++歴史書懇話会++

11月1日の新聞書評
今年は神保町ブックフェスティバルを欠席して
(「神保町は本の街」が歌えなかったのが残念ですが…)
札幌の書店で開催中の「歴史書フェア」記念イベント、
三省堂書店札幌店(「戦争の歴史を考える」フェアを開催中)
のトークイベントに参加してきました。
戦国史研究家谷口克広先生の「織田信長の戦争」という
お話でしたが、この秋一番の厳しい冷え込みにも関わらず
20名ほどの戦国ファンの皆様にお集まりいただくことができました。
織田信長人気、戦国時代に対する関心の広がりと
ファンの皆様のレベルの高さを改めて実感いたしました。
これからも歴史書ファンの皆様へのサービスの一環として
こうしたトークイベントなどを全国で開催していきたい
とも考えております。

合わせて、現在「これが歴史だ!」フェア開催中の
くすみ書房大谷地店さんも訪問しました。
同店は現在、全国で一番「歴史書懇話会」の本の平積みの
多い書店様です!郊外のターミナル立地という
歴史専門書にとっては必ずしも良い条件ではないにも関わらす
毎日何冊ずつかは売れていて歴史ファンの幅広さが
表れているようで、心強い限りです。
くすみ書房さんは「売れない文庫」フェアや
「中学はこれを読め」などのユニークな活動で知られています。、
本当に店頭の品ぞろえも工夫が凝らされていて
読書好きには堪らない魅力に溢れています。
会期は11月末までの予定です。
ぜひ皆様も一度お訪ねください。

2009年11月1日の新聞書評
[読売新聞/読書欄]
『歴史と人間の再発見』上田正昭著/定価2,720円/藤原書店
島国の殻破った先駆者/小倉紀蔵(韓国思想史研究家)
『通商都市カルタゴ(興亡の世界史03)』栗田伸子・佐藤育子著/定価2,415円(税込)/講談社
「正史」以前の地中海世界/本村凌二一(東大教授・額西洋史)
[朝日新聞/読書欄]
『ドイモイの誕生』古田元夫著/定価3150円/青木書店
市場法則と社会主義のはざまで/南塚信吾(法政大学教授・国際関係史)
[毎日新聞/読書欄]
『御曹司たちの王朝時代』繁田信一著/定価1,785円(税込)/角川選書
『俳句の秘法』鷹羽狩行著/定価1,785円(税込)/角川選書
千年前に書かれた手紙と現代の詩歌の言葉/小島ゆかり(歌人)
[日経新聞/読書欄]
『世界探検全史』上F・フェルナンデス・アルメスト著/定価各2,520(税込)/青土社
歴史の諸相、機知に富む解釈/樺山紘一(印刷博物館館長)
[東京=中日新聞/読書欄]
『朝日平吾の鬱屈』中島 岳志著/定価1,470円/筑摩書房
テロに向かう孤独な意識/三上 治(評論家)


2009年11月04日(水) No.246 (歴懇ニュース)

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