差出人: 法蔵館 [info@hozokan.co.jp] 送信日時: 2005年6月6日月曜日 13:53 宛先: Undisclosed-Recipient:@nifty.com;;;; 件名: 法蔵館書店新刊案内 6月 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/      法 蔵 館 書 店 ニ ュ ー ス    2005 / 6 / 6 第 59号 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ◆目次 1. お知らせ  2.法蔵館新刊案内  3.法蔵館のこれから出る本   4.重版出来のお知らせ  5.法蔵館書店新着案内  6.法蔵館おすすめ書籍  7.法蔵館書店売行ベスト10  8.メールニュースの配信について  ☆ 京都新聞 4月24日朝刊 書評、5月23日朝刊 凡語で紹介されました。☆ http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/bongo/050523.html (5/23紹介記事ご覧いただけます) ● 『 涙骨抄 ― 生きる智慧 』    真渓涙骨著 46 159頁 1,680円 4-8318-8931-8 人間にとって最も大切なものは何かを教えてくれる、万人必携の書。 明治の精神を今に伝える反骨の新聞人甦る珠玉の名言集。 【宗教・思想/一般向き】 【巻頭言抜粋】 ◆ 「毎日変わりつつ一生変わらずに」、それが我等の理想であり 信念である。 ◆ 口癖のように「忙しい」を連呼する人ほど私事のために無用の時を 空費する。 ☆ 仏教用語集PDF版を作成しました。⇒ http://www.bukkyosho.gr.jp ☆  『 仏教のすすめ 仏教の歴史 』 とあわせてご利用下さい。 □仏教伝来の道(図) □仏教系統図 □仏教の流れ  □日本の仏教 □宗教系統図  ほか ホームページでは、ガイドブック『仏教のすすめ 仏教の歴史 』に 書かれている用語を解説した仏教用語集をPDF版公開いたしました。 ガイドブックで単語にリンクが張られているものは解説にとび意味を 知る事が出来ます。    ☆ 第12回 東京国際ブックフェア 2005 ☆ 【会 場】 東京ビックサイト  (JRりんかい線・国際展示場駅下車徒歩約5分) 【会 期】 2005年7月7日(木)〜10日(日) 開場時間 10:00〜18:00         《 7日(木)・8日(金)は関係者対象に開催 》 世界25カ国から650社が出展!9日(土)〜10日(日)の一般公開日には 文芸書、児童書、コミックなどの一般書から学術書、洋書などの専門書まで、 あらゆるジャンルの書籍が割引価格で購入出来ます。 その他、作家によるサイン会・トークショーなど開催! ●法蔵館は「歴史書懇話会」のブースに出品しております。 ●招待券がない場合は入場料が必要です。詳細は、http://www.bookfair.jp  でご確認下さい! ◆◆◆ 法蔵館新刊案内 ◆◆◆ ● 『 近世真宗と地域社会 』 児玉識著 A5 362頁 7,875円 4-8318-7466-3 【歴史/専門向き】 真宗の独自の習俗を文献・伝承の両面から探りその民衆生活における 意味を考察する事で、宗派・地域の特殊性に歴史学的焦点を当てる。 近世民衆思想史研究に新たな展望を拓く。 