_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/      法 蔵 館 書 店 ニ ュ ー ス     2003年3月   第32号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ◆目次 1.お知らせ 2.法蔵館の新刊本 3.法蔵館書店売行きベスト10 4.法蔵館のこれから出る本 5.法蔵館書店新着案内 6.コラム 7.メールニュースの配信について ◆◆◆ お 知 ら せ ◆◆◆   ------------------------------------------------------------------- 絶/賛/発/売/中!    『 高 史 明 親 鸞 論 集 (全3巻) 』〈法蔵館〉           A5  各平均270頁  本体各2700円  -------------------------------------------------------------------   第1巻 いのちの声が聞こえますか      「もう生きることはできない」「今は死ぬことしか考えられません」    こんな悲痛な叫びをあげる多くの人々を長年にわたって救ってきた    著者が贈る「いのち」からのメッセージ。     【目次】はじめに/深くいのちの声を聞く/いのちの声が聞こえますか         生かされて生きる「いのち」/死に学ぶ生の真実 ---------------------------------------------------   第2巻 ほんとうの幸せって何ですか    豊かな現代社会の中で生きがいを見失っている多くの人々のために    真に求めるべきもの、自然と宇宙と一体である自己の発見を説く。     【目次】はじめに/真実の智慧をいただく/真実のいのちを深く見つめる/ その智慧に生きるとき/自然に法爾に生きる世界/生と死といのち --------------------------------------------------   第3巻 歎異抄との出会い      『歎異抄』にこめられた真実の智慧とは何か。 我が子を亡くした悲しみの中で見つけられた魂の 救いを明らかにする。     【目次】はじめに/『歎異抄』との出会い/ 地獄は一定すみかぞかし/自然のことわり/ いのちの喜び/ただ念仏のみぞまこと 【著者】 高 史明 (コ サミョン) 1932年山口県生まれ。在日朝鮮人二世。作家。 1975年岡百合子夫人との間の一子が自死。この悲しみを契機として、「歎異抄」に導かれ、深く親鸞聖人に親しむ。 日本児童文学者教戒協会賞、仏教伝道協会文化賞受賞。 著書に、『ぼくは12歳〜岡真史詩集』『生きることの意味』(筑摩書房)『死に学ぶ生の真実』『いま真宗の信心を戴く』(法蔵館)など多数。 ◆◆◆ 法蔵館新刊案内 ◆◆◆ ● 『うたのおくりもの 仏教童謡名曲100選 T春・夏 U秋・冬』 飛鳥 寛栗 編著 A4  各100頁  本体各2000円  T ISBN4-8318-8117-1                       U ISBN4-8318-8118-X 幻の曲も含めて、ほとけのみ教えを伝える名曲集。春・夏・秋・冬の四季それぞれのおさなごのうた、こころを養う、うたのプレゼント!見やすい大判の楽譜(カノン・二部合唱)。巻末に保育と音楽のエッセイ。   詩:野口雨情・金子みすゞ・北原白秋 ほか 曲:室崎琴月・中田喜直・坊田寿真 ほか                 【幼児教育/一般向き】    【著者】 飛鳥 寛栗 (あすか かんりつ)     1915年富山県生まれ。(財)国際仏教文化協会理事、東洋音楽学会会員。 【目次】 T 春 花まつりの歌/おしゃかさま/わになれ/手を合わせ/しんらんさまのたんじょうび/おかたづけのうた/みんななかよく ほか 夏 ほたる/ひゅうるるぽん/草の露/お星さま仏さま/おひるね/お地蔵まつり/お坊さま/ののさまですね/たのしい運動会 ほか U 秋 お月見/麦の穂/おちばのはがき/ほとけさま/ごおん/砂の米/冬の良寛/ おもちつき/成道会の歌/銀の星 ほか 冬 雪合戦/わたしとことりとすずと/つもった雪/ひとつの念仏/かき/涅槃会/うぐいす/卒業式のうた/いつまでも ほか ●『西田真因著作集 第3巻 真宗荘厳論』    西田 真因 (にしだ しんいん) 著    菊判  870頁  本体13000円   ISBN4-8318-4482-9    浄土真宗の荘厳とはどのような思想に裏打ちされているのか。    