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2008年2月10日の新聞書評

2008年2月10日の新聞書評
[朝日新聞/読書欄]

『戊辰戦争(戦争の日本史18)』保谷 徹著/定価2,625円(税込)/吉川弘文館
内乱の光と闇、軍事史から見通す/本書は「戊辰戦争の全過程を軍事史の観点からわかりやすく見通す」ことをめざした視野鮮明な著述である。…近代日本の産みの苦しみだった維新内乱の光と闇を、軍事史の物差しできちんと測定した歴史書である。/野口武彦(文芸評論家)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『江戸時代 全大名家事典』工藤寛正編/定価12,600円(税込)/東京堂出版
関ヶ原の戦いの後に存在した全434家を収録した。…藩の由来や発祥地、入転封などを概括的にまとめた事典。江戸期の全藩主3,489人を網羅し、生年月日、父、生母、正室などのデータを収め、史料から人間像も詳細に伝えている。
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『朝河貫一とその時代』矢吹 晋著/定価2,310円(税込)/花伝社
「世界史を貫く道義」を信じた国際人/高原明生(東京大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『昭和十年代の陸軍と政治』筒井清忠著/定価2,730円(税込)/岩波書店
陸軍の政治的武器だったのか/赤澤史朗(立命館大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『敗戦の記憶 身体・文化・物語 1945-1970』五十嵐恵邦著/定価2,625円(税込)/中央公論新社
編み出された「物語」と戦後/巽 孝之(慶応大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『ロスチャイルド家と最高のワイン』ヨアヒム・クルツ著/定価2,730円(税込)/日本経済新聞出版社
名門一族の歴史とビジネス/山下範久(立命館大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊国屋書店)
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【話題の本棚】天璋院篤姫/ドラマ・小説・史料で浮かぶ人物像
『新装版 天璋院篤姫』上下 宮尾登美子著/定価各700円(税込)/講談社文庫
『幕末の大奥 天璋院と薩摩藩』畑 尚子著/定価777円(税込)/岩波新書
『天璋院篤姫 徳川家を護った将軍御台所』徳永和喜著/定価1,890円(税込)/新人物往来社
『江戸三〇〇藩 最後の藩主』八幡和郎著/定価893円(税込)/光文社新書
* 歴懇「篤姫から幕末を考える」フェアリストは下記をご覧ください。
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* 現在、紀伊國屋書店新宿本店5階「じんぶんや」コーナーにて「篤姫」フェアを開催中です。NHK大河ドラマ「篤姫」の時代考証を担当されている原口泉先生(鹿児島大学教授)の選んだ20点のほか、当会の関連図書も展示販売されています。原口先生のエッセイ、選書リストは下記をご覧ください。
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[読売新聞/読書欄]

『継体天皇と即位の謎』大橋信弥著/定価2,520円(税込)/吉川弘文館
文献のみならす考古学上の発見も丹念に吟味して、継体が大和政権と密接なかかわりを持つ王族の一員だったと見る推論に傾いている。痛快ではないが、禁欲と抑制を旨とした研究の志向がそれだけ貴重に思われもしよう。/川村二郎(文芸評論家)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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『数と建築―古代建築技術を支えた数の世界』溝口明則著/定価2,940円(税込)/鹿島出版会
数学以前の世界の技術/田中 純(思想史家)
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『戦争と美術 1937−1945』針生一郎他編/定価9,660円(税込)/国書刊行会
「戦争画」再評価の決定版/佐藤卓己(メディア社会学者)
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『江戸の大普請―徳川都市計画の詩学』タイモン・スクリーチ著/定価1,890円(税込)/講談社
将軍の都解く西洋の目/木村凌二(西洋史家)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)*
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[毎日新聞/読書欄]
『江戸の大普請―徳川都市計画の詩学』タイモン・スクリーチ著/定価1,890円(税込)/講談社
視覚を通した象徴としての聖地/田中優子(法政大学教授・日本近世文化)グローカル
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)*
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『グローカル公共哲学』山脇直司著/定価4,725円(税込)/東京大学出版会
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[東京=中日新聞/読書欄]
『編集者 国木田独歩の時代』黒岩比佐子著/定価1,785円(税込)/角川学芸出版
証言が伝える先見の明/黒古一夫(筑波大学教授)
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『新聞小説の時代』関 肇著/定価3,780円(税込)/新曜社
「開かれたテキスト」の魅力/土屋礼子(大阪市立大学教授)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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[茨城新聞/読書欄]
『継体天皇と即位の謎』大橋信弥著/定価2,520円(税込)/吉川弘文館
新王朝説と新王朝否定説との融合を試みたユニークな1冊。
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『決闘裁判』エリック・ジェイガー著/定価2,205円(税込)/早川書房
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[しんぶん赤旗/読書欄]
『言葉と戦争』藤井貞和著/定価2,625円(税込)/大月書店
詩人がとらえる反戦の確かな流れ/著者の関心は…テロリズムと戦争、日本のアジア侵略暴く戦時下の発禁小説、靖国の軍神批判…など縦横無尽に広がっていく。それらの言葉を通して、憎悪と暴力の戦争人類に歴史には。世界的規模で展開されてきた反戦・非戦・非武装の確かな流れもあって、それが平和憲法だ、という著者の思いが深く伝わる。/佐愛 憲一(詩人)
* 本書の詳細は下記をご覧ください。/(協力:紀伊國屋書店)
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2008年02月10日(日) No.110

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