロントライン】
『文化人類学事典』日本文化人類学会編/定価21,000円(税込)/ 丸善
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『ビジュアル戦国1000人』小和田哲男監修/定価3,360円(税込)/世界文化社
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<3月1日>
【フロントライン】
『年中行事大辞典』加藤友康・高埜利彦・山田邦明編/特別定価27,300円(税込・2010年1月31日まで)/吉川弘文館
日本の年中行事の大型辞典/日々の暮らしでなじみある年中行事だけでなく、歴史的視点から宮中、公家、武家、寺社などの様々な年中行事を取り込んだほか、全国各地に伝わる民俗行事も採録した。一方で「ゴールデン=ウィーク」

「バレンタインデー」などの現代の行事・イベントにも目を配っている。項目数は約3100にのぼる。
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『20世紀メディア年表』江藤茂博著/定価2,100円(税込)/双文社出版
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『ローマ亡き後の地中海世界 上・下』塩野七生著/定価各2,520円(税込)/新潮社
■ 文明論的考察に誘う海戦物語/藤原作弥(エッセイスト)
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『敵国人抑留 ― 戦時下の外国民間人( 歴史文化ライブラリ−)』小宮まゆみ著/定価1,890円(税込)/ 吉川弘文館
太平洋戦争が始まると、日本でか民間の外国人が「敵国人抑留所」に収容された。横浜の高校教員である著者は、全国各地にあったかつての抑留所を訪れるとともに抑留者の記録や証言を集め、敵国民間人の実像を調べ上げた。…本書は戦争の知られざるつめ跡を明らかにする労作だ。
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【この1冊】
『大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清』松元 崇著/定価1,890円(税込)/中央公論新社
■財務官僚が今日的視点から再評価/井出英策(横浜国立大学准教授)
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【あとがきのあと】
『近世宗教美術の世界』矢島 新著/定価2,940円(税込)/国書刊行会
■江戸の豊な表現発見/インタビュー
詳細をご覧ください。/(協力:ジュンク堂書店)
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[東京=中日新聞/読書欄]


<3月1日>
『妣の国への旅』谷川健一著/定価2,730円(税込)/日本経済新聞社
無辜の民に寄り添う/井出 彰(編集者・エッセイスト)
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[しんぶん赤旗/読書欄]


<2月22日>
『木簡から探る和歌の起源』犬飼 隆著/定価1,995円(税込)/笠間書院
律令国家形成史の重要論点に影響/小林昌二(帝京大学教授)
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『古代出雲の原像をさぐる・加茂岩倉遺跡』田中義昭著/定価1,545円(税込)/新泉社
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<3月1日>
【本と人と】
『中世の借金事情(歴史文化ライブラリー)』井原今朝男著/定価1,785円(税込)/吉川弘文館
■貧困化防ぐ社会システムあった(インタビュー)/「借りたものは返す、利子はひたすら増え続ける、というのが現代の常識です。ところが古代・中世にはそうではない論理があった」。その事実を歴史学の目で明らかにした「中世債務史」がこの本。経済学、法律の専門家にも注目されています。
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『「日本の住宅」という実験』小泉和子著/定価2,800円(税込)/農山漁村文化協会
■ 生活史研究者が迫る優れた住まい/松隈 章(聴竹居倶楽部代表)
定価2,800円(税込)/
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『家紋を探る―遊び心と和のデザイン』森本景一著/定価798円(税込)/平凡社新書
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2009年03月02日(月) No.212 (新聞書評)

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