願心荘厳、内陣荘厳、儀式荘厳の三つの荘厳の考え方を打ち出し、その思想 性を解いた画期的論考。「真宗の生命観」他。       全3巻ついに完結。                 【真宗/専門向き】     ●【同朋大学仏教文化研究所 研究叢書6】  『史料 大浜騒動』    同朋大学仏教文化研究所 編    A4  316頁  本体18000円   ISBN4-8318-7847-2    明治4年に三河で起こった護法運動、大浜騒動。本書は獄中よりの書簡    など当事者による一級史料の大半を全文翻刻することにより、当時の    人々から現代の我々の生き方へ示唆を与える。     【真宗/専門向き】          ◆◆◆ 法蔵館書店売行き 2月ベスト10 ◆◆◆        http://www.hozokan.co.jp/shop/best/best10.html 順位 書 名 著 者 名 出 版 社 本体価格/円 1 清沢満之全集 第4巻    小川 一乗他 岩波書店    4800 2 いま人間を考える(小川一乗講話選集3) 小川 一乗 法蔵館 1800 3 縁起に生きる  (小川一乗講話選集1) 小川 一乗 法蔵館 1800 4 清沢満之全集 第3巻 小川 一乗他 岩波書店 4800 5 濁世を親鸞と生きる 山崎 龍明 樹心社 1800 6 平等のいのちを生きる(小川一乗講話選集2) 小川 一乗 法蔵館 1800 7 清沢満之全集 第1巻 小川 一乗 岩波書店 4800 8 正信偈のこころ 限りなきいのちの詩 戸次 公正 法蔵館 1800 9 四十八願講義 金子 大栄 法蔵館 1845 10 仏教とは何か 櫻部 建 平楽寺書店 950 10 真宗としての仏教 櫻部 建 平楽寺書店 800 10 正信念仏偈の教相(上) 平野 修 法蔵館 3000      ◆◆◆ 法蔵館のこれから出る本 ◆◆◆ 【3月中旬刊行予定】 ●『日本仏教の近世』 大桑 斉 著 四六 228頁 本体1800円 ISBN4-8318-7480-9 近世の一般民衆はものを考えるときはどういう言葉で考えたか。結局は仏教語でしかなかった。 近世仏教史研究の第一人者が究めた、近世仏教と真宗(親鸞)思想のパラダイムをわかりやすく説いた待望の書。                                  【日本史・仏教/一般向き】 【目次】  日本仏教の近世/日本近世の聖なるもの―徳川王権と都市/  思ふこと叶はねばこそうき世なれ/江戸の真宗―研究状況と課題/いつとなしの救済―江戸の真宗/ある真宗門徒の幕末 【著者】 大桑 斉 (おおくわ ひとし)  1937年金沢市生まれ。現在大谷大学教授(03年同大学退職予定)  大谷大学図書館長・同大学院文学研究科長・仏教史学会会長ほかの要職を務める。博士 (文学)。主要な編著書は、『寺檀の思想』(ニュートンプレス、79年)、『日本近世の思想と仏教』(法蔵館、83年)『シンポジウム〈徳川イデオロギー〉』(編著、ぺりかん社、96年)など多数。 ●『論集 仏教土着』    大桑 斉 著    A5  400頁   本体7400円   ISBN4-8318-7534-1    日本の近世社会は仏教が人々の心に〈住み着いた〉世界であった。    仏教〈住み着き〉・仏教〈土着〉論を提起する、壮大な構想に基づき、    気鋭の研究者が21の課題に果敢に挑戦した意欲的論集。                                  【日本史・仏教/専門向き】      ●『法華宗と町衆(ちょうしゅう)』    藤井 学 著    A5  480頁   本体8800円   ISBN4-8318-7493-0    著者の代表的研究テーマ法華仏教史・仏教文化史を集大成。    中世から近世へと大きく転換を遂げた日本仏教の特質を解明する。    躍動感に満ちた日本の中・近世を鮮やかに描き出す。                         【日本史・仏教/専門向き】  【著者】 藤井 学 (ふじい まなぶ)       1932年岡山県生まれ。