季刊仏教 1号 (法蔵館書誌情報)

仏教 No.1 1987.10


私にとって仏とは


真継伸彦


無限の慈悲


2


松原泰道


成熟への道しるべ


4


装丁紀行 古寺をあるく


司   修


野荒しの虎


6


特集=仏を問い直す


梅原  猛
河合隼雄


日本人は仏をどう受けとめてきたか


10


山折哲雄


やせほそった「仏陀」―近代仏教研究の功罪を問う


28


三枝充悳


ブッダの根本義と大乗諸仏の出現


58


高崎直道


悉有仏性・内なるホトケを求めて


69


立川武蔵


ホトケのマンダラ空間を体験する


77


秋山さと子


仏を見る


87


安永寿延


ミロク菩薩・ミトラからの変貌


102


石田慶和


阿弥陀仏・救済者としてのホトケ


112


津田真一


ビルシャナ・運命としてのホトケ


121


こころの医学の立場から


荻野恒一


宗教と精神病理


98


宗教の現在を考える


中沢新一
鎌田東二


われらのとって仏教とは


132


特別アンケート



現代仏教に何を期待するか


166


荒木美智雄


アメリカ禅仏教の問い


151


大村英昭


一つの結末―「第三次宗教ブーム」診断


159


堀沢祖門師にきく


行とは目覚めへの絶えざる努力である


171

 

J・M・キタガワ


日本ブディズムの考察  特別寄稿


178


W・R・ラフルール


「狂言綺語」―中世の詩歌と仏教のディレンマ


189


宗教研究の前線


河田光夫


親鸞と狩人


196