http://www.bukkyosho.gr.jp/Bukkyo/Shop/ThisBook.asp?KanriNo=9-999-05051-9-044 【目次】 第一章 近世真宗史研究の動向と課題-民俗学との接点を求めて 第二章 長州藩上層と真宗「蓮茎一糸」を中心に 第三章 秀吉の朝鮮出兵と真宗 第四章 「妙好人伝」小考 土井順一「妙好人伝-新資料を中心として」 朝枝善照「妙好人伝基礎研究」の書評をかねて 第五章 近世妙好人の再検討-六連島西教寺蔵「お経法悦歌」の分析を通して 第六章 「小寄講」と近世真宗の結集機能-芸北・石南地方の場合 第七章 真宗流共同体規制について-小寄講(講中)の考察から 第八章 真宗流共同体規制と「集合・略式墓制」-長州藩史料からの検討 第九章 近世後期西本願寺における教団活性化運動の一形態 -宗祖降誕地の開発をめぐって 終章  柳田国男と真宗 補論一 明治初期の「小寄講」におけるキリスト教禦運動 -広島県山県郡壬生信順講の場合 補論二 真宗者による初期部落差別撤廃運動とその限界-山口県の場合 【著者】 1933年山口県に生まれる。1960年京都大学大学院修士課程文学研究科修了。 下松高校,豊浦高校,宇部工業高専,水産大学校を経て, 1998〜2002年龍谷大学文学部教授。文学博士。現在,円通寺住職。 【著書】 ・日本仏教の形成と展開 A5   683頁   13,650円   (2002年 法蔵館 共著)  ほか   ◆◆◆ 法蔵館のこれから出る本 ◆◆◆ 【6月中旬出来予定】 ● 『 仏教福祉のこころ−仏教の先達に学ぶ 』 新保哲著 46  予260頁  2,520円   4-8318-2407-0 親鸞・道元・良寛・才市・宮沢賢治に学ぶ。仏教は、これまでの歴史の なかで、慈善事業や社会事業、福祉活動に深く関わってきた。 その先達に学ぶ仏教福祉の真髄を考察する。【福祉/一般向き】 【6月下旬出来予定】 ● 『 親鸞の思想−宗教心理学の立場から 』 寺川幽芳著 46  予400頁  予価8,400円  4-8318-3286-3 宗教心理学と真宗学の立場から、妙好人の回心体験と真宗の人間像、 親鸞の夢と宗教意識の成熟のプロセス、仏教とカウンセリング、 親鸞の家族観を、資料を踏まえて精緻に解明した論考。 【真宗/専門向き】 【7月下旬出来予定】 ● 『 東大寺修二会の構成と所作 全4冊 』 (分売可) 東京文化財研究所芸能部編 A5  頁未定 上中下巻各14,700円 別巻 16,800円 4-8318-7554-6,7555-4,7556-2,7557-0 日本最古の仏教行事の一つ、東大寺修二会(お水取り)。約1ヶ月に及ぶ 大行事の詳細かつ総合的な研究調査記録。 平凡社刊行「芸能の科学」シリーズにその後の研究成果を加筆修正し、 この度全4冊刊行。【歴史/専門向き】     ☆ 重版出来ました ☆ ● 『 親鸞の生涯 』 612円から630円税込に価格改定。 ☆第13刷☆ 豊原大成著 A5 88頁 630円 4-8318-2305-8 全ての人間の救われる絶対他力の道は,人間のまったき生き方を示す。 親鸞90年の生涯をやさしい文章で綴る。 ● 『 正信偈62講 − 現代人のための親鸞入門 』   ☆第6刷☆ 中村 薫著 46   260頁 1,890 円 4-8318-2151-9 ブッダの教えの核心を要約した親鸞の『正信偈』120句を読みとき、 いのちの尊厳と平等を回復していく道を明示する、 現代人のためのまったく新しい浄土真宗入門セミナー。 ● 『 葬儀中陰勤行集 』 東本願寺式務部校閲著 15.0×11.3 117頁 2,940円 4-8318-9205 和綴本・寺院用。枕経、葬儀式還骨勤行、中陰勤行。 付録として葬儀とその前後の行事次第を説明。 ● 『 哲学の再生 - インマヌエル哲学とM・ブーバー 』   ☆第7刷☆ 柴田 秀著 A5 226頁 3,360円 4-8318-7167-2 滝澤克己のインマヌエル哲学とM.