1959年京都大学大学院文学研究科      博士課程修了。 元奈良大学学長。      著書に『法華文化の展開』(法蔵館)など。  ●【同朋大学文化研究所研究叢書5】  『実如判五帖御文の研究 資料篇』    同朋大学仏教文化研究所 編    A4  596頁  本体20000円   ISBN4-8318-7846-7    蓮如から実如へ、転換期の本願寺教団の実態をつかむための資料集。    本證寺本五帖御文索引、実如証判御文の分布、実如裏書集、実如消息集、    鷺森別院蔵五帖御文の影印と比較など。        【真宗/専門向き】 ●『どんなに恐ろしかったかいいたいんだ』    マージ・ヒーガード 著◆清水 惠美子 訳    A4横  44頁  本体1000円  ISBN4-8318-5607-X    予期しない災害や事故にあった悲歎を癒すための幼児向け塗り絵式    ワーク絵本。全米ベストセラーを翻訳した話題の絵本シリーズ第2作。                        【児童・心理・教育/一般向き】 ●『別れたパパとママにあいたいんだ』    マージ・ヒーガード 著◆清水 惠美子 訳    A4横  44頁  本体1000円  ISBN4-8318-5608-8    両親が離婚した子どもたちのこころを癒すための幼児向け塗り絵式    ワーク絵本。全米ベストセラーを翻訳した話題の絵本シリーズ第3作。                        【児童・心理・教育/一般向き】 【3月下旬刊行予定】 ●『教行証文類講義(全9巻) 第5巻 信巻2』    信楽 峻麿 (しがらき たかまろ) 著    A5  370頁  本体7500円  ISBN4-8318-4475-6 「信巻」本文に即して、精緻に展開される三心の字訓と三心一心問答の意味    を、懇切に解説することを通して、他力信心の本質とその宗教的意義を明ら かにする。                     【真宗/専門向き】     ●【龍谷大学仏教文化研究叢書12】  『注維摩詰経一字索引(ちゅうゆいまきつきょういちじさくいん)』    臼田 順二 (うすだ じゅんぞう) 編    A4  736頁  本体17000円   ISBN4-8318-7894-4    5世紀初頭、中国において鳩摩羅什が翻訳した『維摩経』の注釈書である    『注維摩詰経』の中に使用された全ての漢字一字ずつについて、その使用例    を網羅した待望の一字索引。      【仏教/専門向き】     ●【龍谷大学善本叢書23】  『大谷文書の研究 参』     小田 義久 (おだ よしひさ) 編    A4  410頁  本体38000円   ISBN4-8318-7290-3    大谷探検隊西域出土文書のうち、通番4501号以降の漢字資料を収録。    多数の小断片がパズルのように、当時の西域の信仰、生活、習俗などを    浮かび上がらせる最新の研究の成果。     【仏教/専門向き】           ◆◆◆ 法蔵館書店新着案内 ◆◆◆ ●『法華経思想史から学ぶ仏教』    菅野 博史 著    四六判   238頁   2400円   4-8043-0555-6    大蔵出版   2003/ 2/ 25    大乗仏教経典の王者とみなされてきた「法華経」は、実際の仏教史の中で    どのように理解されてきたのか、現代を生きる私たちに何を語りかけている    のか。「法華経」の歴史をたどりながら、仏教思想の現代的意義を考える。       【著者】1952年福島県生まれ。東京大学大学院博士課程(印度哲学)  満期退学。現在、創価大学文学部教授、同国際仏教学高等研究所所長、  中国人民大学客員教授。文学博士。 専攻は仏教学、中国仏教思想史。 