_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/      法 蔵 館 書 店 ニ ュ ー ス    2004/9/7 第50号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 1.和田稠講話集一般販売開始のお知らせ 2.小川一乗仏教思想論集最終配本のお知らせ  3.法蔵館新刊案内 4.法蔵館のこれから出る本  5.重版出来のお知らせ  6.法蔵館書店新着案内  7.大正新脩大蔵経の価格改定等のお知らせ  8.今月のおすすめ書籍  9.法蔵館書店売行ベスト10   10.メールニュースの配信について  ☆ 一 般 販 売 開 始 し ま し た ☆ ●『和田稠講話集(全7巻)』 和田稠著   A5   平均322頁   57750円    4-8318-4503-5 現実の諸問題を真正面から見据えて、観念的教学の欺瞞性と 自己の信念の不徹底を吟味し続けた著者が、真実の信心とは何か、 真宗者のあるべき姿とは何かを明らかにする。 【目次】 @親鸞聖人御消息講話T  A親鸞聖人御消息講話U  B親鸞聖人御消息講話V  C真宗を生きる D親鸞聖人の国家観  E蓮如上人に学ぶ  F靖国問題論集 【著書】 ・終わりなき歩みを共に 46 224頁 1835円 (1994年 樹心社) ・真宗門徒 A5 78頁 400円 (2001年 東本願寺出版部) ほか ☆ 10 月 初 旬 最 終 配 本 予 定 !!☆ ● 『 小川一乗仏教思想論集 第3巻 中観思想論 (全4巻) 』  小川一乗著   A5   頁数未定   9975円   4-8318-3376-2    透徹した思索に基づいて多くの論書を著わし大乗仏教の 思想的大成者とされる龍樹の仏教(中観思想)に関する論攷集。 第一部「大乗仏教と中観思想」、 第二部「中観思想の特質」。 【仏教/専門向き】  既刊  @仏性思想論T 9240円 A仏性思想論U 9240円 B浄土思想論 9975円   ◆◆◆ 法蔵館新刊案内 ◆◆◆ ● 『 教行証文類講義 第7巻 証巻・真仏土巻 』 (全9巻)(第7回配本) 信楽峻麿著   A5   455頁   10290円   4-8318-4477-2   念仏による救いとはどのようなものか。浄土とは何か、 浄土に往生するとはどのようなことかを、『証巻』『真仏土巻』を詳細に 読み込むことでその本質的な意味を明らかにする。【真宗/専門向き】  【目次】 第一章 真実証の開顕(証文類) 第二章 経典による真実証の開顕 第三章 伝統四祖による真実証の開顕  第四章 教行信証の道 第五章 真実証の性格  第六章 還相廻向の意義  第七章 親鸞における証の特性  第八章 真仏土の開顕(真仏土文類) 第九章 経典による真仏土の開顕 第十章 伝統四師による真仏土の開顕 第十一章 親鸞における真仏真土の領解 第十二章 阿弥陀仏をめぐる近代以降の研究概観   既刊 @総序・教巻  7140円 A行巻 9975円 B正信偈  5670円   C信巻T  7140円 D信巻U 7875円 E信巻V 10290円 FG未刊 【著者】 1926年広島県に生まれる。1955年龍谷大学研究科(旧制)を卒業。 1958年龍谷大学文学部に奉職。助手、講師、助教授を経て1970年に教授。 1989年より龍谷大学学長に就任。現在、龍谷大学名誉教授、文学博士。 仏教伝道協会理事長。 【著書】 ・親鸞と浄土教 A5 428頁 10500円 4-8318-4140-4 (2004年 法蔵館) ・親鸞とその思想 46 182頁 1680円 4-8318-8674-2 (2003年 法蔵館) ・真宗の大意 46 222頁 2100円 4-8318-8654-8 (2000年 法蔵館) ・龍谷の日々 46 208頁 1223円 4-8318-8614-9 (1995年 法蔵館) ほか ● 『 念仏者の道 』 信楽峻麿著   46   274頁   2940円   4-8318-8696-3        思想的混迷を深める現代社会に、宗教者はいかなる役割を荷うべきなのかを、 ラジカルに問いかける注目の書。念仏者は社会の範となるべく自己を厳しく 律するべきであると説く。