ブーバーを比較考究, 崩壊に頻した近代的「われ」を確立し,現代の危機的状況を克服する 途を探る。滝沢の愛弟子である哲学徒による力作書き下し論考。 ● 『 仏説 阿弥陀経 』 立花慧明編   折本   17.5×6.0   30頁  504円  4-8318-9275    振仮名付。寺院・門徒共用。     ◆◆◆ 法蔵館書店新着案内 ◆◆◆ ● 『 みほとけとともに 2(西本願寺の時間)』 本願寺出版社発行   A5   245頁   1,050円   本願寺出版社 ラジオ「みほとけとともに-西本願寺の時間」で放送された法話をまとめた。 2003年1月から1年間に放送された講話、26人50編の法話を収載。 【目次】 ・生死を離れる道 ほか(安田積心) ・煩悩具足の凡夫  ほか(冨井都美子) ・「らしくあれ」 ほか(沖井智子)   ほか ● 『 浄土は燃えているか!? 』 木下宏一著   B6   53頁   700円   永田文昌堂 五編の法話録。青年僧侶がその半生において燃やした、 いつわらざる魂の蠢きの記述。 【目次】 ・浄土は燃えているか ・わが真教 ・親鸞・聖人 ほか ● 『 賜る願い限りなく − 暁烏先生に愛された田舎の人びと 』 林暁宇著   A5   240頁   1,800円   北國新聞社出版局 真宗大谷派僧侶・暁烏敏に出あった「田舎の人びと」について語る。 【目次】 第一章 賜る願い限りなく−赤祢貞子さん 第二章 どこで死のうと倒れようと−三味線ばあちゃん 第三章 鐘の音ひびく村にー北安田村の人びと      ほか ● 『 歎異鈔讃仰 昭和の隠れたる聖者 臼杵祖山老師 』 金谷英之編   B6   178頁   1,890円   探究社 臼杵祖山は、若き日より在家仏教の真髄を極め、 奈良仏教から比叡山、そして念仏の信に至り分り易く説教や 法話を重ね続けた。その言葉や法話を金谷英之師がまとめた。 【目次】 ・昭和の隠れたる聖者 臼杵祖山先生(金谷英之) ・「臼杵祖山先生歎異鈔讃仰」について ・臼杵祖山老師歎異鈔讃仰   ・「臼杵祖山先生病床遺稿」について   ほか ●『 無宗教からの「歎異抄」読解 』 阿満利麿著   新書   221頁   735円   筑摩書房 日本人に最も親しまれてきた宗教書「歎異抄」を、 無宗教者の視点から読み解くことで、無力な自己が自由自在の 精神をつかむ過程を明らかにし、「宗教とは何か」に簡単率直に 答える1冊。 【目次】 第1章 宗教はなぜ「難しい」のか 第2章 宗教は人を「幸せ」にするか ほか 第3章 「無力な私」への目覚め    ほか ●『 誓願か 名号か − 「歎異抄」第十一条 』 大峯顯著   B6   73頁   840円   百華苑 【目次】 ・誓願不思議ということ ・誓願は名号に成就した ・如来の創案 ・本願に相応する ・溶け合ういのち ・名を呼ぶことの不思議 ・自力の念仏者はどうなるか ・質疑   ほか ● 『 歎異抄論釈 』 佐藤正英著   B6   803頁   6,720円   青土社 長年の構想研究によって、厳密な解釈学的方法を確立して、 テクストの分析に新しい視界を拓き、「歎異抄」の原形を復元、 その核心に迫る画期的成果。 【目次】 第一章 「歎異抄」の成立 第二章 原形復元の試み 第三章 「歎異抄」註釈 第四章 「歎異抄」の思想   ほか ● 『 教行信証研究 第二号 』 稲城選恵◆五十嵐大策◆岡本法冶◆西川裕美ほか著 A5   294頁   2,625円   黎明学舎 「宗教とは何か」「仏教とは何か」「人生とは何か」問う論文を収載。 真宗の僧はもとより一般の方も対象に。 