【目次】 第一章 仏教の死生観と中国思想との対決  第二章 『法華経』の現代的意義 第三章 『法華経』の実践的思想―常不軽菩薩の礼拝行―  第四章 中国仏教の歴史的特色と現状  第五章 中国仏教の経典観  第六章 中国仏教における『法華経』  ほか ●【現代語訳 大乗仏典1】  『般若経典』    中村 元 著    四六判   302頁  2000円   4-487-73281-6    東京書籍  2003/ 2/ 26  【目次】  第1章 大乗仏教の興起    第2章 般若経典と空観  第3章 空思想のエッセンス―『般若心経』  第4章 空の実践―『金剛般若経』  第5章 大乗仏教と空―『八千頌般若経』   探究 (『般若心経』の究明/全訳『金剛般若経』(漢訳書き下し文対照)) ◎以下続刊 2『法華経』 3『維摩経』『勝鬘経』 4 浄土経典(『阿弥陀経』『大無量寿経』『感無量寿経』) 5『華厳経』『楞伽経』 6 密教経典・他(『金光明経』『理趣経』『大日経』) 7 論書・他(『中論』『唯識三十頌』『菩提行経』)    ●『清沢満之全集 第4巻  哲学史研究』    大谷大学 編    A5  384頁  本体4800円  4-00-092554-7    岩波書店  2003/ 2/ 27     (全9巻・第4回配本)     【目次】T 西洋哲学史試稿/U 哲学研究論文/V 哲学研究ノート ●『仏教の再生 −親鸞・不退への道−』    山崎 龍明 著    B6   253頁   2000円   4-8046-1192-4    大法輪閣   2003/ 2/ 13    混迷・停滞を続ける現代人の思想性と信仰への誤解をただす問題作。    真の親鸞理解とより深き人生の発見、そして自己の存在証明のために―。    1984年毎日新聞社より刊行されたものに加筆・訂正し新たに出版。     【著者】1943年東京生まれ。龍谷大学大学院修了。現 武蔵野女子大学      教授、浄土真宗本願寺派法善寺住職。著書に「親鸞の再生」「仏教への      いざない」など。      【目次】      序章 人間が人間になるために        第一章 親鸞思想の核心―悪なる者とはだれか      第二章 親鸞思想とその社会性      第三章 親鸞思想と仏教の再生 ●【中公クラシックスJ14】  『歎異抄  教行信証T』    親鸞 著◆石田 瑞麿 訳    A3    318頁    1400円   4-12-160047-9    中央公論新社   2003/ 2/ 13    他力本願を主張した親鸞の主著を読みやすい現代語訳で収録。    歎異抄/ 教行信証(教・行・信巻) ●『日本人 魂のデザイナー −親鸞・道元・日蓮−』    本間 俊太郎 著    B6   326頁   1400円   4-916109-43-0    心泉社   2003/ 2/ 8    だらしない日本人が増えていると言われる現在、鎌倉仏教のパイオニアで あり、日本人の魂を磨いた人々を振り返ってみませんか? 親鸞・道元・    日蓮の3人が作った、祈りと禅定実践と利他行という日本人の生活哲学を    考える。 【目次】 第1章 悪人観と信の情熱―親鸞の洞察 第2章 零次元の無我―道元のめざしたもの 第3章 日蓮―仏国土の如来使 第4章 〔まとめ〕親鸞、道元、日蓮の共通性と差異 ●『佛教と芸能 −親鸞聖人伝・妙好人伝・文楽−』    土井 順一 著    A5   375頁   7500円   4-8162-1134-9    永田文昌堂   2003/ 2/14 ●『生きる知恵を学ぶ』    栗田 勇 著    四六判  276頁  2200円  4-00-022128-0    岩波書店  2003/ 2/ 27    この混迷の時代を、いかに生きていくことができるのか。    一遍、最澄、世阿弥、白隠、良寛、利休、芭蕉という先人達のさまざまな    生き方をたどり、その思索に触れ、人生とは何か、生きるとは何かを問い、    私達が生きる知恵を学ぶ。     【著者】      1929年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。      作家、詩人、ブランス文学者。 ●【シリーズ生きる思想3】  『まぶさび記−空海と生きる』    篠原 資明 著    四六判  206頁  1600円  4-335-00054-5    弘文堂  2003/ 2/ 27    生死の間にある我が身のありようを「寂しさ」として肯定する生の哲学。     【著者】1950年香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程      修了。京都大学総合人間学部教授。