【真宗/専門向き】 【目次】 T念仏者の使命 ・二十一世紀の仏教はどうなるか ・仏教教団と仏教者の使命  ・わが心を育てる ・真宗教団の神祇 ・真宗僧侶論   U念仏者の道 ・私の廻心体験 ・念仏成仏の道 ・ここに道あり、この道をゆく  ・念仏者の歩むべき道 ● 『 和訳 正信偈 』 真宗教団連合会編   A6   137頁   368円  【経本】 真宗十派が声を合わせて唱和できるよう共通の節符・五線譜付。 正信偈・念仏(六返)・和讃(六首)・回向(願似此功徳)・選定和讃・ 真宗宗歌・音徳讃収録。 ☆ 待望の復刊 ☆ワイド版(18.2cm×12.7cm)になり、 より見易くなりました。 ● 『 平安時代の寺院と民衆 』 西口順子著   A5   406頁   9135円   4-8318-7461-2    古代寺院から中世寺院への転換過程と両者の相違点、 当時の社会・民衆にとって中世寺院とはどのような存在であったか等、 往生伝の分析を通じ平安時代浄土教について解明する。 【歴史/専門向き】 【目次】 T定額寺と御願寺   ・梵釈寺と等定   ・定額寺について   ・平安時代初期寺院の考察  ほか    U 地方霊場の登場   ・平安初期における大和国諸寺の動向 ・九・十世紀における地方豪族の私寺 ほか V 死と往生   ・浄土願生者の苦悩  ・院政期の大原別所 ・往生伝の成立  ほか 【著者】 1936年京都市生まれ。京都女子大学文学部卒業、 現在、相愛大学教授。 【著書】 ・日本史の中の女性と仏教 46  232頁  2730円 4-8318-7525-2 (共著、1999年 法蔵館) ・中世を考える 仏と女 46   296頁   2520円   (責任編集、吉川弘文館、1997年) など多数。 ● 『 スリランカ 巨大仏の不思議 ― 誰が・いつ・何のために 』  楠元香代子著   A5   215頁   2415円   4-8318-7118-4   謎の表情、衝撃の出会い! 古都で出会った巨大石仏の謎の表情に魅せられてスリランカの遺跡を訪ね歩く。 名も知らぬ石工の思いに立ち返って、造像の秘密に迫り、 寂れた寺院の 野ざらしの仏像に、かつての栄華の歴史を辿る女流彫刻家ならではの視線が 生きるスリランカ遺跡めぐりの旅。【仏教/一般向き】 【目次】 一 仏都を行く−遺跡と自然と歴史紀行 二 ガル・ヴィハーラ仏の秘密に迫る 三 心に残る石仏たち 四 巨大仏 誰が・いつ・何のために 五 仏像制作に挑む、石工たちのこだわり 【著者】 1954年鹿児島県に生まれる。1975年日展初入選。 1976年鹿児島大学教育学部卒業。 中村晋也先生に師事。 1979年東京学芸大学大学院修士過程修了。 現在,社団法人日展評議議員社団法人日本彫刻会運営委員。白日会会員。 崇城大学芸術学部教授。 ● 『 越後・佐渡の山岳修験 』 【修験道歴史民俗論集 3】 (最終配本)    鈴木昭英著   A5  予440頁  12600円  4-8318-7539-2     木食行者と八海山信仰をはじめ、地域的展開をとげた新潟県下の修験道。 室町期の六十六部、今は絶えた講や祭礼の実態を丹念な史料解読で 復元を図った画期的研究成果。 【歴史/専門向き】 【目次】 T八海山の歴史と信仰と諸相 ・八海山信仰の展開 ほか U越後・佐渡の山岳信仰  ・越後における峰の薬師信仰 ほか V長岡蔵王権現の信仰と祭礼 ・南北朝時代の六十六部納経と越後国蔵王堂 ほか 【著者】 1932年新潟県長岡市生まれ。 1961年大谷大学大学院文学研究科博士課程修了。大谷大学助手、 大阪市立博物館学芸員、長岡市立科学博物館長、長岡市郷土史料館長、 上越教育大学非常勤講師、新潟大学人文学部非常勤講師を歴任。 現在、日本宗教民俗学会代表、日本山岳修験学会理事。  【著書】 ・熊野本願所史料 A5  942頁  26000円  (共編著・2003年 清文堂出版) ・仏教芸能と美術「仏教民俗学大系 5」 A5  420頁  5631円  (編著・1993年 名著出版) ・瞽女―信仰と芸能 B4変  108頁  3864円  (1992年 京都書院) ・富士・御嶽と中部霊山 (オンデマンド版) A5  596頁  5800円  (編著・2000年 名著出版) ・伊平タケ聞き書―越後の瞽女(共編著・1976年 講談社 品切れ) など ◆◆◆ 法蔵館のこれから出る本 ◆◆◆ 【9月中旬出来予定】 ● 『 三枝充悳著作集 第5巻 龍樹(全8巻) 』 三枝充悳著   A5   頁数未定   13650円   4-8318-3370-3 龍樹は仏教史・世界思想史に於て非常に重要な思想家である。 