++歴史書懇話会++

2009年7月19日の新聞書評

[読売新聞/読書欄]


『「共犯」の同盟史 日米密約と自民党政権』豊田祐基子著/岩波書店/定価 2,940円(税込)/評者=井上寿一(日本近現代史家)/日米関係の再考せまる


『近代政治思想の基礎 ルネッサンス、宗教改革の時代』クエンティン・スキナー著/春風社/定価7,980円(税込)/評者=片山杜秀(音楽評論家・日本思想史研究家)/抽象の国家のために生身の君主を殺せたとき、近代が始まった。


『基礎学力を問う』東京大学学校教育センター編/東京大学出版会/定価2,940円(税込)


[朝日新聞/読書欄]


『ビジュアル版 地図の歴史』ヴィンセント ヴァーガ・アメリカ議会図書館著/東洋書林/定価7,875円(税込)評者=高村 薫(作家)/人間の欲望と文化の記憶を語る


『壊れても仏像―文化財修復のはなし』飯泉太子宗著/白水社 /2009/06/10 出版/定価1,785 (税込)/評者=松本仁一(ジャーナリスト)/プラモづくりに似た復元過程


【情報フォルダー】


「戦争の日本史」完結
「人間にとって戦争とは何か」を問い、06年にスタートした吉川弘文館の「戦争の日本史」シリーズ全23巻が、信長登場までの京都争奪戦、約100年間を検証した福島克彦著『畿内・近国の戦国合戦』(第11巻)をもって完結した。他に、日露戦争を情報戦などの見地からとらえ直した山田朗著『世界史の中の日露戦争』(第20巻)など、倭国大乱からアジア・太平洋戦争までの様々な戦争を平易な切り口で伝える。各2,626円
本シリーズの詳細(協力・紀伊國屋書店)


[毎日新聞/読書欄]


『河竹黙阿弥−元のもくあみとならん』/今尾哲也著/ミネルヴァ書房/定価3,150円(税込)/評者=渡辺保(演劇評論家)
★書評の全文


『横浜 歴史と文化』高村直助監修、横浜市ふるさと歴史財団編/有隣堂/定価7,350円(税込)/評者=五味文彦(放送大学教授)
★書評の全文


『1968年に日本と世界でおこったこと』毎日新聞社編/毎日新聞社定価2,520円(税込)/評者=富山太佳夫(青山学院大学教授)
★書評の全文


[日経新聞/読書欄]


【あとがきのあと】著者インタビュー/修復の経験が生む距離感
『壊れても仏像―文化財修復のはなし』飯泉太子宗著/白水社 /2009/06/10 出版/定価1,785 (税込)/


[中日=東京新聞/読書欄]
『ノモハン戦争 モンゴルと満洲国』田中克彦著/岩波新書/819円(税込)
2009年07月19日(日) No.227 (新聞書評)

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