2007年2月25日の新聞書評 [朝日新聞/読書欄] 【情報フォルダー】 『歴史考古学大辞典』小野正敏・佐藤 信・舘野和己・田辺征夫編/定価29,400円(税込)/吉川弘文館 歴史学と考古学の融合が生んだ辞典/吉川弘文館が創業150周年記念として『歴史考古学大辞典』を出版した。文献史学と考古学の協業や融合が進む中、その成果を反映させることを目指して編集。民俗学や美術史、建築史など幅広い分野も含め日本列島の歴史を現代までカバーする。新たに発見された遺跡なども積極的に盛り込み3270項目をを設けた。説明や解説にとどまらず、歴史的な意義・評価にまで触れるよう目指した。 * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:吉川弘文館/ジュンク堂書店) [Click] [Click] *なお、書店店頭には24日から27日頃に並ぶことになります。書店にて、事前予約のお客様にも同じ頃の到着となりますので、ご了承ください。
『戦後日本と戦争死者慰霊』西村 明著/定価5,250円(税込)/有志舎 歴史的な見取り図を提示/赤澤史朗(立命館大学教授) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ジュンク堂書店) [Click]
『日本帝国陸軍と精神障害兵士』清水 寛編著/定価6,090円(税込)/不二出版 戦後60年 なお80人以上が入院/野村 進(ジャーナリスト) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ジュンク堂書店) [Click]
『スキャンダリズムの明治』朝倉喬司著/定価1,890円(税込)/洋泉社 「書く側」に力点を置き現場を追体験/野口武彦(文芸評論家) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click]
[読売新聞/読書欄] 『環境の歴史』R・ドロール、F・ワルテール著/定価5,880円(税込)/みすず書房 歴史学の領域を拡大した貴重な仕事/青柳正規(国立西洋美術館館長) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click] 『“きよのさん”と歩く江戸六百里』金森敦子著/定価1,890円(税込)/バジリコ 江戸時代のイメージに新しい「意外」/白幡洋一郎(日文研教授) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click]
[毎日新聞/読書欄] 『歴史考古学大辞典』小野正敏・佐藤 信・舘野和己・田辺征夫編/定価29,400円(税込)/吉川弘文館 歴史考古学の大辞典/かつては古代を対象の中心にしていた「歴史考古学」は、今では中近世、近代の遺跡や戦跡にまで領域を広げている。こうした状況を踏まえ、歴史考古学のアプローチを日本史全体の中に位置付けようと、執筆には民俗学や美術史、建築史の専門家なども含む440人が参加した。3,270項目はすべて書き下ろし。50音順で、遺跡、地名、寺院、美術品などを説明している。写真や図表も豊富に掲載した。 * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:吉川弘文館) [Click]
『盗聴 二・二六事件』中田整一著/定価1,750円(税込)/文藝春秋社 20枚の録音盤から浮かび上がる謎/鹿島 茂(共立女子大学教授/仏文学) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click] 『楊貴妃になりたかった男たち』武田雅哉著/定価1,785 円(税込)/講談社選書メチエ 2600年前、すでに「女装」趣味があった/張 競(明治大学教授/比較文化) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ビーケーワン) [Click] 『歴史の教師 植村清二』植村鞆音著/定価1,890円(税込)/中央公論新社 反軍、反左翼の名物教授の恋二つ//丸谷才一(作家) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ビーケーワン) [Click]
[日経新聞/読書欄] 『三井越後屋奉公人の研究』西坂 靖著/定価7,875円(税込)/東京大学出版会 仕組みと運用を解明した労作/本書は、未利用の第一次史料を駆使して、江戸期屈指の豪商・三井越後屋の奉公人制度の仕組みと運用の実際を、個々の奉公人レベルにまで踏み込んで解明した文字通りの労作である。…著者が長年にわたって一次史料に沈潜して発見した新事実の意味は重い。商家経営史にとってはむろん、日本労務管理史の研究史に残ること確実の一冊である。/宮本又郎(関西学院大学教授) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:東京大学出版会/紀伊国屋書店) [Click] [Click]
『黄金の島 ジパング伝説(歴史文化ライブラリー)』宮崎正勝著/定価1,785円(税込)/吉川弘文館 「海の世界史」に通暁した歴史学者が、「ジパング伝説」やその残像である「金銀島伝説」の変遷を追った。…各国の思惑が入り乱れた金銀島探索の経緯から「世界史の中の日本」の一端が浮かぶ。 * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click]
[東京=中日新聞/読書欄] 『民俗学と歴史学』赤坂憲雄著/定価2,940円(税込)/藤原書店 * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click]
[茨城新聞/読書欄] 『楊貴妃になりたかった男たち』武田雅哉著/定価1,785円(税込)/講談社選書メチエ 「奇装怪装」でたどる中国史/加藤 徹(明治大学助教授) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:ビーケーワン) [Click] 『鏡の歴史』マーク・ペンダーグラスト著/定価3,990円(税込)/河出書房新社 人類の歩みを小道具に見る/甲田純生(広島国際大学助教授) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click] 『天皇たちの孤独』繁田信一著/定価1,575円(税込)/角川書店 * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click]
[しんぶん赤旗/読書欄]/[しんぶん赤旗/日曜版] 『救出への道 シンドラーのリスト』ミーテク・ペンパー著/定価2,940円(税込)/大月書店 ユダヤ人救った真の演出者の回想/著者ミーテク・ペンパーは、ユダヤ人でナチスの囚人となったが、シンドラーと出会う。シンドラーによるユダヤ人救出を演出したのは、実は彼であった。本書はその事情と展開の跡を、自らの体験にもとづいて綴った証言の書である。…本書を読了したとき、人間はどんな困難な状況にあろうとも、生きることへの強い意欲をもち続け、勇気と英知をふりしぼるならば、血路を開きうるものだ、という感慨と深い感動を覚えざるをえなかった。/望月幸男(同志社大学名誉教授) * 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店) [Click]
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