本書は、龍樹研究を生涯の課題とする著者が、折々に発表してきた 龍樹に関する論考をすべて収録する龍樹論の決定版。   【仏教/専門向き】   【10月初旬出来予定】 ● 『 現代語訳 精神主義 』  清沢満之著◆藤田正勝訳   46   予212頁    1995円   4-8318-7850-2 清沢晩年の信念と思索の結晶「精神主義」に関わる論文を集約し、 その現代語訳を通して清沢の思想の本質と意義を再解読する。 好評の現代語訳シリーズ第3弾。原文と解説付。【宗教/専門向き】 ● 『 いのちの大地に樹つ 』 【現代真宗入門講座】 谷川理宣著  46  予256頁  予価2100円  4-8318-8698-X 信心とは自我の場から如来の場への自己の立脚地の転換である −親鸞の主著『教行信証』の構造に従いつつ、悪人正機・往生浄土等の 浄土真宗の教えを現代の闇を導く救済原理として明かす。 【真宗/一般向き】 ☆重版出来ました☆ ● 『 エロスの国・熊野 』   ○復刊しました○   町田宗鳳著 46 228頁   2730円(価格改定)  4-8318-7139-7 悠久の地「熊野」は、ユネスコ「世界遺産」に登録されました。 日本的なものを失い彷徨する我々に、著者は死から再生へと向かう 「折り返し点としての熊野」の姿を提示する。 二度の「出家」体験を踏まえての言説が、 自己探究への多くの示唆を与えてくれる。 ● 『 現代語訳 南海寄帰内法伝 』 宮林昭彦◆加藤栄司訳 A5 526頁 9450円 4-8318-7353-5 戒律の実態を知る第一級史料、初の全訳! 7世紀、戒律を学ぶため、海路によりインドに渡った中国人義浄三蔵が、 留学先ナーランダー寺での衣食住にわたる戒律の実態を報告した 第一級史料。 ● 『 御文講座 末代無智の御文 』 和田真雄著 46 106頁 1020円 4-8318-4031−9 多くの人々にもっとも親しまれている「末代無智の御文」のこころを、 身近な問題を通して考える。往生や念仏の教えが、現在の生活を 安らかなものとする、現実的な教えであることを明かす。 ● 『 正信偈のおしえ 』 柏原祐義著 46 30頁 255円 4-8318-8922-9 正信偈に示された聖人の教えを逐条的にだれにでも分るよう 平易に説いた入門書。 ● 『 日用在家勤行集 小 』 川島眞量編   和綴 15.1×10.3   187頁   840円       門徒の朝夕のお勤め用。正信偈、三帖和讃、五帖御文一部、 阿弥陀経、振仮名付。 ◆◆◆ 法蔵館書店新着案内 ◆◆◆ ● 『 2005年(平成17年) 法語カレンダー』 42.9cm×14.8cm   150円   真宗教団連合  法語は一般公募より選出。写真は琵琶湖畔の風景を収めた。 ● 『 平成17年 2005年 法語カレンダー 』 49.7cm×15.0cm   130円   真宗興隆会 法語は、真宗興隆会発行の教化冊子や過去のカレンダー、 経文の意訳などから選出。絵は、ほっとする、ありがとうの 心のこもった仏画。 ● 『 親鸞聖人 報恩講 1分3分5分 あいさつ法話実践講座 』 池田勇諦◆中西智海監修   B5   343頁   16,800円   四季社 報恩講に際して住職が、1分3分5分と限られた時間の中で、 効果的なあいさつ法話ができるように、ポイントを抑えた多数の 法話事例を収録。 (付録 門徒代表挨拶例・講師(客僧)の法話例付) 【目次】 序章 報恩講におけるあいさつ法話のポイント 第一章  親鸞聖人・恵信尼他のご生涯からの法話事例  ほか ● 『 親鸞と「他力」』 浅井勉著   B6   231頁   1,365円   歴人社 親鸞の生涯の決定的な瞬間を訪ねる! 29歳・35歳・52歳・59歳・84歳の時、彼の他力の思想がどのように 熟成していったかを追う。800年の時空を超えて、21世紀に よみがえる親鸞のメッセージ。 【目次】 第一章 六角堂で「女犯偈」の夢告を受ける(二十九歳) 第二章 吉水で法然上人と出会う(二十九歳) ほか ● 『 親鸞と恵信尼 』 今井雅晴著   B6   199頁   1,680円   自照社出版 大正10年に発見された「恵信尼書状」により、実在が明らかになった 親鸞の妻・恵信尼。