季刊仏教46号 (法蔵館書誌情報)

仏教 No.46 1999.1


特集=現代文明と宗教


[巻頭対談]
上山春平
養老孟司

脳・文明・宗教
  養老=脳化がすすめば、都市には普遍的なイデオロギーがないともたないでしょう/上山=日本には豊かで膨大な文化的ストックがあるから大丈夫。僕は楽観してますよ――戦後の人文諸学を築いた巨人と、文理の枠を超える碩学が、停滞閉塞する日本文明の未来を探る。


2

澤口俊之


拡張唯脳論・序説


35
  か えんせい
何 燕生

現代中国の宗教ブーム
  
  仕事よりもミサに熱心な党員、給料をあの世のお金で払う会社、信徒に肉体関係を迫る教祖など、日本人の「中国像」を覆す仰天報告。


44

▲危機に立つ日本文明


森岡正博

無痛文明における自縄自縛の構造―無痛文明・3―
  追放された場所を回復せよという「疎外論」では、無痛文明からのさまざまな攻撃を克服することはできない。新たな現代社会構造論!


97

近藤雅樹

日本人の発想の豊かさについて
 

132


司  修

西安スケッチ―装丁紀行43


140


▲変容する人と世界


平井孝男

境界例の治療のポイント―ブッダの癒し・3
  青少年の心性と深く関わる「境界例」は、近年増加しつつある現代の病だ。症例をもとに、その背景にある現代社会全体の病理を探る。


99

ひろさちや

[仏教の栄光のために・11]
業(カルマン)とは何か


171

永沢 哲

チベットの夢想論(2)


182

池田晶子

読者からの手紙―ポスト・オウムの魂のために・11


188

投稿

K・ウイルバーの宇宙論―八木誠一への批判― 松永太郎


197
 

吉富伸逸
聞き手・坂田茂久

[特別インタヴュー]
まずは壊す必要がある
  「情緒や情動を犠牲にした近代の知や合理精神はゆがむほかないんです」
――’70年代の対抗文化と新たな精神潮流の旗手が、言語、教育、国家、人間を縦横に語り尽くした人々のロングインタヴュー。


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