季刊仏教　25号（法蔵館書誌情報）

仏教　No.25　 1993.10

特集＝「日本仏教」批判

上山春平
山折哲雄

「日本仏教」とは何か

インド仏教とも中国仏教とも異った道を歩んだ「日本仏教」、空海が求め、法然や親鸞らが究めた仏教とは何だったのか。
民俗仏教、葬式仏教と批判されつつも日本人の血肉と化したこの独自の「日本仏教」の思想構造と、その可能性を語る。

吉田知子

際限なく赦す恐ろしさ

司　　修

夢は右半球から現われ　―装丁紀行―

<「日本仏教」とは>

梶山雄一

現代に問う浄土教

佐藤弘夫

本覚思想の日本的展開

森本和夫

無常ということ　―道元禅の特質―

末木文美士

超えつつ、そして結びあうこと

<「日本仏教」の諸相>

中村生雄

肉食と蛇身　―神仏関係論再考―

細川涼一

「聖」の行くえ

川村邦光

地獄の音

108

龍渓章雄

仏教近代化の陥穽　―清沢満之をどう見るか―

119

藤田庄市

現代ニッポン仏教マンダラ

<「日本仏教」をどうするか>

福岡正信

自然教に生きる

130

大村映昭

仏教の、家庭化とフェミニゼーション

138

石井米雄

タイの出家生活から　―東南アジアから見た「日本仏教」―

147

K・クラフト

個人と惑星の救済　―「日本仏教」への提言―

156

ツルテイム・ケサン
白館戒雲

チベット仏教から如来蔵思想をみる

165

丸山照雄

日本仏教批判の今日的視座

169

養老孟司

裸の王様　―身体とは何か4―

195

大塚英司
漫画＝白倉由美

グレーテルの記憶　8

179

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