その87年の生涯の岐路となる、旅で見た ”夢”に焦点を当てつつ、親鸞と恵信尼が中世をいかに生き抜いたかを描く。 【目次】 第1章 親鸞と六角堂の夢告-平安・鎌倉時代の社会から考える  (1)六角堂の夢告 第2章 京都の恵信尼  (1)恵信尼の迷い ほか ● 『 親鸞に人の生き方を学ぶ ―「他力」と「浄土の思想」がよくわかる本 』 山崎龍明著   B6   206頁   1,470円   中経出版 この世を生きる力を親鸞は「信心の智慧」と言われた。 「信心」とは物事の真実を知ることであり、それは生きる力となる。 「私」を知り、人生を知り、社会を知ると視界が開けてくる。 【目次】 (プロローグ)親鸞という仏教者は存在しなきる    第1章 親鸞の最期から生きる意味を学ぶ     ほか ● 『 アミダルマ ― 仏と遊ぶ 』 吉田明著   B6   210頁   1,890円   草光舎 自然な人間の生き方とは?大谷派本誓寺候補衆徒が語る! 【目次】 ・仏の橋   ・仏にかえる  ・仏様の常識   ・仏のツノ  ほか ● 『 あたりまえの不思議 ― いつでもどこでも阿弥陀さま 』 星野親行著   B6   201頁   1,800円   探究社 阿弥陀様は、なぜ”救うみせる”と言い切られるのか。 それは私の”いのち”が後にも先にも、たった一回きりしかないからです。 『世間解』(昭和62年〜)寺報(月1回)を抜粋してまとめたもの。 【目次】 ・浄土真宗の味わい  ・いつでもどこでも阿弥陀さま ほか ● 『 アジャセからの贈りものCDブック付き ― 耳で聞く『教行信証』の世界 』 都路惠子著   B6   181頁   2,000円   方丈堂出版 「アジャセ」は親殺しの極悪人である。しかし親鸞は、このアジャセの暗闇を 見つめ、そこに人類の真実の”いのちの光”を感受した。 すなわち『教行信証』が開示されていた。 【目次】 第一章 『教行信証』について   1 『教行信証』との出会い  ほか 第二章 事のはじまり    6 「アジャセ物語」のはじまり  ほか ● 『 念仏者として独立せん 』 宗正元著   A5   389頁   2,500円   東本願寺出版部 「人間とは何か」が、あらためて根底から問われる現代にあって、 いま親鸞聖人がになわれた課題を『教行信証』に学ぶ書。 (真宗本廟育成員研究会の講義録に加筆しまとめた) 【目次】 ・専らこの行に奉え、ただこの信を崇めよ(一)(二) 悪重く障多きものよ  ほか ● 『 教行信証の思想 』 寺川俊昭著   A5   334頁   5,000円   文栄堂 「歎異抄」以上に「教行信証」によって親鸞の思想研究がなされるが、 本格的な研究はいまだなされていないのが現状である。 「教行信証」は決して浄土真宗の教義を体系化した書としてでなく、 親鸞聖人の痛切な懺悔の表百を聞き取ることの必要性を痛感した 研究書である。 【目次】 序章 聞思の学 第一章 悲歎する精神 第二章 愚禿と名のった仏者  ほか ● 『 新国訳大蔵経 釈経論部/11下 ― 金剛仙論下 』 竹村牧男◆大竹晋校註  A5   656頁  9,975円   大蔵出版 初の『金剛仙論』全文和訳完成! 章節ごとに『金剛般若波羅蜜経論』の本文を挿入し、 『金剛仙論』の構成と註釈上の特徴を鮮明に示す。(第30回配本) 【目次】 金剛仙論 下 巻第六 Z・16 具足功徳コウ量分の第八段の経を釈す  ほか ● 『 現代に響くうた 正信偈 第二巻 』 本多弘之述◆福岡裕◆三枝明史編    A5   246頁   1,785円   聖典学習会(正福寺) 1997年の6月と8月に、本多弘之先生が行われた講義の 第3講と第4講を収録したもの。 ● 『 法華菩薩道の基礎的研究 』 伊藤瑞叡著   A5   1038頁   16,800円   平楽寺書店 原典解明学としての古典研究の集大成! 仏教思想における実践哲学の方面は、大乗仏教の菩薩道として結実する。 法華経の根本概念を明らかにし、重要用語の上下二位の機能関係を分析し、 妙法の論理的構造と菩薩行の理念的意趣を解明する。 【目次】 第一篇 法華経の経題の研究 第二篇 法華経のSaddharmaの研究  ほか ● 『 よくわかる仏教入門 ― 知っておきたい「仏・法・僧」の常識 』 田中治郎著   B6   270頁   1,470円  佼成出版社 今、なぜ仏教が必要なのか。 混迷の時代に日本人の心の原点を求めて、仏教の英知をひもとき、 人生の指針を見つけるための書。 