哲学・美学専攻。詩人。      【目次】      はじめに 空海の夢しぶき /T 間哲学のこと/U 飛沫と真言/      V 即身成仏とは/W 風雅の滝/X 天狗と彗星/Y 滝の花/      おわりに マンダラ ●『鈴木大拙全集 第三十八巻 書簡三 一九五四―五七年』    鈴木 大拙 著    A5  614頁  9800円  4-00-092308-0    岩波書店  2003/ 2/ 27    (全40巻・第38回配本) ●『禅とは何か 新装版 −証道歌新釈−』    澤木 興道 著    A5   302頁   3200円   4-414-10119-0    誠信書房   2003/ 2/ 25    「証道歌」は唐の永嘉玄覚(ようかげんかく)大師(665〜713)が    禅の要諦を一種の詩の形で端的に表現した古典である。    澤木老師は、この禅についての偉大な古典を一般の人にもわかる    ようにやさしく噛み砕いて解釈する。    「禅とは何か」を語りつつ人間の生き方の根本に触れる。 ●『中国禅僧列伝 禅語をうんだ名問答』    田中 博美 著    B6   255頁   1800円  4-473-01957-8    淡交社   2003/ 2/ 7    禅の初祖・達磨からはじまり、馬祖道一、臨済義玄など約20人の中国の禅僧    たちのなまの声が伝わってくる、わかりやすい禅問答集。     【著者】1949年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程    修了。現在、東京大学史料編纂所助教授。 ●『近代日本の宗教言説とその系譜−宗教・国家・神道−』    磯前 順一 著    A5  333頁  6500円   4-00-022525-1     岩波書店  2003/ 2/ 27    日本において、「宗教」概念はどのように誕生したのか。「宗教」という視座    によって、従来の心性構造はいかに変貌し、言説の空間が開かれたのか。    幕末から明治30年代まで、日本における「宗教」をめぐる言説の命運を    たどる。   【著者】1961年茨城県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。日本女子大学助教授。 著書に「記紀神話のメタヒストリー」「土偶と仮面」など。 【目次】      序章 宗教概念および宗教学の成立をめぐる研究概況      第1部 宗教概念の形成と近代的学知  第1章 近代における「宗教」概念の形成過程  第2章 明治20年代の宗教・哲学論   付論 国家神道をめぐる覚書      第2部 宗教学の成立  第1章 宗教学的言説の位相  第2章 姉崎正治における国家と宗教   付論 宗教学と宗教研究        ほか ●『洗心』    臨済会 編◆山田 無文 著◆松原 泰道 著◆水上 勉 著    四六判   430頁   1895円   4-907816-08-1    近代出版社   2003/ 2/ 13    活字となって甦る名僧の教え、文化人の語った生きる支え、本当の禅と本当の    人生がここにある。      【目次】  第一部 禅の真髄        心の眼を開く(山田無文)/仏心の生活(朝比奈宗源)/不立文字(柴山全慶)/ 初発心の頃(盛永宗興)/禅とは何か(大森曹玄) ほか  第二部 人生の中の禅   本当のデビュー(石井好子)/ 「被爆」と「仏教」と「私の絵」(平山郁夫)/ 人間は変わる(三好京三)/野球禅(川上哲治)/裏と表(宝井馬琴) ほか ●『サラソウジュの木の下で −インド植物ものがたり−』    西岡 直樹 著    四六判   270頁   1700円   4-582-48138-8    平凡社   2003/ 2/ 26        人はなぜ、やさしく、おおらかに生きられるのか。タゴールの学園で学んだ若    い日、民話を求めて訪れた村、神や仏のやどる花と木、市場と食卓にならぶ    草花…。人と植物とのかかわりを描く、"スローライフ・エッセイ"54編。      