【目次】 ・稲城選恵  信心をいただくということ−パスカルのかけの信と念仏の信の相違 ・五十嵐大策  「教行信証」における教学上の諸問題  ほか ・岡本法冶  宿業とは何か   ・西川裕美  宗教と文学@太宰治と佛教−われ、山にむかひて、目を挙ぐほか ● 『 教行信証講讃 第三巻 行文類後篇 』 藤澤桂珠著   A5   328頁   7,350円   永田文昌堂 【目次】 第五章 大行釈における諸帥の引用文 第六章 両重因縁論 第七章 行一念義論 第八章 一念大利論 第九章 乃至釈義論 第十章 因弁要義     ほか ● 『 原始仏典 第六巻 中部経典V 』 中村元監修◆森祖道編◆浪花宣明編◆ 田辺和子訳◆浪花宣明訳◆山口務訳ほか A5   615頁   7,350円   春秋社 〈正しさ〉とは・・〈真理〉とは・・。 歩むべき道をひたむきに探し求める幾万の修行者の姿は 現代に何を伝えるのか。最新の研究成果に基づき、[ パーリー語原典を流麗かつ平明に訳した現代語訳の決定版。 創業85周年記念出版。 【目次】 第七七経 釈尊が尊敬される理由―箭毛経[T] 弟七八経 最高の修行者たる条件―五支物主経    ほか 弟七九経 釈尊のもとで修行する理由―箭毛経[U]   ほか ● 『 分別論註 』 浪花宣明著   A5   932頁   11,550円   平楽寺書店 分別論の註である、Vibhanga−atthakatha(底本はPTS ed)の 全編和訳と、それに対応する註釈としてのVibhanga−mulatika (底本はBurmese ed.Rangoon,1960)の全編和訳、上記二編の註記の 三つの部でパーリ上座部の教理を正しく理解出来るよう構成。 固有名詞索引、和語・漢語索引、パーリ語索引、対応文献一覧表付。 【目次】 第1章 蘊分別 第2章 処分別 第3章 界分別 第4章 諦分別 第5章 根分別の説明 第6章 縁の行相の分別  ほか ● 『 本願の研究−特に親鸞聖人の本願論を中心として 』 五十嵐大策著   A5   295頁   6,300円   永田文昌堂 浄土教の根源である阿弥陀経の本願を学問的に考察。 仏教の中の本願思想は、諸仏・諸菩薩の本願、すなわち阿弥陀仏の 本願に帰結される。親鸞以後の展開も研究。 【目次】 序論 本願研究の方法 第一章 大無量寿経の本願及び真宗七祖の本願観 第二章 法然門下の本願観 第三章 「教行信証」における五願開示の必然性  ほか ● 【現代語版】『 浄土真宗聖典 三経往生文類・如来二種回向文・弥陀如来名号徳 』 教学伝道研究センター編    B6   151頁   1,050円   本願寺出版社 浄土真宗の根本経典「無量寿経」「観無量寿経」「阿弥陀経」に基づき、 往生成仏の教えを説いた「三経往生文類」、本願のはたらきに 往相回向と還相回向があることを説いた「如来二種回向文」、 十二の光明によって名号の功徳を説いた「弥陀如来名号徳」の現代語訳。 (総ルビ、脚註・訳註付き・親鸞聖人の真蹟本他収録) 【目次】 ・三経往生文類 ・如来二種回向文 ・弥陀如来名号徳 ほか ● 『 臨済宗の常識 』 井上暉堂著   B6   238頁   1,575円   朱鷺書房 坐禅だけではなく、師家との激しい禅問答を重ねて大悟に至る臨済禅。 その歴史、教え、経典、仏事、行事などを詳しく紹介。 【目次】 1 臨済宗の歴史 2 臨済宗の高僧たち 3 臨済宗で読むお経   4 禅と日本文化    ほか ● 『 サンショウウオの明るい禅 − これぞ、禅的生活どまんなか 』 玄侑宗久著   B6   205頁   1,470円   海竜社 仏教は生まれたのではなく、展開してきたもの。 一瞬前の自分を捨て続けるから、展開できる。 <禅的生活のすすめ>を綴った最新刊のエッセイ。 