【目次】 ・三帰依文 ・序章 今、なぜ仏教が必要なのか ・第一章 仏 ブッダ ほか ● 『 仏教と女性 ― インド仏典が語る 』 田上太秀著   B6   262頁   1,890円   東京書籍 インド仏教、とりわけ大乗仏教における女性差別の問題を考える。 仏教の歴史の中で、文献に見られる女性観念が生まれた。 代表的なものが、女性はブッダになれないという思想と、 もうひとつは男性でなければ覚りを得られない思想である。 この思想は仏教が伝播した国々にも伝承され、典型的な差別思想となった。 【目次】 第一章 ことばに見る女性観 第二章 古代インド文献の女性観   ほか ● 『 梅原猛、日本仏教をゆく 』 梅原猛著   B6   326頁   1,470円   朝日新聞社 日本人はなぜ仏教に惹かれるのか。 聖徳太子、空海から宮沢賢治まで42人の仏教者について論じる! 週刊朝日百科「仏教を歩く」の各号の連載に加筆訂正したもの。 【目次】 T 仏教の伝来 聖徳太子 ほか U 神と仏の融合 空海 ほか V 仏教の革命 法然 ほか ● 『 ひろさちやの「日蓮」を読む 』 ひろさちや著   B6   188頁   1,470円   佼成出版社 はじめて出会う、あなただけの「日蓮入門」。 日蓮の思想は普遍性を持ち、現代人が学ぶべき価値が十分にある。 政治思想家ではなく宗教思想家としての日蓮像に迫る! 【目次】 第一章 末法時代の教え 第二章 「南無妙法蓮華経」 第三章 「立正安国論」 第四章 法難   ほか ● 『 反骨の導師 日親・日奥 』 「 日本の名僧 14 」 寺尾英智◆北村行遠編   B6   214頁   2,730円   吉川弘文館 伝道と法難に明け暮れた日親と不屈の信念を貫いた日奥。 権力に立ち向かった二人の導師の思想と行動を通して、 政治と仏教の関わりを探る! 【目次】 一 日親の魅力 二 日親の生涯―伝道の旅にいきた導師 三 仏法の聖者と受難―正統と異端の論理   ほか ● 『 両界曼荼羅の誕生 』 田中公明著   B6   226頁   2,415円   春秋社 日本密教のルーツ「南天鉄塔」の謎を解く! インドに胎蔵・金剛界の両界曼荼羅の原形が現れてから、 現在の完成した姿になるまでのプロセスを解明する。図版90点。 【目次】 第一部 導入編 第二部 胎蔵曼荼羅 第三部 金剛界曼荼羅   ほか ● 『 生命 生老病死の宇宙 』 「 岩波講座 宗教7 」 池上良正◆小田淑子◆島薗進◆末木文美士ほか編 A5   311頁   3,570円   岩波書店 「生命=いのち」をキーワードに、広義「宗教」と生活者の身近な 問題との関係を多面的に考察し、今日的な展望を探る。 【目次】 〈生命-生老病死の宇宙〉 序論 (池上良正) T宇宙・自然・生命 U生老病死 ほか ● 『 中村久子 光の人  (下) 』 藤木てるみ絵  A5  204頁  1,575円  探究社   上巻1,575円(2004年4月刊行) 中村久子の生涯をマンガで綴った感動の物語。 「大法輪」(平成10年1月号〜平成14年2月号まで)に連載された 画稿を訂正し、上・下巻にまとめたもの。 【目次】 ・楽園 ? ・精神一到何事不成 ・浮草の恋    ほか ● 『 明如上人抄 西本願寺第二十一代門主 ― 幕末明治期の仏教を救った男-大谷光尊 』 丹波元著    B6  285頁   1,575円   PHP研究所 明治初期に行われた「廃仏毀釈」。日本仏教消滅の危機に、 たった一人で立ち向かった男の物語。 「本願寺新報」(2001年3月〜2003年3月本願寺出版社刊)に連載分 『明如上人抄・一掬の涙』を大幅に加筆・訂正したもの。 【目次】 一 戊辰の役 二 本願寺隊 三 本願寺の勤王 四 禁門の変   ほか ● 『 西田幾多郎宛 鈴木大拙書簡 ― 億劫相別れて須臾も離れず 』 西村惠信編   B6   230頁   3,150円   岩波書店 西田幾多郎と鈴木大拙。 日本近代思想史上の双璧をなす盟友二人の青年時代から 晩年にまで生涯に渉る交友を伝える書簡集。 【目次】 ・明治三十(一八九七)年 ・明治三十一(一八九八)年 ・明治三十二(一八九九)年 ・明治三十三(一九〇〇)年  ほか ● 『 道教 ― 中国と日本をむすぶ思想 』 今枝二郎著   文庫   270頁   966円   NHK出版 現在も中国の社会生活に根深く残る道教。 