季刊仏教 30号 (法蔵館書誌情報)

仏教 No.30  1995.1


特集=性


山折哲雄


エクスタシーの宗教学

  キリストの腋下から流れ出る香油、若い雲水たちの発する甘酸っぱい汗の匂い、接吻でえぐられた聖母像、天上から聞こえてくるパイプオルガンの響き、ユイスマンスの「さかしま」の世界にみる感覚の輪廻転生――
聖愛と性愛のエクスタシーがからみあう“官能の宗教学”試み。


20


<宗教にとって性とは>


宮田  登


民俗宗教と「女の力」


34


津田真一


仏教における愛(エロス)の形而上学


44


山田登世子


マリアの涙 ペテロの涙


59


井桁  碧


女が神になるとき


68


長谷川真理子


性の進化論 ―生物としてのヒトの性―


77


川村邦光


老いた女神 ―姥神あるいは奪衣婆の“性”―


85


菱木政晴


女性を住職にさせないもの


99

 


宮迫千鶴



土ににおうエロス ―アートギャラリー―

カエルの「家」あるいは西海岸の仏像


2

9


司   修


艶笑落語 ―装丁紀行―


14


<性による救いはあるか>


上田紀行


セックスというセラピー


110


香山リカ


性は宙吊りになったまま遠ざかり


124


滝口俊子


女性の性 ―心理臨床の現場からー


133


桑原知子


癒しと男性性・女性性


141


松井洋子


エロスの消息 ―内なるソフトな家父長制を見つめて―


149


竹内智恵子


苦界のなかの観世音


161


落合誓子


念仏婆ちゃんの宗教感覚


171

 

大塚英志
漫画=白倉由美


グレーテルの記憶 12


179


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