【目次】 一章 サンショウウオの「ゆらり」 二章 サンショウウオの「てきぱき」   三章 サンショウウオの「どっしり」  ほか  ● 『 こころのふるさと良寛 』 南雲道雄著   B6   277頁   2,100円   平凡社 出家、諸国放浪・・・その生活も歌も書も類まれなる自然体を 生ききった良寛。文明と交換に失われたふるさとはどこへ? 殺伐とした現代こそ求められる「スローライフ良寛」の生き方を提案。 【目次】 ・ふるさとの心を求めて ・生い立ちと風土 ・複雑な生家の家系 ・十八歳の混沌と情熱   ほか ● 『 臨済録講話 』 大森曹玄著   B6   368頁   2,625円   春秋社 「禅」を日常生活そのものに即した<動的>なものとして発達させ 永遠の今を「随所に主」となって生きることを喝破した「臨済録」を現代に 即して分かり易く語った名著。 【目次】 ・解題  ・馬防の序 ・上堂 ・示衆 ・勘弁    ほか ● 『 法華信仰の風景 − 現代社会と坊・僧・俗 』 植田観樹著   B6   236頁   1,575円   東方出版 実生活を通して信仰というものを考え、その原点に立ち返ろうと試みる 現住職のエッセイ。「法華信仰の世界―現代社会と坊・僧・俗を見つめて」 日蓮宗新聞(平成3年11月〜平成7年12月)に連載40回分を1冊にまとめた。 【目次】 1 拝んでもらう? 僧と俗の関係とは 2 信仰とマニュアル 宗教的感動体験 3 心とかたち@ 振り袖効果と正座 4 心とかたちA かたちに捕われる  ほか ● 『「金剛頂経」入門 − 即身成仏への道 』 頼富本宏著   B6   388頁   3,150円   大法輪閣 金剛界マンダラの典拠であり、「大日経」と並ぶ日本密教の根本聖典 「金剛頂経」。本書は、法身・大日の〈真実〉を28のマンダラと、 その実践によって示すこの経典を、全アジア的視点から読み解く。 図版多数。 【目次】 序章  金剛頂経への招待 第一章 金剛頂経とは何か 第二章 金剛界マンダラの出生 第三章 秘密の世界へ       ほか  ● 『 吉野薫風抄 - 修験道に想う <新装版> 』 田中利典著   B6   235頁   1,260円   白馬社 修験道の聖地・吉野の世界遺産への道を開くスタートとなった。 ニュー修験道の旗手によるこのエッセイがよみがえった。 日本の伝統仏教の真の姿を検証する。 【目次】 Vol.1 S57〜S59   ・自然の猛威 ・死について ・幸せの国 ほか Vol.2 S60〜S62   ・金峯山の信仰 ・人類の平和と仏恩 ・御本尊御開帳 Vol.3 S63〜H1   ・約仏、約仏意 ・過去世・現在世・未来世 ・萬里無片雲  ほか ● 『 国家と祭祀 − 国家神道の現在 』 子安宣邦著   B6   221頁   1,995円   青土社 <靖国>の源流を求めて「水戸学」の政治神学を精査、 国民国家成立における宗教の役割をアジア大の視野で考察する。 英霊祭祀をめぐる国家神道のあり方について、日本思想史学の 第一人者が国家神道をめぐる言説の抗争に参入する。 【目次】 第1章 国家神道の現在 第2章 再帰する始源の呪縛−伊勢神宮の現在 第3章 沈黙する鬼神と生者の饒舌−靖国の現在   ほか ● 『 祀りを乞う神々 』 田中宣一著   A5   253頁   5,040円   吉川弘文館 祭りには主祭神だけでなく、祀りを乞い群来する歓迎されざる 神々への祭祀にも隠されている。神饌、烏勧請などの神々への 対処を分析。雑神の存在をも祭りに内包する日本人の神観念を探り、 祭り研究に新視点を提唱する。 