民間信仰としての成り立ちから国家宗教となり、再び民衆生活と一体に なっていく、その変遷を追いながら、知られざる日本文化との繋がりに ついても解明していく。 【目次】 第1部 道教とはどういう思想か   第2部 道教国家の成立   第3部 道教と日本 ほか ● 『 仏陀を歩く ― 誕生から涅槃への道 』 「 講談社選書メチエ 307 」 白石凌海著   B6   262頁   1,680円   講談社 仏陀はどこに生まれ。どんな世界で活動したのか。 広大なインド世界とブッダの深い思想に迫る。 【目次】 プロローグ −地上の仏陀 第一章 ルンビニーの標石 第二章 ゴータマの居城カピラ城 第三章 道を求めて王舎城へ   ほか ● 『 チベット旅行記 (上) 』 河口慧海著◆長沢和俊編  新書   313頁   998円   白水社 明治33年、日本人として最初にチベットに入国した河口慧海。 その旅行記は古典的名著で、読み物としても抜群に面白い。 明治30年6月に日本を出発し、装備も不十分なまま困難をしのぎ、 果敢にヒマラヤ超えに挑んだ様子を描いた。 古典的名著「西域探検紀行全集」の一冊(1967年)待望の新書化! 【目次】 ・序文(川喜田二郎) 1 チベット入り決心の次第 2 出立まえの功徳 3 探検の門出および行路 4 語学の研究    ほか ● 『 チベット旅行記 (下) 』 河口慧海著◆長沢和俊編   新書   290頁   998円   白水社 ついにチベットに入った河口慧海は、念願の仏教大学入学を許可された。 法王ダライ・ラマにも会い、医者としての名声も高まり、平穏で順調な毎日を 過ごしていたが、次第に外国人ではないか、という噂がたちはじめ、 ラサを離れる決心をする。 だが、次なる困難が待ち構えていた・・・。 【目次】 50 異域の元旦 51 二か月間の読経 52 不潔な奇習 53 正月の嘉例  ほか ● 『 世界遺産 吉野・高野・熊野をゆく ― 霊場と参詣の道 』「 朝日選書 758 」 小山靖憲著   B6   182頁   1,050円   朝日新聞社 峻厳な修験の山、吉野・大峯。高地に拓かれた密教の原点、 高野山。霊験あらたかな神仏の鎮まる、熊野三山。 2004年に世界遺産として登録されたそこは、まさしく日本人 の心の ふるさとである。三つの霊場の歴史を顧みて、霊場を結ぶ古道に刻まれた、 日本が誇る自然と祈りの景観を解き明かす。 【目次】 T 吉野・高野・熊野の歴史と文化   U 紀伊山地の霊場 V 参詣道を歩く ほか ● 『 古代熊野の史的研究 』 寺西貞弘著   A5   264頁   3,990円   塙書房 中世以降、熊野詣は多くの人々が参詣し、賑わいをみせたが、 古代の熊野はどのような場所であったのか。 熊野の語源・領域・神話・信仰などから、古代熊野の原像に 思いをめぐらせる。 【目次】 序章 熊野の概念   第一章 熊野をめぐる神話   第二章 古代熊野の信仰    ほか ● 『 聖徳太子の仏法 』 「 現代新書 1722 」 佐藤正英著   新書   242頁   756円   講談社 太子とはどのような存在なのか?これが真相だ! 太子という存在は、わが国に仏教が伝来 された出来事との 連関で捉えなければならない。鮮やかな思想史の試み。 【目次】 第一章 釈迦像の伝来 第二章 釈迦仏の祭祀 第三章 学問尼による仏法 第四章 女天皇と朝廷儀礼  ほか ● 『 葬祭の日本史 』 「 現代新書 1724 」 高橋繁行著   新書   252頁   756円   講談社 行基、空也を祖と仰ぐ中世の俗聖たち。 葬祭業のルーツから現代の葬儀事情までを活写する 「弔いの文化誌」である。 【目次】 第一章 近代葬祭を演出した二人の奇漢 第二章 火葬と日本人 第三章 葬送に携わった「聖」たち   ほか ● 『 高度成長と企業社会 』 「 日本の時代史 27 」 渡辺治編   A5   314頁   3,360円   吉川弘文館 60年安保を契機に、自民党政治は大きく転換し、 経済成長本位の政治が定着した。現代社会の基盤が 作られた高度成長時代とは何だったのか。 【目次】 ・高度成長と企業社会(渡辺 治) T 企業主義的統合と労働運動(木下武男) U 企業社会の成立と教育の競争構造(西本勝美) V 日本型社会保障の構造(後藤道夫) ほか ● 『 近現代日本人物史料情報辞典 』 伊藤隆◆季武嘉也編    A5   455頁   8,400円   吉川弘文館 近現代を読み解く!