季刊仏教47号 (法蔵館書誌情報)

仏教 No.47 1999.7


特集=仏教の智慧


池田晶子


所感―魂を考える・1

2

阿満利麿

日本仏教の可能性
  ―守屋友江「アメリカ仏教の誕生―今村恵猛論」を中心に―
  私たちの生きる近代社会では、信仰を「個人の内面に閉じこめるのは誤りだ。それは社会制度を変革し、社会倫理に発展する可能性を秘めている。アメリカにおける「親鸞教」を例に考察する。


9

吉福伸逸
聞き手・坂田茂久

[特別インタヴュー・2]
自由に生きる道―オウム以後の日本のために―
  ジャズミュージシャンとしてボストンに渡ったぼくは、音楽をやめてサンスクリットとインド哲学を勉強することにした。そこで出会った多彩な人々や、権威を乗り越えて生きることの大事さについて。


18

平井孝男

患者は何が知りたいのか―ブッダの癒し・4
  これは心の病気ですか、病気の原因は、治るものでしょうか、どうすれば治りますか。あなたが一番知りたい事柄について。


46

▲解脱への道―追悼・玉城康四郎―


玉城康四郎


解脱への道 <遺稿>
  形なきいのちであるダンマが私自身にあらわになる――今年一月に急逝した希有の求道者の、凝縮し爆発する胸打つ最後の言葉。


70

末木文美士

荒廃した心に語りかける言葉は・・・・・・
  ―ボクだけの玉城康四郎―


88

津田眞一
ダンマ
法の根源態と華厳


94

井上 忠
りん
凛とした息遣い


99

▲いのちと文明の変容


額田 勲

崩壊する心の秩序


104

田代俊孝

仏教のいのち観―脳死・臓器移植を考える―


113

田島征三

川は明日に向かって流れてゆくか


120
 

森岡正博

暗闇の中での自己解体―無痛文明論・4
  「私はそこらの人たちとはまったくちがう、ひとかどの立派な人間なのだ。」私の奥底に潜む深層のアイデンティティを、先が見えないままに解体してゆく。予測のできない自己解体行為の果てに・・・・・・。


134

この本を買いたい


購入方法などに関する説明はこちらをご覧下さい。





<<法蔵館書店に戻る




本ホームページへのご連絡、お問い合わせは
info@hozokan.co.jpまでお願い致します。


(C) 本ホームペ−ジの内容を複写・転載したときは、その旨メール下さい。