秋は学会の大会シーズンです。10月は京都の日本史研究会、明石で開かれた考古学研究会、古文書学会が開かれ、11月は東大の史学会、成田の地方史研究協議会など相次ぎます。5月の歴史学研究会の大会もそうだったのですが、参加者は多いのですが、なかなか書籍販売が振るいません。やはり研究費の削減が響いているのでしょうか。何か学問のやり方が変わってきたという感じもします。かつては歴史学は圧倒的に文献を読み込むことで、研究がなりたっていました。近年は「研究史など百害あって一利なし」とのたまう歴史学者などもおり、学問の方法自体が変わってきたようにも思います。
しかし、歴女とよばれる若い女性の歴史ファン、カルチャー族と言われる中高年の歴史愛好者はむしろ増えています。ただこうした「歴史楽」を求める人々の心に、特殊な歴史用語や歴史理論という鎧をまとった「歴史学」が、残念ながら届いていないのが現状なのかもしれません。一朝一夕にはいかないこととは思いますが、書店の皆様のご協力をいただきながら、「歴史」を知ることの面白さを、様々な本をコラボレーションすることで伝えていきたいと思います。ご協力のほどをよろしくお願いいたします。
そんなわけで来年のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の関連図書の一覧をおおくりします。多くの便乗本が出ますが。一味違った「歴懇の本」で勝負してください。（横井記）
歴懇／NHK大河ドラマ「江」関連書リスト FILE 315_1.pdf
★NHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」が始まります！
本物の戦国本でドラマを愉しもう！理解しよう！
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