【目次】 序章   祭りと雑神の祀り 第一章  もううひとつの神饌 第二章  烏勧請および御鳥喰神事 第三章  散米と撒き銭      ほか ● 『 石上神宮の七支刀と菅政友 』 藤井稔著   A5   288頁   11,550円   吉川弘文館 石上神宮七支刀銘文の解読を最初に試みた、 明治期の考証史家で大宮司の菅政友。その未公刊文書から 七支刀と禁足地の実態を追究。草薙剣などとの関係や 「背ニ処々金象眼ノ跡」がある大刀にも触れ、七支刀の全体像に迫る。 【目次】 第一章 菅政友による七支刀銘文の釈読 第二章 菅政友による「七支刀」の銘文研究 ほか ● 『 近世宮座の史的展開 』 安藤精一著   A5   273頁   8,400円   吉川弘文館 中・近世から現在へ、宮座はどのように変質してきたのか。 近世宮座の性格・機能・内部構成・役割や、村落・藩・幕府との関係、 維新以降の宮座と氏子制度も視野に入れて考察。 その変遷と特色を歴史的に明らかにする。 【目次】 第一章 宮座の歴史的意義 第二章 宮座を考える 第三章 農村共同体と宮座   第四章 近世紀州の荘宮座  ほか ● 『 メイド・イン・ジャパンのキリスト教 』 マークRマリンズ著◆高崎恵訳    A5   357頁   3,990円   トランスビュー 内村鑑三らの儒教的キリスト教から、多様化し土着化した 日本製キリスト教まで、歴史・思想・民俗研究の空白部分を埋める、 初の包括的・実証的研究の決定版。 【目次】 第一章 日本製キリスト教という問題 第二章 さまざまなキリスト教 第三章 カリスマと準教祖    第四章 無教会運動とは何か   ほか ● 『 こころをさなき世界のために − 親鸞から学ぶ<地球幼年期>のメソッド 』 森達也著 新書   206頁   819円   洋泉社 ポストオウムという過酷な課題に立ち向かい、 次の段階に進まなければならないのは、オウムでなく、社会の側だ! ドキュメンタリー現場から俯瞰した、日本社会の実像と課題を語る。 【目次】 第T章 ポストオウムをどう生きるか 第U章 表現とメディアの問題 第V章 レファレンスとしての親鸞 終章  森達也 そのセルフイメージ  ほか ● 『 仏教思想へのアプローチ − 釈迦の智慧を理知的に学ぶ本 』 鳥海輝久著   B6   270頁   1,260円   朱鳥社 大乗仏教の基本的な思想を論理的に理解し、 その思想を端的かつ的確に表現している経典「般若心経」を 読者自らが読み解く手引書。 【目次】 第一章 仏教を産み出した土壌 第二章 原始仏教 第三章 大乗仏教    第四章 仏教の伝播  ほか ● 『 日本仏教の再生を求めて −人間の宗教への潮流 』 高瀬広居著   B6   220頁   1,680円   展望社 死者儀礼と世俗的な慰め以外ほとんど無力な日本の仏教を、 いかにして人間生命の宗教へ蘇らせるか―ガン闘病中の著者が 言い遺す渾身の提言。 著者は哲学者・拓殖大学客員教授(仏教哲学、比較文化論専攻)。 【目次】 第一部 日本人は無宗教民族か 第二部 僧職宗団と在家教団     第三部 二十一世紀文明の原点 ほか ● 『 いのちと仏教 』 多川俊映著   B6   273頁   1,785円   日本経済新聞社 唯識仏教の人間観を通して、よりよい生き方へ導く。 興福寺貫首:多川俊映の人生をめぐる想いを綴ったエッセイ集。 【目次】 T 過日の手帳 U 日々の想い V いのちと仏教 W 神と仏の庭    ほか ● 『 唯識の心理学 』 岡野守也著   B6   270頁   2,310円   青土社 フロイトやユングらの西洋の深層心理学に拮抗し、 それらを包括・統合する可能性さえもつといわれながら、 長く伝統の中に秘められたまま、現代思想の広場に 開かれることのなかった唯識をトランスパーソナル心理学的アプローチで 読み解く。 