【目次】  サラソウジュの木の下で ― サラソウジュ  創世神話の木 ― カラム  苦しみからほんのちょっと… ― モフワ  柿の葉のタバコ ― ボンベイコクタン  ポトゥアの絵道具 ― ベルノキ  葉っぱの注連縄 ― マンゴー     ほか ●『やさしいヴィパッサナー瞑想入門』    アリンナ・ワイスマン 著◆ジーン・スミス 著◆井上 ウィマラ 訳    B6   279頁   2300円   4-393-36467-8    春秋社   2003/ 2/ 5    テーラワーダ仏教の伝統的形式に沿ったヴィパサナー瞑想の入門書。          【目次】  第1章 変化の可能性―シンデレラ物語    第2章 瞑想―人生を変容させる道 第3章 瞑想や生活の中で出会う困難 第4章 二五〇〇年の旅路 第5章 ブッダの基本的な教え―四つの聖なる真理 第6章 八正道―智慧 第7章 八正道―道徳性 第8章 八正道―集中 第9章 生活の中の修行と聖なる在り方   ほか ●『まんが大乗仏教 〔インド編・西域編〕』    塚本 啓祥 監修◆瓜生 中 脚本◆芝 城太郎 作画    A5   263頁   1524円   4-333-00637-6    佼成出版社   2003/ 2/ 6 約2500年前インドに誕生した仏教が、教主釈尊(ブッダ)亡き後、どの    ような経緯で大乗仏教として発展していったのか。地図・年表・注釈等の    情報を満載し、難解な大乗仏教成立の過程を、仏教に関心のある読者    に向けてわかりやすく描く。中国・チベット・韓国・日本などに伝えられた    大乗仏教のルーツを漫画化した第一弾。 ●『中国の古代哲学』    小島 祐馬◆宇野 哲人 著    学術文庫   299頁   1000円   4-06-159583-0    講談社   2003/ 2/ 13    孟子は仁義と愛敬を紐帯とする社会を理想としたと、社会思想史的方法でその    思想を分析する小島。老子は道の哲学を通し、宇宙の根源を説き、荘子は無用    の用を主張し、絶対の境地は木鶏と考え、また、韓非子は天下の太平を望んで    法家の学を大成したと、伝統的漢学の立場から老荘と韓非を語る宇野。    東西両碩学が中国古代思想の精髄に迫る。 ●『ナラ王物語 −サンスクリット・テクスト、註解、語彙集、韻律考ほか−』    鎧 淳 著    B5   359頁   5000円   4-393-10155-3    春秋社   2003/ 2/ 21    古来よりインド人の間で愛称され、西欧でもゲーテやハイネなどに大きな感動    を与えた「マハーバーラタ」の1挿話をインド学の世界的泰斗J.ゴンダ教授    の愛弟子、鎧淳博士が詳細に解説。原文の読解に必要な諸事項を網羅した    サンスクリット語初学者必携の書。 ●『日本の時代史9 モンゴルの襲来』    近藤 成一 編    A5   306頁   3200円   4-642-00809-8    吉川弘文館   2003/ 2/ 7    モンゴルの襲来に日本はいかに対応したか。また、この時代に日本の社会は    どのように変容していったのか。文永・弘安の役を世界史的な視野から見直    し、変容しつつある社会の様相に視野を広く取り、新しい時代像を描く。    (全30巻・第9回配本)     【目次】      モンゴルの襲来 /Tモンゴル時代のアフロ・ユーラシアと日本 /      U鎌倉時代の歌壇と文芸/V中世人の生活と信仰/W中世の荘園と村落/      X鎌倉時代の社会と領主制 ●『河原町の歴史と都市民俗学』    森栗 茂一 著    A5   790頁   9800円   4-7503-1670-9    明石書店   2003/ 2/ 7    弘文堂1990年刊「河原町の民俗地理論」で主張し切れなかった、民俗学    からの都市論を貫徹させたもの。折口信夫の理論を都市論として再検討を    試みる。     【著者】1954年兵庫県生まれ。大阪教育大学大学院修了。大阪外国語大      学教授。     【目次】     第一章 都市民俗学の目的と方法 /第二章 山・川・町     第三章 大都市の河原町 /第四章 河原町の諸相     第五章 河原町の特色 /第六章 ケガレと河原町 /結論にかえて 補論 ●『本能寺と信長』    藤井 学 著    四六判   264頁   2200円   4-7842-1134-9    思文閣出版   2003/2 /14    本能寺の変で自刀した天下人・信長の、法華宗や茶の湯との深い結びつきを、    史料にもとづく史実と豊富な挿話を折り込んで描く。