初の画期的〈個人史料〉データ―ファイル。 失われつつある近現代史の貴重な人物史料情報を 収集・整理し、明治から現在まで539人を掲載。日記・書簡から 遺品・口述記録まで、豊富な史料情報が満載。 最適な執筆陣による精確・詳細な記述。 研究者・作家・マスコミ関係者・図書館必備の手引辞典です。 ● 『 バシャムのインド百科 』 日野紹運◆金沢篤◆水野善文◆石上和敬訳    A5   572頁   15,750円   山喜房仏書林 原書『The Wonder That Was India』をそのままに訳すことを基本方針とし、 最新の研究成果に照らせれば改定されるべき記述も随所に見出せることを 利点に刊行。 【目次】 第1章 序論-インドとその古代文化 第2章 前史-ハラッパー文化とアーリヤ人 第3章 歴史-古代と中世の帝国 第4章 国家-政治生活と思想    ほか ● 『 陰陽五行と日本の天皇 』 吉野裕子著  B6    227頁   2,415円   人文書院 陰陽五行の世界観や哲学は、日本文化と深くに結びつき基盤をなした。 宇宙神や陰陽の統合体としての日本の天皇の存在を詳細に 推理・解明する異色の書。 【目次】 序章  陰陽五行と日本の天皇 第一章 天神寿詞 第二章 藤原京と「水」の呪術 第三章 持統天皇吉野行幸   ほか ● 『 大祓知恵のことば CDブック 』 葉室ョ昭著   B6   90頁   2,100円   春秋社 古来、神社で毎日必ず唱えられてきた大祓いのことば。 真実のことばに秘められた知恵とは何か。すべての罪・穢れを祓う言葉の 〈ちから〉とは。 春日若宮御出現一千年祭における「大祓奏上」を録音したCD付。 【目次】 ・祓いと罪・穢れ ・祓いとはなにか-北風と太陽の話 ・祓いのメカニズム ・免疫と人間の進化    ほか ● 『 寿限無 誰にでもできる楽しい 手話落語〔ジュゲム〕 ― 新しい芸能の世界へ 』 桂福団冶著   A5変   64頁   1,260円   探究社 仏教語を勉強して、何とかして落語のもつ特質を手話で表現しようと努めた. 新しい落語の本。手話の「寿限無」の図解(谷口正遠先生版画使用)解説付。 【目次】 ・福団冶君のこと (藤本義一) ・監修にあたって(冨田昭冶) ・仏教と落語   (関山和夫)   ほか ● 『 香三才 ― 香と日本人のものがたり 』 畑正高著   B6   273頁   1,890円   東京書籍 香りを通して、日本人のこころと京文化の粋を極める。 茶の湯・能楽・祭礼・蒔絵・郷土史・ 文化史・国際交流等の協力を得て、 わが国の歴史や風土が育んだ香の本質を紹介。 【目次】 ・王朝からのメッセージ ・香料・唐様との出会い ・和魂漢才の都 ほか ● 『 別冊太陽 雅楽 』 遠藤徹構成   A4   152頁   2,625円   平凡社 古典芸能としての雅楽は最も古い。雅楽の歴史から、 楽器や面、装束などをわかり易く紹介。 【目次】 雅楽の日本の文化(上田正昭) 第一部 雅楽千年の軌跡(遠藤徹) 第二部 現代の雅楽 第三部 雅楽の文物    ほか ● 『 信仰 8月号 』 A5 32頁 263円 百華苑 ● 『 在家仏教 9月号 』 在家佛教協会編   A5   100頁   440円   在家仏教協会 ● 『 大乗 8月号 』 大乗刊行会 編   A5   101頁   394円   本願寺出版社 ● . 『 大法輪9月号 《特集》 日蓮と日蓮宗 法華に生きる 』 小山弘利編   A5   244頁   840円   大法輪閣 ● 『 教化研究130/131  〈特集〉資料・真宗と国家 X中 1938〜1939〈日中戦争期・中篇〉』 真宗大谷派教学研究所編    A5   634頁   2,800円   真宗大谷派教学研究所 ● 『 教化研究 132 〈特集〉今、真宗の課題とは 』 真宗大谷派教学研究所編    A5   119頁   1,200円   真宗大谷派教学研究所   ☆大正新脩大蔵経の価格改定等のお知らせ☆   是非この機会にお買い求め下さい!! ● 普及版 『 大正新脩大蔵経 全88巻 』  2005年春から値上げ予定。 現在定価 1、016、400円 (各巻11、550円) ● 豪華版 『 大正新脩大蔵経 全85巻 』  販売中止(重版中止)決定、在庫僅少。 