【目次】 第一章 東と西の心理学 第二章 自我の否定と心の構造 第三章 生命情報の世界     第四章 深層自我識     ほか ● 『 日本禅宗の伝説と歴史 』 【 歴史文化ライブラリー 189 】 中尾良信著   B6   207頁   1,785円   吉川弘文館 鎌倉時代に栄西が伝えたとされる禅宗。実は奈良時代に伝来していた。 中国禅宗が日本化された歴史と、初祖の達磨が聖徳太子を助けて 禅宗を伝えたという伝説から、日本禅宗の成り立ちと特質に鋭く迫る。 【目次】 ・日本仏教と禅宗の出会い ・栄西は禅僧か天台僧か ・栄西を脅かすライバルたち ・栄西の弟子とその門流     ほか ● 『 史料にみる日本女性のあゆみ 』 総合女性史研究会編   A5   227頁   2,415円   吉川弘文館 女性は生きた証をどのように歴史に刻んできたのか。 基本となる史料や見落とされてきた史料の読み方、新しい解釈、 時代背景などをわかり易く解説する。歴史上の未知の女性たちと 出会うための初の女性史史料集。女性史を学ぶ人に贈る最新入門書。 【目次】 T 古代   一 政治権力の場で 二 結婚の変化と買売春   ほか U 中世   一 政治上で活躍した女性   二 女性をめぐるコラム  ほか V 近世   一 武家女性の地位と思索   二 農村女性の労働と生活 ほか ● 『 草の根の女性解放運動史 』 伊藤康子著   A5   322頁   8,400円   吉川弘文館 近現代の女性は、自分を開放するために何をしてきたのか。 婦人雑誌に自由と自立への模索を投稿した戦前から、 「主権」を手に入れながらも、生きにくさを感じている現在 まで。草の根の女性たちの姿を解放運動の歴史に探る。 【目次】 第一編 近代女性の自由と自立への模索 第二編 近現代女性の位置 第三編 日本国憲法に支えられた女性の自立   ほか ● 『 宗教年鑑 平成16年版 』 文化庁編   B5   180頁   2,600円   ぎょうせい 宗教法人などに関する最新の資料、統計等を収載。 日本の宗教の概要も紹介。 【目次】 第1部 日本の宗教の概要 第2部 宗教統計 第3部 宗教団体一覧  ・宗教団体名索引 ● 『 書簡からみた日蓮 』 【 NHKこころをよむ 】 北川前肇著   A5   221頁   798円   NHK出版 日蓮聖人の手紙を拝見し、聖人と門下との交流の奇跡をたどる。 (NHKこころをよむラジオ第二放送 日曜 午後1:20〜2:00  2005年4月〜9月分収録) 【目次】 第一講 「死」を迎えるにあたって 第二講 死者と生者とのつながり 第三講 子を亡くした母への慰め 第四講 慈母への追慕−富木常忍へ  ほか ● 『 般若心経を語る(上)− NHKこころの時代〜宗教・人生〜 』 松原哲明著   A5   181頁   893円   NHK出版 NHK教育テレビ 第3日曜 午後5:00〜6:00 2005年4月〜9月まで。 【目次】 第一章 心を根本となす 第二章 空は智慧のもと 第三章 彼岸に到る 第四章 存在は空なり      ほか ● 『 信仰 五月号 』 A5   32頁   263円   百華苑 ● 『 在家佛教 6月号 − いのちゆたかに 』 在家佛教協会編   A5   100頁   440円   在家仏教協会 ● 『 大乗 5月号 』 大乗刊行会編   A5   99頁   394円   本願寺出版社 ● 『 大法輪 6月号 特集=写経のすすめ 』 小山弘利編   A5   244頁   840円   大法輪閣 ● 『 日本の美術 6 』 (東京・京都・奈良)国立博物館◆(東京・奈良)文化財研究所監修 A5変    98頁   1,650円   至文堂 【目次】 ・似絵の列座影 ・似絵の単身像   ・似絵の広がり   ほか ☆ 今 月 の お す す め ☆ 新編  信國淳選集(全5巻)(第三回配本)(第 4,5巻未刊)  ● 『 花咲く生 』 信國淳著   B6   265頁   2,100円   樹心社 いのちの深奥から湧き出る問いに応えて、 永遠のいのちに生きる人となった著者が、 全身全霊を捧げて説き明かした法話集。 