永年、中世法華宗・文化    史研究にとり組んできた歴史家の鋭い史眼が冴える好著 。     【目次】      四条坊門西洞院の本能寺 /土倉の沢村と本能寺 /南蛮寺と茶屋屋敷 /      本能寺の変/信忠の自刃/光秀無残/本能寺の信長廟/唐物の茶の湯/      つくも茄子の茶入/ 信長の名物狩  ほか ●『墓と家族の変容』    井上 治代 著    A5   288頁   4200円   4-00-024416-7    岩波書店   2003/ 2/ 25    単系で永続的に継承されてきた家的墓祭祀が、戦後の家族変動によってどう    変容したか。代替装置として登場した非継承墓、両家墓、散骨や樹木葬にも    言及しつつ、墓における「脱家」過程を、膨大な実態調査に基づいて社会学的    に位置づける。       【著者】1950年東京生まれ。淑徳大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。  執筆・評論活動とともに、大学で社会学やジェンダー論を教える。 【目次】   第T章 序論    第U章 直系家族性地域の家族と墓の変化  第V章 人口流出・親子別居地域の墓祭祀の変容  第W章 家族の変化と墓祭祀の双方化  第X章 家族の個人化と脱家現象  第Y章 結論 ●【ちくま学芸文庫】  『対論 脳と生命』    養老 孟司◆森岡 正博 著    文庫   286頁   900円   4-480-08745-1    筑摩書房   2003/ 2/ 16    とめどなく科学技術が発達していく現代社会において、人間の「生」と「死」    が持つ意味とは何なのか?快適さを追求してきたはずの都市のなかに、    人間はみずから囲い込まれてしまったのではないか?そこで、はたして、    人間はほんとうに幸福になったのか?日本人の死生観から、医療、宗教、    超能力、教育問題、ヒューマニズムの本質まで。オウム事件直前の1994    年末、脳科学者と生命哲学者が、生命と科学、そして人間社会の未来に    ついて、くまなく踏み込んでいく白熱の対論。      【著者】養老孟司:1937年、神奈川県生まれ。現在、東京大学名誉               教授、北里大学基礎教育センター教授。         森岡正博:1958年、高知県生まれ。現在、大阪府立大学総合               科学部教授。哲学・生命学・科学論。 【目次】 第1章 自然な死はどこにあるのか    死との出会い/自己の延長としての死体 ほか 第2章 死をめぐる「意味」の問題    体外離脱と臨死体験/超常現象は脳内現象か ほか 第3章 ヒューマニズムの陥穽     快と不快/ヒューマニズムとは何か ほか 第4章 システムの超克と人類の未来     宣長における公と私/医学と宗教 ほか ●『日本の美術3 No.442 中世の童子形』    津田 徹英 著    A5変   98頁   1571円   4-7843-3442-4    至文堂   2003/ 2/ 13 ●『日本歴史 2003年2月号 第657号』    日本歴史学会 編    A5   180頁   629円     吉川弘文館   2003/ 2/ 8     【目次】     「近江国菅浦与大浦下荘堺絵図」の成立〔奥野中彦〕     薩摩藩島津家と近衛家の相互的「私」の関わり〔笹部昌利〕      国史学会の今昔 古代史研究と文学の世界(上)〔直木孝次郎〕 ほか ●『日本歴史 2003年3月号 第658号』    日本歴史学会 編    A5   144頁   629円    吉川弘文館   2003/ 2/ 29     【目次】        名家の形成と公事情報の交換〔鈴木理恵〕     室町幕府の儀礼的秩序について〔松園潤一朗〕     国史学会の今昔 古代史研究と文学の世界(下)〔直木孝次郎〕 ほか ●『別冊宝島社Real 044号 同和利権の真相2』    一ノ宮 美成◆グループ・K21◆寺園 敦史 著    A5   238頁   1238円   4-7966-3145-3    宝島社   2003/ 2/ 4    読者からの激励殺到。