定価  1、785、000円 (各巻21、000円)   ☆ 今 月 の お す す め 書 籍 ☆ ● 『高野山正智院経蔵史料集成 全六巻』 吉川弘文館発行  石川真弘(B〜E)・山本信吉(@〜E)編  B5判(縦257×横182)上製函入      平安〜室町時代に至る高野山の聖教および連歌書を今に伝える 重な典籍・文書の宝庫。歴史学・仏教学・国文学研究に寄与する 本史料を初公刊! 【全六巻の構成】 山本信吉編 一 高野山正智院経蔵史料集成一 正智院文書  二 高野山正智院経蔵史料集成二 正智院聖教目録 三 高野山正智院経蔵史料集成三 正智院連歌論書 四 高野山正智院経蔵史料集成四 正智院連歌論書U 五 高野山正智院経蔵史料集成五 正智院連歌論書V 六 高野山正智院経蔵史料集成六 正智院連歌集 (編集の都合により、巻数および編成は変更される場合があります。) 【第一回配本 平成16年8月6日発売】 高野山正智院経蔵史料集成一 正智院文書 山本信吉編  B5判  394頁 (原色口絵4頁 単色口絵56頁)  29400円 4-642-01404-7 ◆◆◆ 法蔵館書店売行き 8月ベスト10 ◆◆◆ http://www.hozokan.co.jp/shop/best/best10.html 順位 書名 / 著者名/ 出版社名 / 税込価格 1 大無量寿経講義 一楽 真 文栄堂書店 2310円 2 みんなの法話(T) 本願寺出版社 本願寺出版社 1260円 3 親鸞と恵信尼 今井雅晴 自照社 1680円 4 生命の見える時  一期一会 松本梶丸 名古屋中日新聞 1470円 5 親鸞と大乗仏教 小川一乗 法蔵館 1050円 6 正信偈のこころ  限りなきいのちの詩 戸次公正 法蔵館 1890円 7 歎異抄の心を語る 広瀬杲 方丈堂出版 1600円 8 浄土と往生 (仏教と真宗とV) 櫻部 建 平楽寺書店 735円 9 今、今日を生きる 田畑正久 法蔵館 400円 10 浄土について 西山邦彦 法蔵館 3885円 ◆◆◆ メールサービスの配信について ◆◆◆  2000年10月に法藏館書店ニュースのメール配信をはじめ、 50迎えることが出来ました。 これも、読者の皆様のおかげかと感謝しております。 現在メール配信件数は1500件を超え ました。また冊子にして一部の書店、 大谷派・本願寺派両教務所に置いていただいておりますので、 どうぞご利用下さい。 また皆様からのご意見・ご感想を反映させ、より内容の充実に努めさせて いただきますのでご協力の程宜しくお願い申し上げます。 メール(info@hozokan.co.jp)にてご連絡下されば幸いです。 今後出来るだけ読者の皆様に最新の新刊情報ををご案内するメールを お届けいたします。 メールの不要な方はお知らせください。 メールサービスは、仏教書目録刊行会サイトで本をご購入いただいた方、 アンケートにお答えいただいた方、等にお届けしております。 ◎アドレス変更の方は下記のページにて現アドレス削除後、 新アドレスをご登録ください。 ◎メールご不要の方は、たいへん恐れ入りますが、下記ページにて、 メールアドレスを入力し解除してくださいますようお願いいたします。    http://www.bukkyosho.gr.jp/Bukkyo/MLorg/register0.htm 過去のメールをご覧になられたい方は、下記のページよりご覧下さい。   http://www.hozokan.co.jp/shop/ml_text/index.html ●ご注文・お問い合わせは、メールの他に、電話・FAX・はがき等にても 承ります。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 法藏館 営業部 http://www.hozokan.co.jp 担 当:西村明高      (お問い合わせ先)  E-mail:info@hozokan.co.jp 仏教書総目録刊行会 http://www.bukkyosho.gr.jp 注 文 先 shop@hozokan.co.jp      〒600-8153 京都市下京区烏丸正面東入る      梶@法 蔵 館 書 店  電 話 075-343-0458  FAX  075-371-0458 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/