【目次】 ・世界は呼んでいる ・我 我が名 我が国 ・光は竟に遠からじ  ・花咲く生  ほか 既刊 第1巻 いのち、みな生きらるべし 第2巻 いのちは誰のものか  各2,100円 未刊 第4巻 呼応の教育 第5巻 無量寿の目覚め 【著者】 1904年大分県宇佐市、来覚寺に誕生、 1917年真宗京都中学入学、 1923年第三高等学校入学、 1926年東京帝国大学仏文科入学、 1929年大谷大学予科教授(フランス語担当)、 1937年大谷教授辞任、 1938年大分県宇佐市、林松寺副住職就任、 1946年大分県宇佐市来覚寺住職就任、 1958年大谷専修学院長就任、 1980年2月示寂。 ◆◆◆ 法蔵館書店売行き5月ベスト10 ◆◆◆ http://www.hozokan.co.jp/shop/best/best10.html 順位 書名 / 著者名/ 出版社名 / 税込価格 1 後生の一大事 宮城  法蔵館 1,050円 2 涙骨抄 真渓涙骨 法蔵館 1,680円 3 無宗教からの「歎異抄」読解 安満利麿 筑摩書房 735円 4 門徒もの知り帳 上巻 野々村智剣 法蔵館 600円 5 門徒もの知り帳 下巻 野々村智剣 法蔵館 600円 6 生命の見える時 一期一会 松本梶丸 名古屋中日新聞社 1,470円 7 いのちは誰のものか 信國 淳 樹心社 2,100円 8 生臭坊主の本願他力よもやま話 椋田知雄 法蔵館 1,000円 9 はじめたばかりの浄土真宗 内田樹他 本願寺出版社 777円 10 金子みすゞいのち見つめる旅 中川真昭 本願寺出版社 1,050円 ◆◆◆ メールサービスの配信について ◆◆◆  メールサービスは、仏教書目録刊行会サイトで本をご購入いただいた方、 アンケートにお答えいただいた方、等にお届けしております。 ◎アドレス変更の方は下記のページにて現アドレス削除後、 新アドレスを ご登録ください。 ◎メールご不要の方は、たいへん恐れ入りますが、下記ページにて、 メールアドレスを入力し解除してくださいますようお願いいたします。 http://www.bukkyosho.gr.jp/Bukkyo/MLorg/register0.htm 過去のメールをご覧になられたい方は、下記のページよりご覧下さい。 http://www.hozokan.co.jp/shop/ml_text/index.html ●ご注文・お問い合わせは、メールの他に、電話・FAX・はがき等にても 承ります。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 法藏館 営業部 http://www.hozokan.co.jp 担 当:西村明高      (お問い合わせ先) E-mail:info@hozokan.co.jp 仏教書総目録刊行会 http://www.bukkyosho.gr.jp 注 文 先 shop@hozokan.co.jp  〒600-8153 京都市下京区烏丸正面東入る 梶@法 蔵 館 書 店 電 話 075-343-0458 FAX 075-371-0458 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/