話題のベストセラー待望の第2弾。     【目次】     1 「狂牛病騒動」のアンタッチャブル     2 マスコミが断罪しない「解同」の事件簿     3 公共事業の「同和タブー」     4 終わりなき「特別行政」のカラクリ --------------------------------------------------------------------- 名/著/復/活!   ―― 真宗800年の軌跡を第一級史料で集大成した幻の名著 ――    『 真 宗 史 料 集 成  全十三巻 』      同朋舎メディアプラン刊行      菊判 上製 特染クロス装 各巻平均1000頁         本体245000円(分売不可・一括払い)   編集委員/ 柏原祐泉・千葉乗隆・平松令三・森龍吉  <構成>   第1巻 親鸞と初期教団      第2巻 蓮如とその教団  第3巻 一向一揆         第4巻 専修寺・諸派  第5巻 談義本           第6巻 各派門主消息  第7巻 伝記・系図 第8巻 寺誌・遺跡   第9巻 教団の制度化 第10巻 法輪と庶民教化  第11巻 維新期の真宗 第12巻 真宗教団の近代化  第13巻 真宗思想の近代化  ----------------------------------------------------------------------      ◆◆◆ コラム ◆◆◆ 『お釈迦になる』 A「ねえ、おじさん。お釈迦さまって、悟りを開いた立派な人だよねえ」 B「そうだよ、世界四大聖人の一人だから、立派な人だ」 A「だったらどうして、『お釈迦になる』というのが、役に立たなくなることや、使い物にならなくなることなの、なんだかおかしいよ」 B「なるほど、不思議に思うのも無理はないね。でもこれにはわけがあるんだ。もともと『お釈迦になる』とは、鋳物師の人達の隠語だったんだ。  あるとき、若い職人さんが、お地蔵さんを作ることを任された。ところが、型を壊してみると、出てきたのは、お地蔵さんではなくて、お釈迦さんだった」 A「どうしてお釈迦さんだと分かったの?」 B「お地蔵さんは、頭がツルツルで丸坊主だろ。でも、お釈迦さんは、ラホツというクルクル巻いた髪の毛なんだよ」 A「そういえば、そうだね」 B「若い職人は、それを知らなかったものだから、お地蔵さんに髪の毛をつけて、お釈迦さんにしてしまったんだ」 A「それで、どうしたの?」 B「誰にでも分かる間違いだから、お地蔵さんだといって売るわけにもいかない。それを見た親方が、『これじゃあ、売り物になりゃしねえ。お釈迦になっちまった』と言った。 それから、売り物にならなくなることを、『お釈迦になる』と言うようになったんだよ」 A「へえー、そうだったのか」 ◆◆◆ メールサービスの配信について ◆◆◆ メールサービスは、インターネットの仏教書目録刊行会か法藏館ホームページで本をご購入 頂いた方、アンケートにお答えいただいた方、等に無料でメールにてお届けしております。 ◎メールご希望の方は下記アドレスにて、メールアドレスをご登録ください。      http://www.bukkyosho.gr.jp/Bukkyo/ML/register0.htm ◎過去のメールをご覧になられたい方は、下記のページよりご覧下さい。      http://www.hozokan.co.jp/shop/ml_text/index.html ●ご注文・お問い合わせは、メール・HP・電話・FAX・はがき等にて承ります。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 法蔵館 営業部 http://www.hozokan.co.jp  〒600-8153  担 当:西村明高 京都市下京区烏丸正面東入 (お問い合わせ先)E-mail:info@hozokan.co.jp 梶@法 蔵 館 書 店 仏教書総目録刊行会 http://www.bukkyosho.gr.jp 電話  075-343-0458 注 文 先    order-b@bukkyosho.gr.jp FAX 075-371-0458  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/