●『 中世地域社会と仏教文化 』【歴史/専門向き】
祢津宗伸著 A5 402頁 8,925円 978-4-8318-6027-9
中世の喫茶は抹茶だけではない。京・鎌倉だけでもない―。 中国からの舶載品である唐物や唐僧(渡来僧)が珍重された中世。 日本列島では、東アジア仏教文化はどのように受容され展開したのか。 喫茶文化の普及、唐僧清拙正澄と開善寺、初期真宗と三国史観、諏訪 信仰と専修念仏の交流など、信濃の事例から探る意欲的論考。
【目次】 第一部 中世地域社会の喫茶 第二部 唐僧清拙正澄と信濃国伊賀良荘開善寺 第三部 地域社会における初期真宗本尊の受容事例 第四部 諏訪信仰と専修念仏 ほか
【著者】 1956年、長野県生まれ。埼玉大学教養学部卒業。 長野県立高等学校教諭。長野県立歴史館専門主事を経て、 現在、長野県上田高等学校教諭。2007年、埼玉大学大学院 文化科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。
|